2024年10月16日

きのこ・粘菌・カビ 研修

ご訪問ありがとうございます

2024.10.13

 森林インストラクター埼玉会の先輩主催「岩殿谷津田自然くらぶ」の「きのこ、粘菌、カビを学ぶ」 講座・観察 研修会に行って来ました。

 初めて行く東武東上線の高坂駅からバスで虹の橋バス停下車、高坂丘陵市民活動センターへ。初めての場所、初めての方々にお目に掛かるというのは幾つになってもドキドキするものですね。

 講師は、 埼玉県立「川の博物館」学芸員 板垣ひより さん 。若くて元気いっぱい新進気鋭の女性、
・きのこ、粘菌、カビがどういうものか
・自然界でどのような働きをしているのか
など、ハキハキしたテンポの良いお話で、全く眠くなる隙もない楽しい講義でした。

 講義の後に出掛けてフィールドのきのこ類は、あいにく好天続きで乾いていてきのこが出ているか危ぶまれましたが、流石みなさんの自然観察の目は鋭くて、続々と発見!

ただ、板垣先生はきのこの同定は余り得意ではないそうで持参され調べられるとのことでした。

テングタケの仲間      未同定のきのこ
PA138472 テングタケの仲間s.JPG PA138473 不明のきのこs.JPG

未同定のきのこ(した3枚同種)
PA138474 不明のきのこs.JPG PA138475 不明のきのこs.JPG

PA138476 不明のきのこm.JPG

キイボカサタケ
PA138479 キイボカサタケm.JPG

未同定のきのこ       ヒイロタケ
PA138482 不明のきのこs.JPG PA138489 ヒイロタケs.JPG

クロホコリタケ?
PA138492 ホコリタケの仲間s.JPG PA138491 ホコリタケの仲間s.JPG 

未同定の変形菌(粘菌)
PA138483 変形菌 粘菌m.JPG

PA138485 変形菌 粘菌m.JPG
まるで「風の谷のナウシカ」の王蟲が触手をのばしているような迫力・・・ですが、この状態の時は移動しません。(粘菌アメーバ〜変形体の時、バクテリアや菌類などを食べながら移動)
昔は「粘菌」と呼ばれ現在は「変形菌」と呼ばれてる謎めいた動く菌類。その子実体は可愛らしいものも多く、なかなかの人気者です。

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2024年09月17日

きのこ研修(11)シロオニタケ

ご訪問ありがとうございます

2024.09.07 埼玉県民の森

シロオニタケ 白鬼茸 テングタケ科
P9077780 シロオニタケ?m.jpg
全体が白色。傘9〜20cm。錐状イボ多数(落ちやすい)
ヒダはクリーム色で密。柄は棍棒状、多数のイボ輪状。
ツバは大型だが開くに際に落ちやすく殆ど残らない。
イボが尖っていて鬼の角状というか仏様の螺髪の様。

P9077779 シロオニタケ?m.jpg

P9077781 シロオニタケ?m.jpg

P9077851 シロオニタケm.jpg
柄は下ぶくれだが、下部に蕪(カブラ)や珠(タマ)はない。

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2024年09月16日

きのこ研修(10)ビョウタケ

ご訪問ありがとうございます

2024.09.07 埼玉県民の森

ビョウタケ 鋲茸 ビョウタケ科
P9077796 ビョウタケm.JPG
「画鋲」そっくりなので覚えやすいきのこ。

P9077895 ビョウタケm.jpg
傍に指があると、ますます画鋲っぽいですね。

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2024年09月15日

きのこ研修(9)アシグロタケ

ご訪問ありがとうございます

2024.09.07 埼玉県民の森

アシグロタケ 足黒茸 タマチョレイタケ科
P9077777 アシグロタケm.JPG
ロート状の傘で柄=足が黒いきのこ。

P9077776 アシグロタケm.JPG

P9077840 キアシグロタケm.jpg
キアシグロタケという同定でしたが、「日本のきのこ(山渓)」の写真を見ると、アシグロタケに近いような…キアシグロタケの図鑑の写真が濡れた状態に見えるので色調が違うのかも? 
P9077852 キアシグロタケm.jpg

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2024年09月13日

きのこ研修(8)クロホコリタケ

ご訪問ありがとうございます

2024.09.07 埼玉県民の森

クロホコリタケ 黒埃茸
P9077809 クロホコリタケm.JPG

P9077811 クロホコリタケm.JPG

P9077827 クロホコリタケm.JPG

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2024年09月12日

きのこ研修(7)カメムシタケ

ご訪問ありがとうございます

2017.09.03に東京都の二股尾で見つけて以来、久し振りの対面でした。餌食になっていたカメムシの種類は違います。

2024.09.07 埼玉県民の森

カメムシタケ 亀虫茸 
P9077815 カメムシタケm.JPG

P9077817 カメムシタケm.JPG

P9077825 カメムシタケm.jpg

P9077824 カメムシタケm.JPG

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2024年09月11日

きのこ研修(6)ツクツクホウシタケ

ご訪問ありがとうございます

(編集中・・・)

2024.09.07 埼玉県民の森

ツクツクホウシタケ
ボタンタケ目属未確定(旧麦角菌科冬虫夏草属)
P9077785 ツクツクホウシタケm.JPG

P9077787 ツクツクホウシタケm.JPG

P9077786 ツクツクホウシタケm.JPG

P9077814 ツクツクホウシタケm.jpg

sP9077818 ツクツクホウシタケ.jpg P9077819 ツクツクホウシタケs.JPG

P9077820 ツクツクホウシタケm.jpg

P9077823 ツクツクホウシタケm.jpg

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2024年09月10日

きのこ研修(5)ムラサキアブラシメジモドキ

ご訪問ありがとうございます

(編集中・・・)

2024.09.07 埼玉県民の森

ムラサキアブラシメジモドキ? 紫油占地擬 フウセンタケ科
P9077835 ムラサキアブラシメジモドキm.jpg
アブラシメジというのは「著しい粘液に包まれる」様子=油なのでしょう。しかしながら、この日の様子は決して油が滴るようではなく、半信半疑なので、保留にしておきます。

P9077798 ムラサキアブラシメジモドキm.jpg

P9077795 ムラサキアブラシメジモドキm1.jpg

P9077903 ムラサキアブラシメジモドキm.jpg

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2024年09月09日

きのこ研修(4)キアミアシイグチ

ご訪問ありがとうございます

キアミアシイグチ 黄網足猪口 イグチ科キアミアシイグチ属
P9077885 キアミアシイグチm.jpg
傘径4.5〜8cm まんじゅう形〜やや平開
傘は暗オリーブ色、黄灰褐色
(草木染で良くある微妙な灰色と黄色という感じ)
柄は、黄色地に黄色の網目模様と徹底
黄色の網目模様足の猪口と聞けば、前出のコガネイグチと紛らわしいがこちらは黄色単色で、網目はややヒダ状に隆起
「黄色の網タイツ」で、このポーズ、なまめかしくも…

P9077905 キアミアシイグチm.jpg
断面
見づらいが、管孔はコガネイグチより粗いスポンジ状
切断面は、図鑑には「濃黄色になる」とあるが…?
青変性なし

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2024年09月08日

きのこ研修(3)コガネヤマドリ

ご訪問ありがとうございます

アップの順は、自分で同定出来る自信のある順かな…多分。

コガネヤマドリ 黄金山鳥 イグチ科 食毒不明(味は苦い)
P9077766 コガネヤマドリm.jpg
広葉樹林内の地上に生える。
傘径4〜10cm まんじゅう形
黄褐色〜黄土色、粘性なし
柄は太くやや下ぶくれの傾向
傘裏の地色に傘表色の編み目が入る

P9077856 コガネヤマドリm.jpg

P9077856 コガネヤマドリm1.JPG
傘裏は黄色、スポンジ状の管孔
青変性(傷つけた時の色の変化)なし

mP9077829 コガネヤマドリm.jpg
この日の収穫

P9077902 コガネヤマドリm.JPG
断面

如何にも美味しそうな茸ですが、食毒不明。味は苦いとのことで、残念。

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2024年09月07日

きのこ研修(2)ノウタケ

ご訪問ありがとうございます

ノウタケ 脳茸 ハタラケ科
(参考)2024.07.07 高尾山 幼菌
P7067045 ノウタケm.jpg
未だ中が真っ白のはんぺん状で食用になる段階

(参考)2022.09.09 狭山丘陵 老菌 
P9090908 (2)ノウタケ.JPG
皺が寄り「脳」そのものとなった姿

P9077857 ノウタケm.jpg

断面
P9077904 ノウタケm.jpg
既に胞子が熟しかけていて食用にならない。

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きのこ研修(1)タマゴタケ

ご訪問ありがとうございます

コロナ禍以前は、武蔵野自然塾の「きのこ研修(長野県川上村)」に参加していましたが、この所開催が見送られており、森林インストラクター埼玉会(FIS)主催の「きのこ研修(埼玉県民の森・埼玉県横瀬町)」に参加させて頂きました。しかも、最寄りの芦ヶ久保駅から歩けば結構な距離と標高差(以前、丸山ハイキングで歩きました)があるところ、飯能駅でなんと研修部会長にピックアップして頂けるという幸運に恵まれました!

この研修は、県民の森きのこ調査の一環としてデータ共有もなされる条件で採集・観察の許可を得ています。

きのこ採集の心得
(1)生えている状態、環境も分かるように写真を撮る。
(2)地面に生えている茸は、出来るだけ地中の付随物と一緒に大きく深く丁寧に掘りあげる。
(3)樹木等生えている茸は、出来るだけ状態を保ち採集。
(4)新聞紙で一つずつふっくらキャンディ状に包む。
(5)夢中になってはぐれないように3人ひと組で行動する。

さて、茸も好きだけど山野草も大好きな山桜、集合前に早速脱線…

2024.09.07

ソバナ キキョウ科
P9077757 ソバナm.jpg

オトコエシ スイカズラ科オミナエシ属
P9077758 オトコエシm.jpg

ノハラアザミ キク科アザミ属  タイアザミ キク科アザミ属
P9077759 ノハラアザミs.jpg P9077760 タイアザミs.jpg

わ、第一きのこ発見!

タマゴタケ 卵茸 テングタケ科 食用美味
P9077756 タマゴタケm.jpg
白くて楕円、本物の卵のような幼菌の外皮膜を破って伸びあがる赤い傘に明瞭な条線(もう少し開くとはっきり分かる)。柄は黄色にオレンジ色のだんだら模様。

P9077770 タマゴタケm.jpg
傘裏のヒダは淡黄色で放射状、柄から離性。
毒茸が多いテングタケ科の中で珍しい食茸。
柄の上部にオレンジ色のツバ有り。
幼菌の外皮膜はコップ状に残る。

P9077771 タマゴタケm.jpg
傘の条線が目立つ。

P9077828 タマゴタケm.jpg
皆が採集したタマゴタケたち。美しく、特徴がハッキリしていて同定しやすく、美味しく食べられる人気No.1のきのこですが、質が脆く傷みやすいので、殆ど流通はせず、地元で利用されています。

山桜は、過去の研修ではバターソテー、自宅では強い旨味を生かして、お澄ましで味わいました。この綺麗な赤色が熱を通すと失われてしまうのが惜しいところです。

*似たテングタケの仲間には毒茸が多いので、茸に詳しい人が同定したもの以外、決して食べないでください。

(つづく)

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2021年08月10日

クジラタケ?刺し と 茄子貝焼き

 草刈り車が通り過ぎた後、串刺しになったきのこをみつけました。きのこは恐らくクジラタケ?串刺しにしたのはアズマネザサでしょうか。

串刺しになったクジラタケ? タマチョレイタケ科
串刺しきのこP7272927.JPG
今は乾燥して固くなっていますが、突き抜かれた頃にはもっと柔らかかったのでしょうね。

串刺しきのこP7272929.JPG
それにしても見事に突き刺されています。

 オリンピックでフェンシングを見て、あれは元は突き刺していたんだろうなぁなんて思っていたことを思い出したり・・・

 タマチョレイタケ科と聞くと、卓球の張本選手の
「チョレイ!」
を思い出したり・・・

 まだ、オリンピックの興奮醒めやらずで引きずっております。

串刺しきのこP7272928.JPG
傘の裏は白い孔口が並んでいました。

 クジラタケの名前の由来は、何処を参照しても「不明」と書いてあります。横から見た姿が鯨に似てないこともないなとは思いましたが、クジラ=鯨では無いかもしれないところが名前の由来の面白いところです。

 コナラやクヌギの切り株などに割に普通に生えていて「サルノコシカケみたいな良く見かけるきのこ」くらいの感心しか持ってこなかったのですが、串刺しになった姿に遭遇し名前を調べ、クジラタケなのかな?と興味が湧いてきました。

 鯨と言えば、主人の故郷・秋田では、真夏に「茄子貝焼き(なすかやき)」という、鯨の脂の塩漬けを千切りにして茄子を焼き、しょっつる(塩魚汁)で味付けした、茄子に鯨の脂としょっつるが沁みた独特の風味の熱い鍋を汗を流しながら囲む習慣があります。

 「夏になったら、やってみっか!」
と主人が無くなる数日前の病床で元気に喋っていた義兄も昨年亡くなり、遠い遠い夏の思い出になってしまいました。

 鯨の脂身が今や貴重品で高価なものとなり、東京では手に入れられなくて滅多に食べられなくなりましたが、その昔、鯨は庶民のスタミナ源で今よりずっと身近なものだった名残が、クジラタケの名前に生き残っているのかもしれません。


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2021年07月27日

テングタケ 続報

 キタマゴタケは残念でしたが、テングタケの方は、綺麗に開いた姿を捉えられました。

テングタケ テングタケ科
テングタケP7152831.JPG

テングタケP7152832.JPG

テングタケP7152833.JPG
 今年もきのこを蹴る人? 若しくは、先客の観察人が存在するらしい。

テングタケP7152835.JPG
 引っこ抜かれていたきのこ。折角の機会なので裏側も見せて貰いました。


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2021年07月22日

星3つ 紫ヤマドリタケ?

 毎年見かけては、図鑑と睨めっこしているきのこ。何故かと言えば、あのフランスのセップ(ヤマドリタケ)の仲間のヤマドリタケモドキよりも希少価値で格段上に風味が良く☆☆☆と記載されているムラサキヤマドリタケに思えてならないからです。

ムラサキヤマドリタケ? イグチ科 2021.07.14
ムラサキヤマドリタケP7142805.JPG
(傘がまだ紫色を留めた固体の写真が後日撮れていたのを見つけたので、追加しました。)

2021.07.09
ムラサキヤマドリタケP7092592.JPG

ムラサキヤマドリタケP7092606.JPG
梅雨時で傘は濡れてしまいぬめりが出て、綺麗な紫色を留めていませんが、

ムラサキヤマドリタケP7092593.JPG
傘の裏はヒダでは無く、イグチ科の特徴の海綿のような管孔になっています。最初は白く、段々と淡黄色から黄褐色に変化します。

ムラサキヤマドリタケP7092605.JPG
柄は暗紫色に白の網目模様が見えます。

ムラサキヤマドリタケP7092604.JPG
傘の色に変異があり、紫と黄色の斑もあるという記載にもぴったり。

ムラサキヤマドリタケP7092607.JPG
 何故かスパッと縦に切られたものが・・・動物、人、それとも自然に? 管孔の様子が良く分かってラッキーでした。

 そんな希少で美味しいきのこが、こんな身近に生えていて、誰にも知られず朽ち果てて言っているなんて・・・と思いつつ、採って食べる勇気はないのです。

 せめて、いつか綺麗な紫色の傘が開いたところを見てみたいと願っています。


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2021年07月20日

妖精の集い テングタケ

 童話の世界のカワイイきのこの代表は、ベニテングタケ。残念ながら、狭山丘陵では未だ見たことがありませんが、色が地味な茶色なだけで、殆ど姿は同じ「テングタケ」は沢山見ることが出来ます。

 幼菌たちの可愛らしさは、まるで妖精の集い、それとも妖精の腰掛けでしょうか。

テングタケ(天狗茸)テングタケ科 2021.07.13
テングタケP7132766.JPG
 集まって何を話しているのかな?

テングタケP7132763.JPG
 イボの散り方も良く見ると、個性があるようです。

テングタケP7132765.JPG
 基部は膨らんでいますが、タマゴタケのような殻には入っていません。一番小さい幼菌はポップコーンみたいですね。

テングタケP7132764.JPG
 もっと成長すれば、柄の途中にヒダがあるのですが、まだ見えていませんでした。

<追記 2021.07.21>
 スマホで撮ってあった成長してヒダの見える写真を掲載します。傘の中央は窪み周縁に細い溝線が見えるようになります。
テングタケDSC_0764 (002).JPG

 姿は可愛いですが、口にすれば錯乱・幻覚・視聴覚障害・昏睡・嘔吐などの中毒症状の出るきのこです。先日の猛毒カエンタケのように触るだけで被れたり、少量で死に至らしめることはないそうですが、見るだけに留めましょう。


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2021年07月14日

キタマゴタケ(黄卵茸)

 「今年も生えていますように・・・」
祈る気持でドキドキしながら斜面を登っていくと・・・今年も可愛い黄色の傘が見えました!それも幾つも並んで行列してる?

キタマゴタケ(黄卵茸)テングタケ科 2021.07.13
キタマゴタケDSC_1221 (002).JPG
 これはカワイイ!メルヘンの世界じゃないですか〜これが本当の「きのこのマーチ」!

キタマゴタケP7132742.JPG
 本家のタマゴタケは真っ赤な傘ですが、こちらの方が卵の黄身色で、正に「卵茸」の名前に相応しいですよね。
キタマゴタケP7132794.JPG
 特にこの幼菌の時の姿は、卵の白い殻と黄身感が素晴らしい。

キタマゴタケP7132740.JPG
 伸び上がって来た子の柄を見れば、特徴のだんだら模様が見えています。
キタマゴタケP7132741.JPG

 これは昨日の写真で、今日は庭の手入れで疲れてしまい見に行く元気が出ず、明日はワクチン接種日。綺麗に傘が開いた姿を見損ないそうで残念です。早起きして見に行こうかなぁ ワクチン接種日は安静にしているべきでしょうけれど、どうにも落ち着かない気持です。


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posted by 山桜 at 22:21| Comment(4) | きのこ・菌類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月13日

猛毒 カエンタケ(火焔茸)!!

 カビの生える梅雨は「きのこの季節」 竹の子好きが地中の竹の子をみつけるように、きのこ好きはきのこの気配を察します。ニオイもクンクン感じ、きのこに呼ばれてしまいます。

 あちこちにニョキニョキ生えてきた可愛いきのこたちを追いかけウキウキと歩いていたら、ほぼ立ち枯れ状態のコナラの根元に、
「うわっ、この赤いのは、若しかして・・・」
「触っただけでもカブレて、非常に危ない猛毒の・・・」

カエンタケ(火焔茸)ボタンタケ科トリコデルマ属 2021.07.11
カエンタケP7112788.JPG
地から這い出してきそうな鬼の指、鬼の腕・・・

カエンタケP7112790.JPG
羅生門葛の花より、もっと切り落とされた鬼の腕そのもの!

カエンタケP7112791.JPG
まだ小さな1本指や3本指のもありました。
カエンタケP7112789.JPG

 以前、裏高尾の「パウロの森」で教えて頂いたので、多分そうではないかと思いつつ、お騒がせになっても恥ずかしいのでスマホの画像検索で確認してから、公園の管理センターに報告しに行きました。レンジャーさんが早速確認して下さるとのことで安心しました。

 翌日、念の為、確認に行くと、全て取り除かれていましたので、やはりカエンタケだったようです。カシノナガキクイムシによるコナラの仲間の立ち枯れ木の増加に伴って、この猛毒カエンタケの発生も増えているようです。

 ベニナギナタタケと見間違えての誤食による、腎不全、肝不全、脳障害などによる死亡例(成人の致死量3g)が報告されています。口にしないまでも手で触れただけでも被れますし、その手で誤って口や目に触れたら尚更に危険です。

 枯れ木の根元辺りで、「鬼の指や鬼の腕のような赤いきのこ」をみつけても、決して手を触れないで下さいね! 若し、怪しいと思ったら、出来れば通報も考えて下さい。

 きのこは個体差もあり、また幼菌〜老菌までの間に姿がかなり変化しますので、図鑑やここの写真通りでなくとも似通った怪しいものには近づかないことです。

<追記> 現地に看板も出てました! 通報して良かったです。
カエンタケP7192849.JPG


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posted by 山桜 at 21:54| Comment(4) | きのこ・菌類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月15日

「死者の指!?」という名のきのこ



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 パウロの森で伐倒した丸太にロープを付けて運んで、また丸太の山に戻る途中、先輩が突然木の根元を指差して、

「あっ、こ、これは、XXXXXXX!?」

標題の名前を仰っていたのだと思いますが私には良く聞き取れず、ナニナニ?と指差された所に近づくと・・・

Σ(゚д゚lll)ノノ ナナナ、ナニこれ〜〜??

PC158719マメザヤタケ (440x660).jpg
マメザヤタケ/豆鞘茸 クロサイワイタケ科マメザヤタケ属

 まるで埋められた地面を突き破って、ニョキニョキと付き出した手の指のよう・・・怖すぎです。 指?の先が割れているものは、ミイラが笑っているようにも見えて不気味・・・でも、ちょっとユーモラスで可愛いかも。 

 この仲間のきのこは、世界中に分布していて英語圏では "Dead man's fingers" 「死者の指」と、そのままズバリの名前で呼ばれているのだそうです。 和名は「マメザヤタケ/豆鞘茸」おまけに、クロサイワイタケ(黒幸茸?)科と穏やかで、ホッとしました。 見付けたら何か良いことあるのかな? 頭に「黒」が付くのがちょっと気になるけれど
<追記>
 サイワイタケ(幸茸)とは、マンネンタケ/万年茸=レイシ/霊芝 のことで、これが生えてくるのは瑞兆とされています。 黒幸茸は、私には余り近い仲間には見えませんが、どこか似ていなくもないかしら?
posted by 山桜 at 21:03| Comment(6) | きのこ・菌類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年11月11日

人生初「ヤマブシタケ」発見!


                      自然観察ランキング

 「マツタケ発見!」に浮かれてバンガローへ戻る道、切株にふわっと真っ白の綿のようなものが取り付いているのが見えて・・・あれは、もしや・・・いや、間違いなく、

 「ヤマブシタケっ!」 
 高級キノコの連続登場で、ちょっとマンガみたいに宙を飛んだかも(笑) 

ヤマブシタケ/山伏茸 サンゴハリタケ科サンゴハリタケ属
P9306666ヤマブシタケ (440x660).jpg

 名前の通り、山伏の装束の胸についているボンボン飾り(梵天)の房にソックリです。

 Kさんの病名が分かった後、母が「ヤマブシタケ」を微粉末にした健康食品を送ってくれたことがありました。 祈るような半信半疑のような思いで毎日飲んでいてくれましたっけ・・・何が功を奏したかどうか分かりませんが、それから16年間、生きてくれてありがとう。 そんな思い出に感傷的になりつつ、一体どんなキノコなのかという興味もむくむくと・・・

PA016723ヤマブシタケ裏 (440x660).jpg
裏側

何やら、キノコというよりも、海の生物の触手のような・・・今にも動きそうです。

PA016724ヤマブシタケ断面 (207x310).jpg PA016725ヤマブシタケ アップ (207x310).jpg
断面とクローズアップ

表面の汚れを取り去ると、何処までも真っ白な美しいキノコで、食べてしまうのは惜しいようでしたが、まな板の上であれこれと観察した後、半分はお吸い物に、半分は天ぷらになりました。

PA016728ヤマブシタケお吸い物 (440x293).jpg

上品な旨味が噛むほどに溢れ出て、美味しゅうございました。 ごちそうさま〜
posted by 山桜 at 15:19| Comment(2) | きのこ・菌類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする