
先にご紹介した「ミラノの応接間」=ガッレリア・ヴィットリオ・エマヌエレU世のアーケード街が十字に交わる部分は八角形になっており、その上をガラスのドームが覆っています。
八角形の内の4面にあたる建物上部には4大陸の女神を表すフレスコ画(どの面がどの大陸の女神かは思い出せないですが、ヨーロッパ大陸の女神の絵のバックだけが青空なので分かりやすいです)が描かれています。 (9月18日の日記のトップの写真がそれです。)
また八角形の内、4方向に開けた通路の上には、それぞれの方角にあたるイタリアの古くから続く(サヴォイア王朝が治めた)街のシンボルのモザイク画が埋め込まれています。
中央 サヴォイア王朝*の紋 「赤字に白十字」
北(スカラ座方面) ミラノ 「白地に赤十字」
東(マクドナルド) フィレンツェ 「百合(アイリスとも)」
南(大聖堂方面) ローマ 「牝狼と双子」
西(プラダ) トリノ 「雄牛」




サヴォイア家 ミラノ フィレンツェ ローマ
「白十字」 「赤十字」 「百合」 「牝狼と双子」
(人が多くて全部の紋章の写真は撮れませんでしたので、Wikipedia等の参考画像で補填しておきます。)
そして、西・トリノのシンボル「雄牛」がトップの写真です。
誰が言い出したものか、この雄牛のある部分の上で、
「左足の踵で
反時計回りにまわりながら
願い事を唱えると叶う(子宝に恵まれるとも)」
と言われています。 ある「部分」というのは、写真をご覧になればお分かりかと思いますが、とても痛そうな所でして…。
先の日記へのコメントによると酒徒善人さんは、ちゃんとこの上で回られたそうです。 我が家はどうもそういうことの出来ない小心者揃いで、各国からの旅行者が次々とクルクル回る間隙を縫い、一番心臓の強い?私が写真を撮るのが精一杯でした^^; 出来るなら、こんなに痛々しくない場所でお祈りしたいで〜す。
*サヴォイア王朝
共和国となる前のイタリア王国を治めていた王朝。

スカラ座方面からの入口(多分) 景観に合わせたマクドナルド
Seesaa Blog エコロジー・ブログ 4位