2022年12月02日

日本がドイツ、スペインに勝つ日が来るとは・・・


ポチッとして下さると、ランキングにカウントされます。

 日本中が興奮の坩堝となった夜明け、正に日の丸、ライジング・サンでしたね。未だに繰り返し繰り返し日本のゴールシーンが流れています。バブルの頃、サッカーが盛り上がってJリーグが出来て、勤務先が公式スポンサーになって応援に熱狂したこともありましたが、まさか、日本がドイツとスペインに勝つ日が来るとは、夢のまた夢にも思いませんでした。

 普段は物静かなKさんも、きっと夢中で応援し興奮し叫んで笑って手を叩いて喜んでいたことでしょう。

 ここで喜びすぎて気を抜かず、更に心を合せ、燃え上がって応援したいです!

 それにしても、これだけサッカーが人気でも、今年の流行語には野球関連の「村神様」「キツネ・ダンス」?? すっかり野球を見なくなってしまった私には、聞いたこともない言葉でした。やはり野球の人気も根強いのですね。

 「流行語」に聞いたこともない言葉が並んでいると、世間から外れてしまったようで・・・一人ポカンとしています。

 そんな中、これも野球関連ですが
 「青春ってすごく密なので・・・」は、心に響きました。密になれない状況の青春を送っている若者たちに、明るい未来が開けますように。

 喜びに沸くニュースの一方、渡辺徹さんの突然の旅立ちは、寂しいことでした。郁恵ちゃんとご夫婦で、いつも笑顔のお二人しか思い浮かびません。敗血症、怖いものなのですね。免疫抑制治療を受けているので、気を付けたいです。徹さん、ご冥福をお祈りします。合掌


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2022年07月08日

安倍元首相、銃弾に倒れる


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 何と言うことでしょう。SPは一体何を・・・言っても仕方ありませんが・・・日本でこんなことが起きるとは、信じられません。

 昨日、安倍さんが長年苦しめられている難病「潰瘍性大腸炎」について、東京医科歯科大などの研究チームが、腸の粘膜から採取した幹細胞を培養した「オルガノイド」を患部に移植する臨床研究を実施したと言うニュースを聞いて、安倍さんも救われるといいなと思ったばかりでしたのに・・・。

 心肺停止状態との報ですが、奇跡的な蘇生を祈るばかりです。

  *     *     *     *     *

 17時3分、多くの人々の願いも叶わず、昭恵夫人の到着を待っていらしたかのように、旅立たれてしまいました。

 かつて、偶然にも私の新聞への投稿タイトルと同じ
「美しい国、日本」
を目指すという国家観を発表され、驚いた日を忘れません。
亡き主人と同じ歳の生まれでもありました。

 健康を取り戻し、未だ未だ活躍して頂きたい方でした。あの世で安穏とされるのは早すぎます。後を継ぐ者を全力で支えお守り下さい。そして、後を継ぐ者たちよ、奮起しましょう! そこには私も含まれます。

「美しい国、日本」を理想に、その実現に向けて、歩み続けることを誓います。

 
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2022年04月24日

知床観光船

 知床観光船で痛ましい事故が起きてしまいました。あの冷たい北の海に投げ出され命を落とされた方々のご冥福をお祈りします。また一人でも多く助かってくれたらと希望も持ちたいです。

 もうあっという間に10年も前のことになりましたが、ケロと二人で北海道を旅し、知床の観光船に乗りました。事故が起きた知床半島の西、ウトロ側ではなく、東、羅臼側からです。どちらにするか随分迷ったのですが、熊よりも鯨が見たかったのです。

 沢山のイルカ、そして間近に鯨のダイブを見て、期待以上の大迫力、大感動の体験、今も忘れられない思い出です。

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 但し、陸が全く見えなくなり、海の色が深く濃くなって行くにつれ、腕の確かな船長さんに命を預るしかない、若し、ここで過って落ちたら死ぬなと観念もしました。船より大きな鯨が船の下を泳いでいるのを感じて戦慄も覚えました。

 どうして前日から漁船も出航を控えていたような悪天候に観光船を出したのでしょう。そして乗る方も、とても楽しみにしていたのでしょうし、船長が大丈夫と言い?出航するとなったら疑わずに乗ってしまうでしょうけれど、何か胸騒ぎがして諦めていたら・・・とも思ってしまいます。

 大自然の中で、最後に命を守るのは自分の五感プラス第六感です。危険予知力、回避力を日頃から鍛え研ぎ澄ませたらと願います。


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ラベル:知床観光船
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2022年03月17日

大きな地震

 3月16日、風の強い夜で、随分ミシミシ音がするな・・・と思っていたら、どんどん揺れが大きくなって「地震!」と、思わずテーブルの下に潜り込みました。大きく、また、小さく、長い揺れはなかなか収まらず、落ち着けと思う気持と裏腹に心拍数は上がるばかり。

 テレビを点けると、NHKのアナウンサーが珍しく早口で緊迫感を醸し出しており、自分のことは棚に上げ思わず『落ち着いて・・・』と思う内に、どうにかこちらが落ち着きを取り戻し、ケロにも連絡をとり、身の回りの必要品をザックに詰め込んで二階へ上がりました。

 地震は、23:34だったと思うのですが、速報を見ると23:36になっていました。最初の揺れの後に大きな方が来たのでしょうか。やはり動転していたのか、その辺りの境目の記憶が曖昧です。

 東日本大震災の時と同じ方向(北⇔南)の揺れだったので、震源地は東北方面で直下型ではなさそうかなと思いましたが、大きな地震が来る度に『遂に自分の番が来たか・・・』と覚悟します。

 この機会に、緊急持ち出し袋(ザック)の中身の点検をしておかねば!


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ラベル:地震
posted by 山桜 at 10:27| Comment(6) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年03月11日

半旗と黙祷

 3月11日 14:46 東日本大震災の被災者を悼むサイレンが鳴り響き、慎んで黙祷を捧げました。何年経っても決して風化させてはならない、日本人の心に刻み込まれた日です。通りかかった駐在所の前に掲げられた半旗に目が潤みました。

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 東京でも震度5弱を記録し、庭で作業をしていた私が見上げると、家々がしなるように揺れ、車が前に飛び出して来そうな程に軋んだあの恐ろしい光景・・・帰宅出来なくなった家族、続々と報じられる信じがたい事実・・・

 自分が生きている世代で、あの未曾有の大災害、今のコロナ禍、そして、まさか、第三次世界大戦・・・それだけは人間の英知を結集して、なんとしても回避しなければなりません。私たちに出来る事は何でしょう。


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2022年03月10日

SMAP「Triangle」今ふたたび

 毎日、信じられない光景が報じられ、自分の生きている時代にコロナ禍に続いて、まさかこんな事が起きるとは・・・と茫然としています。まして空襲を受けた記憶のある方々、原発の被害を受けた方々は、どんなお気持ちで過ごされていることでしょう。

 解散してしまったSMAPの曲が、今ふたたび、人々の心に蘇っています。理不尽な攻撃を受けている人々は勿論、命をかけて銃を持ち攻撃せねばならない兵士達も不幸、誰も幸せにならない戦いの一刻も早い終息、その前に停戦と話し合いの場を持つことが出来ますようにと、切に祈ります。

「Triangle」

 歌:SMAP
作詞:市川喜康
作曲:市川喜康

都心を少し外れた 小さなこの部屋から
どんなに目を凝らせど 見えないものばかりだ

例えば、遠い空に 誰かが祈っていたり
例えば、身を潜めて キミが怯えてたり

すべてに満ち足りた 明日の日を
求め彷徨う 亡者の影
破壊でしか見出せない
未来の世界を 愛せないよ

※僕の目が キミの手が 僕らの声が
それぞれ異なっているように
自由でこそ 生命だから※

△僕の肌 キミの母 僕らの愛は
蒼く浮かぶ ちっぽけな惑星(ほし)に
舞い降りた奇蹟△

無口な祖父の想いが父へと 時代(とき)を跨ぎ
一途に登り続けた ひどく過酷な道

わずかな苦しみも 知らぬまま
後に生まれ 生きる僕ら
受け継ごう その想い
声の限りに 伝えるんだ

大国の英雄(ヒーロー)や 戦火の少女
それぞれ重さの同じ
尊ぶべき 生命だから

精悍な顔つきで 構えた銃は
他でもなく 僕らの心に
突きつけられてる

深く深く 刻まれた
あの傷のように

(※くり返し)
(△くり返し)

大国の悲しみも 見果てぬ母も
それぞれ重さの同じ
尊ぶべき 生命(いのち)だから

精悍な顔つきで 構えた銃は
他でもなく 僕らの心に
突きつけられてる

そう、怯えるキミの手で

*作詞・作曲の市川氏によれば、Triangleとは、銃を構える人、向けられる人、それを見ている人の三者の三角関係を意味するとのことです。


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ラベル:SMAP 反戦歌 Triangle
posted by 山桜 at 22:59| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月11日

大雪警報の日のオリンピック

 どれだけ降るか分からないので、朝、道路に積もらない内に歩いて来ました。

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遠くが霞む程にしんしんと降り続いていましたが、気温がそれ程下がらず防水でないと沁みる湿り雪でした。
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白い雪の下に見えたピンク色に近づくと、ホトケノザが雪の重みにも負けず健気に咲いていました。

 数々の災害を経験し、気象庁も警報を出すのに躊躇が無くなりましたし、国民も文句を言わなくなりましたね。大事にならなくてホッとしました。お蔭でゆっくりオリンピックで平野歩夢選手達日本勢の快挙を応援することが出来ました。

 それにしても平野歩夢選手の2回目の採点は、私でも怒髪天を衝く!で血圧が上がりました。そのこみ上げる怒りを原動力にして3回目に爆発させて、ジャッジをひれ伏させましたね。流石です。胸がすくほど素晴らしかったです。「鬼滅の刃」の戦闘シーンがだぶったのは私だけではないでしょう?

 ここ一番で実力を発揮できる人には、内に秘めた情熱を覆う静謐な佇まいがありますね。全てが美しかったです。ありがとう。


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posted by 山桜 at 21:36| Comment(2) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月30日

「油壺水族館」は永遠に心の中に

 油壺マリンパークという名前になってから一度も足を運ぶことなく、今日、とうとう閉館の日を迎えたことを知りました。

 水族館大好きな私にとって、続々と新しい大きな水族館が出来ても、心の中の油壺の小さな水族館は特別でした。何故だか今でも鮮明に思い出すのは、相模湾の磯に続くバックヤードにあった丸い大きなプールと打ち寄せる潮騒の音です。プールの中にいたのはウミガメだったかな・・・残念ながら、そこはもう記憶の彼方です。

 ガラスの向こうに並ぶ展示としての魚類ではなく、出来るだけ自然の姿でその生態を観たり触れたりすることが出来、小学生だった私をどれだけワクワクさせてくれたかわかりません。

 今でも「水族館」と言えば油壺なことに変りはありません。心の中に「油壺水族館」はずっと生き続けるでしょう。

 父は釣りの名人で、遊びに連れて行ってくれるのは殆ど海か川の近くばかりでした。そして動物園より水族館。自然、魚や水棲生物が好きになり、「さかなクン」が出てきた頃、『うわ、私の仲間が居る!』と、物凄く親近感を覚えたものです。

 「海の子」だったの私が、今は「山の子」になったのは、子供の頃、蛇嫌いの父が山に連れて行ってくれなかった反動かもしれません。

 *その他の水族館関係の記事は、下のラベル欄の「水族館」をクリックして頂ければ、これまでのリストが出てきます。


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2021年09月02日

至近距離でヘリ遭遇

 夕涼みに湖畔に向かう道、虫の音とウシガエルの声しか聞こえない静かな宵、突然、聞き慣れない音と不穏な気配が近づいて来たと思ったら、
「ドドドドドバルバルバルバル!!」
「えっ、こんな時間に草刈り?」
と思った瞬間、森の木の影から大きなヘリが爆音と共に青と赤の照明を光らせて姿を現わしました。

2021.08.25
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 まるで映画のワンシーンの中に放り込まれたようでたじろぎました。湖でヘリと言えば水難事故だろうと察しは付きますが、こんなに近くで何かの警告を発しながら(聞き取れませんでしたが、恐らく爆風が危険なので近づかないようにとの事かと・・・)ホバリングや旋回をする様子には流石に動悸が高まり、写真を撮ることも忘れていて、去って行く前にやっと数枚撮れただけでした。

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 後で調べると救助ヘリ「ちどり」が、「子供が湖に落ちた」との通報で出動したようで、多摩湖・狭山湖の探索していることから正確な事故現場が不明だったのでしょうか。ツイッター情報では、堤防上は当時何の騒ぎも無く平穏だったようです。

 救急車両も数台待機していて、私が帰路につく頃にはサイレンが聞こえたので救出されたのだろうと思いホッとしたのですが、ニュースにはならずその後は分からないままです。どうか無事であって欲しいと願います。ただ、東京都の水甕ですので、死亡事故等は殆ど報道されないと聞きます。

 広域を捜索せねばならない程、事故現場が不明だったというのが気になります。万一イタズラ通報だったとしたら、平時でも許せませんが、このコロナ禍の緊急事態下でとんでもないことです。


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2021年08月09日

「禍転じて福と成す」機会を得た五輪

 世界の潮流が、人種差別・性差別撤廃、多様性の共存、持続可能な社会と環境・・・と変化している中、東京オリンピック2020は、当初「復興五輪」を謳っていましたが、終ってみれば、日本の旧い体質の膿を出し改善していく機会を得た「禍転じて福と成す五輪」となりました。

 私は、様々な告発や足の引っ張り合いは、五輪を阻害し日本の国力低下を狙う勢力の策謀ではとも疑っていました。

 しかし、例えそうだったとしても、結果として日本が抱える大きな問題点を浮き彫りにしてくれることとなり、表面的な大成功を収めるよりも、想定外のコロナ禍との戦いの中、日本全体が脱皮して行くための大きな機会を与えてくれたることになった、いや、そうしなければならないのだと思っています。

 次はパラリンピックも控えています。国としては、何かを片付けてから次の事業に移るという事が許されない状況です。このような文字通り「緊急事態」の中、複合的に組織を機能させるのはトップの仕事、我々国民は選んで任せたトップの指示に従い、一人一人が持ち場で出来る事に全力を尽くすしかありません。

 勿論、「もう、これ以上頑張ったら死んでしまう!」という人は大きな声で助けを求め、それが出来ない人を支える人も必要です。

 身体を動かそう、頭を使おう、心を動かそう、人を思いやる心が大きなうねりになって、日本を世界を救うことを願っています。

 「禍転じて福と成す」は、災害の多い国土で長い年月を掛けて培われてきた「大和心」です。

 長崎への黙祷のサイレンが鳴っています。 黙祷。


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2021年07月23日

いよいよ東京五輪開幕!

 まぁ、ロゴの盗用疑惑から始まり、開幕ギリギリまでゴタゴタ続きでしたけれど、いよいよ本日午後8時に2度目の東京オリンピック開幕です。世界に「おもてなし」を約束して勝ち取った東京開催、日本には開催を成し遂げる責任があります。招致からこれまで、何より選手は勿論、開催を支える為にどれだけの方々が一生懸命努力してこの日を待ちわびたことでしょう。私たち日本国民がそれを応援しないで何処の誰が応援してくれると言うのでしょう。

 こんな状況下であっても、日本なら東京なら、万全の体制を整えた上、オリンピック開催が出来る筈です。

 ワクチン接種率は高まっても日本より遙かに感染者の多い、アメリカではメジャーリーグ、イギリスでは全英オープン、サッカーではヨーロッパ選手権も開催されたのに、何故日本でオリンピックの開催は無理だと言えるのでしょう。

 日頃「出来ない理由を並べるよりも、出来る方法を考える」と言っているのに、「オリンピック中止」「オリンピック反対」を叫ぶのは、余りにも安易で無責任だと思います。知ってか知らずか、日本を貶める片棒を担いでいることに気付いて欲しいです。

 感染者が増えても、今は効果的な治療薬・治療法も分かり使用されてきているので、重傷者や死亡者は減っています。ただ、そんなことを言って油断が生じるのはいけません。今まで通り一人一人が出来る事を十分に気を配って実行していれば、ワクチン接種も進んでおり、きっと大事に至らず抑え込めるし、オリンピック・パラリンピックも無事に終了することができるでしょう。

「関係ない」「興味ない」「知らない」「どうでも良い」という姿勢からは、失敗もないかわりに、大きな喜びも達成感も何も生まれません。

 さぁ、いよいよ開幕、開会式が近づいて来ました。いろいろあったし、余り過大な期待をせず淡々とその時を迎えたいです。どんどん大がかりになる開会式も疑問ですし、困難を乗り越えた末に日本の出した答えがどんなものか、少しドキドキしながら楽しみに待っています。


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2021年04月29日

「赤信号、皆で渡れば怖くない!?」

 ニュースを見ていると、本当に切迫した緊急事態なのだということが、何をどうしても伝わらない人々がいるようですね。皆が最初から一斉に協力すれば、短期間の自粛で抑え込めた筈でした。また、そういうことをハッキリ強く訴える主導者もいませんでした。

 「緊急事態宣言」が「発令」ではなく「発出」という聞き慣れない言葉で出されているのも、命令となれば補償問題が大きくなるので財政的な懸念を含み「命令では無くお願いです」という逃げ道を作っているのでしょう。

 酒類は嗜好品ですから生活必需品とは言えず・・・ケロの会社も家飲みが増えても飲関係関係が壊滅的で、ボーナスも出ないと諦めていました。職場を失う方も増える中、今は働かせて貰えているだけでも感謝ですが、もうこれ以上、だらだらと長引かせてはならないのです。

 私は、
「自分一人くらい大丈夫」
また、反対に、
「みんなだってやってるから」
という考え方が嫌いです。

 こういう状況下で不要不急の自分の生活域外へ出る行動を取ることは、身近な例で考えると、
 「見通しの悪い横断歩道を赤信号で渡る」
ようなものではないかでしょうか。

 誰も見てないし見える範囲は大丈夫そう、結果的に無事渡れたとしても、その裏には命を失いかねない大きなリスクが隠れています。自分の命だけで無く、運転手や他の歩行者、またその家族・親しい人達の運命まで巻き込むかもしれないのです。

 大分昔に流行ったコント赤信号のギャグ?
 「赤信号、みんなで渡れば怖くない」
なんて、本当にとんでもないことです。

 私は今、自分の痛む膝で歩ける範囲でリハビリ中ですが、この辺りを歩くには不釣り合いな大きなザックにしっかりとした山装備で歩く人が増えました。自粛中、遠くの山へは行けないので、鈍らないように近所で鍛えていらっしゃるのですね。不満を言ったり自分勝手な行動をしたりせず、色々考え出来る範囲で工夫して過ごせば、思わぬ発見もあるでしょう。


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ラベル:コロナ禍
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2019年10月13日

台風19号・・・無事に朝を迎えました。



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 この連休中に予定されていたイベントも勿論中止、刻々と近づく台風情報を見ていると、当地への大雨警報が「大雨特別警報」という聞いたことの無いものに変わり、住まいの自治体の防災アプリ情報以外に、お隣の県の警報までスマホに届いて、これまた聞いたことの無い警報音が鳴り響き続け、
「命を守る行動をとって下さい・・・」
と繰り返します。これはいよいよ尋常なことではないと、必要品をザックに取り纏め(いつもの状態と殆ど変りないのですが)、神様仏様K様に手を合せ、一番安全と思われる部屋で待機しておりました。

 暴風雨の音で、防災無線は何を言っているのか殆ど聞き取れません。 一番情報が必要な独り暮らしの高齢者が、恐らくは放送以外に情報を知る手段が無いのではと思うと心配です。 今は私の母でさえ、携帯やタブレットを使える時代ではありますが・・・。

 あちこちの河川が危険水域を超えそうになり、ダム・貯水池が緊急放水を検討し始め、当地の湖川は大丈夫なのか、見に行くわけにもいかず、アプリ情報を追いながらドキドキでした。

 何はともあれ、次第に風も収まり無事に朝を迎えられホッとしましたが、各地の被害状況、未だ台風の影響下にある地方の状況を知るにつれ、このまま気候変動が続き、このクラスの台風がどれだけ日本列島を襲うのかと思うと、暗澹たる気持ちになります。 

 三匹のこぶたの童話ではないですが、藁ではないにせよ、私に終の棲家であろう「木のお家」に住み続けることは出来るのでしょうか・・・

 どうかこの台風の被害が広がらず、復興が少しでも早く進みますようにと祈っております。
posted by 山桜 at 10:45| Comment(8) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年04月01日

新元号は「令和」



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 菅さんの口元が何やら嬉しさを堪えきれないように、ふっと微笑みかけたのを見て、こちらまで嬉しくなって参りました。 
「新しい元号は、令和」

 と耳にした時から、頭の中にずっと、エリック・クラプトンの「愛しのレイラ」が流れ続けています 「れいわ」と声に出してみても、やはり「レイラ」と聞こえます。 クラプトン氏もどこかでこのニュースを聞いてビックリしているかもしれません。

(つい先程まで、一度では変換されなかった令和が、今、変換できるようになりました!)

 安倍さんの談話も伺いましたし、その後色々な方の解釈も聞きましたが、誰も「令」の意味を説明してくれないので、「字統」を調べてみました。 曰く、

 「礼冠を着け、跪いて神意を聞く人の姿」
 これは象形文字の解釈ですが、畏れ多くも天皇陛下のお姿にも重なります。 天の声を私たちに伝えて下さる天皇陛下の下で和やかに力を合わせてゆく時代、でしょうか。 「和をもちて貴し」の日本の心ですね。

 「令の意、字形のままで命の字にも用いた」
 となれば、「令和」は「命和」の意味にもなるということです。
 命令と聞くと、何やら無理やり従わされるような感覚を受ける人もいるようですが、人が人に命令するの意ではなく、「天命」が本来の意ではないかと思います。

 「天命」を受け、一人ひとりが己の「使命」を果たすべく努力が出来る平和な世の中であって欲しいものです。

 「鈴は神を降し、神を送る時の楽器」
 神社で鈴を鳴らす意はここにあります。 
 「令和」と耳にした時に脳裏に音楽が流れ出たのは、鈴の音で清められ和やかな気持ちになることにも通じているようです。

 「神意に従うことから令善の義となり、令名・令聞のように用いる。」
 「のち敬称として、令閨・令嗣のように用いる」
 現代でもよく使われる言葉として、令夫人・令嬢・令息などがあります。
 令月には、何を始めるにも良い縁起の良い月という意味、そして陰暦2月の意味があるそうです。 2月といえば、東宮様のお生まれ月でもあり、お誕生日である新暦の2月23日といえば、正に旧暦の2月の初め頃に当たります。

 知れば知る程、なかなかに奥深く味わい深い元号で、「れいわ」というの音の響きからしても「麗しき調和」という新しい御代が開かれる鈴の音が聞こえて来るようです。
ラベル:元号 令和 字統
posted by 山桜 at 19:29| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月08日

「高輪ゲートウェイ」駅?

 東京のJR山手線(環状線)の品川駅〜田町駅の間に新設される駅(東京オリンピック開催の2020年春に開業予定、昭和46(1971)年開業の「西日暮里」駅以来、49年振りの新駅・東京オリンピックのスタジアムや京王高尾山口駅も担当の隈研吾さんが駅舎デザイン)の名前が、「高輪ゲートウェイ駅」に決まったと聞き、

「え? 池袋ウエストゲートパーク」の流れ?」
「なんでまたカタカナを使うの?」
「カタカナで国際化のつもり? 古いなぁ」
(大多摩ウォーキング・トレイルもしかり)
「山手線の他の駅名と馴染まず下品」
「ふりがな(たかなわげーとうぇい)を見たら気分が悪くなりそう・・・」

色々な思いが錯綜し、本当に気分が悪くなってきた。

 また、その選定方法を聞き及べば、ますますモヤモヤ感が増すばかり・・・。
 駅名は一般公募され、応募総数は64,052件、13,228種類、得票順位は、

1位「高輪」 8,398件
2位「芝浦」 4,265件
3位「芝浜」 3,497件
4位「新品川」「泉岳寺」2,422件
6位「新高輪」1,275件
7位「港南」 1,224件
8位「高輪泉岳寺」1,009件
9位「JR泉岳寺」749件
10位「品田」635件
 :
130位「高輪ゲートウェイ」36件

130位ですよ・・・何のための一般公募? この36名の素性も怪しい・・・初めから、この駅名ありきで目論んでいた関係者が含まれているのでは? それにしては少ないのが、身内の賛同者も少なかったようで情けなくも可笑しい。

 JR東日本の選定委員会で検討した結果、
「国際交流の拠点を目指すことやこの地域には古来より街道が通っていて、江戸の玄関口としてにぎわっていたことなどから、「ゲートウェイ」のことばを使った」
ということだが、今後、JR東日本は周辺地区を「グローバル ゲートウェイ品川」として再開発予定と聞けば、ますます最初から「ゲートウェイ」を付ける気満々だったように思える。

 とにかくこの新駅名に賛成という人は、私の周りには皆無。 日本語を大切に誇りに思う世論が高まり、何とかこの決定を覆して欲しいと願うばかり。 

 私の好みとしては「高輪」「芝浦」「高輪泉岳寺」のどれかかな。 駅名アナウンスを考えれば「高輪泉岳寺」は長いけれど、行ってみたくなる魅力的な名前だ。

 どうしても「玄関口」の意味が欲しければ、「高輪門」にして門も作ってはどうかしら?


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2018年02月12日

平昌五輪・選手ファーストではないのか?

 オリンピック開催地に立候補するって、何が目的だったのでしょう?  冬季競技に相応しい土地だとPRし、選手が実力を発揮してくれるように全力で準備するって約束したのではないのでしょうか? 

 スキージャンプもスノボー競技も、あの吹き流しが真横に音を立てて吹きすさび雪煙が上がる中、選手は次々と空中に身を投げ出していきました。 本来の力を発揮する均等な機会は与えられずの運任せ、ゼッケンが風をいっぱいに受け風に煽られ流され、バランスを崩し斜面に叩き付けられる様子は、何年も努力を重ねこの日を夢見ていた選手たちにとって余りにも残酷で見るに堪えない姿でした。 見事な技に目を見張り拍手を送りながら応援したかったのに・・・。

 選手が身の危険を感じたり、応援している人達が無事故を祈ったり、そんな競技会は異常です。 スポンサーの意向が第一で、選手の事は二の次で競技日程や競技時間を決めるなんて、とんでもないことです。 東京五輪も色々な工夫をしているとは聞きますが、この酷い事態を教訓に、今からでも真夏の開催を秋に変更すべく働きかけられないものでしょうか。 10月10日のあの抜けるように美しかった秋空よ、もう一度です。 


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2018年01月08日

晴れの日のあなたへ

 なんということか・・・暫くは言葉も出ないまま茫然と立ち尽くした。
 「はれのひ」という名前を掲げながら、この日の晴れ姿を楽しみに待っていた新成人の、そのご家族の心を踏みにじって逃げるとは、どんな心根の者等なのか。 詫びて裁きを受けよ。 このまま雲隠れして生きようと、天は断じて許さじ。

 哀しい思いをした若人よ。 冷たい雨の後に暖かい日が差すように、どん底と思われるような境遇でも自ら前を向いて進めば、道はみつかる。 みつからなければ自ら拓け。 懸命に衣装を揃え着付けをして送り出してくれた人が居たように、思いもかけない災難に遭っても救いの手を差し伸べてくれる人も居る。 救われたならその分誰かを救おう。 君たちは門出にたくさんの教訓を得た。 幸せは自分の心が生み出すもの。 自ら可哀想な自分になるべからず。 周りの人をも幸せにする大人となれかしと心より祈りを捧ぐ。


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2017年12月12日

2020年東京オリンピック マスコット投票

2020年開催の東京オリンピックのマスコット候補の3案発表されました。 この中から小学生による投票で決定するのだそうです。 そこで、小学生と大人とで、好みやセンスがどれ程違うものか興味が湧いてきて、この投票というものを初めて作成してみました。 なんでも一度はやってみないと、です^^;

 ↓マスコットキャラクターについてはこちら(公式サイト)
東京2020大会マスコット最終候補はこの3案 をクリックしてご覧ください。

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2016年11月11日

ヒラリー氏の敗北宣言 全文

一人一人の、特にこれからを担う若者・女性・少女たちの胸に語りかけるように、一言一言に気持ちの込められた素晴らしいスピーチに、胸がいっぱいになりました。 ここまでくる遠い遠い道のり、彼女は自分の信念を貫き通す為に、成功の陰でどれだけの努力と痛みと挫折を積み重ねて来たことか。 それでも、自由の国アメリカでも、ガラスの天井を突き破る夢は叶いませんでしたが、このスピーチによって癒され鎮められ、また新しい力がふつふつを湧いて来た多くの人々と共に、また彼女は「自分の信じる善」の為に歩み続ける事でしょう。 

和訳はあちこちに出ていますが、英語原文が消えてしまう前に保存しておきたくて、急いでネットニュースから探し出してきました。 沢山の英文を見るとたじろいでしまいそうになりますが、一つ一つの文章を追っていくと、誰にでも分かり易い平易な言葉、言い回しが用いられていることが分かります。 英語が母国語でない人も含め全ての人に伝えたい気持が溢れていて流石だと思います。 

          *          *          *

Hillary Clinton's concession speech in full:

Thank you, my friends. Thank you so very much for being here. And I love you all, too!

Last night I congratulated Donald Trump and offered to work with him on behalf of our country. I hope that he will be a successful president for all Americans. This is not the outcome we wanted or we worked so hard for, and I am sorry that we did not win this election for the values we share and the vision we hold for our country.

But I feel pride and gratitude for this wonderful campaign that we built together, this vast, diverse, creative, unruly, energised campaign. You represent the best of America, and being your candidate has been one of the greatest honors of my life.

I know how disappointed you feel, because I feel it, too. And so do tens of millions of Americans who invested their hopes and dreams in this effort. This is painful, and it will be for a long time.

But I want you to remember this: Our campaign was never about one person or even one election. It was about the country we love and about building an America that's hopeful, inclusive and bighearted.

We have seen that our nation is more deeply divided than we thought, but I still believe in America, and I always will.

And if you do, then we must accept this result and then look to the future. Donald Trump is going to be our president. We owe him an open mind and the chance to lead.

Our constitutional democracy enshrines the peaceful transfer of power, and we don't just respect that, we cherish it. It also enshrines other things − the rule of law, the principle that we are all equal in rights and dignity, freedom of worship and expression. We respect and cherish these values, too, and we must defend them.

And let me add, our constitutional democracy demands our participation, not just every four years, but all the time.

So, let's do all we can to keep advancing the causes and values we all hold dear: Making our economy work for everyone, not just those at the top, protecting our country and protecting our planet, and breaking down all the barriers that hold any American back from achieving their dreams.

We've spent a year and a half bringing together millions of people from every corner of our country to say with one voice that we believe that the American dream is big enough for everyone, for people of all races and religions, for men and women, for immigrants, for LGBT people and people with disabilities, for everyone.

So, now our responsibility as citizens is to keep doing our part to build that better, stronger, fairer America we see, and I know you will. I am so grateful to stand with all of you.

I want to thank Tim Kaine and Anne Holton for being our partners on this journey. It has been a joy getting to know them better, and it gives me great hope and comfort to know that Tim will remain on the front lines of our democracy representing Virginia in the Senate.

To Barack and Michelle Obama, our country owes you an enormous debt of gratitude. We thank you for your graceful, determined leadership that has meant so much to so many Americans and people across the world.

And to Bill and Chelsea, Mark, Charlotte, Aiden, our brothers, and our entire family, my love for you means more than I can ever express. You criss-crossed this country on our behalf and lifted me up when I needed it most, even four-month-old Aiden, who traveled with his mum.

I will always be grateful to the creative, talented, dedicated men and women at our headquarters in Brooklyn and across our country. You poured your hearts into this campaign.

For some of you who are veterans, it was a campaign after you had done other campaigns. Some of you, it was your first. I want each of you to know that you were the best campaign anybody could have ever expected or wanted.

And to the millions of volunteers, community leaders, activists and union organisers who knocked on doors, talked to neighbours, posted on Facebook, even in secret, private Facebook sites, I want everybody coming out from behind that and make sure your voices are heard going forward.

To everyone who sent in contributions as small as $5 and kept us going, thank you. Thank you from all of us.

And to the young people in particular, I hope you will hear this. I have, as Tim said, spent my entire adult life fighting for what I believe in. I've had successes and I've had setbacks, sometimes really painful ones. Many of you are at the beginning of your professional, public, and political careers.

You will have successes and setbacks, too. This loss hurts, but please, never stop believing that fighting for what's right is worth it. Nothing has made me prouder than to be your champion.

Now, I know we have still not shattered that highest and hardest glass ceiling, but someday, someone will, and hopefully sooner than we might think right now.

And to all the little girls who are watching this, never doubt that you are valuable and powerful and deserving of every chance and opportunity in the world to pursue and achieve your own dreams.

Finally, finally - I am so grateful for our country and for all it has given to me. I count my blessings every single day that I am an American, and I still believe as deeply as I ever have that if we stand together and work together with respect for our differences, strength in our convictions, and love for this nation, our best days are still ahead of us.

Because, you know I believe we are stronger together, and we will go forward together, and you should never ever regret fighting for that.

You know, Scripture tells us, "Let us not grow weary in doing good, for in due season we shall reap, if we do not lose heart."

So, my friends, let us have faith in each other. Let us not grow weary. Let us not lose heart. For, there are more seasons to come, and there is more work to do.

I am incredibly honored and grateful to have had this chance to represent all of you in this consequential election.

May God bless you, and may God bless the United States of America.

テレグラフ・ニュース(http://www.telegraph.co.uk/news/2016/11/09/hillary-clintons-speech-in-full/)より引用
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2016年11月10日

「まさか」の・・・

 トランプ(切り札)と言う名前が良かったのか、登場時点ではただの話題作り候補かと思われた彼が、「まさか」の次期アメリカ合衆国大統領に当選してしまった。 ご本人にとっても「まさか」だったのではなかろうか・・・いやいや、こうなってしまった以上、そうでないこと=「本気」を祈るばかりだ。

 並べて比較するのは憚られるが、あの青島幸男氏が東京都知事に当選してしまった時、あの民主党が政権をとってしまった時、と同じ空気を感じた。 都民の、国民の、良識ある判断を信じていた私は、「まさか」の結末に唖然とした。 あの時の青島氏、菅氏も「まさか」の事態に、これからどうして行こうかと困惑しているように見えた。 

 イギリスのユーロ連合離脱の是非を問う国民投票の顛末に引き続き、世界の大きな体制を揺るがしかねない「まさか」がまた現実となってしまった。 結果が出た後、勝ち組に投票した人の中にも「まさか」が顔に浮かんでいたことも、みな共通している。 現政権への不満の表明、お灸をすえたい気持ちを込めた反対票が、本当に自分の乗っている船を転覆の危機にさらしてしまうとは思ってもいなかったのだろう。

 それにしても一体、今年は何と言う年なのだろう!?
今、自分が立っている、「まさか」の「足元が大きく揺らぐ」ようなことが次々と起こっている。

 熊本、エクアドル、イタリア・・・大きな被害を出した地震、また竜巻・洪水などの風水害などの天変地異と呼ばれるような酷い災害も続き、今なお平常な暮らしに戻れない方が大勢いらっしゃる。 

 一方、運転中のポケモンGOや、まるでキャンプファイヤーの点火装置のような「アート」の危険性に思いが及ばない感性の鈍り、気の緩みが大切な命を奪っていく人災。 博多駅前通りの道路が陥没していく実写は、先日見たばかりの「シン・ゴジラ」の中のシーンかと見紛うようで、とても日本で本当に起きたこととは思えなかった。 

 一つ間違えば、あっという間にこのような事態に陥るような社会基盤の上に暮らしているのかと思うと、空恐ろしい。 東京の地下もミルフィーユのように地下通路が重なっている上に、最下層は地下水で浮き上がっているとも聞くが、見えないことには人は鈍感だ。 「大地震の時、頑丈に作られている地下の方が安全だ」というのは、本当なのだろうか? 国家機密があるとか、また、徒に不安を煽ることを避けているのかもしれないが、CGで作成したものを見せ安全性を証明して貰えれば不安も解消されると思うが・・・。
 
 豊洲の地下空間ですら未だ靄が晴れない今、望むべくもないのだろうか。 
posted by 山桜 at 10:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする