2011年02月28日

さよならA300

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                     JAL エアバスA300

JAL 公式HP JAL航空機コレクションより
http://www.jal.co.jp/aircraft/aircraft/jal_15.html

 帯広からの帰りの機中、呻るような微振動がずっと気になり、疲れ果てて寝てしまうことが多いのに、この夜は殆ど眠れずにいた。 そんな中、機長挨拶があった。 機長の口調にいつもと違う何かを感じて聞き入っていると、このA300機は20年の飛行を遂げ本年度を持って退役するという。
(一世風靡したジャンボジェット機 ボーイング747退役ニュースの陰でひっそりと…) 

 「20年も飛んでいたのでは、呻りもするわ…」
 微振動にイラついていた気持ちが、長年飛び続けた飛行機への労いの気持ちに変わる。
 「お疲れ様でした。 最後の咽び泣きに付き合えてよかったよ。」
 若しかしてベテランCAばかりだったのは、お別れフライト志願?

帯広便のラストフライトは、本日28日という。 東京では、朝からの雨が雪に変わった。


JAS(日本エアシステム)時代のボディ塗装・確か暁の空の三色だったと思う。
pic01.jpg

機種は異なる(777)がこんなスパイラル塗装も懐かしい…昼の空の二色も加わって。
jas777.jpg

 思えばJALの凋落は、このJASとの統合の頃から始まったように思える。
そのJJ統合と共に尾翼のデザインも変わってしまっていたが、再建計画の中で、少女の頃に
憧れた「鶴のロゴマーク(鶴丸)」が復活するという。
奇しくも今日2011年2月28日、その鶴丸の尾翼復活1号機が披露された。
象徴・旗印というものは大切だ。 鶴丸がJALの翼に力をくれることを祈っている。

 日本経済を元気にする為に、聖徳太子もお札に戻ってきてくれないものだろうか…。

 
posted by 山桜 at 12:56| Comment(10) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月28日

妙な「KARA騒ぎ」

 連日詳細が流される韓国少女歌手ユニット「KARA」の分裂騒動。
この子達ってそんなに大騒ぎして報道する必要があるほど、日本で大人気でしたでしょうか? 少なくとも私には、もう一つのユニット「少女時代」?(すっかり存在感が薄く…)と共に、なんだかまたマスコミの韓流押しで盛んに売りに出てるな…という位の認識しか有りませんでした。

 それがどうでしょう。 この分裂騒ぎを起こしてからというもの、繰り返し繰り返し彼女達の歌や一斉にお尻をこちらに向けて回すダンス(これがすごく失礼な仕草に感じるのは私が古い日本人だから? お客様にお尻を向けないって礼儀作法の基本では?)が湯水のように流され続け、メンバーの顔や名前が映し出されるので、彼女達のパフォーマンスを苦々しく思っていた私のような者までも、知らず知らず曲やダンスが頭に染み付き、顔と名前まで一致してしそうな始末。 これは、ものすごい宣伝効果です。 まるで大プロモーション活動ではないですか。 しかも経費無用の…。


 こんな日記を書くと私まで彼等(彼女達はあくまでも犠牲者と思いたい)の片棒を担いでしまいそうで躊躇いがありましたが、これはやっぱりオカシイと言わずにおれなくなりました。 裏にはなにやら巧妙な台本がありそう? 韓国の芸能プロダクションの悪い噂など耳新しく無く彼等は失うものもなし、来日延期、日本のファンの為に是非また日本へ…等と散々気を持たせ同情を集めた挙句に、お蔭さまで分裂回避できました〜となっても、たとえ反対にそれぞれの道に進むことになったとしても、これだけ注目を集めてプロダクション的に損なことなんて無いですものね。

 日本製品を凌駕する勢いで世界へ製品を売りまくる韓国でも、技術の中枢部を日本製品に依存している為、対日貿易だけは大幅な赤字。 日本円を獲得する為には、いくら育成費用が掛かっても、ネット先進国韓国では既に大きく稼げなくなってしまった韓流スターの輸出が手っ取り早いのでしょう。 

 どうやら彼らの売りの手法が巧妙で効果的なのは明らかです。 上手く騙されているとしたら、お人よしの日本人の方が弛んでるでしょうね。 騙すより騙されるほうがマシともいいますけれど…。 
 私も頑なな偏見は持たず、また妙な風潮に流されること無く自分の目で見極め、良いものは受け入れたいとは思っています。 朝から血圧あがるようなこと書いてしまいました…(。。;)>
ラベル:マスコミ
posted by 山桜 at 08:27| Comment(14) | TrackBack(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月25日

西郷どんの命日に何故!


正道を踏み國を以て斃(たお)るゝの精神なくば、

外國交際は全(まった)かる可(べ)からず。

彼の強大に畏縮し、

圓滑(えんかつ)を主として、

曲げて彼の意に順從する時は、

輕侮(けいぶ)を招き、

好親却って破れ、

終に彼の制を受けるに至らん。

                 (西郷南洲遺訓第十七条)




【1877年9月24日】 
 西郷隆盛公(南洲翁) 西南戦争の終結を期し自刃

【2010年9月24日】
 那覇地検、尖閣諸島沖中国漁船衝突事件にて勾留中の船長を釈放。
 民主党・仙谷官房長官「地検独自の判断」と繰り返す。




posted by 山桜 at 11:05| Comment(16) | TrackBack(1) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月04日

OK?KO?決戦



 荒れ狂う海、難破しそうな日本丸、船の上から下から巨大な怪物が今にも襲い掛からんばかり… 

 こんな時は、綺麗事や正義を叫ぶばかりで実力の無い優男より、欲深く強面で憎らしいほど老練な海賊に舵を取って貰うしか生き残る道は無いのか? しかしその為に船(国)を外国に売り渡すのは御免! 何と悩ましいことよ…。

 取り敢えずここは已む無く舵を取らせたとしても、その間に一刻も早く次を、その先を考えなくては日本の未来は危うすぎる。

 日本はどんな国であって欲しいか、そこへ向かう為の船長にはどんな人物が相応しいのか。

 「理想の我が国の形」を国民一人ひとりが真剣に考える時だ。 なんとなく生きていても何とか生きていける未来など、もうありはしない。 

 かつて命をかけ日本を守って下さった英霊方が、それ程までに守りたかった誇り高く美しい日本は今ここにあるのか? 
 
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2010年08月09日

黙祷のサイレン

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            立秋の日(8月7日)の夕焼け空
          この日ツクツクボウシの初音を聞きました。

 長崎原爆の日、一分間の黙祷のサイレンが流れました。 遠く長崎の地で犠牲になった方々へと思いを馳せ、ご冥福をお祈りしました。

 以前キャンプ地でこの日にあたり、子供達がこのサイレンの意味を全く知らず、一度も黙祷を捧げたことがないと言うのを聞き、愕然と致しました。若しかしたら、もはや親御さんもご存じないのかもしれません。

 今の平和な日常がどれだけの人々の努力と犠牲の上に成り立っているのか、例え1分間でも、その日常の手を止めて思いを手向けていくことを途絶えさせたくありません。 知っている一人ひとりが周りの人に、機会を捉えて伝えて欲しいと願います。


 東京でサイレンが鳴らされるのは私の記憶では次の時刻です。

 8月 6日 広島 原爆投下時刻  8:15
 8月 9日 長崎 原爆投下時刻 11:02
 8月15日 終戦の日        12:00
 9月 1日 関東大震災       11:58

 東京であれば、当然3月10日の「東京大空襲」の日も黙祷のサイレンが鳴る筈と思うのですが、私の中ではサイレンの鳴った記憶がありません。 きちんと行われているのでしょうか…。

 また、広島・長崎への慰霊黙祷があるのなら、6月23日の沖縄慰霊の日に黙祷のサイレンがあってしかるべきと思うのですが、これも鳴りませんね…。 黙祷は強制されるものでなく、自主的にされるものとは思いますけれども。 

 
<追記>
 これを書いてから、
 「東京では広島・長崎の原爆の日にサイレンが鳴らなくて戸惑った。」
 とういう記載をネット上で何件か見つけました。
 都会の喧騒の中で掻き消されてしまうのでしょうか…。
 私が住んできた都内各所では、昔から鳴っていた記憶があります。
 祖母は空襲警報を思い出すので胸がドキドキすると言っていました。
 サイレンではなく鎮魂の鐘の音などであっても良いかと思います。

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2010年06月03日

貧乏神が貧乏籤を引いたら

 ポッポは、負け戦の責任も全部背負って辞めさせられるのかと思ったら、飼い主と一緒に、噴飯ものの妙ちくりんな表情作って見詰め合う小芝居うって、二人揃って頬かむりして逃亡とか。 

 道連れ? 心中? 死んだことにして、こっそり逃がすって古典的手段? 人形の「スゲ」替えは誰でもいい。 陰の操者は負けの分かった戦には関らず、しっかり生き延びようって算段ですか。

 後任席はどう考えても貧乏籤。 それを引くのはあの貧乏神らしい。
あの人ってポッポ政権の中で何か発言してましたか? 敢えて何もやらなかった? 早く自分にお鉢が廻ってくる為に? 

 なんてこった…と思っていたら、うわっ、「ゲゲゲの女房」のラストにもぼうっと貧乏神の後姿が浮かんでましたよ! 

 くわばらくわばら、貧乏神が引っ越してこないよう、皆さんもお家に福を呼ぶよう、心してお暮らし下さいませ。


 それにしても、ポッポが、

「心の内は表に出さないようにしていました…」

 とか何とか口にした時、家族揃って久々に大爆笑しましたよ。
 
「はぁ? いつも思いっきり表情に出てたから〜!」

 笑う角には福来る、か。 置き土産? 感謝。
 

【カサスゲ(笠菅)】 カヤツリグサ科
 ♪茜襷に菅の笠〜 と歌われる、笠や蓑を作る昔ながらの有用植物です。  
 
 そう言えば、年金未納問題でお遍路されてた時、菅笠、被っておいででしたっけ。 不景気な顔ばかりしていないで、どうかスゲのように人の役に立って下さいませ。
 

 貧乏神が貧乏くじを引いたら…−−で+に化けるか!?    
 


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2010年02月15日

里谷、弾け跳ぶ!

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        (MSN産経ニュースより 撮影:鈴木健二)

上村にばかり注目が集まる中、冬季オリンピック金・銅・連続メダリスト里谷多英が野生の獣のような勝負魂を魅せてくれた! 

 不祥事を起こした後、日本国内では殆どマスコミの話題に上らなくなってしまった里谷だが、バンクーバーの決勝でスタート地点に立った彼女には会場から大歓声が沸き上がった。 世界のモーグルファンは里谷を忘れていなかった。 

 里谷はメダルを、いや一か八かの気概で確かに「金」を狙っていた。そうでなくてはどの色のメダルさえも獲れないことを、彼女は研ぎ澄まされた感性で捉えていたのだろう。 事実、メダルを獲得した選手は、その野獣のような攻めを貫徹できた勇者達だけだった。 

 日本中のメダルへ期待を一身に集め、失敗の許されない上村には出来なかった無謀な程の挑戦を見せ、結果として弾け跳んでしまった里谷だが、その姿はいっそ清々しかった。 私も自分に負けず、やる時はやるっ!(単純)

 勝負には冷静さも計算も必要だが、ここ一番はやはり「野生の本能」だろう。 サッカーでも何でも頭で考えてばかりの消極的なプレーには、もうウンザリだ。  
 


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2009年08月31日

ぶっ壊された自民党

 そうか…思えば小泉劇場、

         「自民党をぶっ壊すの巻」

             の筋書き通りに事は進んだということか。

 後継者をあの安倍さんにしたのも、シナリオの一部だったのか。

 そして進次郎という種はしっかり蒔いて…と。



 どこを見ているのか視点の定まらない鳩山さん、激痩せし顔色の
優れない岡田さん、いざという時には心臓の壊れる小沢さん、
さっぱり顔が見えなくなった菅さん、そして頭数だけは揃えた
新人の山を抱えて…

 鳩山さんのシナリオはどの位先まで出来上がってるのかな?

 さぁ、船長以下が危なっかしい分、荒海に乗り出した日本丸の
乗組員も振り落とされぬよう足を踏ん張り、それぞれに責務を
果たさねば! これまでも何とか大波を乗り越えてこれたのは、
乗組員が勤勉で優秀なればこそ。


Seesaa Blog エコロジー・ブログ 3位
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2008年03月04日

街中のイージス

      08-2 041.jpg
         (自転車道路の走行方向矢印)

         
        ずんずん進め 俺はイージス

        俺が歩けば 回りが避ける

        俺の進路を邪魔する奴にゃ
 
        体当たりをお見舞いするぜ

 
 街中も、そこら中、イージス艦だらけです。

 イージス連中には、お互いにそっと肩を引きあって、「江戸仕草」よろしく、粋に擦れ違おうなどという意識は、微塵も感じられません。 

 相手方が道が狭くて擦れ違えそうもないと判断し、予め手前で止まって道を譲ってくれていたとしても、お礼の会釈一つしない所か、まるでそうして貰ったことにも気付かないかのように、一瞥もくれず堂々と真中を通り過ぎる始末です。

 こんな人達に、「あたご」の批判をする資格などありません!

 嘗て江戸でそういう仕草が自然に出来ない人は「田舎もん」と後ろ指を指されたそうですが、今や東京は人種の坩堝(るつぼ)、生粋の江戸っ子の方が絶滅危惧種でしょう。

 車社会では、交通法規があって従わなければ違反となりますから、運転者が同じような人間であってもこれほどの我儘は見られません。歩行者同士のこの不愉快な摩擦は、正に「無法地帯」から生じていると思われます。 最早「暗黙の了解」「何となくうやむや」で乗り切れる域を超えています。

 私が子供の頃「車は左/人は右」と教わりました。
また「道路を歩く時は右端を歩きなさい」とも教わりました。

 しかし、今、それを守ろうとしても出来ないことが多いのです。
理由を挙げれば、
・歩道が道路の片側にしかないことが多い。
・歩道を歩いている人は、歩道の左側を歩いていることが多い。
・「右側を歩く」と教えられていない人が多い?

 歩道が道の左側にしかない場合、仕方なく道路の左側を歩くにしても、その歩道の中では右側を歩こうとします。 しかし、人の流れは殆どの場合、左側通行なのです。 逆らって右側を歩けば、却って私の方が非常識!と言われかねない状況です。

・人間は心臓が左寄りなので重心も左に傾き、自然と左に寄る。
・右利きの人は、本能的に右の利き手を人に向け防御の形を取る
 ので、左に寄る。

などという説もあるように、特に意識しないと人は自然と左側を通る傾向にあるようです。 この為か、駅構内などでは「左側通行」となっていることが多いのです。 

 この際、「車は右/人は左」に変更してしまえば良いと思っても、車も道路も信号も交通法規も何もかも全部変えるとなれば、直ぐに実現は難しすぎます。

 そうであれば、せめて、

・人対人の場合は「左側通行」又は従来通り「右側通行」

と、どちらかに決め、徹底指導することは出来ないものでしょうか?
本来真面目な気質の日本人なら、そうと決まれば守れるはずです。

 私は歩くことが多いのですが、人と擦れ違う度には、殆ど自ら避けて譲ってばかり。 お年寄りや体の不自由な方に対してならば、当然のことですが、どうみても私より若そう・元気そうな人々の傍若無人*な振る舞いには首をかしげるばかりです。

 誰もが知っているような言葉ですがあらためて書きます


 *傍若無人=
傍らに人無きが若(ごと)し

 
<追記 08-03-07>
 イージス艦「あたご」と漁船との衝突事故は、未だ原因が解明されて
おらず、「あたご」側のみの責任とは言えない状況なども指摘されております。 

 この日記は、実際の事故における「イージス」を責めるものではなく、
「イージス」を誹謗する我彼の中に、同じ種の傲慢さ、うやむやさが
潜んでいないか、それを問うております。
 

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2007年11月08日

ママよりペット?

 新聞で気になる記事を読みました。

 最近の保育園の「おままごと」で一番人気なのは「ペット」役なのだ
そうです。 昔は奪い合いだった「ママ」役は、今や殆どなり手がなく、
やむなく保育士さんが、
 「○○ちゃん、今日だけでいいからお母さん役やってみて」
と子供に頼むと、しぶしぶ引き受けた子供も
 「あれして、これして」
と指示や命令ばかりしているとか。 それどころか、
 「お母さんは死んだことにしよう」
 「お母さんは入院してることにしよう」
とする子さえいるのだそうで…。

 男の子もお父さん役は何をしたらよいのか分らず、ボーっと立って
いるだけなのだとか。 子供にとって両親とはこんなにも魅力のない
存在になってしまっているのでしょうか。 

 そして無条件に可愛がって貰えるペットが一番羨ましいなんて…。
読んでいる内に小さな子供達が可哀想で目の前が霞んでしまいました。

 また、「(子供が)家でよく(親から)言われる言葉」の東京・北京・
ソウルの三都市の比較グラフも載っていました。 

 こういうグラフは読み解きに注意が必要ですが、大きく言うと
東京の親は、
「早く寝なさい」「勉強しなさい」とよく言う一方で、

「友達と仲良くしなさい」「親や先生の言うことをよく聞きなさい」
「嘘をつかないように」「人の迷惑にならないように」
などという北京・ソウルでは多い道徳的諭しを言うのは1〜2割ほど
しかいません。 

 その上、驚くことに、
「テレビを見るのを止めなさい」
「ゲームを止めなさい」
という親さえ1〜2割しかいないのです。 

 そして子供への声がけ全体の割合も東京が極端に少ない、これがまた
衝撃的でした。 子供に関心が無いの? 子供が可愛くないの?

 赤ちゃんを見もせずメールしながら授乳する母親、抱き上げもせず、
寝かせたまま哺乳瓶を口にくわえさせ、テレビを見ている母親。 
刻々と成長していく赤ちゃんとの二度と戻らない貴重な母子の時間より
それは大切なものなの? 

 愛し方も叱り方も分らず、どう育ててよいのか自信が無い親が増えて
いると感じてはいましたが、これ程までとは思いませんでした。

 核家族化が進む今、実の親だけにまかせにしてたら日本の未来は暗い
です。 親学講座も増えてきましたが、ここは近所のおば(あ)ちゃん
おじ(い)ちゃんの力の見せ所です。 先ずは力で向ってこられたら
敵わない中高生になる前に、気になったら他所の子でも叱りましょう。 
寂しそうにしてたら、話相手になってやりましょう。  

 私は大家族の中で育ったので、煩い程の言葉を浴びて育ちましたが、
遠い記憶の中には、家族以外で叱ってくれ褒めてくれた他所の人達の
言葉が強い印象で残っています。 かけがえの無い宝物です。


 <参考> 2007年11月8日(木)産経新聞 1面特集
       「やばいぞ日本」 第4部 忘れてしまったもの(3)


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2007年08月03日

ムツゴロウさんの演説

     ? 017.jpg
     「ムツゴロウの東京物語」産経新聞 平成19年8月2日 より  

オヤジ桜全開で、もう一つ時事ネタ、書きます。

 ムツゴロウこと畑正憲さん、良くぞ仰ってくれました!
再び新聞のコラムからの抜粋で恐縮ですが、観光客の減少が深刻な新潟の為に、少しでも多くの人に読んで欲しいので、こちらに引用させて戴きます。 募金も大事ですが、新潟へ行ったり新潟の産物を買ったりすることは、もっとストレートな助けとなり、早急にすべき重要なことだと思いますので!

     *     *     *     *

 何十年ぶりかで再会したムツゴロウさんのハトコのヨッちゃんは、夏休みに孫をつれて新潟へ行く予定だったのを取りやめ、ディズニーランドへ行くことになったのだそうです。 その理由は・・・

 「だって、放射能が危ないんでしょ?
  おいしい魚を食べようと楽しみにしてたんだけどもね。」


 それを聞いたムツゴロウさん、夕食を囲んでいたレストランで、思わず熱のこもった演説をしてしました。

 「えっ、とんでもない!
  おれはさ、科学者でもあるので、あの地震で原発が自動停止し、
  中心部が事故なく冷えていったことに感動したんだよ。
  科学の勝利とさえ思ったさ。
  放射能漏れもごくわずかでさ、人の健康に影響なんかないよ。
  
  それはさ、いくらか不具合があったけど、
  それらはこれから修正していけば良いことで、
  そもそも科学が作り出すものは、修正のうえに修正を重ねて
  立派なものになっていくのだと思うよ。

  地球温暖化を食い止める武器は、原発でもあるんだよ。
  おれ、ずっとそう言い続けている…。」


     *     *     *     *

 ムツゴロウさん、私がぼんやりと疑問に感じ心の中で燻らせていたことを、はっきりと言葉にして下さり、ありがとうございます。 

 こういうことはもっと早く、政府が国民に向って、正々堂々と伝えるべきことです。 新潟近海の魚は安全ですと、放射能漏れもわずかで問題のない範囲ですと、測定値と安全基準値を掲げて、もっと繰り返し広く国民の耳に入るように知らしめて下さい。 

 総理や大臣がこれ見よがしにお刺身を食べて見せるような、イメージ重視のパフォーマンスよりも、きちんとした信用のできる、誰にでも分りやすい形のデータで、国民を納得させるべきです。 こうしている間にも、誤解による2次被害は広がっているのです。

ラベル:放射能
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2007年08月02日

阿久悠さん逝く

 8月1日、梅雨明けの夏の空へ、阿久悠さんが旅立ってしまいました。

 今朝から繰り返し繰り返し、阿久悠さん作詞の歌がメドレーとなって流れてきます。 どの曲にもその時代時代の自分の姿、思い出が重なり、じんわりと涙がにじんで来ます。 テレビ画面がぼうっと霞んできます。

 最近娘に連れられてカラオケに行くことがあります。 「知っている」と思って歌い出してみても、実は「サビ」の部分しか分らない曲が多く、うろたえることが度々あります。 けれども、こうして今流れてくる歌を聴いていると、阿久悠さんの歌は違います。 スラスラと歌詞が口をつき、その情景が鮮やかに浮かび上がってきます。

 ♪上野発の夜行列車降りたときから 青森駅は雪の中…

 こんな真夏の暑さの中というのに、私は忽ち雪の青森駅に立ちすくみ、無口な人の群れを見送り、海鳴りだけを聞き…一人連絡線に乗り込み…凍えそうな鴎みつめ…泣いて…います。

 グループサウンズからポップス・演歌まで、幅広いジャンルに歌詞を提供され、ピンクレディーの歌のような独自の世界をも生み出せる豊かな才能には、今更ながら驚くばかりです。

 それらの歌を聞き作詞リストを眺めながら、今頃初めて気付いたのですが、5000曲以上もの歌詞を書きながら、あの「山口百恵」に書いた歌が一つも見当たりません。

 阿久悠さんは、「スター誕生」の審査員で「花の中3トリオ」とも馴染みが深く、他の二人・森昌子・桜田淳子の為にはいくつも歌を書いているのに、どうして山口百恵にだけは書かなかった(?)のでしょう。

 確か阿久悠さんは、山口百恵を評して「時代と寝た」というような発言をされていたと記憶しています。 山口百恵は最初の頃、多分本人の意思とは関係なく、清純路線の容姿のまま(なにしろ中学生でしたから!)きわどい歌詞の歌を歌わされていましたが…。

 そんなことを思いながら、阿久悠さんの盟友、作曲家・都倉俊一さんの追悼談話を読んでいると、

 『命のある限り、いい詩(うた)を書こうと、いつも心掛けているのを感じていました。 日本語の美しさとか、「こういう風にあるべきだ」と日本の音楽界を憂えたり、「正しい筋道をつけてあげないとだめだ」と僕に言っていましたね。』

という箇所をみつけました。 若しかすると阿久悠さんは、山口百恵に対して大人が敷いてしまったあの路線、あのような売り出し方を、心の中で苦々しく思っていらしたのかもしれませんね。


 産経新聞にこの6月まで「阿久悠 書く言う」というコラムが連載されていて、私はその辛口で小気味良い文章を楽しみにしていました。 前触れも無く終わった連載をいぶかしく思っておりましたが、このコラムが連載当初から「遺言」と意識されて書かれてきたことを今日知りました。 最後の力を振り絞って紡ぎ出された阿久悠さんの「遺言」。 私は今、「夕鶴」のおつうさんが飛び去った後、ぽつりと残された与ひょうのような気持です。

 厳つい顔の白い鳥…ヤマトタケル?
 なるほど良い歌を残した訳です。 


 阿久悠さんの最後の原稿、冒頭にはこうありました。  合掌

 国会が乱れている。 国会が乱れているということは、国全体が乱れているということである。 主権者であるとされている国民は、国会が乱れてくると、誰もかもが困ったものだと議員たちを責めるが、その議員を選んだ反省を口にするものはいない。
 主催者が突然傍観者になり、評論家になるのである。
「私が一票を投じた人があんな悪いことをして、誠に申し訳ない」
と泣いた主権者を見たことがない。 これでは永久に民主主義は機能しない。


  「阿久悠 書く言う」より抜粋 平成19年6月9日 産経新聞朝刊掲載

 
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2007年01月13日

不二家

              fujiya logo.gif

 数日前、駅ビルでケーキを買って帰ろうとショーウィンドウを
眺めて歩いていた時、何気なく不二家のロゴに目が留まった。
 『そういえば、不二家のケーキって、もう何年も食べてない。』

 小さな頃、「不二家の苺ショート」は憧れだった。 
他のお店のものは、上に一粒のっているだけの真っ赤な苺が、ケーキの
段々の間にもたっぷりと、あふれる生クリームと一緒に挟まれていて、
お店の前を通る度、どれだけ胸をときめかしたことか…。

 ショートケーキは苺じゃなくてはね、他のものでは魅力半減。
でも、母が買ってくれるのは桃やらメロンやらパインやら…。
父が見栄えばかりで酸っぱい苺を嫌がったからかもしれない。

 幼いころの甘酸っぱい記憶が蘇り『そうだ今日は不二家にしよう』
と決め、大人になった今、あの頃のショートケーキではなくて、
新製品の「マンハッタン・ストロベリー」だったかな?を、
『不二家も今風に努力してるじゃない』
などと思いつつ、思い出と共にそっと抱えて家路についた。 

 娘に不二家についての思い出をアレコレ話しながら美味しくケーキを
戴いた翌朝、例の賞味期間切れ牛乳使用のシュークリームのニュース!
何と言う事か、何十年振りかで賞味した不二家のケーキがまさか次の
日には店頭から消えてしまうとは…。

 実は、余程シュークリームも一緒に買おうかと迷った末、あまりの
値段の安さに、
 『コンビニのシュークリームより安いって一体…』
と、不安を覚えて止めたのだった。 まさか不安が的中するとは。

 町にはお洒落なケーキが溢れている。 ペコちゃんのお店に往時の
魅力は無くなっていた。 駅前によくあるお店、他にもいくつか名前が
浮かぶが、他所のお宅へ伺う時のお土産には、決して選ばないだろう。
店舗が多いことは利便性は高めたが商品価値を下げてしまった。
後は薄利多売の道…経営方針も揺れていたのだろうか。 

 不二家には、パフェもお子様ランチも教えて貰った。
ミルキーの千歳飴は革命的だった。 お蔭で虫歯になったけど。
LOOKチョコレートもアントルメ・キャンディも大好きだった。
仲良しの子供の友として、ペコちゃんポコちゃんが元気に復活する日を
私は待っている。 名前の通りの「不二」を取り戻して欲しい。


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2006年10月19日

彼は我

          ??〓 1003.jpg

 言いようのない怒りや抗議の気持が湧き上がる事件が続く。
マスコミから断片的に流される映像、情報は、その怒りの炎に
油を注ぐが如きもの多く、群集心理は標的に容赦なく向う。


      
          振り返れ、振り返れ、
          彼は我、
          己が醜き姿の化身なり
      
          安き場所から石打つもの
          そは若き命消ししものと
          同じ姿なり

          人を変えるは難し
          己が心 
          明らに見据えるべし
ラベル:マスコミ
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2006年02月27日

イナ・バウアー

 荒川静香選手の代表的美技とされる「イナ・バウアー」。
これが、スケーティング時の両足のポジショニング*を示すだけで、
上体のあの大きな仰け反りは彼女のオリジナルであることは幾度か
報道されている。

 このような技は開発した選手の名前を取って命名されることが多いの
だから、いっそこの荒川選手の仰け反りイナ・バウアーは
「シズカ・バウアー」
等と呼ばれてしかるべきと思う。

 * イナ・バウアー: Ina Bauer '50年代後半のドイツの女性選手(↓写真)
            http://www.jacksonskates.com/photos/fotot-38.html
            '58年の世界選手権で初めて彼女が披露した技で、
            両足の爪先を180゜開き、足を前後にずらし、
            前の膝を曲げ、後ろの足はまっすぐに伸ばした
            ままの形でのスケーティングを言う。
  参考写真のURL: http://home.snafu.de/eberl/knowledge/fsmoves/ina-bauer_langhans_franziska_ger_dnm01_fs_b_tino_eberl.jpg
ラベル:オリンピック
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2006年02月24日

笑顔と涙

 夜明け前からのフィギュア・スケートの余韻に浸っている。
荒川静香選手の笑顔が、何度見ても美しい。素晴らしい。優勝おめでとう!

 誰が一番頑張ったか、誰が一番苦しんできたか、そんなことは比べられない。
ただ、輝く笑顔も溢れる悔し涙も、一生懸命やってきた者だけのもの。
中途半端な努力では決して得られない。

 涙の理由を問われた村主(すぐり)選手が答えた。
「悔しさがあるからこそ、これからもアスリートとしてやっていけます。」

 次は、貴女の笑顔が見たい。

 そして、貴女に負けず、私も笑顔や涙を得られるように生きよう。



ラベル:オリンピック
posted by 山桜 at 11:43| Comment(10) | TrackBack(1) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする