
JAL エアバスA300
JAL 公式HP JAL航空機コレクションより
http://www.jal.co.jp/aircraft/aircraft/jal_15.html
帯広からの帰りの機中、呻るような微振動がずっと気になり、疲れ果てて寝てしまうことが多いのに、この夜は殆ど眠れずにいた。 そんな中、機長挨拶があった。 機長の口調にいつもと違う何かを感じて聞き入っていると、このA300機は20年の飛行を遂げ本年度を持って退役するという。
(一世風靡したジャンボジェット機 ボーイング747退役ニュースの陰でひっそりと…)
「20年も飛んでいたのでは、呻りもするわ…」
微振動にイラついていた気持ちが、長年飛び続けた飛行機への労いの気持ちに変わる。
「お疲れ様でした。 最後の咽び泣きに付き合えてよかったよ。」
若しかしてベテランCAばかりだったのは、お別れフライト志願?
帯広便のラストフライトは、本日28日という。 東京では、朝からの雨が雪に変わった。
JAS(日本エアシステム)時代のボディ塗装・確か暁の空の三色だったと思う。

機種は異なる(777)がこんなスパイラル塗装も懐かしい…昼の空の二色も加わって。

思えばJALの凋落は、このJASとの統合の頃から始まったように思える。
そのJJ統合と共に尾翼のデザインも変わってしまっていたが、再建計画の中で、少女の頃に
憧れた「鶴のロゴマーク(鶴丸)」が復活するという。
奇しくも今日2011年2月28日、その鶴丸の尾翼復活1号機が披露された。
象徴・旗印というものは大切だ。 鶴丸がJALの翼に力をくれることを祈っている。
日本経済を元気にする為に、聖徳太子もお札に戻ってきてくれないものだろうか…。