2018年02月14日

バレンタイン・ディの朝

 朝、横に座っている元気でちょっと若い感じの主人と普通に話をしているところで目が覚めました。 あまりにも自然で日常で、目が覚めてそこに主人の姿が見えないことが不思議なくらいでした。 残念なことに、何を話していたのか、
「夢だったんだ・・・」
と思った瞬間に記憶がすうっと消えいってしまいました。 

 どちらか先に死んだ時は、死後の世界はどんな所か教えに来ること約束していたのに、忘れちゃったんだろうな。 そういうこと、み〜んな忘れてしまう人でした。 大好きだったりんごチョコを供えたお礼にちょっとだけ顔を見せてくれたのかな。 

 去年のバレンタインには、ケロから手足が冷える主人の為に、あったかふわふわの靴下とズボンのプレゼントが送られてきて、
「ケロは優しいなぁ 俺は幸せだなぁ」
と大喜び。 
「ケロにお礼の写メを送るよ〜」
と私が言うと、プレゼントに顔をうずめ照れくさそうに笑ってくれました。 
「はい、もっと嬉しさいっぱいに〜!」
と言うと、手足をバタバタさせて全身で喜びを表現するので、可笑しくてお腹が痛くなるほど笑ったっけ。 こちらも笑っていてピントのずれたボケボケの写真は、それきり未だ見ることはできません。

 普段眉間に皺を寄せて難しそうな顔を見せることも多かったけれど、本当はこうしておどけてふざけるのが大好きな、とってもとっても可愛い人でした。 また笑わせに来てくれないかなぁ。 


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2018年02月05日

「行かないで」

 去年の今日は、今年の新年観察会の為の同期会での最初の下見日でした。 
 前の晩までは、割に元気で明るく、
「行ってきていいよ」
と言っていた主人でしたが、当日の朝、目を見合せながら、
「本当に大丈夫? Kさんが居て欲しいのなら、私は行かないのよ」
そう言うと、ちょっとうな垂れ考えて、やがて恥ずかしそうに、
「行かないで、やっぱり居て・・・」
 こんなに素直な主人は今まで見たこともなく、私は迷わず行くのを止めました。 参加できなくなったと仲間にメールを打ちながら、涙がぽたぽた、こぼれ落ちたのを覚えています。

 例えようのない辛い痛みとそれを抑える医療麻薬による睡魔や幻覚・・・。 どれだけ不安だったことでしょう。 独りで残されるのは堪らなく寂しかったことでしょう。 そんな人を置いて出掛けようとしていた私。 思い出すだけでも胸が苦しく締め付けられます。 何度謝っても、後悔しても、もう2度とあの貴重な、家の窓辺の陽だまりに二人一緒に並んで居られた日々は戻っては来ません。

 やっともう大丈夫、前向きに生きていけると思え始めていたのに、2月が来て、24日の入院までの日々がカウントダウンされていくように思い出され、足元から崩れ落ちそうな歪んだ落ち着きのない不安に囚われます。 自然の中に出掛けよう。 籠の鳥だった人が、どんなにか行きたかったであろう、あの山々へ。 
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2018年01月28日

表現の源

 人が何かを表現して人に伝えたいと思う原動力は何か。 「感動」と一口に言ってしまえば安っぽいが、「心が強く動いたこと」、それこそが、その源であると私は思う。

 「美しい」「素晴らしい」「心ときめく」生きていれば、そんな喜ばしい感動ばかりではない。 2度と味わいたくない「嘆き」「哀しみ」「苦しみ」による感動も襲い掛かってくる。 

 多くの人はそのような時、負の感動は表に出さず、何事もなかったかのように振る舞うことを美しい生き方と思うのだろう。 しかし私は、そこから目を逸らし、この溢れる感情を抑えて無きものにしては勿体無い、いっそのこと、心の奥底からえぐり出し味わい尽くしてやろう、経験した者にしか分からない底知れぬ心の痛み、傷み、悼みの感情を、どうしたら表現できるか取っ組み合ってみようと思うに至った。 

 見えないように埋めて知らぬ間に腐らせ消し去るのではなく、見えるところに引っ張り出して、悲鳴を上げながら傷口をブラシと冷たい水でよくよく洗い、感情的になったり客観的になったりしながら傷口を見詰め直し自分なりの表現と格闘した上で、自然とにじみ出たものでカサブタを作ったり、元より丈夫に縫い合わせたりが出来たらと思う。 元通りツルンと治る部分もあれば、傷跡を残す部分もあるだろう。

 その表現は時に拙ブログに顔を出すこともあり、突然なんなのだ、こんなものを見せられてどうすればいいのかと面食らわれた方多数と思う。 人の目に触れるところに出すという決心無しには、感情の表現を「形」として昇華することが出来ない私、締め切りが無いと作品を仕上げられない私、時に現れる見苦しいもがきの軌跡、どうかお目こぼしあれ。


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2018年01月25日

凍りつく東京

 何十年ぶりかの大寒波がやってくるとは聞きながら、なんとか大雪も無事に済んだので油断していました。

 朝、洗面しようとお湯の方の蛇口を開けてもチョロチョロと水が細くでるだけ・・・
「うわ、しまった、凍ってる!」

 未だ、ここに越してきた20年ほど前には2度ほど凍ったことがあり、給湯器へ繋がるパイプに防寒材を巻き付けたことがありました。 その後今まで一度も凍ってなかったので『まぁ、大丈夫でしょう』と・・・甘かったです。 幸い水の方は大丈夫だったのでなんとかなりました。

 外の気温は、まさかの-7℃。 先日の御岳山ハイキングの時と同じです。 家の中が温かいので、新聞を取に出て余りの寒さにピキッとなり慌てて駆け戻りました。

 お昼前、ようやく溶けてお湯が出て、改めてそのありがたさが身に染みました。 子供の頃には蛇口からお湯なんて出なくて当たり前だったのに、すっかり便利さに慣れてしまって贅沢になったものです。 

 そうそう、寝ている時に使っていた湯たんぽのお湯で、朝、顔を洗っていたのを思い出して懐かしくなりました。 豆炭を入れたアンカもありましたっけ。 用意してくれた祖母の笑顔と優しい手、火鉢の匂い、そこで焼いていたお餅を未だかな未だかなと何度もひっくり返して、
「餅は殿様のように焼くものだ」
などと言われたことも思い出し、目頭がじわじわして来ました。 

 「餅は貧乏人に、魚は殿様に焼かせろ」という言い方が一般的のようですが、祖母は新潟出身、寒い地方でお餅をひっきりなしにひっくり返していたら、いつまでたっても焼けないので、焦らずじっくり待ってからひっくり返すものだと教えたのでしょう。 


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2018年01月23日

雪かき・雪下ろし

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 昨日17:00頃、ガレージの屋根の雪下ろし前、20cmの積雪をチェック、片側から手の届く1/3位雪下ろししてから、道路側も落とし、道路の雪かきを1時間半ほどしてから再度見ると、また10cmほど積もっていてビックリ! 慌ててまた雪下ろし、もう、真ん中の部分は諦めた頃には明りが灯っていました。 30pも積もったのは此処へ越してきてから初めてです。 

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そうこうして居る内にまた積もってきて、キリが無いので降参!

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 お風呂にゆったり浸かって、ケロがお正月に持ってきてくれたお酒で一杯。 炭酸ではなく生きている酵母の発砲酒なので、冷蔵しておかないと瓶内で発酵がすすみ開ける時に噴出して大変なことになります。 冷蔵庫に入れていても、毎回シュッと音がして『生きてたか〜』と愛おしくなります。 何かに合わせるというより、このお酒だけで楽しむのが良さそうですが、牡蠣と舞茸をさっとオリーブオイルで焼いて肴にしてみました。 くたんと疲れた体に染みました。


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2018年01月19日

知らなかった

  知らなかった

生きたまま半身引き裂かれ
鋸でひかれるが如き痛みを

君去りし病室の窓見上げ
おろし金でえぐられるが如き痛みを

梅、桜、海棠、桃 花それぞれの思い出に
しくしくと染み込む如き痛みを

連れ立ち歩くご夫婦と すれ違い
細い細い針で刺しぬかれし如き痛みを

君休みしベンチ正視できず
異空間の捻じれに引き込まれんが如き痛みを

君の好物に手を伸ばし やめ
開いた穴に風吹き込むが如き痛みを

話しかけ応え無き部屋の
キリリと凍るが如き痛みを

紅葉下 物思う君の後姿無き道で
赤き涙はらはらと吹き出し痛みを

われ知らぬ君が世界ありき知り
チリチリと火に炙られるが如き痛みを

君が苦しみの深さ気付かず過ごし日々悔い
心臓を押しつぶされるが如き痛みを

この世にこんなにもたくさんの痛みがあることを
知らずに過ごしてきたのは
みんな貴方のお蔭だったのに

そんなことも 知らなかった


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2018年01月16日

ちょっとだけご褒美

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 字が小っちゃくて、難しい用語だらけで、ものすごいページ数があって、必要書類を集めるのに一件一件につき何週間もかかって、何度もやろうとしては先延ばしにしていた申告書作成をやっと終えて提出してきました。 もっと早く余裕をもって始めればいいものを・・・と毎度思うのですが、それが出来ない性格って治りませんね。 締切が近づいて切羽詰まらないとダメで情けないです。 先延ばしにすればするほどストレス溜まって精神上も良くないって分かっていますのにね。

 その後にこれも先延ばしだった持病の経過観察の為に病院へ行き、異常なしでホッと一息。 

 自分にしては頑張ったご褒美にケーキを二つ買って帰りました。 主人は褒めてくれるかな。 一緒に(私のお腹に二つ入りますが^^;)いただきま〜す! 


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posted by 山桜 at 19:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月04日

朝な富士・夕な富士

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 多那都物百之木草母天照須日乃大神之米具美延弖許曾
 たなつものもののきぐさもあまてらす
            ひのおおかみのめぐみえてこそ  

 朝與比尓物喰毎尓豊受氣能神乃米具美袁思閇世之人
 あさよひにものくふごとにとようけの
            かみのめぐみをおもへよのひと

      本居宣長(もとおりのりがな)食前食後の歌

朝な夕なに富士山を拝み、健やかに食事を頂ける幸せに感謝いたします。

 それにしても言葉と文字とは、面白いものです。
 
 人が以心伝心が出来た頃には言葉さえ要らなかったものが、段々と人が増え人と人の間に隔たりが出来ると誰にでも同じように伝えることが出来る言葉が必要になり、やがて約束の証拠を残す為に文字まで必要になった、とすれば、長い間文字を持たずに仲良く暮らしていられた私たちのご先祖様は何と幸せだったことか。

 しかしまた、一旦、文字を手に入れたご先祖様たちは、面白い道具を得たように自由自在に活用を始めた訳で。 漢字の意味や音を巧みに使い分けて自分たちの言葉を書き表す遊びは、大層面白かったのでしょうね。 自分の智慧と教養の見せどころでもあったことでしょう。 

 それをまた「書」として書き表す楽しみまで得てしまうと、遂には「仮名」や「カタカナ」まで生み出し、それらを書き易い美しく滑らかな和紙を漉き、果ては重ね継ぎまで施した料紙に独自の散らし書きの美まで到達してしまうとは、まぁ、つくづく遊び好きな民族だなと嬉しくなってしまいます。

 私も随分とその血を受け継いでいるようで、
 「遊びをせんとや生まれけん」
興味が湧いてくる限り、楽しみをみつけながら生きていけそうです。

 とうとう哀しみの底にまで興味が湧いて、潜りに潜って底の石を拾って浮き上がって参りました。 どん底の石でもお日様の光に当てればポカポカと温まり、お月様の光に当てればすうっと清らかになります。

 こんな私でもまだまだ「天地に遊ぶ」人で居ることができるようです。 


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本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。 
posted by 山桜 at 00:00| Comment(8) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月31日

「哀」より「愛」

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      光ふる窓辺にまどろむ君ありて 
        ねいきたしかむ日々ぞ恋しき  山桜

 拙い絵に今の思いを添えて、年末年始欠礼のご挨拶をお送りしましたところ、勿体無くも身に余る優しいお気持ちのこめられた歌やお便りなどをたくさん頂戴いたしました。 このように歌に歌で応えてくださる「相聞歌」での心のやりとりも嬉しく、ここに残しておきたく存じます。 お名前を伏せましたが、お断りなき掲載をお許しください。 
 
 逝きてなお想い重ねてある貴女の
           日々のいとなみ笑顔うれしき
 
 病む夫の寝顔に安らぐ君もまた
      美しき秋の絵画のごとし(逍遥・Mさま)

 ぬくもりを抱きて山路をゆく君の
      御身にやさしき木漏れ日そそぐ(逍遥・Mさま)

 思いつつ寝ればや人の見えつらむ
           夢と知りせば覚めざらましを

 また、或る方は、石蕗(ツワブキ)と杜鵑(ホトトギス)の花言葉を教えて下さり、
 「知っていて描かれたのですか?」
 「そうでないとすれば、神懸り的なものを感じます。」 
 とまでの仰せで、ちっとも知らずに描いた私も驚いてしまいました。

 ツワブキの花言葉:
 「愛よ甦れ」  「困難に負けない」 「先を見通す力」
 「いつも笑顔」 「謙遜」 「謙譲」

 ホトトギスの花言葉:
 「永遠にあなたのもの」 「秘めた恋」 「秘めた意志」
 「恥ずかしがり屋」 「永遠の若さ」

 どれもこれも、主人からのメッセージ、また、私から主人へのメッセージのように思え、一つ一つの言葉が何度読んでも胸に沁みて参ります。 

 最後の最後に「心からの愛」を伝えてくれて、ありがとう。
 花言葉での伝言もしっかりと受け止めましたよ。
 私の気持ちも受け止めてくれていますよね。

 「恥ずかしがり屋」の あなた、
 口下手だけれど、秘めた意志はとても強い、あなた
  ボブ・ディランの "Forever Young" が好きな あなた
 今も変わらず傍に居てくれて、ありがとう。


 多くの方々より沢山の温かい励ましをいただき、何とかここまでやってこられました。 心より御礼申し上げます。 またしても友達に会いに出かけたケロが帰ってきたら、沢山お喋りし好物を並べて盃を傾けながら、お蔭様で無事に歳が越せそうです。 

 皆さま、どうぞ健やかに佳き歳をお迎えくださいませ。   

                     山桜 拝


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たくさんのクリック応援、ありがとうございました。 明くる年も、どうぞよろしくお願い申し上げます
 
ラベル:短歌 和歌 Kさん
posted by 山桜 at 15:32| Comment(4) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ねこ・さる・とり

 干支の話になると、不機嫌になるのが、こちら、

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 ねずみに騙されて神様の招集に間に合わなかったとか。
 塀の上からこちらを見下ろす目がキラリ✨

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 猿は、とうにお呼びでないとばかりに駆け去り、

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 キジバトのご夫婦は、
 「酉年もそろそろ終わるわねぇ」
と、眠たそうに日向ぼっこ。

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 ダイサギさんも、そろりそろりと、
 「さぁて、お次がよろしいようで・・・」
と後姿をみせて去っていこうとしています。

 戌年は、どんな歳になるのでしょう。 
 精一杯、見守ってくれている人に恥ずかしくない生き方をして行こうと思います。


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2017年12月26日

「木蘭の涙」by Stardust Revue

 私が哀しみの中に居ることに思いを寄せて、何人かの方より、スターダスト・レビューの「木蘭(もくれん)の涙」について、
「この曲を知っていますか?」
「今の貴女と重なって・・・」
とお便りをいただきました。

 以前から知っていた曲でしたが、今、この境遇になって耳を傾けると、その歌詞が痛い程に胸に響き、思いが堰を切って溢れ出します。

「木蘭の涙」Stardust Revue official Youtube channelより
https://www.youtube.com/watch?v=PXiDYEhsuS0

 この世の中には何と多くの心打つ歌があったのだろうと、こんなにも人の心を震わせるとはなんという才能なのだろうかと、このような身になって初めて気が付きました。 人は哀しみに会って初めて人の哀しみを知るって本当のことですね。 優しいお気持ちを寄せて下さり、本当にありがとうございます。


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2017年12月19日

「RED LUCKY TRAIN」

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 駅に見慣れないちょっとレトロな塗装の電車が止まっていて、撮り鉄と思しき人々が三脚まで立て、しきりにシャッターを切っていたので、何が貴重なのかも分からず、ツイツイつられて撮って来ました。 電車から降りた時も、思わぬフラッシュを浴びたので何事かと驚きましたが、どうやら西武鉄道でも一編成しか走っていない「RED LUCKY TRAIN」というもので、見られたら幸せになれるのだとか

 この日は井の頭公園のスワンボートの中の眉毛のハンサム・スワンにも2週続けて一目で出会えたし、何かいいことあるのかなぁ 


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2017年12月17日

「直虎」終わったよ

 一緒に見始めた「直虎」が
 今日、終わったよ。
 鶴が可哀想過ぎて
 もう見るのやめようかな
 なんて言ってたけど
 とうとう最後まで見続けて
 結婚もせず子もなさず
 人々の為に生き
 志を次世代に伝えた直虎に
 何度も励まされて来たよ。
 
 あなたが楽しみに見ていた
「ごちそうさん」も
「名探偵ポワロ」も
 退院したら一緒に見ようと
 録画しておいたまま。

 「ひよっこ」も一緒に見て
 笑ったり泣いたりしたかったなぁ
 
 あなたが知らないドラマが
 増えていかないように
 話しかけるから
 時々はそっと応えてね
 
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2017年11月29日

’17 紅葉の散歩道

 前の晩は木枯らしの音が怖い程だったのに、眠れぬ夜が明ければ朝日キラキラの眩しいお天気、ホテルのようなお洒落で美味しい朝食を頂き朝ドラを見ていたのは覚えています。 その後は、お腹をさすりながらひぃひぃふぅの繰り返し、さすり続けた所が毛玉になる程の時が過ぎてやっとあなたは誕生しました。 

 おめでとう!
 懐かしいふるさとの紅葉の散歩道を届けます。

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スズカケノキの黄葉

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あの紅葉のトンネル・・・もう、一年が過ぎたのね。

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アオハダの黄葉

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堤防に登れば奥多摩の山々が見えて 

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大好きな栃の木の黄葉が青空いっぱい

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いつの間にか、新しく石畳の道が出来てたよ。銀杏はますます踏まれてすりつぶされて粉々に・・・お家に戻ったら、色づいたあじさいがお出迎え。年末に帰ってくるのをみんな待ってるよ


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2017年11月22日

永遠の片思い

 歴史的な何かがあった日でもない、数字のごろ合わせのような「〇〇の日」は、消費を促す切欠として生み出されたもの。 それでも、誰かがきっと今日「いい夫婦の日」のお蔭でちょっと幸せな気持ちを味わっていると思うと、嫌な気持ちにはなりません。

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 ただ、昨年の今日、まぶしい程の紅葉を見上げ二人で歩いていたことを思うと、心が揺れます。 まさか、一年後の今日、貴方がこの世から姿を消しているなんて・・・思いもしませんでした。

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 もみじの木漏れ日の下
 あなたは何を思って歩いていたの
 聞きたかったこと
 話したかったこと
 口元まで出かかっては
 いつも飲み込み笑ってた

 口に出してしまったら
 今の幸せが崩れてしまいそうで
 
 今はもう
 湖にたずねても
 山に問いかけても
 風も応えてはくれない

 心の中に住んでいる
 遠い憧れの人に
 話しかける夜
 永遠の遥かな遠距離 片思い

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2017年11月04日

銀杏(ギンナン)に寄せて


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 今年は銀杏の生り年のようで、どこも鈴なりに実って、また降るように落ち積もっていました。

 銀杏は美味しいけれど、果肉の部分が臭くてまたかぶれることもあり、食べられるようにするまでの手間がかかる為か、拾う人も少なくなっているようです。 

 近くの公園でも毎年、早起きしなければ拾えない程、綺麗に皮を剥いて片づけて拾っていかれる人がいらしたのですが、今年はいつ行ってもたくさんの実が落ちたままただ踏まれていくばかり。 きっとあの几帳面に拾っていた方は、引っ越されたのか旅立たれたのか、この地には居なくなってしまわれたのでしょう。

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 我家でも、銀杏が大大大好きな人があちらの世界へ行ってしまい、私もとうとう拾って始末をして・・・の元気は出ず仕舞いでした。 銀杏を紙袋に入れて塩を降って電子レンジにかけ、パンパン弾けなかった残りの実をカチッと割る力仕事は私、固い皮を剥くのも私、家人は残った薄皮を丁寧に剥いて食べる係でした。

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 でも、晩酌の合間たまに気が向けば、食事の用意をしている私の為に、こんな風に綺麗に楊枝にさして置いてくれることもあったのです。 
「ほうら、剥いておいてやったぞ」
そういって得意そうに笑っていた顔を思い出します。 

 本当は自分で剥きながら熱々のを頂くのが美味しいのですけれど、その気持ちが嬉しくて泣きそうになりましたっけ・・・。 今はそのことを思い出して涙が止まりません。 泣かずに銀杏を頂ける日が、いつかまた来るのでしょうか。 


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2017年10月18日

ケロ、ありがとね〜!

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連休に帰ってきてくれたケロ、誕生日には帰れなくてごめんね…って、1日遅れちゃったけどって、素敵なプレゼントを送ってくれて、ありがとう

自分ではピンクのものを買うことが無いから、お部屋がぱぁ〜〜っと明るくなったよ! うれしいなぁ

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こっちは一人であけるのは勿体無いので、今度ケロが来た時に一緒に飲もうね〜



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2017年09月28日

小さな彼岸花

 去年の春から私が通い、生物の世話や植物の手入れをしている自然観察園。 いつか主人にも来て見て欲しかったけれど、それはもう叶わぬ夢。 主人の代わりに見に来てくださる来園者さんが増えることを願って、このお彼岸中に彼岸花の球根を30球植えさせて貰いました。 

 その内の一球が、約一週間後、早くも私の当番日に一番物陰で、ひっそりと花を咲かせていてくれました。

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 植え付けが遅く、根と花茎を伸ばすのとが同時になってしまったので、大分小柄ですけれど、それがなんだか赤いキツネノカミソリのようで可憐でした。 一斉に開花といかないのは、植える前の休眠中の状態だった球根が目覚めるのに要する時間に個体差があるからと思われます。 これからポツリポツリと咲いていくのも、他所の彼岸花が終わった後に咲くのも面白く、園に通う楽しみが増えました。

<彼岸花の花言葉>
 「また会う日まで」「再会」「独立」など


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2017年09月19日

あの半年、この半年

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 この世に大きな安堵のひと息を遺し、主人が浄土へ渡った日から半年が経ちました。 殆どひと時も離れず過ごした、あの幸せな最後の半年と同じ長さの月日である筈なのに、なんという違いなのでしょう。

 これからの季節は、あの半年を思い出し なぞっていくようで、足がすくみます。

 病状を告げられた診察室の風景、患部が光ったレントゲン写真、主治医の他に居並んだ医師たちの沈痛な面持ち、それらが何を意味するのか、これからどんなことが起こっていくのか、その時は未だ実感もなく、また深く探ろうともしませんでした。 はっきりと宣告もせず、かといって積極的に治療していきましょうとも言わない若い主治医。 それでも私たちは、あらゆる手を尽くして治していくことしか考えていませんでした。 最後の最後まできっと治ると信じて、出来ること考えられることを尽くして望みをつないでいました。

 毎晩遅くまで働き、長期の出張も多かった主人が、やっと私の手元に戻ってきてくれ毎日一緒に暮らせた日々、激痛を抑えるために服用していた大量の医療麻薬の所為もあるのか、穏やかで優しい仏様のような人になっていました。 意地やプライドのような枷からも解き放たれて、素直に思ったことを口にしてくれて、ずっとこんな風に暮らせたらどんなにいいだろうと思っていた夢のような暮らしのできた半年でした。 神様が私たちに最後に与えてくださった幸せな贈りものの半年でした。

 それなのに、今は思い出すのが怖いのです。 その幸せな日々がもうすぐ終わってしまうことも知らずに過ごしていた自分。 まるでタイムマシンに乗って、その自分に何かを伝えにいくようで足がすくむのです。 

 段々と日が短くなり、暗く寒い日々がやってきても、あの優しいぬくもりは戻っては来ない。 いいえ、きっと主人は違う形で私の心を温めてくれることでしょう。 心の奥底に優しい優しい気持ちを秘めた人でしたから。 主人を信じ、恐れず前に進むことにいたします。



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2017年09月12日

30回目の記念日

  
 去年と変わらぬ部屋の中
 あなただけがみつからない

 元気になったら
 一緒にあちこち旅しようねと
 指切りしたのに

 私を一人残して
 旅立っていった あなた

 私の分の切符を持って
 いつかきっと迎えに来てね



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