2013年06月25日

貞恭庵・嘉祥の祝

 家人と増上寺近辺を散歩中、観光客もなかなか足を踏み入れない、やや奥まった所にある和宮様ご縁のお茶室「貞恭庵」へと潜入?しようとしますと、丁度第4日曜の公開日で貞恭庵でお茶とお菓子を戴けるとのお誘いを受けました。 家人が面倒がるかな…と思いきや、思いがけず「いいよ」と言うので、嬉しい! 幸運にも嘗て和宮様が寛がれたであろうお茶室へ…。

 『あら…何だか開放的?』 そう、お公家さん方の使われるお茶室には躙り口はないのだそうで、広々と空いた縁側から茶室内へ。 理由はよく聞こえなかったのですが、烏帽子やらおおすべらかしやら衣装やらで、狭い躙り口から入るには色々大変だったのかもしれません。 お茶室は、どんな身分の人も頭を垂れ狭き躙り口から入る分け隔ての無さが…とは言え、寛ぎの私的茶室、例外は有りのようですね。

貞恭庵.gif
芝・増上寺(徳川家の菩提寺)和宮様ご縁の貞恭庵
(江戸城にあった茶室ではなく明治になってからお使いの茶室を移築)庵名は和宮様ご戒名「静寛院宮贈一品内親王好誉和順貞恭大姉」から。(写真・東京寺院ガイド・増上寺より)

掛物は甲冑を着けた童子の絵、床には三宝に載った七種のお菓子。(参考写真・図:とらや公式ブログより)
嘉祥菓~1.JPG
七ヶ盛~1.JPG
江戸末期、虎屋により復元された献上嘉祥16種の菓子のうち、
16⇒1+6=7種の菓子 (詳細は下記参照)

 『あ、これは確か和菓子教室で「和菓子の日」のお話の中に出てきた…』と、記憶の底からあれやこれやを手繰り寄せていると、

 席主(大日本茶道学会)の方が、ニコニコ微笑まれながら、詳しくお話をしてくださいました。

 お話の合間に主菓子「武蔵野」(村雨よりもっちりとした食感、上品な甘さ)と乾いた喉を潤す美味しい薄茶(奈良絵のお茶碗)を戴きつつ…

 「これは、嘉祥(嘉定 かじょう)の菓子といいまして…(以下、お話の記憶と戴いたリーフレット等を参考に作成)

 嘗て旧暦の6月16日には、「嘉祥」という餅や菓子を食べ厄除・健康招福を祈る行事がありました。 起源ははっきりとは分かりませんが、室町時代には武家や宮中で行われた記録が残っています。 元々は、848年(承和15年・嘉祥元年)の夏、仁明天皇がご神託に基づき6月16日、16の数に因んだ餅菓子などを神前に供え、厄除・健康招福を祈願し、「嘉祥」と改元したことに因むとも言われています。 

 鎌倉時代には、後の後嵯峨天皇が東宮となられる前の6月16日に、通貨16枚でお供えの菓子などを求めて献上、これが吉例となり皇位継承後も続けられました。 

 室町の頃には、この日、楊弓(ようきゅう) で負けた者は、中国の「嘉定通宝」16枚で食物を購い、勝者に供しました。 嘉と通が「か・つう」で「勝」に通じることから、武家に尊ばれました。 「御湯殿上日記」には、嘉祥の日に朝廷では主上に「かづう」(=女房言葉で嘉祥菓子、「かつう」「かずう」とも)を誘あげるのが吉例であったことも記されています。

 豊臣秀吉も「嘉祥の祝」を恒例としていたことを受け、徳川家康も江戸幕府に置いてこれを継承し、6月16日に将軍より、大名、旗本など御目見得以上の諸士に江戸城の大広間で菓子を振る舞いました。 これを「嘉祥頂戴」といい、白木の片木(へぎ)盆の上に青杉の葉を敷きその上に積んである菓子(総数2万個とも)を一人一つずつ取らせたと言われています。 菓子作りは大久保主水が担い、羊羹・饅頭・大鶉焼(大福の前身)・あこや(アコヤガイを模す)・きんとん・寄水(ねじり新粉餅)・平麩・熨斗がそれぞれ種別に盛られたようです。

 宮中では天皇から臣下へ1升6合の米を賜い、その米を虎屋か二口屋の菓子と換えていました。 また、井原西鶴の『諸艶大鑑(しょえんおおかがみ)』 には、京都島原で虎屋の羊羹など16品が出される嘉祥の様子が描かれています。

 庶民の間でも「嘉祥喰」といって、16文で菓子や餅16個を求めて食べるしきたりがうまれ、本来は嘉祥通宝で…といえども嘉祥通宝の流通量は少なく、代わりに米1升6合を持って餅・菓子を求めることも行われていました。
 
 その他、
 「嘉祥縫」…16歳の袖止め(振袖から詰袖にする)
 「嘉祥の梅」…6月16日に採った梅の梅干を旅立の日に食す災難除け。
 「月見と嘉祥」…宮中の成人式の一種で16歳になり月見をする。 
 和宮様も1860年6月16日にこの「月見の儀」をなされたそうです。

 明治となって、この「嘉祥の行事」は廃れてしまいましたが、昭和54年 (1979年)全国和菓子協会は、6月16日の意義を鑑み「和菓子の日」と制定しました。

<虎屋の嘉祥菓子> 
 浅路飴*1…白求肥を拍子木型に切り炒り胡麻をまぶす。
 伊賀餅*2…餅皮で白あん包み糯米の染飯を散らし蒸す。 
 桔梗餅…和三盆糖を精製する段階でとれる希少な「白下糖」を用いた外郎皮で漉餡を包み桔梗型に作る。

 源氏籬*3(ませ)…湿粉*4で象った源氏の籬型。 
 豊岡の里*5…淡紅色の方形餡入り落雁。
 味噌松風…薄く長方形に切った味噌松風。
 武蔵野…湿粉で羊羹を挟む。武蔵野の秋景色。

  *1朝路とも
  *2蔵王の銘菓「稲花(いが)餅」と似ているような… 
  *3籬=垣根や塀のこと。 数寄屋等の古い和風建築に用いる「源氏塀」の特徴「たすき」の傾斜した線を取り入れた意匠。

  *4湿粉=餡・餅粉・上新粉を混ぜてもみ、こし網で漉してそぼろを作り枠に入れ蒸したもの。「村雨」。

  *5古くより淡紅色の落雁のことを「豊岡の里」と呼ぶ。 由来は虎屋でもきちんと分からないとのこと。

<後記>
 記念に法然上人のお姿絵と「天下和順(てんげわじゅん)」の祝聖文(しゅくしょうもん)入った札(栞?)を戴きました。 主催は「茶雅馬(ちゃがま)茶道教室」MIHO企画さんでブログも書かれています。 

 それにしても、「嘉祥」は徹底した 1、6、16 また 7 に拘る行事です。 昔、こういう数字にまつわる伝えや教えに詳しい方がいらして、それはそれは色々なお話をしてくださり驚き、また大いに興味が広がったものでした。 今頃どうされているのでしょうか…? どうか、お元気でいらっしゃいますように。
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2011年03月03日

春を呼ぶ「糊こぼし」

 去年からの約束を覚えていて下さったありがたいお方より、都に春を訪れを告げる東大寺・修二会を飾る椿の造花を模し、その時期だけ供される、東京では得がたい和菓子「糊こぼし」が届きました〜揺れるハート ありがとうございますぴかぴか(新しい)

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梱包を開けると、奈良市餅飯殿(もちいどの)通り・御菓子司「萬々堂」さんの包装紙の意匠も素晴らしく… 

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      お箱には、また可愛らしい椿の花々が咲いていて…

早く「糊こぼし」を見せて〜って、ごめんなさい、もったいぶってて…
だって勿体無いんですもの(笑) ではでは、箱を開けますよ〜

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きゃ〜っ、もう綺麗でしょ〜〜ハートたち(複数ハート) 可愛いでしょ〜〜〜ハートたち(複数ハート)  

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とってもとっても柔らか〜なお菓子なのに、遠路大切に運ばれてきたようでご覧の通り、しゃんとしてます。

乱暴にトンと置いたら潰れてしまいそうなほど柔らかな仕上がり、花びらの部分は餅と白餡で出来ていて、真っ赤な椿に白い糊がこぼれた…そんな風情に彩られています。 蕊の部分はまた一層とろけるように柔らかでカスタードクリームに近い程のまろやかな黄味餡です。 上品な甘味の中にそれぞれの材料の風味の素晴らしさが生きていて、今まで戴いた数々の和菓子の中でもピカイチの美味しさに、ケロロンと二人、奈良のお水取りの思い出に浸りながら、お抹茶たっぷり点ててうっとりと頂戴いたしました。

そうそう、昔はこの2倍程の大きさだったとか… 
いいなぁ! 私、このお菓子だったらもう、幾らでも戴けます♪
今は殆どの生菓子が、あのプラケースに入る大きさになってしまいましたね。

それにしても世の中には美味しい物がなんと沢山あるのでしょ〜 
ああ、和菓子の栄える日の本の国に生まれてよかった…

御菓子司「萬々堂通則」さんHPより
 【糊こぼし】春をよぶ東大寺二月堂のお水取りの間中須弥壇の
       四隅を飾る造花。それを形どったこの時期だけ
       作る鮮やかな姿の生菓子「糊こぼし」。
       口中でさっと溶けてゆく絶品を味わいください。

       販売時期:2月〜3月中旬


昨年の拙ブログ「東大寺・二月堂・修二会最終日」←クリックで飛べます。

椿の品種「糊こぼし」の画像はこちら↓
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椿専門店・椿華園さんHP: http://www.chinkaen.jp/ より

椿の方が本当に糊がこぼれてしまった感じで、和菓子はずっと洗練された意匠になってますね。
posted by 山桜 at 00:00| Comment(24) | TrackBack(0) | 和菓子・洋菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年10月12日

焼き立てドラ焼

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 お彼岸にお萩用に炊いた小倉餡が未だ残っていたので、先月習ったドラ焼きを作ってみました。 大きさや形や厚さがマチマチなのはご愛嬌^^;

 ドラ焼きの皮を焼く匂いって、とっても魅惑的ですよね! 少し前までは、新宿の地下でも大きな銅板でドラ焼きなどを焼いていて、前を通るのが愉しみでしたのに、いつのまにやら無くなってしまいました。 同じようにお茶屋さんの店頭でお茶を焙じている素敵な香りもしなくなり、替わりにイタリアンやらインド料理やらのスパイスの香りが増えました。 今の子にとっては、これがこの地下街の香りなのですよね…ちょっと寂しいです。

 幸い家の近所の和菓子やさんからは、時々芳しいドラちゃんの香りが漂ってきて、ついつい惹かれて買ってしまいます。 でも、いくら今焼いているからと云って、鯛焼きと違いホカホカの焼き立ては売ってくれないのですよね…。 

 そこで『自分で作れば焼き立てが食べられる〜♪』 と思い、張り切って挑戦しました! でも、皮がまだ温かくしっとりしている内に餡を包んで2枚を閉じないとくっつかなくなってしまうので、種を流してひっくり返して両面を焼いて皮を冷めないように布巾に包んで〜と、なんとも忙しい訳です。 それでも寸暇を盗んでちょっと皮だけパクっ…う〜ん、美味し〜い! ああ、この焼き立ての香り〜たまりませ〜ん! あれ、でも、いつものドラ焼きのイメージとは違います。

 失敗しちゃったかなぁ… 家族も美味しいといってくれつつも、やっぱり手作りっぽいね、という反応。 とはいえ、温かいとふわふわにやわらかくってすぐに戴けてしまうので、あっという間に3つずつも…たちまちお腹いっぱいです。 家でお菓子を作ると食べ過ぎちゃうのがイケマセン(><)

 残りは一つ一つ包んで菓子入に置いておき、翌朝もう一度戴いてみたら、おおおっ、なんとちゃんと和菓子屋さんのようなふっくらしっとりのドラ焼きになっているではありませんか! やはり、水あめやみりんなどの入った皮は、焼きたてよりも少し落ち着いた頃の方が本来の味を楽しめるのですね。 長いこと、焼き立てに憧れていましたが、お菓子屋さんが売ってくれない訳に納得の日でした。
タグ:和菓子
posted by 山桜 at 14:28| Comment(10) | TrackBack(0) | 和菓子・洋菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月22日

中秋のお菓子「月餅」


  「中秋の名月」に備えて、和菓子教室で(和菓子でなく中国菓子ですが)「月餅」を作りました。 焼き立てよりも一日以上寝かせた方が美味しく戴けるとのこと。 最近は真空パック包装されていますが、元々日持ちの良いお菓子です。

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皮*で餡**を包み型抜して鉄板に並べ照りを塗った所    焼上げ寝かせ落ち着いたもの

 *皮 薄力粉・砂糖・ラード・白餡・卵黄・胡麻油・重曹
**餡 小豆餡・ラード・胡麻・松の実・胡桃など (餡は各地で様々な種類があります。)

 日本には1600年ごろ渡来し、後に新宿「中村屋」が日本人の口に合うようにして売り出してから一般的になりました。 日本では、中華料理店等でもお土産として一年中売られているお菓子となりましたが、本来、本家の中国では、旧暦八月十五日の「中秋節」に家族円満を月に祈って戴くお菓子でこの季節だけのもののようです。 

 調べてみると「月餅」に纏わる話は、長く深く広く大変面白そうで、また一つ愉しみが増えました。 

 お隣の国のこと、知っているようで知らないことが本当に多いです。

posted by 山桜 at 20:21| Comment(14) | TrackBack(0) | 和菓子・洋菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年04月20日

和菓子初め・桜饅頭

 友人に誘って戴いて、ナントまぁ、今度は和菓子を習い始めました。
初めての今日は「蒸し饅頭」でしたが、皮を桜色に染め桜の飾りをつけたなら、可愛いらしい「桜饅頭」となりました。

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蒸し上がりに布巾をかけ保湿しながら荒熱をとり、薄く流し固めた羊羹を桜型で抜いて飾りました。 未だ湯気が残っていて写真がうるうるですが、左の縦2列が山桜作です^^

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左:底の皮は薄く、腰高で上に行くほど皮が厚いのが
  「粋なお饅頭」なのだそうです。 初めてにしては、まぁまぁ?
右:小倉餡でも作りました。 では、いただきまぁ〜す♪
下:一つずつ包んで箱に入れれば、おおっ、ちょっと売れそ…(笑)?

 新しいことを習うって刺激になりますね。
少〜しばかり、使っていなかった部分の脳が活性化したような…。
帰宅してお習字の稽古をしたら、なんだかいつもより筆も上手く運べるように思えて嬉しい♪ あくまでも気のせいと思われますが。

posted by 山桜 at 20:54| Comment(10) | TrackBack(0) | 和菓子・洋菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月28日

憩いの日々

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          イタリアン・コースのドルチェ

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   ガトー・ショコラ・イボワール(象牙)/チョコチップ・クッキー by ケロロン

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苺とバナナのクラフティ by ケロロン

買物に行ったり食事に行ったり家でお菓子を作ったり、あれ
これ旅行の計画を練ったりと、受験勉強から解放されたケロロン
と一緒の時間が増えました。 パソコンをゆっくり開く時間も無く、
すっかりご無沙汰、失礼しております。

 けれどこれも2月までのこと。3月になればバイト、友達との
旅行などで忙しくなり、4月になれば大学生としての生活が始まり
ます。 ほんのひと時の母娘の睦月だったかもしれませんが、
母にはとても嬉しい日々でした。
posted by 山桜 at 00:00| Comment(14) | TrackBack(0) | 和菓子・洋菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月07日

続・柏餅の葉

 先日も書きましたが、どうも最近、昔と違う緑色の葉の柏餅がある
と感じていましたら、なんと緑葉と茶色葉の両方を用いている和菓子屋
さんをみつけました。 緑色が粒餡・茶色が漉し餡となっています。

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  良いサンプル発見♪とばかり、葉っぱを比較してみました。
  (茶・緑、それぞれ同じ一枚の葉の裏・表です。)
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           茶色葉の表          茶色葉の裏


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           緑葉の表           緑葉の裏

(やゆよん、柏の葉の裏・表はこんな風なの。 百聞は一見に…ね^^)

 個体差の範囲かもしれませんが、色だけでなく明らかに形も違います。
茶色の方も私の記憶にある子供の頃の柏餅の葉からすると薄っぺらです。
しかし、緑色の方は触った感触では、さらに薄い感じがします。

 和菓子屋さんの方に色の違いについてを伺うと、茶色の方は蒸して
塩蔵してあるからと仰ってました。 緑色の方は、ちょっと分からない
と云うことでしたが、真空パックか冷凍かでしょうか…。
使う前に一枚一枚よく洗うのだとも仰っていました。

 また国産の葉と輸入品(主に中国や韓国から)では倍近く値段が違う
そうです。 厚みだけでなく香りも国産の方が強いけれど、最近はあの
香りを嫌う人も多いのだそうで、何でも薄くて柔らかなのが好まれる
世の中になって来てるのですね。 人間が柔になったのか…?

 また、遊行七恵さん・山口ももりさんから、「さんきら餅」などに
ついて、丁寧なお答を戴きましたので、こちらにも抜粋して記載して
おきます。


<遊行七恵さんよりのお返事>

Q1:さんきら餅の葉っぱはどんな風なのですか?

A1:丸っぽいです。それで柔らかくなってますが、基本的に葉っぱを
   食べてはいけない、と子どもの頃から言われてますので、食べる
   発想がないのです。来月辺り、一度挑戦してみます。

(昔の感覚だと「皿まで食らう」ことになるのでしょうか?
ガッツイテルみたいでお行儀悪い感じですかね…それなのに、挑戦を
決心させてしまってすみません。葉っぱ体験レポ、楽しみにしております♪)

Q2:椿餅の中身は白い道明寺ですよね? 

A2:これはお店により異なります。
   白い道明寺のところもあるし、餅のところもあります。
   話がずれますが、奈良ではお水取りのときに椿の花を模した
   和菓子を作るお店があります。

◆元々はお餅だったのかもしれませんね。 季節的に寒く乾燥して
おり、又、椿の葉がお餅を包むには小さいこともあって、固くなり
やすいので道明寺が登場したのかなと想像してみました。

◆椿の花のお菓子は「糊こぼし」ですね。
本当に美しい意匠ですね、憧れのお菓子の一つです。

Q3:柏餅とさんきら餅の中身は同じですか?
A3:うちの近所のお店では同じです。
   だからわたしは、柏は五月のみ、あとは別な葉っぱで包むだけ、
   という認識しかなかったのです。

   今日、裏千家の茶道資料館でお茶をいただきました。
   お菓子はお餅でなく、ゼリー系のが出てきました。
   鼓月さんという老舗のお菓子です。
   ゼリーと言うより羹というべきなのかしら。
   帰りに聞きによれば良かったな、と思いました。

◆中身は同じで葉っぱだけが、
  椿 → 柏 → 山帰来(猿捕り茨)
 と変化するのですね。 
 これは季節の恵みを取り入れた和菓子の原点に思えます。
 そんなお店が近くにあってとても羨ましいです。)

◆金玉羹(きんぎょくかん)でしょうか?
 ああ、夏が来たなぁって嬉しくなる涼しげなお菓子ですね♪

<山口ももりさんよりのお返事>
 あまり、売っているお店とかは知らないんですけれど、お友達が作り
 ますよ。グループの絵の会でよばれた事があります。
 「サンキライ」実は、中京の我が家の狭い土から生えています。
 丹波のお山から、何かにくっついてきたらしい。
 実に可愛い小さな花を咲かせます。
 真っ赤な実はまだまだらしいですけど。

◆手作りのお餅、最高ですね♪ 私も今年、手作りの草餅などを戴き
その指紋が見えるような手の温もりに感激しました。
そちらでサンキライと呼ばれているサルトリイバラは、近所の山にも
生えています。 赤い実がなると気付きますが、普段は山の緑の中に
埋れていて見過ごしてしまいます。 滑らかな葉や可愛い実に似合わぬ
するどいトゲがありますね。「いばら餅」の名前も納得です。


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2008年05月06日

本当に柏の葉なの?

     sankiramoti.jpg
      「いばら餅」(サンキライの葉で包んだ柏餅に似た和菓子)
     『あんこの内藤』さんのネットショップより

 学校給食で出された柏餅のポリエチレン製の葉を本物と間違えて
食べてしまったというニュースを聞いて、
 「ええっ、柏餅の葉は固くてとても食欲など湧かないでしょうに…」
と思われた方、多いと思います。 私もそう思いました。

 ところが、よくよく見てみると、最近の柏餅の葉は妙に薄いのです。
子供の頃に食べた柏餅の葉はもっとしっかりと大きく厚く、色も薄茶色、
香りもずっと良かったと思うのですが、今のものは透けるように薄くて
緑色であまり香りもありません。 こんなに薄くては、葉の裏と表の
出し方で、小豆餡か味噌餡かと分けることもできませんね。

 また、中の餅も保存料を入れれば水が多くてもモチがいいのか、変に
柔らかで葉っぱがくっついて剥がれ難いことがあります。 こんな風
だったら、桜餅を食べ慣れた子供が柏餅の葉っぱも一緒に食べるものだ
と思っても不思議がないように思えました。

 柏の葉は新葉が出るまで先代の葉が落ちないことから、ユズリハ同様、
途切れることのない代々の継承を連想させ、縁起がいいとされます。
また古代から丈夫で大きな葉は食膳として用いられてきましたから、
食に困らないようにとの願いもあるのかもしれません。

 さて、その最近の薄っぺらな緑色の柏?の葉、例によって、どこか外国
からの輸入品が大部分を占めているようです。(昨今の食の安全意識
向上から輸入がストップし、偽葉で代用となったのでしょうか…。)
薄くて緑色で香りが薄いのは、近縁種だからなのか、それとも採取の
時期が違うからなのか、保存方法が違うからなのか、今昔の差を突き
止めたく、これからも追跡していく積りです。

      *        *        *

 一方、柏の葉を調べている途中で、関西では柏の葉の代わりに、
サルトリイバラの葉(本来は別種の、山帰来・サンキライの俗称で呼ば
れている)を用いて同様に作る、「さんきらい餅」(「さんきら餅」、
「いばら餅」とも)があることを知りました。 (上の写真)

 しかも、それを「柏餅」と称していることもあるようなのです。

 サルトリイバラの葉の塩漬けは柏の葉よりも柔らかで、お餅と一緒に
食べる地方もあるそうです。 先日の偽葉柏餅事件があった学校はこの
「さんきらい餅」圏内なので、ニュースでは「柏餅」と報道されていま
したが、若しかすると「さんきらい餅」と思い、いつも葉っぱごと食べ
ている子供がごく自然に口にしたのかもしれません。 

 被害者の子や担任の先生までもが『なんて無知な!』と思われてしま
うような、報道の仕方にも問題がありはしませんか…。 


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2008年02月26日

六花亭

 サホロの夢から醒められないのは、未だ帯広の老舗「六花亭」のお菓子
が家にあるからかもしれません。 帯広空港から帰るときの楽しみの
一つ銘菓6種の詰め合わせ「六花撰」。 

 もっと色々なお菓子の入った詰め合せ「十勝日誌」もあるのですが、
日持ちのしないお菓子ばかりなので、三人家族ではちょっと体重増加が
怖ろしく〜残念!(><)

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     季節のお花「福寿草」の熨斗紙も素敵です。
  
 帯広は日本一の豆の産地で砂糖大根(ビーツ)の生産地でもあった
ことから、当初は和菓子が主体だったようですが、酪農が盛んになる
につれ、乳製品を用いた洋菓子店が生まれ、六花亭の他にも、銘菓
「三方六」で有名な柳屋などの名店が軒を並べています。

 六花亭の前身は「帯広千秋庵」。ホワイトチョコレートを日本で
初めて作り上げた菓子鋪です。(ホワイトチョコレートって最初は
何故白くてチョコの味がするのか、頭がおかしくなりそうでした^^)
今はなんといってもマルセイバターサンドが有名ですね。

「六花撰」の中身は、
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「霜だたみ」               「大平原」
 サクサクのチョコ味パイに      バターたっぷりマドレーヌ
 カプチーノ風味のホワイト
 チョコレートをサンド         「チョコマロン」
                       チョコ味しっとりビスケットで
「マルセイバターサンド」        ラム酒風味のマロン餡をサンド
 国産バターの元祖○成バター    周りをチョコでコーティング
 箱デザインがクラッシック
 香ばしく焼けたクッキーに     「百歳(ももとせ)」
 バターとホワイトチョコの      パイ皮の中にブラックカラントの
 クリームとレーズンをサンド     ジャムを敷き、アーモンド入りの
 六花亭のベストセラーお菓子    バターケーキ生地を入れて焼成

 他にもう食べてしまい袋も無くなってしまいましたが、「おふたりで」
という意味の良く分からないネーミングのお菓子の抹茶味とモカ味。
これはアーモンドとメレンゲのさっくりふわふわのダックワ−ズ皮で
大納言入りのバタークリームをサンドしたもので、目下マイブーム♪
抹茶味の方が好きかな〜 袋の柄が「二輪草」なのも可愛いです。
  
  08-2 035.jpg
   六花亭といえばこの北海道のお花いっぱいの包装紙ですね。
   上の福寿草の絵も同じ作家、坂本直行さんの作品です。
   あの坂本龍馬の甥のお孫さんなのですが、生前は素性を隠し
   一農村画家として生涯を終えられたそうです。

  「六花亭」
   http://www.rokkatei.co.jp/

  「六花」とは六角形の雪の結晶のこととか…美しい名前ですね。


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2008年02月03日

樹氷@蔵王

       zao  
 蔵王でスキー中の娘から樹氷の画像が送られてきました。
もう本人も無事帰宅したのですが、どうも山形から雪ん子を
連れて来てしまったようで・・・
節分の東京にも朝から雪が降り続いています。

 積もった雪の上に、逃げ出した鬼の足跡がついてしまいそう。
雪降る寒空に追い出された鬼たちにもどうかお情けを…。
深追いはなさらずに、穏やかな春をお迎えください。

igamoti
     お土産の蔵王温泉名物「稲花(いが)餅」



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2007年05月24日

手作り最中

 何かを手作りしている最中ではなくて、手作りの最中(もなか)の
ご紹介です!
   ? 1871.jpg? 1870.jpg
        「手作り最中」 長崎・福砂屋

 飛翔さんのサイトの8000歩めを踏ませて戴いた記念に、遥々長崎
から、東京の片田舎まで幸福の蝙蝠が運んで来てくれたのです!
飛翔さん、いつも優しくして戴いている上にこのようなご縁まで頂戴し
幸せいっぱいです。 ありがとうございました!

 神様にお供えしご報告申し上げ、綺麗な包装紙、箱を開けると…
素晴らしく香ばしい最中の皮とツヤツヤに炊き上げられたの餡が!
そうです、自分で皮に餡をつめて出来たてを戴けるという訳です。

 では、早速…
 「いただきま〜す! サクッ!」
 「う〜ん、お〜いし〜いぃぃ!!」

 先ずもち米の焼けた香ばしさが鼻をくすぐり、ついでパリパリの皮の
触感の心地よさ、そこに上品な甘さの餡が口中で溶け合って…もう〜
絶妙の美味しさです。 この二口サイズ程の大きさがまたまた後を引く
のです〜

 こうなったら、はみ出すほど餡子を詰めちゃおう!と思いますよね!
娘はそれをやりましたが、餡の味が勝ってしまって折角の皮が勿体ない
ことが分かったそうです。 やはり皮に丁度納まるくらいの量が一番
美味しく戴けるようですよ。

 飛翔さん、私達家族にこのような美味しい楽しいひと時をプレゼント
して下さって、本当にありがとうございました。<( _ _ )>



<<追記>>
 福砂屋の商標「蝙蝠」などについてはこちらへどうぞ
 http://www.castella.co.jp/fukusaya/fuku4.shtml#

 今でも中国では「蝙蝠」の中国音が「変福」=福に変わると同じこと
から福を招く動物とされているそうです。 日本でも、蝙蝠は蚊などの
家の周りの害虫を捕食してくれ、燕と同じ様に家に住み着くと縁起が
良いとか、子宝に恵まれるとか歓迎されていたものが、西洋から流入
したドラキュラ伝説やイソップ寓話などのマイナスのイメージが定着し、
嫌われものになってしまっているのは気の毒と思います。

 こちらでも古くから蝙蝠の紋が使われていて、農村と蝙蝠の密接な
関係が偲ばれます。
 

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タグ:和菓子 長崎
posted by 山桜 at 00:00| Comment(24) | TrackBack(0) | 和菓子・洋菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年02月18日

不昧公好「若草」

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      ? 1459.jpg 
    出雲国・松江「彩雲堂」
    http://www.saiundo.co.jp/
     不昧公好 「若草」

    ? 1461.jpg


 「美味そうなものがあったから…」
旧正月のこの日、家人がお土産に買って来てくれたのが、
松江の不昧公*御好みの銘菓「若草」。

 先ずもって、包装紙(右下の黄色地に深緑の柄)が素敵!
この「彩雲堂」の文字、見覚えが…ああ、棟方志功です。

     曇るぞよ 雨ふらぬうちに 摘みてむ

               栂尾山*の 春の若草
 
 この御菓子の銘の元となった不昧公のお歌や野点のお道具、
若草色の山の描かれた好もしい掛け紙の下には、若草色に染め
抜かれた美しい小箱。 こういう物もの、捨てられなくて…。

 掛け紙の文字や絵(版画?)は、橋本明治画伯でしょうか?
後のお歌の文字はそのように思えますが、「不昧公好 若草」の
文字は別の方のもののような…念のため、彩雲堂に尋ねてみま
しょうか。 
<<追記 2007-03-03>>
 コメント欄に彩雲堂さんからのお返事を転写しましたが、
 題字は草光まつのさんに依頼したものだそうです。
 その他については引き続き調査中とのことで、彩雲堂さん、
 本当にありがとうございます!<( _ _ )>


 「若草」はもっちり柔らかな中にも心よい歯応えのある求肥に
寒梅粉* とお砂糖などのまざった朧をまぶしてあるお菓子です。
この若草色は何でつけるのでしょう? 鶯餅などは青大豆の粉
と聞きますが、大豆粉の味はしないような…

 お薄をたっぷりと点てて一緒に戴きました。 
お菓子とお茶と交互に戴けるのは家ならではですよね^^

 不昧公御好の「若草」が我が家の旧正月に、また新しい「春」を
呼び込んでくれました。

 *不昧公: 松江藩七代目藩主 松平治郷公 号「不昧」
         茶道不昧流始祖 江戸時代を代表する茶人。
         治水特産品栽培などに尽力して得た財力を貯め
         置かず(幕府に脅威と思われぬ為との説あり)
         茶道具の収集や和菓子の御好みなどの風流事に
         費やし松江の文化面を大いに高めた。

 *栂尾山: 栂尾山高山寺(京都市右京区)には、鎌倉初期、
         栄西禅師が宋から持ち帰った茶種を贈られた
         明恵上人が、この地で「日本最初の茶園」を
         開いたという伝承がある。
         栂尾産のお茶を「本茶」それ以外は「非茶」と
         され、闘茶・茶歌舞伎なども生まれた。 

 *寒梅粉: 寒梅が咲く頃に製造する為この名がある。
         餅を白焼きしてから粉にしたもの。 

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2006年01月28日

「加勢以多」

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    「古今伝授の間香梅」http://www.kobai.jp/ より

 先日「歌仙の饗宴」展をご一緒したやゆよさんが遥々持ってきて下さった熊本・細川家口伝のお菓子「加勢以多(かせいた)」

 代々茶事のお菓子として重用され、幕府や公家たちにも贈られており、約400年の歴史持つとのこと。 この不思議な名前は、ポルトガル語の Caixa da Marmeladaカイシャ ダ マルメラーダマルメロの砂糖漬けの箱)が訛ったものだろうと言うこと。

もち米の粉で出来たおぼろ種で薄いマルメロ羹を挟んである。 優しい口当たりのおぼろとしっとりとした果物風味の甘み控えめなゼリーの出会いは、まるで日本とポルトガルの文化の融合そのもののようで、どこか古くて新しい。

(マルメロとは、香りは良いが生食にはむかないカリンに似た果物で、喉に良い・砂糖漬けやジャムにするなど用い方も良く似ているが、違う植物。しかし箱裏の原材料名にはカリンになっている…長い歴史の中で変わっていったのだろうか。)

 このお菓子の製法は今では古今伝授の間香梅という菓子舗に受け継がれ、現在熊本では、水前寺成趣園(通称水前寺公園)内の古今伝授の間でのみ、お茶と共に戴くことが出来るそうだ。

 「水前寺成趣園 古今伝授の間」
http://www.kobai.jp/web/kokin.html ←風雅な佇まいと由来を見ることが出来ます。

 やゆよんことやゆよさんとは、実は「歌仙の饗宴」展を拝見する時に合わせて、このようなお菓子や纏わるお話をこっそり教えて下さる得難いお方なのである。
posted by 山桜 at 00:00| Comment(23) | TrackBack(0) | 和菓子・洋菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年12月21日

サーターアンダギー

さーたーあんだぎー.JPG

 大掃除で台所の整理していたら、沖縄土産の「サーターアンダギーミックス」
発掘された。2袋戴いて1袋は直ぐに作って食べてしまったが、この1袋のことは
大事にとっておきすぎて、すっかり忘れていた・・・よく見ると賞味期限ギリギリ!

 おやつはこれに決まり。たしか1袋全部作ると怖ろしい量が出来上がったような。
しかし、最早とっておく猶予はない。ホットケーキミックスのようなものだが、
水や牛乳は入れずに、卵だけを3個も入れる。混ぜるというより練るぐらいな力が
いる。サラダ油も入れる。そして30分ほど寝かせる・・・

 あとはピンポン玉大に丸めて油で揚げるだけ。が、途中混ぜにくかったので、
適当に加えた水分が多かったらしく、とても手でまるめられる状態ではない^^;

 スープスプーン2個で掬っては落とすことにした。前回は油の温度が高過ぎ、
中まで火が通らないうちに周りが焦げてタドンのような仕上がりになってしまった。
沖縄の人にコツを聞くと、殆どお鍋に火をつけて直ぐ、油が温まらないうちから
タネを落としてしまっていいのだそうな。

 な〜るほどね〜今回は見事に成功♪ タネが柔らかすぎてまん丸じゃないけど。

 油に落としたタネに火が通るとプクッと膨らんでは、花が咲いたように弾けて
ひっくり返る。中国では同様のお菓子を「開口球」、台湾では「開口笑」と言うらしい。
まさにそんな感じで、面白がっているうちに山のような大笑いサーターアンダギーが
出来上がった。写真はあっという間に食べてしまって、慌てて残りを撮ったもの。
綺麗にはじけたものがもう無かった・・・(ToT)

 所で、「サーターアンダギー」って変わった響き、どんな意味?と思ったら、
「サーター」=「さとう(砂糖)」・「アンダ」=「あぶら」・「アギー」=揚げ、つまり
「さとう・あぶら・あげ」→「砂糖の入った甘い揚げ物」という意味だった。

 沖縄の言葉は耳慣れなくて外国語のように感じることもあるが、実は発音が少し
(かなり?)違うだけで、な〜んだやっぱり日本語なんだ、と嬉しくなる。


 サーターアンダギー(ミックスが無い時のレシピ)
  ・小麦粉 300g (小麦粉とB.Pは混ぜてふるっておく)
  ・B.P  小さじ1           
  ・黒砂糖 150g (先に砂糖と卵を良く混ぜてから、粉を加える)         
  ・卵  M玉3個
  ・サラダ油 大さじ1と1/2
  ・揚げ油 適量 (油の温度は140〜150℃位の低温でゆっくりと)

  *B.Pはベーキング・パウダー
  *白砂糖を使えば、白サーターアンダギー(昔は贅沢品だったそうだ) 

タグ:沖縄
posted by 山桜 at 15:03| Comment(12) | TrackBack(0) | 和菓子・洋菓子 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする