夏のキャンプの実地踏査の帰途、野田市にあるキッコーマンの醤油工場に立ち寄りました。 野田市の駅に降り立つと、早くもほわ〜っと大豆の香りが漂って来て、ワクワク感も高まります。
こちらには「もの知りしょうゆ館」という見学施設があり、醤油の製造工程を学んだり実際の工場の様子を見学したりすることができます。(見学無料。 醤油煎餅焼体験などは有料。 お土産あり♪)
仕込から1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月のモロミは、色も段々濃くなりますが、香りの違いも体験でき、段々とまろやかに調和してお醤油の香りに近づいていく過程が分かりました。
大豆は殆どがアメリカ産、小麦はアメリカとカナダ産で、国産大豆より小さめですが、とにかく貯蔵サイロといい種麹製造機といい、絞り袋といい膨大さに圧倒されます。
材料の大豆も地下パイプから搬入され、また絞られた醤油も地下パイプを通じてボトリング工場に送られるという話も驚きでした。 広い工場内には数名しか働いておらず、機械化が進んでいます。 モロミを絞る工場には嘗ては150名が働き、今は5名?ほどということです。
生来のへそ曲がりなもので、どうしても古い昔の話の方に興味が湧いてしまいます。 種麹を作る薄い枡の重ね方が機能的で美しく用の美を感じました。(夏の本番の時、忘れずに写真撮って来ます。)
この「亀甲萬」の社章の亀甲にはどういう意味があるのか、
「亀は萬年ということの縁起かつぎかな?」
と言うことは何となく思っていましたが、野田醤油(亀甲萬の前身:一番の老舗高梨家・茂木一族の6家・堀切家が合併して作られた)の創業の中心者・茂木氏が氏子であった千葉県の亀甲山香取神宮の
私が以前蕎麦つゆを作る時に愛用していた(今は入手困難に…)お醤油は近藤醸造の「亀甲五」、他にも「亀甲○」という醤油ブランドが多いのは、「藪○」などのように暖簾分けがあったのでしょうか?
その辺りのことも次回伺えたら…と思います。
また千葉は四国や紀州から渡ってきた一族が多いので、歴史的にも興味津々なのです。 いろんなことが繋がっていくのが楽しみ
最後に案内のお姉さんよりの美味しいお醤油の保存方法:
開封後は出来るだけ冷蔵庫に。
卓上醤油差の中身は無くなってから補充するのではなく、
常時満杯に注ぎ足し、出来るだけ空気に触れさせないこと。
こちらも出来れば口を封じて、冷蔵庫に保存すると風味が
変わらず美味しく戴けるそうです。
分かっていても、なかなかねぇ… 冷蔵庫も一杯ですし、
卓上醤油差、以前冷蔵庫保存していて中でひっくり返し、
冷蔵庫が醤油の海に! なかなかニオイがとれませんでした…。
40位に ありがとうございます