2021年09月06日

低気圧と体調不良

 ちょっとブログ更新が滞りました。この異常低温をもたらしている低気圧の居座りの所為か、膝の痛みも増し鈍い頭痛が続いて集中力も意欲も低下しておりました。

 最近では低気圧と体調不良の研究も進み、気のせいでは無く「気象病」「天気痛」と呼ばれるようになり、専門外来も出来てきています。こういう症状が出る人は、内耳のセンサーが敏感なことが多く、乗り物酔いしやすい人と重なるのだそうです。

 私も乗り物の中で文字を読むのは苦手で、海が大好きなのに残念なことに船酔いします。以前、寅さんの映画で船に乗って大きく揺れるシーンを見ていて酔ったことさえあります。

 少し良くなって来たということは、お天気が快方に向かっているのでしょうか。人間お天気センサーでもあるので、「晴れ女」であり「雨避け」が出来るのかもしれません。上手く付き合っていきたいものです。

 因みに内耳の血流をよくするマッサージ(強い頭痛時以外)に予防・症状改善効果があるそうですので、お悩みの方は試して見て下さい。私も早速試して、耳がほんわりとあたたまり、意識がスッキリしてこの記事を書くことが出来ました。

***

愛知医科大学客員教授・中部大学教授 佐藤 純 先生 考案

【1分でできる! くるくる耳マッサージ】

(1)親指と人差し指で両耳を軽くつまみ、上・下・横に、それぞれ5秒ずつ引っぱる

(2)耳を軽く横に引っぱりながら、後ろ方向に5回、ゆっくりと回す

(3)耳を包むように折り曲げて、5秒間キープする

(4)手のひらで耳全体を覆い、後ろ方向に円を描くようにゆっくりと回す。これを5回行う。


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posted by 山桜 at 11:29| Comment(2) | 健康 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月04日

束の間の日差し

たっちゃん池P9043242.JPG

 外が静かで雨が上がっている気配。早速、早起きして観察に出掛けると、以前よりずっと手前の撮影可能な場所にガガイモの花が咲いているを見つけました。嬉しくなって近づくと、草の下が長雨で沼のようになっていて靴がずぶっと嵌まってどろんこに! 仕方なく、草露で靴の掃除をしようと刈られた草の間を歩いていたら、雨上がりの朝霧が立ちこめる中、朝日がさっと池に差し込み、夏キャンプの朝の一人散歩を思い出して・・・

 ♪や〜まの朝のそ〜らには〜
  白い雲がち〜いさく〜
  な〜がれ〜て消える〜

 懐かしい山の朝の歌が湧き上がってきました。空の下で歌うって気持いいのですよね〜 久々に晴れ晴れとした気持になれました。

 良い気分で帰宅すると、途端に滝のような雨! 正に束の間の幻のような晴れ間でした。


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posted by 山桜 at 08:00| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月02日

至近距離でヘリ遭遇

 夕涼みに湖畔に向かう道、虫の音とウシガエルの声しか聞こえない静かな宵、突然、聞き慣れない音と不穏な気配が近づいて来たと思ったら、
「ドドドドドバルバルバルバル!!」
「えっ、こんな時間に草刈り?」
と思った瞬間、森の木の影から大きなヘリが爆音と共に青と赤の照明を光らせて姿を現わしました。

2021.08.25
ヘリコプター大P8253214.JPG

 まるで映画のワンシーンの中に放り込まれたようでたじろぎました。湖でヘリと言えば水難事故だろうと察しは付きますが、こんなに近くで何かの警告を発しながら(聞き取れませんでしたが、恐らく爆風が危険なので近づかないようにとの事かと・・・)ホバリングや旋回をする様子には流石に動悸が高まり、写真を撮ることも忘れていて、去って行く前にやっと数枚撮れただけでした。

ヘリコプター大P8253215.JPG

ヘリコプター大P8253212.JPG

 後で調べると救助ヘリ「ちどり」が、「子供が湖に落ちた」との通報で出動したようで、多摩湖・狭山湖の探索していることから正確な事故現場が不明だったのでしょうか。ツイッター情報では、堤防上は当時何の騒ぎも無く平穏だったようです。

 救急車両も数台待機していて、私が帰路につく頃にはサイレンが聞こえたので救出されたのだろうと思いホッとしたのですが、ニュースにはならずその後は分からないままです。どうか無事であって欲しいと願います。ただ、東京都の水甕ですので、死亡事故等は殆ど報道されないと聞きます。

 広域を捜索せねばならない程、事故現場が不明だったというのが気になります。万一イタズラ通報だったとしたら、平時でも許せませんが、このコロナ禍の緊急事態下でとんでもないことです。


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posted by 山桜 at 10:50| Comment(2) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月29日

神話の植物 ガガイモ(蘿摩芋)

 今でこそ、レディ・ガガさんという有名人がいますが、私が図鑑でガガイモを見ていた頃は、名前と言い姿と言い、とても魅力的な植物とは思えませんでした。それが、古事記や日本書紀で、大国主命(おおくにぬしのみこと)と一緒に国造りをされた、一寸法師のモデルとも言われる小さな神様、少彦名命(すくなひこなのみこと)が乗られていた天之羅摩船(あまのかがみのふね)となる実を成らせると知ってから、俄然大好きな植物の一つとなりました。

 種髪と呼ばれる束状の羽毛を持つ沢山の種子を風に乗って飛ばしますし、地下茎で増えるので個体自体は結構見かけますが、花を咲かせているものにはなかなか出会えません。そこまで成長する前に刈り取られてしまうからでしょう。

 刈り取り前の斜面の草むらの奥に発見した花です。近寄れないので、手持ちのコンデジではこれが限界でした。

ガガイモ(蘿摩芋)キョウチクトウ科ガガイモ属
2021.07.06
ガガイモP7062647.JPG

 先日ご紹介したコバノカモメヅルと同じ蔓性の多年草です。渋い暗赤紫色の花には細かい毛がびっしりと生えているので白っぽく見えます。もう少し分かり易い写真が、下記の2007年9月の記事に、まつわる物語と共にありますので、ご興味があれば飛んでみて下さい。

 少彦名命は薬の神様としても有名なのですが、ガガイモにそれだけの薬効あればこそ、御船に選ばれたのでしょうね。
 図鑑などには、「葉の形がスッポン(古名 ガガ)に似ているから」とありますが、どう見ても似ているとは思えず謎です。寧ろ、強壮薬に使われたという薬効がスッポンに匹敵するからガガイモなのでは?と思っています。何処にもそんなことは書いていないので、私の勝手な想像ですみません。

ガガイモP7032524.JPG
 このような小さな個体はそこら中に生えています。長く伸びたハート型、葉脈が白く特徴的なので見つけやすいと思います。

ガガイモP7032530.JPG
 その中で、絡みつけるものにたどり着ける個体は少なく、やっと巻き付いてもやがて刈り取られてしまう運命です。花もなかなか見られない状態なので、実をみつけるのも大変です。

 2007年の花が実を付けた様子もありましたので、下記に載せて置きますね。タイトルをクリックするとその頁に飛べます。

2007年9月1日「ガガイモ(蘿摩芋)」

2007年11月2日「ガガイモの実」


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posted by 山桜 at 12:09| Comment(6) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月27日

コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓)

 2015年の7月、裏高尾の下見で出会ってからなんと6年ぶりに、地元で見つけるとは嬉しい驚きでした。それこそ地味な色合いなので、風景に溶け込んで見損なって居ることも多いのでしょう。丁度その6年前の記録を見たその日だったので、
「ここに居るよ〜!」
と、呼ばれたような不思議な気持になりました。

コバノカモメヅル(小葉の鴎蔓)キョウチクトウ科ガガイモ属
2021.08.23
コバノカモメヅルP8233179.JPG

 臙脂色というかチョコレート色というか、渋い花色。良く見ると、花冠の咽の部分、ずい柱(雄しべと雌しべが合着したもの)の回りを花冠と同色の副花冠が取り巻くという、なかなか凝った造りになっています。

 星形とも言えますが、花冠の先がねじれていて、カザグルマにも海のヒトデにも人の姿にも見えてきます。幼心で見れば「妖精のダンス」♪

 以前はガガイモ科、今はAPG体系の遺伝子での分類でキョウチクトウ科になりました。今でもつい「ガガイモの仲間」と言ってしまいます。なにせ、日本神話にも登場するガガイモ(スクナヒコノミコトがガガイモの実鞘の船=天之羅摩船(あめのかがみのふね)に乗り蛾の衣を纏い登場します)が大好きなもので・・・。同じ科の属違い、今でも近い仲間であることに違いはありません。

コバノカモメヅルP8233168.JPG

 傘のような細長い蕾がクルリとほどけて開く様子は、同じ科のキョウチクトウやテイカカズラの花にも似ています。

コバノカモメヅルP8233171.JPG

 ちょっと複雑な花の着き方に見えます。小さな蕾から四方に広がって咲く姿は線香花火のよう。

コバノカモメヅルP8233173.JPG

 カモメヅルの名前は、蔓に2枚ずつ対生する細長い葉を鴎の羽に見立てたようです。「小葉の」に対して「大カモメヅル」が存在するのですが、私は未だ見たことがありません。コバノカモメヅルの葉が3-11cmなのに対し、大カモメヅルの葉は、ほぼ2倍の6-20cmということで、花は却って小さくガガイモの花の様に毛が生えています。

 こんな風に注目して書けば縁が繋がり蔓をたぐり寄せて、きっとオオカモメヅルにも出会えるのでは無いかと密かに期待しています。


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posted by 山桜 at 17:12| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月26日

「無い物を嘆くな、ある物を活かせ」

 
 「無い物を嘆くな、ある物を活かせ」

 これは、経営の神様、松下幸之助の言葉です。


 パラリンピックの父、ルードウィッヒ・グッドマン医師の提言、

 「失ったものを数えるな、残された機能を最大限に生かそう」

  ”It's ability, not disability, that counts."

に通じるものがあります。こちらは、パラリンピック精神ともなっています。


 松下氏の言葉は、障害のある方のことを年頭に置いてのことではないでしょう。同様に、グッドマン医師は経営を年頭に置いてはいないでしょう。それなのに経営と身体機能の回復を目指すスポーツの指針が奇しくも殆ど同じ言葉であることに深い感銘を覚えます。

 言い換えれば、どんな立場、条件にあっても、この言葉は生きているのだ、ということだと思います。私の好きな言葉、

 「出来ない理由を数えるな。出来る方法を考えよ。」

 これも同じ類いの言葉ですね。

 私は4年6ヶ月前に大切な伴侶を亡くしました。突然、半身を捥ぎ取られたような苦しみ痛み嘆きに心身のバランスを失い、自己免疫疾患で膝関節をやられ満足に歩くことが出来なくなり、第2の人生と定めた森林インストラクターの道も頓挫してしまいました。この先どうして生きていけばよいのかと迷う暗いトンネルの先に、この言葉が光と共に降って来てくれました。

 独り黙っていることを止め、手探りしつつブログを再開し、心を世間に向け発信する気持を起こしたお蔭と思います。

 「天は自ら助くる者を助く」

 テキパキ歩けなくとも、出来る事は幾らもありますね!


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posted by 山桜 at 11:49| Comment(2) | 心に残る言葉 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

瑠璃色の飛礫(つぶて)

 一瞬のことだった。しかし、確かに目に捕らえたのは、瑠璃色に光る紡錘形の飛礫(つぶて)。遙か先で水切り石のように2度、シュッ、シュッ、右に左に水面を切り裂き銀色の飛沫を上げ、瞬く間に森の闇に消えていった。

 いつの間にか、手が勝手に動いて水面を指さしていた。歩いて来た人と目が合って思わず、
「カワセミのダイブです!」
と声が出た。共感して欲しかったのだろう。

 近くの川では時折見かけるが、この池で、しかも目の前を横切り、ハンティングの瞬間を見てあたふたとした私に、
「見られて良かったですね。時々いるんですよ。」
と彼の人は優しく微笑んで下さり、不躾な行動も救われ、落ち着きを取り戻せた。

 眼前を通過し着水した地点の距離から見て、右手の大きな花水木の上から、あの遠くの魚を目指して一気に突撃したのだろう。何という視力、なんという決断力。

 全身全霊で獲物に向かって文字通り「全集中」していたカワセミには、モタモタ歩く私など眼中に入らなかったのだろうか。私がもう少し早く歩けていたら、被弾したほどのニアミスだったのだ。

 いや、カワセミは私の歩くスピードも計算の上、
「イケる!」
と、判断したのだろう。研ぎ澄まされた感覚、必死に生きるとはなんと潔いことか。

 痛みに負け、色々なことで自分を甘やかしていた私に、天から「喝!」の一撃だった。


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posted by 山桜 at 11:20| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月25日

ヌスビトハギ 花色いろいろ

 先日ご紹介したヌスビトハギですが、上の丸い花弁・旗弁が白っぽく、両側の花弁・翼弁がピンク色のツートンカラーなのが一般的で、図鑑に載っているのもこの花色です。

ヌスビトハギ(盗人萩)マメ科ヌスビトハギ属
ヌスビトハギP8203143.JPG
 
 しかし気にしてよくよく観てみると、このように殆ど白に近いものや、
ヌスビトハギP8233176.JPG

 小さいながらも、フジカンゾウのように全体がピンク色のものもありました。
ヌスビトハギbP8313206.JPG

ヌスビトハギP8233166.JPG

ヌスビトハギP8233162.JPG

 図鑑だけ見ていても分からない事、知らないでいること、沢山ありますね。ほんの近場しか歩けなくても、毎日新しい発見があって飽きることがありません。

 毎日一つずつの話題でアップしているだけでは、載せきれないでいる内に季節外れになり、また来年・・・ということも多いくらいです。


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posted by 山桜 at 22:41| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ツクツクボウシ初鳴き

 今年もとうとう、夏の終わりを惜しむ、ツクツクボウシが鳴き始めました。この声が聞こえると、夏休みが残り少なくなって来た頃の、あの寂しい気持を思い出します。


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posted by 山桜 at 16:58| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月24日

ミヤマアカネ(深山茜)

 小川の縁のミズヒキの茎で、未熟なミヤマアカネの雄が翅を休めていました。

ミヤマアカネ(深山茜)♂未熟
ミヤマアカネP8203144.JPG

 最も美しい赤とんぼと呼ばれるように、翅もうっすら褐色を帯び、翅の先端より内側に褐色の帯があり、胸に模様が無いのが特徴です。
 深山茜と言う名前ですが、深山だけでなく普通に野山でみられるトンボです。飛翔すると、この帯が丸を描いて見えるので、ヤグルマトンボの別名があります。

ミヤマアカネP8203123.JPG

 この子は未熟な雄で、秋の深まりにつれ成熟すると身体が真っ赤に染まります。翅先の上部にある縁紋も今は白っぽいですがピンク色に染まります。雌はもう少しくすんだ色のまま変化しません。

ミヤマアカネP8203126.JPG

 真っ赤に染まった頃、また姿を見せてくれますように・・・。


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posted by 山桜 at 22:50| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月23日

ワレモコウ(吾亦紅)

 ワレモコウは、主役を張るには少々地味ですが、そのくすんだ赤紫色の小さなポンポンが他の秋の花を引き立てる力はなかなかのものです。ススキやアキノキリンソウのような大味の花もワレモコウが添えられたら、ぐっと上品な秋の花籠になります。

ワレモコウ(吾亦紅)バラ科ワレモコウ属 2021.08.18
ワレモコウP8183020.JPG
ワレモコウP8183019.JPG

 この写真を撮った日の前日は大雨、予報では朝から晴れの筈が一転して土砂降りという酷い天気。晴れ間を縫って見に行くと、草丈高く伸びていたワレモコウは、花に水を含んで重くなり、ツリガネニンジンをなぎ倒して横たわっていたのでした。

 それで、カラッと晴れたまたの日の早朝、立ち上がったワレモコウとツリガネニンジンの素敵な秋の景色を撮ろうと出掛けて、あの草刈りにショックを受けて立ちすくんだのでした。

2021.07.25 蕾
ワレモコウP7252960.JPG
小さな沢山の蕾が、キイチゴのように見え、この状態だと「実」かと思う人も多いようです。

2021.08.10 花
ワレモコウP8183021.JPG
このように咲いても、花弁はなく代わりに暗赤紫色の4枚の萼片が花のように見えます。雄しべも4本、葯は黒っぽく見えます。

2021.08.18 葉
ワレモコウP8183022.JPG
 葉は、奇数羽状複葉で小葉に鋸歯があり、近縁種のハーブ、サラダバーネットも基本は同じ形。ワレモコウの葉は西瓜の香り、サラダバーネットの葉はキュウリの香り、と表現されます。違いを確かめたかったけれど、何度も言いますが跡形もありません。

サラダバーネット オランダワレモコウ
サラダバーネットDSC_1237 (002).JPG
 これは家でベランダ栽培しているものです。千切るとキュウリの香りでもあり、西瓜の皮の香りとも言えそうでした。頂葉の下の一対の小葉は対生ですが、その下からは互生になっているのですね。今まで全く気付いていませんでした。見ているようで見ていませんね。

 ワレモコウはどうだろう?と思っても、上の写真しか残っていません。これを見る限りは全部対生のように見えます。もう少しして、葉を伸ばしてきていたら、他の葉も観察してみます。

さて、その変わった名前の由来は諸説あって、

➀葉の香りがキク科の木香に似ているので「吾木香」
 
➁家紋の割り木瓜ににているので「割木瓜」

 割り木瓜紋 と 三つ割木瓜紋
三つ割り木瓜紋.jpeg 割り木瓜紋.jpeg
 どちらかというと、右の三つ割木瓜紋の方が似ている気がします。ちゃんと木瓜紋の4片とワレモコウの4萼片の一致を見逃していないところが自然観察眼がきめ細やかな古人は流石だなと思います。

 それに比べてネットで木瓜紋を織田氏の紋と書いている人は、良く観て欲しい。「木瓜紋」は4片、織田氏の紋は「五つ木瓜」で五片に分かれているのです。五つ木瓜がキュウリの断面に似ているので、同じく五つ木瓜がご神紋である八坂神社の氏子さんはキュウリを召し上がりません。

木瓜紋 と 五つ木瓜(織田木瓜)
木瓜紋.jpg 五つ木瓜.jpeg

➂目立たないけれど、私だって赤いのよ・・・で、「吾亦紅」

秋の野で寂しげに揺れるワレモコウの姿と重なり、物語が生まれそうな➂の意味と文字が好きな人が多そうですね。数年前にそんなタイトルのヒット曲もありました。


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posted by 山桜 at 15:56| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月22日

ツリガネニンジン(釣鐘人参)

 ツリガネニンジンは、基本的に丈夫で良く増え、山菜としても「山で旨いは、オケラにトトキ」のトトキとして親しまれていたくらいです。ここの土手に元気よく群生している様子は、その頃の風情を再現しているかのようです。(この場所に自生で残っているのでは無く、狭山丘陵の他の場所で採取したタネを蒔いたと聞いています。)

 先日お伝えしたように、既に刈り取られてしまったのですが、その前に辛うじて撮ってあったものをご紹介します。

ツリガネニンジン(釣鐘人参)キキョウ科ツリガネニンジン属 2021.07.30
ツリガネニンジンP7302967.JPG

 斜面なので下から見上げると私の背丈を超えるほどの草丈に見えます。近づけば、およそ胸の高さくらい、1mあるかないかでしょうか。

2021.07.25
ツリガネニンジンP7252958.JPG

 開き初めの時は、近似種のソバナのように花冠に膨らみがなくスッとした姿です。この状態で、花数の少ない小さめの株ですと、ソバナと紛らわしいですが、萼片に着目すると、ツリガネニンジの萼片は線形で針状の鋸歯があり。ソバナの萼片は、披針形(平たく基部の方が広く先細りの形)で全縁です。

 高尾山でも時折みられる近似種で一番ツリガネニンジンに似ている「フクシマシャジン」は、萼片が披針形で全縁・無毛です。

2021.07.25
ツリガネニンジンP7252957.JPG
ツリガネニンジンP7252956.JPG

白い花(上)と青い花(下)がみられました。

2021.08.07
ツリガネニンジンP8072995.JPG
ツリガネニンジンP8183026.JPG

 花柱が花冠より長く付き出していて、どちらかというと中に「舌(ぜつ)」をぶら下げた西洋の釣鐘のように見えます。

 花柱の先端は、初めは雄性先熟なので閉じていますが、自分の花粉が出きってしまった頃に熟して三裂して、他の株の花粉の到来を待ちます。

ツリガネニンジンP8183023.JPG
葉も段を重ねての輪生

ツリガネニンジンP8072994.JPG
花も同様に段を重ねての輪生

ツリガネニンジンP8183024.JPG
葉でも花でも、このように、同じ箇所からくるりと輪の様に広がって着くことを「輪生」する、と言います。

 手での草刈りであれば、山菜として利用する為に大切に刈り残すこともできますが、草刈り車で一網打尽ではどうにもなりません。根が残っているので、直ぐには無くならないと思いますが、株の更新の為にも、何年かに一度は一箇所でもいいので結実してタネを落としてからの草刈りにして欲しいものと思います。


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posted by 山桜 at 15:08| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月21日

土手の草刈り後

 昨日、ツリガネニンジンとワレモコウを、青空の下でもっと綺麗に撮ってブログに上げようと思い出掛けたら・・・

2021.08.20
草刈りP8203105.JPG

 貯水池の土手は、適湿で風通しの良い明るい野原を好む植物の楽園だったのですが・・・安全と衛生管理の為、仕方ないとはいえ、この光景には信じられない気持で茫然としました。

 植生と生き物の棲み処保存の為でしょうか、一斉には刈り取らず、縞模様の虎刈りに時期をずらして計画的に刈っているようです。

2021.07.29
草刈りP8072998.JPG

 昨日、刈り取られたのは、一番最初に刈り取られて、この写真で少し伸び上がって来ていた部分です。
 ワラビ、ツリガネニンジン、ワレモコウ、コバギボウシ、そして、最初に刈り取られる前には、自生かそれとも西洋種か、急な土手の斜面の深い草むらの中で近づけず、未確認のヤマオダマキに似た株もあったのです。

ヤマオダマキ? 2021.04.23
ヤマオダマキ?P4231151.JPG

 蔓延を危惧していた交雑種のイヌヌマトラノオが旺盛に茂っていたので、その駆除なのかとも思い、通りがかった公園管理事務所の方に伺うと、そのような意図ではないようです。

 2番目に刈り取られた場所(今回は刈り残された部分)では、草丈の高い植物がいなくなり、背の低いツルボや、眩しそうに咲き出していました。

ツルボ キジカクシ科ツルボ属
ツルボP8203106.JPG

 よく観ると、流石に交雑種のイヌヌマトラノオは強くて、しっかり葉を延ばしていました。ツリガネニンジンの葉も見えます。

ツリガネニンジン キキョウ科ツリガネニンジン属 
ツリガネニンジンP8173009.JPG
 刈られても逞しく再度伸び上がり、背丈は低いものの咲き残っていました。キキョウの仲間ですから、幾らか葉が残っていれば、切り戻しにも耐えるのですね。これは花が白いタイプです。ツリガネニンジンについては、刈られる前に撮った写真でまた後日書きますね。

コマツナギ
コマツナギP8183027.JPG
 こちらも地を這うタイプなので、刈り取りに負けずに頑張り、再び花を咲かせていました。回りの黄緑色の葉が、繁殖力旺盛の困り者交雑種イヌヌマトラノオ、キク科の葉はユウガギクです。

チダケサシ コバギボウシ
チダケサシP8072997.JPG
 橋の下で刈り取りを逃れ、チダケサシがタネを実らせていました。滝の下の群落は全部刈られましたが、こちらでタネが出来ていればセーフでしょうか。コバギボウシも咲いていますね。刈られてた所も根が残っているでしょうから、又来年は咲いてくれると期待しています。

 このような土手の草刈りは、お盆やお彼岸前、または稲の収穫前の仕事としての年中行事的な側面もあるように思います。定期的に人間が手入れをしてくれるお蔭で(この場所には入り込んでいませんが)、田畑の畦などでは草刈りの後に咲く彼岸花などは大喜びでしょう。


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2021年08月20日

ヌスビトハギ(盗人萩)

 秋にひっつき虫として、サングラス型(盗人の足袋型)の果実が脚光を浴びますが、目立たない花に目を留める人は少ないかも知れません。秋はそんな花が多く、それらの密かな美しさを見つけて愛でる楽しみがあります。

 ヌスビトハギって、名前は聞いたことがあるけれど・・・? と言う方の為に、先ずは全体の姿です。

ヌスビトハギ(盗人萩)マメ科ヌスビトハギ属
ヌスビトハギP8203108.JPG
葉は、3小葉で一つの葉になります。

 この細長くツンツンと細長く伸びた沢山の花序の一つに近づいてみると

ヌスビトハギP8183049.JPG
ヌスビトハギP8183050.JPG
 豆の花の特徴を備えた小さな花が、花序の茎に添うように並んでいます。花数の割に疎らに見えるのは、一つ一つの花がかっちりこじんまりとしていて重みが無く、花柄があっても広がらずに咲いているから。

ヌスビトハギP8203116.JPG
それでも咲き始めの頃は、まだ密に咲いていて、少なからず華やぎがあります。

ヌスビトハギP8203143.JPG
咲き進むと、このように花と花の間隔も広がり、ますます疎な感じに。

 上部に広がる旗弁は白っぽく、横の翼弁は広がらず前に伸び、花弁の先が濃いめのピンクでツートンカラーがお洒落です。竜骨弁は短くて目立ちません。

 頑張ってクローズアップを撮ってみましたが、手持ちで撮るのはこれが限界でした。上から見るとウサギの耳のようで、正面から見ると、ちょっとおどけた顔でお喋りしているように見えませんか?

ヌスビトハギP8203142.JPG ヌスビトハギ小P8183092.JPG


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posted by 山桜 at 16:46| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月19日

秋草のコラボ

 里山の原はすっかり秋の気配となりました。秋の花は、春の花と比べると地味で控えめながら、主張しすぎない所が却って他の花々と絶妙なコラボレーションを生み出しています。

 日本人は元々、このような秋の草花の姿を、「秋草」「武蔵野」などと呼ばれる定番の柄を生み出すほどに愛でてきました。

 今回は、一つ一つの花ではなく、複数の花が自然に寄り添う姿の美しさをお楽しみください。

ミズヒキ オニドコロ(雄花)2021.08.18
ミズヒキP8183060.JPG
雨に洗われてミズヒキの赤が輝き、それをオニドコロの明るい黄緑色が際立てています。

キンミズヒキユウガギク(柚香菊)
キンミズヒキP8183044.JPG
野菊の仲間が咲き出すと「夏の終わり」と「秋の訪れ」を感じて、ちょっぴり寂しい気持になるところを、明るいキンミズヒキの色が元気を出してくれました。

ワレモコウ (吾亦紅)と ツリガネニンジン
ワレモコウP8183019.JPG
コラボというには、ワレモコウが主張しすぎ、ツリガネニンジンが押しのけられていて気の毒でした。

ヌスビトハギ(盗人萩) と キンミズヒキ
ヌスビトハギP8173011.JPG
ヌスビトハギの薄いピンク色が目ではとても好もしい雰囲気だったのですが、黄昏時で光が弱く、写真にはその色が出せず・・・

<追掲載 2021.08.21>
朝の光がある内に出掛けて再度撮ってみました。薄いピンク色を感じて頂けますでしょうか。
上と同じ場所の2日後の朝 2021.08.20
キンミズヒキ ヌスビトハギP8203141.JPG


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posted by 山桜 at 17:45| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月18日

ヤブラン(藪蘭)開花

 梅雨のような寒い長い雨続きの後、束の間の雨上がり散歩中、先日刈られてしまったヤブランの代わりに、別の場所で刈られた後に逞しく花序を延ばして咲き出したヤブランの花をみつけました。

 先に書いた記事「ヤブラン(藪蘭)と姫ヤブラン」にも、写真を追加掲載しておきますね。

ヤブラン(藪蘭)キジカクシ科ヤブラン属
ヤブランP8183036.JPG

ヤブランP8183037.JPG

ヤブランP8183090.JPG

ヒメヤブランの花より少し小さめながら、形はよく似ています。しかし、この花一つをじっくりと鑑賞する人は少ないかもしれません。ヤブランは長い花序全体の集合美、ヒメヤブランは数が少ない分一つの花へ惹きつける力があるようです。


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2021年08月14日

伸び〜る ニッポンマイマイ

 日本にいるカタツムリの中で、三角の山型の殻を持っているのは、その名も「日本マイマイ」。富士山みたいな形だから?というのは私の勝手な妄想です。

 生き物は何でも好きなのですが、実を言えばカタツムリだけは余り得意ではありません。子供の頃に、捕まえようとして殻を引っ張ったら身体がグ〜〜ンと伸びて千切れそうに殻から抜けてしまいそうになって怖くなったこと、知らずに踏んで潰してしまったこと、の2つのトラウマを引きずっています。

 なので「嫌〜っ!」という気持が良く〜分かります。苦手な方は、以下の閲覧は、おやめくださいね。

ニッポンマイマイ ナンバンマイマイ科 2021.07.27
ニッポンマイマイP7272915.JPG
横から見ると、殻が綺麗な山型になっているのが分かります。殻の色や模様は個体差が大きいそう。
それにしても、何故、日本マイマイなのに南蛮マイマイ科なのでしょうね?

ニッポンマイマイP7272912.JPG
木の幹や苔の上にいることが多いです。 私の苦手なカタツムリの身体のブツブツ肌理が目立たず、滑らかな美肌なのでホッとします。

ニッポンマイマイP7272906.JPG
身体を長〜〜く延ばすのも特徴の一つで、次に目的地にあっという間に瞬間移動するのが得意技です。
私の気配を感じて大触角(先に目がある)も小触角もグイッと延ばしています。

ニッポンマイマイP7272904.JPG
殻の裏を見ると、真ん中が窪んでいるのも見分けのポイント。

ニッポンマイマイP7272905.JPG
一円玉くらいの小さなカタツムリ、小雨の後の薄暗い森の中、そして苦手なのでゾワゾワして及び腰・・・ピントの甘い写真ばかりですみません。


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posted by 山桜 at 10:35| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月11日

オニドコロの雄花と雌花

 オニドコロは、ヤマノイモの仲間で根は苦くて食べられないけれど、狭山丘陵では圧倒的に多く見られます。単にトコロと言えばオニドコロのことを言い、または、食べられないヒメドコロ等の横に這う根茎を作る仲間の総称としても使われていたようです。

 狭山丘陵の向こう側の「所沢」という地名も、トコロが多く生えている沢の意味で、「となりのトトロ」が「トトロ〜!」とか「グワ〜ッ!」とか雄叫びを上げるのを聞くと、地中のオニドコロの力を集めた叫びのようにも思えてしまいます。

 「野老」と書くのは、彫り上げた根茎に鬚根が沢山生えているのが、おじいさんの髭のように見えたからとか。腰の曲がった「海老」と同様、長寿の縁起物としてお正月に飾る地域もあるそうです。

 雌雄異株で、雄株・雄花の方が花も多数で目立ちますが、果実がなってからは雌株が俄然存在感を増します。葉は丸みを帯びたハート型のことが多く、互生で葉腋にムカゴは着きません。

オニドコロ(鬼野老)雄株・雄花
オニドコロP7272884.JPG
雄花の花序は上に立ち上がり、花粉を飛ばすことにエネルギーを傾けているので、花序の数も花も多く遠くからでも目立ちます。

オニドコロP6262304.JPG
一箇所に複数の花を着けるので、こんもりとして見えます。

オニドコロP6262305.JPG
平開した6つの花被片と完全な雄しべが6つあります。

オニドコロ 雌株・雌花
オニドコロP7272946.JPG
雌花の花序は垂れ下がり、花序数も花数も雄花よりずっと控えめです。必要最低限の果実を実らせることに集中し、省エネに徹しているのでしょう。

オニドコロP7232953.JPG
よく観ると、既に雌花の下には3つの翼のある子房が見えます。花序は下垂しますが、花は開花につれて上向きになります。

オニドコロP7232955.JPG
どうせ実ったら重みで垂れ下がるので、初めから雌花序は下垂させておくのかな。生き抜くのは大変なことですから、何でも省エネで効率よくですね。

オニドコロP7232952.JPG
こうなると、未だ緑色ながら、あの見慣れた三つの翼がある果実の姿です。種が実ること3つに爆ぜた翼を鼻にくっつけて遊んだ方もいらっしゃるでしょう。途絶えさせたくない草遊びの一つです。秋になったら身近な子供の鼻にくっつけるか、嫌がったら自分で着けて見せてやって下さいね。

 そうそう、東京オリンピックのエンブレムをデザインされた方は「野老さん」で、千葉県に多い名前だそうです。昨日ファミリーヒストリーに出演されていた「所ジョージ」さんは、所沢出身とのこと。

 それで今日は、何となくオニドコロの事を書きたくなったのかな?


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posted by 山桜 at 17:30| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月10日

クジラタケ?刺し と 茄子貝焼き

 草刈り車が通り過ぎた後、串刺しになったきのこをみつけました。きのこは恐らくクジラタケ?串刺しにしたのはアズマネザサでしょうか。

串刺しになったクジラタケ? タマチョレイタケ科
串刺しきのこP7272927.JPG
今は乾燥して固くなっていますが、突き抜かれた頃にはもっと柔らかかったのでしょうね。

串刺しきのこP7272929.JPG
それにしても見事に突き刺されています。

 オリンピックでフェンシングを見て、あれは元は突き刺していたんだろうなぁなんて思っていたことを思い出したり・・・

 タマチョレイタケ科と聞くと、卓球の張本選手の
「チョレイ!」
を思い出したり・・・

 まだ、オリンピックの興奮醒めやらずで引きずっております。

串刺しきのこP7272928.JPG
傘の裏は白い孔口が並んでいました。

 クジラタケの名前の由来は、何処を参照しても「不明」と書いてあります。横から見た姿が鯨に似てないこともないなとは思いましたが、クジラ=鯨では無いかもしれないところが名前の由来の面白いところです。

 コナラやクヌギの切り株などに割に普通に生えていて「サルノコシカケみたいな良く見かけるきのこ」くらいの感心しか持ってこなかったのですが、串刺しになった姿に遭遇し名前を調べ、クジラタケなのかな?と興味が湧いてきました。

 鯨と言えば、主人の故郷・秋田では、真夏に「茄子貝焼き(なすかやき)」という、鯨の脂の塩漬けを千切りにして茄子を焼き、しょっつる(塩魚汁)で味付けした、茄子に鯨の脂としょっつるが沁みた独特の風味の熱い鍋を汗を流しながら囲む習慣があります。

 「夏になったら、やってみっか!」
と主人が無くなる数日前の病床で元気に喋っていた義兄も昨年亡くなり、遠い遠い夏の思い出になってしまいました。

 鯨の脂身が今や貴重品で高価なものとなり、東京では手に入れられなくて滅多に食べられなくなりましたが、その昔、鯨は庶民のスタミナ源で今よりずっと身近なものだった名残が、クジラタケの名前に生き残っているのかもしれません。


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posted by 山桜 at 12:10| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月09日

ヤブラン(藪蘭)と ヒメヤブラン

 オリンピックのテレビ応援が忙しくて、書きかけのまま放置していた記事です。ヤブランの花が咲いた写真を撮ってからと思いつつ、またももや刈られてしまって意気消沈。まぁ、仕方ないですね。

ヤブラン(藪蘭)キジカクシ科ヤブラン属 2021.07.27
ヤブランP7272901.JPG
葉に斑入りの園芸種など、庭に植えられていることも多い植物です。木の根元に生えていると言うことは、小鳥の落とし物からの実生でしょうか。

ヤブランP7272900.JPG
まだ粒々の蕾で、花が咲くのを期待していましたが、咲く前に綺麗に刈られてしまいました。

<2021.08.19 追掲載> 
開花株を見つけたので追掲載します。先日の個体より花色が大分濃いですね。
ヤブラン(藪蘭)キジカクシ科ヤブラン属
ヤブランP8183036.JPG

ヤブランP8183037.JPG

ヤブランP8183090.JPG
下のヒメヤブランに比べると、一つの花は小さく、花被片も丸まったまま開ききらない感じなので、際だって目立つ感じになりませんが、長い花序ごとの集合美では負けていません。

ヒメヤブラン(姫藪蘭)キジカクシ科ヤブラン属 2021.06.30
ヒメヤブランP6302419.JPG
草丈も花序もヤブランよりずっと小さく、身を屈めて目を凝らさないとこの可愛らしい花に気付かないかもしれません。花一つの大きさは、ヒメヤブランの方が、きちんと開ききるので少し大きく思われます。計ってないので感覚ですみません。

ヒメヤブランP7142811.JPG
こちらは草丈も低く、刈り込みに強いので、刈られてもまた蕾を上げて健気に咲き返すので、花期も長く8月の今も未だ咲いています。

2021.07.14
ヒメヤブランP7142812.JPG
却って、他の草が無くなって日が当たるようになったのを喜んでいるようにも見えます。

ヒメヤブランP6302421.JPG
3oほどの小さな花ですが、青紫の花被片とおしべの黄色の端正な花です。 雌しべは、自分の花粉を避けるようにそっぽを向いてます。


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posted by 山桜 at 23:50| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「禍転じて福と成す」機会を得た五輪

 世界の潮流が、人種差別・性差別撤廃、多様性の共存、持続可能な社会と環境・・・と変化している中、東京オリンピック2020は、当初「復興五輪」を謳っていましたが、終ってみれば、日本の旧い体質の膿を出し改善していく機会を得た「禍転じて福と成す五輪」となりました。

 私は、様々な告発や足の引っ張り合いは、五輪を阻害し日本の国力低下を狙う勢力の策謀ではとも疑っていました。

 しかし、例えそうだったとしても、結果として日本が抱える大きな問題点を浮き彫りにしてくれることとなり、表面的な大成功を収めるよりも、想定外のコロナ禍との戦いの中、日本全体が脱皮して行くための大きな機会を与えてくれたることになった、いや、そうしなければならないのだと思っています。

 次はパラリンピックも控えています。国としては、何かを片付けてから次の事業に移るという事が許されない状況です。このような文字通り「緊急事態」の中、複合的に組織を機能させるのはトップの仕事、我々国民は選んで任せたトップの指示に従い、一人一人が持ち場で出来る事に全力を尽くすしかありません。

 勿論、「もう、これ以上頑張ったら死んでしまう!」という人は大きな声で助けを求め、それが出来ない人を支える人も必要です。

 身体を動かそう、頭を使おう、心を動かそう、人を思いやる心が大きなうねりになって、日本を世界を救うことを願っています。

 「禍転じて福と成す」は、災害の多い国土で長い年月を掛けて培われてきた「大和心」です。

 長崎への黙祷のサイレンが鳴っています。 黙祷。


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posted by 山桜 at 12:03| Comment(0) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月07日

オリンピアン=神域に住む人

 オリンピック競技は、元はギリシアのゼウス神の神域オリンポス山に於ける神に捧げる競技会でした。日本で言えば、それは相撲であり、オリンピアン(オリンピック選手)=オリンポス山に住む人は、神域を示す注連縄を締めた横綱にあたるでしょうか。昨今、その横綱の品格が問われているのは残念としても、オリンピアンは、既にその存在自体が尊い、神のお膝元の域に達している人々なのです。

 絶え間ない精進の末その域まで達しても尚、その中の更に高みに登る道のりは厳しく、勝者がいれば敗者がいるのは必然、様々な物語が生まれます。特に本当に紙一重の差で銀メダルの選手の心を思うと、神様はどれだけの試練を与えるのかと・・・しかし、それは神様の愛なのかもしれません。「それを越えて行け、汝にはそれが出来る」と。

 東京オリンピック2020は、日本選手大活躍で毎日応援する種目が目白押し、流石にちょっと応援に疲れてきましたが、厳しい戦いの後、今回は特に国籍を問わず選手同士が微笑ましく気持を伝え合うシーンが数多く見られ、とても温かい気持になっています。

 世界が共通の敵コロナ禍と戦う中、孤独な挑戦に耐え続けてきて、ふれあいを求めていた気持が弾けているのでしょうか。お互いに抑制された環境で辛い時を過ごしてきた同志なので、それを越えて全力を奮い素晴らしい結果を出した選手への尊敬の念が自然に爆発するのかもしれません。

 誹謗中傷や難癖つけとは対極の、心あたたまるオリンピック精神の発露に触れ、幸せな気持が続いています。

 オリンピックは閉幕が近づいていますが、パラリンピックも更に楽しみです。どうか無事に終えることが出来、オリパラから頂いたエネルギーでコロナ禍も吹き飛ばせますように!


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posted by 山桜 at 09:34| Comment(4) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月05日

チャタンヤラクーサンクー?

 東京オリンピック2020から正式種目になった空手、女子の「形」で惜しくも銀メダルとなった清水希容さんの演武の「形」は「チャタンヤラクーサンクー!」

 形名の発声に度肝を抜かれ、空手の知識がゼロに近い私には何が何やらでいきなり混乱の極みに突入しました。以下、少しばかり調べて書きましたが、間違いがありましたらご教示下さい。

 そもそも「チャタンヤラクーサンクー!」って何語?どういう意味?頭の中は「???」だらけながら、見えない敵に対峙する気迫の演武に圧倒され、全身汗びっしょりになって最後は魂が抜けたように呆然となってしまいました。

 決勝の二人が同じ形でしたので、全く素人の私にも金メダルに輝いたスペインのサンドラ・サンチェスさんの演武の方が、気負いが無く落ち着いていて無駄な動きが無く美しく、畳に吸い付くような滑らかな足運びで勝っていたように見えました。清水さんは動きが機敏であった為か、道着の裾がパタパタとするのが気になり、どこか焦っているように見えてしまいました。見当外れでしたらすみません!

 空手は元は琉球の武道なので、「形」(流派によっては「型」)の名前は、琉球の言葉が用いられているのですね。102種の形の中から自分で選んだものを発声してから演武に入るようです。

 「チャタンヤラクーサンクー」は、漢字で書くと「北谷屋良公相君」で、戦前の空手大家・喜屋武朝徳先生が読谷村に住む北谷屋良(チャタンヤラ)(1740年 – 1812年 )の後裔(北谷屋良利正とも)から公相君(現・北谷屋良の公相君、沖縄の琉球王国を訪れたとされる中国武術家)の型を学んで作り上げたことから「北谷屋良公相君」と名付けられたとのこと。

 その他にも「オヤドマリノパッサイ(親泊の抜塞)」「トマリバッサイ(泊抜塞)」「スーパーリンペイ(壱百零八手)」等々、耳慣れない形名に驚きつつ、空手が琉球の武道発祥ということを改めて学んだ日となりました。

 しかし、仮想の敵とあのような気迫で対峙する姿、試合前後の礼儀正しい所作、多くの外国人に「不思議の国日本」を印象づけたことでしょう。


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posted by 山桜 at 23:31| Comment(0) | スポーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月03日

猫耳擬態 トビモンオオエダシャク

 今年は茶毒蛾の幼虫にコロ坊主にされた椿の枝に、今度は枝そっくりに擬態するトビモンオオエダシャクの幼虫が・・・すみませんボケてしまって余計に分かりにくいのですが、何処に居るか分かりますか?

トビモンオオエダシャク(鳶紋大枝尺)ガ類 シャクガ科
トビモンオオエダシャクP7142817.JPG

 見事に化けるものです。動かなければバレなかったのに、私にみつかるとはちょっとミスりましたね。

 実はトビモンオオエダシャクの幼虫は「視覚的擬態」だけでなく、枝表面の物質と同じもので体表面をロウ物質で覆っている上に、食べている植物の香りも出すという「化学的擬態」もしており、捕食者の鳥だけでなく蟻の攻撃をもかわしているのだそうです。先日のセミの幼虫のように、蟻の大群にやられてしまわないように進化したんですね。

 お顔をアップで見ると、猫耳タイプで可愛いのです。蝶のコジャノメ、ヒメジャノメ等の幼虫と似ています。
トビモンオオエダシャクP7142818.JPG
猫耳や脚の先までピンと伸ばして、芽や短枝のように演じて枝になりきっています。

トビモンオオエダシャクP7142820.JPG
さて、目は何処にあるでしょうか? 目のように見えるのは模様で、本当の目はこの猫耳マスクの下に隠れています。キティちゃんのマスクを被っているような感じですかね。

昆虫は、知れば知るほど、本当に面白い!


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2021年08月02日

コマツナギハイボフシ(駒繋葉疣附子)

 コマツナギではみつかりませんでしたが、トウコマツナギの葉にはびっしりと出来ていました。

コマツナギハイボフシ(駒繋葉疣附子)
コマツナギハイボフシP7112664.JPG

 例の、虫こぶ(虫えい)命名の法則により、「寄生する植物名・部位・形・フシ」となっています。寄生して虫こぶを発生させているのはフシダニの一種とのこと。

 白いプクプクは、あまり気持の良いものではないかもしれませんけれど、丁度とまっていた緑色に光るハナアブの仲間?が、膨れ織りの上の一点のブローチのようで、涼しげなブラウスを連想してしまいました。

 名前の分からないハナアブのような昆虫のアップです。お分かりの方、教えて頂けると嬉しいです。
ハナアブ?P7112982.JPG


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2021年08月01日

コマツナギ(駒繋)と トウコマツナギ(唐駒繋)

 コマツナギと言えば、明るい土手などで這うように低く生えている半ば草のような低木なのですが、最近は背丈を越え2mほどの高さになったものを見かけます。

 花も葉もソックリなのに、樹高だけ違うのです。これは、法面保護や緑化の為にミックスシードで吹き付けられ野生化したもので、中国原産であることから「唐」コマツナギという名前に落ち着いたようです。最初の頃は木立コマツナギとも呼ばれていました。

コマツナギ(駒繋)マメ科コマツナギ属 2021.06.11
コマツナギP6112101.JPG

コマツナギP6112100.JPG
枝は地面を這うように横に広がり、少し立ち上がっても50p程です。

 コマツナギは6月に開花し初めのた時の写真です。その後、例によって刈り取られてしまったので、トウコマツナギと同時期まで咲いていたかの確認が出来ませんでした。

トウコマツナギ(唐駒繋/別名キダチコマツナギ)2021.07.13
トウコマツナギP7132775.JPG
花の色は、若干濃いかなぁと言うくらいで殆ど個体差な感じに思えます。
トウコマツナギP7112663.JPG

トウコマツナギP7112662.JPG
上に向かって枝を伸ばしています。 

トウコマツナギP7132774.JPG
120p程のフェンスを越えた高さまで伸びていました。

 名前の由来は、馬を繋いで置けるほど根がしっかり張っている為とも言われますが、低木の在来種のコマツナギにわざわざ馬を繋ぐとは思えず、美味しいので馬が立ち止まって食べ始めると動かなくなる説の方が、私は納得できます。

 学名の属名 ’Indigofera’は、藍染めのインディゴ・ブルーのことで「木藍属」とも訳されます。しかし、日本在来種のコマツナギや中国産のトウコマツナギには残念ながら、この色素は含まれておらず、熱帯・亜熱帯地方に分布する「ナンバンコマツナギ(インド藍)」がその属名の特徴に該当します。

 若しも藍染めに使用できたなら、もっと大事にされたでしょうね。


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2021年07月31日

オリンピック選手の心

 オリンピックもたけなわ、毎日テレビの前で一喜一憂ですが、自分が元気一杯でない所為か、以前より選手のメンタル面に気持が向かいます。試合前、金メダル確実とされてきた、バドミントンの桃田選手やトランポリンの森選手は、顔面蒼白で目の焦点が定まらず「これは危ない」と心配した通りの結果になってしまいました。

 以前よりメンタル・サポートはなされてきていると思いますが、メダルの重圧と心身の不調を抱えての本番、身体を鍛え上げるだけでは届かない壁がオリンピックにはあるようです。孤独との戦いだけになってしまわないよう、心を支える体制も更に充実して欲しいです。その中には、マスコミの過剰な追いかけやネットの誹謗中傷のシャットアウトも含まれます。

 水泳の瀬戸選手が、ようやく最後のレースで本来の陽気さとリラックス上手を取り戻せたのは、ライバルで盟友の萩野選手の存在が大きかったのではないでしょうか。瀬戸は自らの失態からでしたが、萩野選手は怪我・手術後の不調から苦しみ抜いて這い上がっての決勝進出でした。

 瀬戸は、まさにタッチの差でメダルには手が届かず4位、萩野は6位でしたけれど、幼い頃から切磋琢磨してきた二人が世界のトップ8に残ってレースが出来た幸せを噛みしめて、レース後の二人の笑顔と涙は清々しかったです。

 神様は、二人に晴れの舞台という贈り物をくださいましたが、また絶妙の匙加減でメダルはお預けとされ、次を目指す原動力に繋げて下さったようです。苦しくも楽しみな二人の物語は3年後へと続きます。


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2021年07月30日

コバギボウシ(小葉擬宝珠)

 先日刈り取られてしまったコバギボウシを別の未だ草刈りが為れていない場所でみつけました。直ぐ近くまで刈り取られているので、正に風前の灯火です。明日はもう無いかも・・・(T-T)

コバギボウシ(小葉擬宝珠)キジカクシ科ギボウシ属
2021.07.27
コバギボウシP7272966.JPG
花の基部の苞は緑色の凹んだ舟形で上向きに付きます。

 背景はぼやけていますが、草刈りが近づいているのがお分かりかと思います。デング熱などを引き起こす蚊の住処を無くし、また足元の安全を守るための手入れは有り難いことなのです。ただ、選別草刈りは難しいようで何もかも無くなってしまうので、その日が来ると呆然と立ち尽くしてしまいます。

 「観察を続けますね」とお伝えした、タツナミソウ、ノカンゾウ、ヤブカンゾウ等も既に跡形もありません・・・(T-T)

コバギボウシP7272965.JPG
花弁には白い縁取りと濃い紫の条があります。

コバノギボウシP7122732.JPG
蕾を見ると、苞のポジションと役割が分かりますね。開花まで大事に蕾を包んで守ってくれています。

コバギボウシP7272920.JPG
葉は光沢少なく細長めで、基部は葉柄に流れ翼のようになる傾向です。

 昨日は、コバ「ノ」ギボウシと記載しましたが、最近の図鑑でみると「ノ」は入らず「コバギボウシ」となっています。時々このようなマイナーチェンジがあるので、ポンコツ脳に上書き保存が出来ず困ってしまいます。

 同じ様に葉が小さいタイプで「コバノガマズミ」や「コバノイチヤクソウ」などのように「ノ」が入る名前と「コバギボウシ」のように入らない名前が混在するので、余計ややこしくなります。

 ただ、「オオバギボウシ」に対してのことなら「コバギボウシ」の方が、どちらも「ノ」無しでスッキリかもしれませんね。


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posted by 山桜 at 16:18| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年07月29日

チダケサシ(乳茸刺)

 例年、咲いたかと思うと草刈りで一掃されてしまうので、ドキドキしながら小川沿いの群落を見に行くと、咲いていました!

チダケサシ(乳茸刺)ユキノシタ科チダケサシ属 2021.07.12
チダケサシP7122719.JPG

少し日陰の群落は未だ咲き始めでしたが、こちらの方が沢山株が増えていました。
チダケサシP7122725.JPG
湿り気のある土が好きなようです。

チダケサシP7122727.JPG
円錐花序で側枝は斜上するのが特徴です。同じチダケサシ属のアカショウマのように枝垂れずスクッとしています。このように枝がしっかりしているので、収穫した乳茸を刺して持ち帰るのに使われたと言われています。

チダケサシP7122728.JPG
 細いリボンのような花弁は、一つの花に幾つあるのか、写真がピンボケで数えられませんでした。雄しべは10本あるようで、花弁の方が雄しべより長いです。

チダケサシP7122793.JPG
 集合美も良いですが、近づいてみたときの、淡紅色の花弁と淡青紫の葯の色合いが繊細で美しいですね。

 この後、花が咲いている内はお目こぼしで残して有りましたが、近くで蕾を膨らませていたコバノギボウシは問答無用で刈り取られてしまいました。花が終わったら、チダケサシもあっという間に刈り取られ、跡形も無くなっていました。

 咲くことも出来ずに刈り取られてしまったコバノギボウシの蕾
コバノギボウシP7122732.JPG


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2021年07月28日

頑張れ セミの幼虫

 最近は涼しい早朝か夕方に歩くことが多く、セミの羽化が始まっているので楽しみなのですが・・・何やら地面でもがいている子を発見。

アブラゼミP7152841.JPG
 蟻にたかられていますが、未だ動いていました。未だ翅もないので、何かの拍子にひっくり返ると起き上がれないようです。色から見て、アブラゼミ?

 蟻にとっては折角のご馳走ですし、生きる力の弱い者は生き残れないのが自然の摂理だとは思いつつ、ちょっとだけ手助けして起こしてやりました。

アブラゼミP7152842.JPG
 もう蟻の毒が回っていて厳しいかもしれませんが、何とか歩き出したので、若しかしたら上手く羽化できたかも? 袖すり合うも多生の縁ですので、少しでも命が延びたのなら嬉しいです。


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posted by 山桜 at 18:27| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする