2017年09月05日

センニンソウ と ボタンヅル

 今年はどこに行っても草木の上を真っ白に覆うセンニンソウ(仙人草)の花をよく見かけた。 センニンソウは、センニンソウ(クレマチス)属の基本種で、風車状に集まってつく果実の先に残り羽毛状に伸びた花柱を仙人の白髭に見立てた命名という。 センニンソウ属の果実は、花の形は様々でもこの特徴的な羽毛を持つ。 果実の写真を探したがみつからず…この秋、探して撮っておきます。 

 殆ど同じような時期に同じような場所でみられるセンニンソウとボタンヅルは、しばしば混同されがちだが、よく見ると違いが分かる。 花期は、場所にもよるが総じてセンニンソウの方がやや遅い。

P9016308 (440x293).jpg
P9056872 (440x293).jpg
P9056873 (440x293).jpg
【センニンソウ/仙人草】キンポウゲ科センニンソウ属
 ・蕾の先が尖る
 ・花弁に見える萼片は、花芯よりも長く細く、白色
 ・花径は2.5p程
 ・三出〜奇数羽状複葉で小葉はふつう全縁、時に浅い切れ込みあり
 ・成葉はほぼ無毛(幼葉には毛が散生したり斑入も)
 ・葉柄、小葉柄で他のものに絡み付くので、一見羽状複葉に見えない
 ・果実の先の羽毛は3pほど

P8170159 (440x293).jpgP9056878 (440x293).jpg
P9056883 (440x293).jpg
P8170158 (440x293).jpg
P9056881 (440x293).jpg
【ボタンヅル/牡丹蔓】キンポウゲ科センニンソウ属
 ・蕾の先は丸い
 ・花弁に見える萼片は、花芯とほぼ同じ長さ、やや黄色味あり
 ・花径は1.5pほど
 ・3出複葉で小葉に鋸歯、表裏に短毛あり
 ・果実の先の羽毛は1pほど

ボタンヅルの変種のコボタンヅルは2回3出複葉で、ボタンヅルより小さめ。 高尾山域では、コボタンヅルが多い。

 
自然観察ランキング

posted by 山桜 at 00:00| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

花の百名山・三ツ峠山ハイク(3) 

三ツ峠ハイクの末篇(3)は、三ツ峠山から天上山公園ロープウェイで河口湖に下るコース沿いの観察記録です。

P9056795 (373x560).jpg
P9056828 (373x560).jpg
【レイジンソウ/伶人草】キンポウゲ科トリカブト属

P9056797 (373x560).jpg
P9056799 (207x310).jpgP9056798 (207x310).jpg
【シモバシラ/霜柱】シソ科シモバシラ属

P9056805 (207x310).jpgP9056812 (207x310).jpg

P9056527 (440x293).jpg
【ススキ/薄】イネ科ススキ属

P9056808 (373x560).jpg
【クサボタン/草牡丹】キンポウゲ科センニンソウ属

P9056811 (440x293).jpg
【キハギ/木萩】マメ科ハギ属

P9056821 (207x310).jpgP9056822 (207x310).jpg
P9056640 (440x293).jpg
左【ヒヨドリバナ/鵯花】キク科フジバカマ属
右・下【ナンテンハギ/南天萩】マメ科ソラマメ属 別名:フタバハギ

P9056813 (373x560).jpg
【タムラソウ/田村草】キク科タムラソウ属

P9056824 (207x310).jpgP9056891 (207x310).jpg
【キバナカワラマツバ/黄花河原松葉】アカネ科ヤエムグラ属

P9056825 (207x310).jpgP9056898 (207x310).jpg
左【マルバハギ/丸葉萩】マメ科ハギ属
右・下【ツルフジバカマ】マメ科ソラマメ属 クサフジの小葉9~12対に対し、5~8対と少なく葉巾も広い
P9056897 (440x293).jpg

P9056826 (373x560).jpg
【タマアジサイ/玉紫陽花】アジサイ科アジサイ属

P9056830 (207x310).jpgP9056801 (207x310).jpg
【タマゴタケ/卵茸】

P9056831 (207x310).jpgP9056832 (207x310).jpg


P9056835 (373x560).jpg
【ママコナ/飯子菜】ゴマノハグサ科ママコナ属 ミヤマママコナは花の内部の隆起が黄色で、苞に鋸歯がない。

P9056839 (373x560).jpg
P9056882 (373x560).jpg
【ミヤマウズラ/深山鶉】ラン科 葉の模様を鶉に見立てた命名 (拡大した花についている黒いものは虫)  雲取山では見つけられずにいたので、ここで出会えて嬉しかった。 シカの餌にならずに生き延びていって欲しい。

P9056845 (207x310).jpgP9056846 (207x310).jpg

P9056847 (207x310).jpgP9056852 (207x310).jpg

P9056848 (210x140).jpgP9056849 (210x140).jpg

P9056851 (440x293).jpg
【イヌセンボンタケ?】

P9056854 (373x560).jpg
【根元が露わになった巨樹】

P9056861 (440x293).jpg

P9056857 (207x310).jpgP9056858 (207x310).jpg

P9056860 (373x560).jpg
小御嶽神社からの眺め、富士スバルラインが登って行くのが見えた

P9056869 (440x293).jpg
【ヤブマメ】マメ科ヤブマメ属

P9056870 (440x293).jpg
【キヌタソウ】アカネ科ヤエムグラ属

P9056872 (440x293).jpg
【センニンソウ】キンポウゲ科センニンソウ属 センニンソウ属=クレマチス属の基本種 日本はクレマチス属の原種の宝庫

P9056878 (440x293).jpg
【ボタンヅル】キンポウゲ科センニンソウ属 センニンソウと良く似ているが、花はやや小さく、葉の形が全く違う。 もっとよく似たコボタンヅルなどとの見分け方については別記の予定。

 天上山公園カチカチ山ロープウェイは、昔話に題をとり創作した太宰治版の「かちかち山」の舞台になっていることから名づけられているのだそうだが、ウサギとタヌキのキャラクターの看板やらハート形の鐘やら、太宰が最も嫌いそうな何とも俗っぽい施設が造られており、通り過ぎるだけでも気恥ずかしい。 それでも観光客は名前に釣られてか訪れるようで、外国人の方々も多くて、日本人としてもその趣味の悪さに身が縮む思いがする。 見晴らしはご覧のように素晴らしいので、もう少し落ち着いた風情の施設になってくれることを願うばかり。

 P9056876 (373x560).jpg
P9056877 (373x560).jpg
【ロープウェイ駅から河口湖を望む】


何かお役に立てましたら、1クリック応援、よろしくお願いいたします 



posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

花の百名山・三ツ峠山ハイク(2) 

 三ツ峠ハイク中篇(2)です。 

 北斎と娘のお栄の足跡を辿る番組で、北斎の「赤富士・凱風快晴」が三ツ峠から見た富士山の姿であることを、「三ツ峠山荘」のご主人が語ってらっしゃいました。

P5305113 (440x293).jpg
 「三ツ峠山荘」のテラス・ベンチ前で5月の下見時に撮ったものですが、遮るものなく聳える富士山の裾野の広がりを見ると、確かに場所から「赤富士」を描いたのだ、かつて北斎も同じ場所まで登って来ていたのかと、「画狂人」の一念の強さに感動します。

P9056657 (373x560).jpg
【サラシナショウマ/晒菜升麻】キンポウゲ科サラシナショウマ属
【ノハラアザミ/野原薊】キク科アザミ属
 山頂に近づくにつれ、ダイナミックなお花畑の気配が出てきました。 (以前の姿を知る人からすると、寂しい限りとのことですが、それでもまだまだ数多くの花々に会うことができます。)

P9056633 (373x560).jpg
【ハナイカリ】リンドウ科ハナイカリ属

P9056647 (373x560).jpg
【タチコゴメグサ/立小米草】ゴマノハグサ科コゴメグサ属

P9056659 (207x310).jpgP9056607 (207x310).jpg
左【クサボケ・果実】バラ科ボケ属 別名:シドミ、地梨 生薬名:和木瓜(わぼっか)
右【ウスユキソウ】キク科ウスユキソウ属

P9056660 (373x560).jpg
P9056755 (373x560).jpg
【ホソバノヤマハハコ】キク科ヤマハハコ属 雌雄異株
 上:雌株(雌花) 下:雄株(雄花)
 ヤマハハコと思いましたが、葉の表にも銀色の毛が生えていて葉の幅も細いことからホソバノヤマハハコではないかと思いましたが、どうでしょう。 後で葉が短く幅がもっと広い個体もあり、同じものなのか迷っています。

P9056663 (373x560).jpg
【オヤマボクチ/雄山火口】キク科ヤマボクチ属

P9056665 (207x310).jpgP9056903 (207x310).jpg
【イヌゴマ/犬胡麻】シソ科イヌゴマ属

P9056677 (373x560).jpg
P9056776 (207x310).jpgP9056775 (207x310).jpg
【マツムシソウ】マツムシソウ科マツムシソウ属

P9056685 (207x310).jpgP9056731 (207x310).jpg
左【オオマツヨイグサ】アカバナ科マツヨイグサ属 太宰治の「富士には月見草がよく似合う」の言葉にある月見草(ツキミグサ)はこのオオマツヨイグサではないかとされている。 本来のツキミソウは江戸時代に渡来した白い花で、開花は日暮〜未明の月明かりの下でしか見られず、富士山を背景にしてに見ることは難しい。 
右【?】キク科

P9056686 (440x293).jpg
P9056669 (440x293).jpg
P9056740 (440x293).jpg
【?】セリ科

P9056750 (440x293).jpg
【?】セリ科

P9056701 (373x560).jpg
【ウメバチソウ/梅鉢草】ニシキギ科(前ユキノシタ科)ウメバチソウ属

P9056687 (440x293).jpg
【コウゾリナ/剃刀菜、髪剃菜】キク科コウゾリナ属 茎葉に手が切れそうな固いザラツキ

P9056692 (373x560).jpg
P9056693 (207x310).jpgP9056736 (207x310).jpg
【フジアザミ】キク科アザミ属 富士山周辺に多い 草丈1mにもなる大型のアザミ 総苞片や葉に鋭いトゲ

P9056696 (440x293).jpg

P9056739 (373x560).jpg
【タムラソウ】キク科タムラソウ属 アザミに似ているがトゲがない

P9056706 (373x560).jpg
【ホツツジ】ツツジ科ホツツジ属 ミヤマホツツジの雌しべはくるりと巻いて上を向く

P9056710 (440x293).jpg
【シロバナフウリンツツジの果実】ツツジ科ドウダンツツジ属 サラサドウダンの純白花

P9056644 (440x293).jpg
P9056732 (440x293).jpg
P9056733 (440x293).jpg
【崩れた登山道に浮島のように残ったお花畑】

P9056714 (440x293).jpg
【三ツ峠山の碑】

P9056726 (440x293).jpg
【イワキンバイ/岩金梅】バラ科キジムシロ属 ミヤマキンバイと迷ったが、茎にも葉をつけていることから同定

P9056729 (207x310).jpgP9056730 (210x140).jpg
【ズミ/酢実?】バラ科リンゴ属 不分裂葉と分裂葉が混在する 

P9056742 (207x310).jpgP9056602 (207x310).jpg
左【メタカラコウ/雌宝香】キク科メタカラコウ属 舌状花が1〜3コしかない
右【トリカブト/鳥兜】キンポウゲカトリカブト属 生薬名:附子(ぶし、ぶす)

P9056543 (207x310).jpgP9056743 (207x310).jpg
左【オトコヨモギ/男蓬】キク科ヨモギ属
右【ノリウツギ/糊空木】アジサイ科アジサイ属

P9056746 (440x293).jpg
【サンショウバラ/山椒茨】バラ科バラ属

P9056666 (207x310).jpgP9056757 (207x310).jpg
【ワレモコウ/吾亦紅】バラ科ワレモコウ属

P9056763 (207x310).jpgP9056782 (207x310).jpg
【ツリガネニンジン/釣鐘人参】キキョウ科ツリガネニンジン属

P9056734 (373x560).jpg
【ソバナ/岨菜】キキョウ科ツリガネニンジン属

P9056766 (207x310).jpgP9056767 (207x310).jpg【ウツボグサ/靫草】シソ科ウツボグサ属

P9056771 (440x293).jpg
【テンナンショウ/天南星の仲間の群落・果実】サトイモ科テンナンショウ属

P9056774 (440x293).jpg
【轟音響かせ何度も旋回する自衛隊ヘリ】

P9056784 (207x310).jpgP9056803 (207x310).jpg
左【コウリンカ/紅輪花】キク科キオン属 オレンジ色の細い舌状花は、最初水平、のち下垂する
右【シラヤマギク/白山菊】キク科シオン属 下部の葉はハート形で翼付の長い葉柄、上部へ行くほど小さい葉

P9056786 (440x293).jpg
【龍の顔の浮かぶ倒木】

その(3)へ続く・・・


何かお役に立てましたら、1クリック応援、よろしくお願いいたします 


posted by 山桜 at 00:00| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

花の百名山・三ツ峠山ハイク(1)

 「三ツ峠(山)」は、開運山(1,785m)、御巣鷹山(1,775m)、木無山(1,732m)の3つの頂上の総称。 流石に「花の百名山」の一つ、写真に残しただけでもざっと100種類、とても全部は掲載できませんが、代表的な花々をご紹介します。

<2017-09-05 撮影>
P9056609 (373x560).jpg
【テンニンソウ/天人草】

P9056505 (207x310).jpgP9056514 (207x310).jpg
【ツリフネソウ/釣舟草】     【ハナタデ/花蓼】

P9056516 (440x293).jpg
【クサボタン/草牡丹】

P9056519 (440x293).jpg
【イタドリ/虎杖】

P9056520 (207x310).jpgP9056521 (210x140).jpg
【ユウガギク/柚香菊】

P9056524 (207x310).jpgP9056528 (207x310).jpg
【ヤマムグラ/山葎】       【イヌトウバナ/犬塔花】

P9056525 (207x310).jpgP9056536 (207x310).jpg
【ホソエノアザミ?/細柄の薊】  【オオバアサガラ/大葉麻殻】

P9056532 (210x140).jpgP9056533 (210x140).jpg
【タニソバ/谷蕎麦】         【バライチゴ/茨苺】

P9056535 (210x140).jpgP9056544 (210x140).jpg
【ツノハシバミ/角榛】         【カジカエデ/梶楓】

P9056538 (207x310).jpgP9056541 (207x310).jpg
【キブシ/木五倍子】          【アブラチャン/油瀝青】

P9056545 (207x310).jpgP9056546 (207x310).jpg
【ノリウツギ/糊空木】  【ツルニンジン/蔓人参】別名:ジイソブ

P9056580 (373x560).jpg
【コウシンヤマハッカ/甲信山薄荷】

P9056566 (440x293).jpg
【アサノハカエデ/麻葉楓】

P9056570 (207x310).jpgP9056572 (207x310).jpg
【ハンカイシオガマ/樊かい塩竈】

P9056650 (440x293).jpg
【トモエシオガマ/巴塩竈】

P9056576 (207x310).jpgP9056577 (207x310).jpg
P9056587 (207x310).jpgP9056620 (207x310).jpg
【ソバナ/岨菜】花、草姿、果実    【メタカラコウ/雌宝香】

P9056582 (440x293).jpg
【オクモミジハグマ/奥紅葉白熊】

P9056583 (207x310).jpgP9056589 (207x310).jpg
【オクモミジハグマの葉】    【?】セリ科? ウコギ科?

P9056605 (207x310).jpgP9056627 (207x310).jpg
【テンナンショウの仲間】果実       【クロイチゴ/黒苺】

P9056588 (210x140).jpgP9056592 (210x140).jpg
【トウゴクミツバツツジ/東国三葉躑躅】【クジャクシダ/孔雀羊歯】

P9056590 (207x310).jpgP9056591 (207x310).jpg
【タカオヒゴタイ/高尾平子帯】

P9056598 (373x560).jpg
【カイフウロ/甲斐風露】

P9056599 (207x310).jpgP9056600 (207x310).jpg
【コウモリソウ/蝙蝠草】       【キバナアキギリ/黄花秋桐】

P9056615 (373x560).jpg
【ミヤマシャジン?/深山沙参】 ソバナより一回り大きくふっくらした花

P9056610 (207x310).jpgP9056626 (207x310).jpg
【キヌタソウ/砧草】

P9056611 (207x310).jpgP9056558 (207x310).jpg
【ミヤマタニタデ/深山谷蓼】      【タニタデ/谷蓼】

P9056628 (207x310).jpgP9056635 (207x310).jpg
【ノハラアザミ/野原薊】        【ヤマホタルブクロ/山蛍袋】

P9056633 (373x560).jpg
【ハナイカリ/花碇】

P9056629 (440x293).jpg
【シモツケソウ/下野草】草本 モミジ型の葉

P9056654 (440x293).jpg
【シモツケ/下野】木本 ユキヤナギ似の葉

P9056638 (373x560).jpg
【タムラソウ/田村草】

P9056652 (373x560).jpg
【レンゲショウマ/蓮華升麻】

沢山ありすぎて、画像から選んで名前を付けるだけでも朦朧として来ました・・・間違っていたり抜けていたりするかもしれませんが、今日はここまで〜💤 (つづく)


何かお役に立てましたら、1クリック応援、よろしくお願いいたします 


posted by 山桜 at 00:00| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月04日

秋のアザミ3種(高尾山域)


 高尾山域に秋に咲く3種の代表的なアザミの比較です。 秋のこの山域では、殆どこの3種しか見られないのですが、以下の事を踏まえていても、同定にちょっと迷うこともあります。 

 雨が降ればアズマヤマアザミの総苞片の粘りや、トネアザミ(高尾ではタイアザミと呼ぶ人が多い)の総苞片の痛みが感じられなくなり、花の重みでノハラアザミが俯いていたりもします。 タイアザミが上向きで咲いていることもあります。 

 ノハラアザミの根生葉が下草の陰で見えないこともあります。 総苞片の反り返りも全くないとは言えないような微妙な感じの個体もあります。

 やはり沢山の実物を見て、慣れ親しむしかないようです。

アズマヤマアザミ
P9030435 (373x560).jpg
P9100617 (440x293).jpg
P9082640 (440x293).jpg
【アズマヤマアザミ/東山薊】キク科アザミ属
 ・花期 9〜11月
 ・頭花が茎に接してびっしりと多数つける
 ・頭花は横向き〜斜め下向きにつける
 ・花色はややくすんだうすピンク(フジバカマのような色)
 ・総苞片に蜘蛛毛 やや粘着
 ・総苞片のトゲは短く、殆ど反り返らない。


タイアザミ または トネアザミ
P9030572 (440x293).jpg
P9030574 (440x293).jpg
P9016373 (440x293).jpg
P9030595 (440x293).jpg
【タイアザミ/大薊・痛薊】【トネアザミ/利根薊】キク科アザミ属
 ・花期 9〜11月(ナンブアザミは8〜10月)
 ・ナンブアザミ(中部以北の多雪地に普通分布)の変種
 ・関東地方の山地に極普通分布、中部・近畿にも分布
 ・頭花を横向き・斜め下向きにつける。
  (ナンブアザミも同じ)
 ・葉・総苞片のトゲが、太く・長く・先が尖っていて痛い
  (ナンブアザミに比して)
 ・葉は羽状に深く切れ込むものが多い。
  (ナンブアザミはあまり切れ込まないものが多い)


ノハラアザミ
P9016379 (373x560).jpg
P9016387 (373x560).jpg
【ノハラアザミ/野原薊】キク科アザミ属
 ・花期 8〜10月
 ・中部以北に分布
 ・人家の近く〜林縁まで広く分布
 ・開花時にも根生葉(長さ30pにもなり、主脈に赤みがあるものが多い)
 ・頭花は上向きに2〜3個つく
 ・総苞片は鐘形でクモ毛がある


自然観察ランキング


posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月03日

カメムシタケ

P9036469 (373x560).jpg
P9036495 (207x310).jpgP9036496 (207x310).jpg
P9036497 (207x310).jpg<2017-09-03二俣尾の森にて>

【カメムシタケ(ミミカキタケ)】 
 カメムシに生えるきのこ(冬虫夏草の一種)

 (写真上)木陰の暗がりで2pほど地上に出ていた(写真左下)橙黄色の子実体(写真中右で拡大)から下を注意深く掘り下げ、そっと寄生されたカメムシ(写真中左で拡大)ごと、フユイチゴの葉の上に置いたところ。

 冬虫夏草の仲間の菌は、生きているうちに経皮的感染、体内で増殖し、寄主を殺す…こうして、生物も植物もきのこの仲間が分解することで森の生態系は循環していきます。



自然観察ランキング 1クリックで応援、よろしくお願いします
posted by 山桜 at 00:00| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

二俣尾の森(9月)

P9036441 (373x560).jpg
毛状巻(絹)雲(もうじょうけんうん)たなびく青い空 一番上空に現れる雲で、お天気が数時間後には変わる(温帯低気圧が近づいている)兆しとか。 (道路からでは、どうしても電線が入ってしまい、すみません)

 この日は親子の自然体験で再び二俣尾の森を訪れました。 前回から丁度1週間後でしたが、雨後の森はしっとりしていて趣が違っていました。

P9036447 (207x310).jpgP9036448 (207x310).jpg
雨に濡れてツルツルの木橋と清らかな沢の流れ

P9036449 (373x560).jpg
P9036451 (440x293).jpg
【アキノタムラソウ】シソ科アキギリ属
 特徴的な奇数羽状複葉が見られない小株
 更に未だ薹を立てるに至らない子株の根生葉(長い葉柄が見られる)

P9036450 (373x560).jpg
【マンリョウ】サクラソウ(ヤブコウジ)科ヤブコウジ属
 早くも真っ赤な実を鈴なりに実らせています

P9036464 (207x310).jpgP9036456 (207x310).jpg
左【ヤマジノホトトギス】ユリ科ホトトギス属
  花弁はほぼ水平に開き、
  花は茎の先か葉腋に普通1〜2個ずつ付け、
  茎に下向きの毛が生える
右【トヤマシノブゴケ】

P9036467 (440x293).jpg
【ツルアリドオシ】アカネ科ツルアリドオシ属
 果実は2つの花の子房がくっつき球状となるので、
 先端に2つの花の萼の跡が残る。

 森でウォークラリーを楽しんで体験館に戻ってくると、調理スタッフの皆さんが竈でダッチオーブンなどを使って、おいしいお料理を作って待っていてくださいました。 

P9036443 (440x293).jpg
P9036444 (207x310).jpgP9036473 (210x140).jpg
P9036472 (440x293).jpg
上:火にかける前のダッチオーブンの様子
中左:竈で調理中のダッチオーブン(蓋の上にも薪を置き上下から加熱)
中右:今日のランチメニュー 豚汁とご飯とチキン
下:ハーブチキンの野菜添え(ジャガイモ、ニンジン、玉ねぎ、エリンギ、ミニトマト、セロリ、ニンニク、ローズマリー、オリーブオイル、塩、胡椒など)



人気ブログランキング 久しぶりに2017年9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ関連ページ等にも遡って貼ってます。) 《クリック》応援、ありがとうございます
posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月02日

大好物の「ぶだう」

DVC00013 (440x330).jpg

 早、ブドウの実る季節となりました。 
食道や喉の切除手術を経験し手ごわい嚥下困難を抱えていた主人にとって、ブドウ、特に種無しで皮ごと頂ける品種はツルリと飲み込みやすくて美味しくて、
 「ぶだう、ぶだう
と、いつ頃からか、そう発音し特別お気に入りの大好物で、この季節が来ると、
 「じゃ〜ん、シャインマスカット、出てたから買っで来たぞ!」
ちょっと高値の初物を仕入れてきた事を得意げに、鼻を膨らましていたものでした。 未だ昔の皮を剥かなくてはならない品種だった頃には、一つ一つ剥いてあげていたことも懐かしく思い出します。 手が汚れるを、「やばち」(秋田弁でぺたぺたして気持ち悪い)
といって嫌った人でしたから・・・。

 今年も好物の初物を供えてあげたいと思いつつ、やはり走り旬はやや高値なので逡巡していたら、思いがけず葡萄狩をしていらした方からお裾分けを頂戴いたしました 神様、仏様にお供えした後、主人と一緒に、一粒一粒感謝して頂戴いたしました。 心よりありがとうございます。


人気ブログランキング
posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月01日

コガタコガネグモと隠れ帯・X

<2017-09-01 高尾山にて>
P9016393 (373x560).jpg
【コガタコガネグモ/小型黄金蜘蛛(メス)】 コガネグモ科 メス 6〜12o  オス 4〜5o

 秋になるとよく見かける、赤茶の濃淡とクリーム色の縞模様がオシャレなクモ。 円網の上に幼体では円盤状、成長すると写真のようなX型の「隠れ帯*」を作る。 但し、全部のクモが隠れ帯を作るわけではなく、巣を張った環境にもより、メリットの少ない場所では隠れ帯を作らないらしい。 

 クモの巣自体の張り方も美しいが、「隠れ帯」もまた芸術的で惚れ惚れしてしまう。 クモは、山を歩いていて蜘蛛の巣に引っかかるのは不快だし、家に巣が張られるとみすぼらしい雰囲気になるし、天井からツーと下がって来たりやコソコソ歩いたるする様子は忍者か泥棒のようで、どうも嫌われることの多い虫だが、その姿、生態のいろいろ、分からないことも多く、なんとも魅力的で興味が尽きない。 

「隠れ帯(白帯)は何のため?」
 「隠れ帯」という名がついているが、かえって目立ってしまい、ちっとも隠れられてはいないように思える。 そもそもそこに網が張ってあることに気付かないことで、餌となる者たちは網にかかる筈ではないか。 小さな虫からすれば、この帯の陰でクモの姿が見えないことはあるかもしれないが…。

 昆虫の専門家たちもいろいろその役目を調べていて、幾つかの効果が挙げられていた。 (日本では古くから「隠れ帯」の呼称が用いられてきたが、先入観を除くため単に「白帯」とも呼ばれる。)

・隠れ帯の白い部分はが光(紫外線)をよく反射させ、光に集まる虫を引き寄せ捕獲量を増やす為。

・鳥や大型昆虫に網を壊されないよう、網の存在を知らせる為。
 (但し、このことにより却って捕食者に存在を知らせることにもなり、襲われやすくもなるらしい)

・繁殖期にメスがオスを引き寄せる為。

・自身の姿を大きく見せて身を守る為。

・直射日光を遮り体温上昇を抑える。(山桜考:だとしたら、帯の裏側にいた方が…)



人気ブログランキング 久しぶりに2017年9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ関連ページ等にも遡って貼ってます。) 《クリック》応援、ありがとうございます
posted by 山桜 at 00:00| Comment(3) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

秋の空

P9016307 (440x293).jpg

 今日は高尾山で秋の花ハイキングの下見。 
 昨晩は「朝雨のち曇りのち午後から雨」の予報でしたが、今朝は「曇りのち15時頃から雨」に変わっていました。 雨に降られる覚悟で装備をしていたのですが、出かける頃には、なんと青い空に羊雲が並ぶ美しい秋の空が広がっていました。

 優しいあなた、またお願いを聞いてくれて、ありがとう! 元気に行ってきますね! 



人気ブログランキング 久しぶりに9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ遡っても貼ってます。 《クリック》応援、ありがとうございます
ラベル:
posted by 山桜 at 00:00| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月27日

二俣尾の多摩川(8月)

 先日は森できのこ観察でしたが、この日は川で水生生物の観察です。 あいにく前日の雨でかなり増水しており、浅瀬で石をひっくり返してトビゲラの幼虫などを観察することができず、網でガサゴソが主体でした。

<2017-08-27 二俣尾 多摩川にて>
 P8276288 (440x293).jpg
【アブラハヤ】速い流れから湾入部に退避してきたのかアブラハヤの幼魚が沢山網にかかり、観察用の浅い桶では飛び出してしまって可哀そうなので、観察後はもう捕まえないように子供たちにもお願いしました。

P8276278 (440x293).jpg
P8276263 (440x293).jpg
P8276287 (440x293).jpg
【サワガニ】カニの仲間は産卵後、暫く腹部に抱卵したまま卵の中で幼生を育て、殆どはゾエアという幼生初期の段階で放出しますが、サワガニは、数十個とカニの中では少ない数の卵を抱卵し、稚ガニまで育ててから放出します。 プクプクに育ったコガニ達がびっしり抱えらえていました。 過保護のカニコですね。

P8276289 (440x293).jpg
【シマドジョウ?】

P8276290 (440x293).jpg
P8276293 (440x293).jpg
【カジカガエル?のオタマジャクシ】

P8276292 (440x293).jpg
P8276291 (440x293).jpg
【スナヤツメ】 ヤツメウナギの仲間で、眼の後ろに鰓孔が7つ並び本物の眼と合わせて8つの眼と見えることからの命名。 今はなかなか見つからない希少種らしい。 幼生の頃は未だ眼が開いていない。

P8276294 (440x293).jpg
P8276305 (440x293).jpg
【ハグロトンボのヤゴ(幼虫)】 蝶のようにひらひら飛ぶ黒い羽根に細長い体の優雅な成虫の姿とは異なり、ちょっと悪そうな面構え! 

P8276295 (440x293).jpg
【モンカゲロウの幼虫】

P8276296 (440x293).jpg
【何かの卵のう(調べ中)】

P8276297 (440x293).jpg
P8276301 (440x293).jpg
【エビ】上から見て何エビか私には分かりません。 在来種のエビの目は真横に出ているとのこと。

P8276298 (440x293).jpg
P8276303 (440x293).jpg
【ダビドサナエ?(トンボ)のヤゴ(幼虫)】足跡型の触角が特徴

 水生生物は父の川釣りの餌、若しくは捕まえて来て飼っていたカワイイ生き物としての認識しかなく、詳しく種類を調べるところまで興味が達していませんでしたが、去年から川遊びのあるイベントや虫研修などで、再び触れる機会が増え、よく分かっていない分、嵌ってしまいそうです。



人気ブログランキング 久しぶりに9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ遡っても貼ってます。 《クリック》応援、ありがとうございます
posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月26日

磯研修(柴崎海岸)

昨年の4月、三浦半島 芝崎海岸における磯研修に参加しました。 (この後、私事いろいろ続き更新できぬままでした。 未だ種名なども調べきれていないのですが、できる範囲でアップしておき、時間ができた時に加筆する予定です。)

<研修地: 神奈川県 三浦半島 柴崎海岸>
<研修日: 2016年4月23日>

P4230908 (440x293).jpg
【ケヤリムシ】太陽を浴びて気持ち良さげに波に揺られていました。

P4230905 (440x293).jpg
【ムラサキウニ】岩に隠れたマックロクロスケたち

P4230904 (207x310).jpgP4230909 (210x140).jpg
【イワフジツボ】【ベッコウガサ?】   【イトマキヒトデ】

P4230916 (440x293).jpg
【カジカの仲間?】     【キヌバリ】縞模様
P4230977 (440x293).jpg

P4230917 (440x293).jpg
【イソスジエビ?】

P4230928 (440x293).jpg

P4230911 (440x293).jpg
【キヌハダウミウシ】なるほど、絹のスカーフのようにも

P4230931 (440x293).jpg
【オトメウミウシ】なぜ乙女? 一番ナメクジに似ている気が…

P4230935 (440x293).jpg
【アオウミウシ】こっちを見ていますね〜カワイイ♪

P4230978 (440x293).jpg
【クロシタナシウミウシ】【アオウミウシ】仲良し?

P4230941 (440x293).jpg
【サラサウミウシ】背中の更紗模様と黄色い縁取りが決め手

P4230938 (440x293).jpg
【クロシタナシウミウシ】標準色
P4230967 (440x293).jpg
【クロシタナシウミウシ】変異色 とても同じとは思えないが上の真っ黒なクロシタナシウミウシの色変わりらしい 縁取りのフリルに面影が感じられる?

「ウミウシ」の仲間は、「海の宝石」などとも呼ばれ、その美しい色彩でファンも多いのですが、ほとんど同じような仲間の生物でありながら陸に居る「ナメクジ」は忌み嫌われるばかりです。 かといって、陸でウミウシのようなカラフルな色彩のナメクジがいたら気持ち悪いでしょうか… 

 いや、陸というよりも生息場所ですね。 ナメクジは地味でなくては身体を守れないような暗い湿った物陰に住んでいるのですから仕方ありません。 

 その代り、色どり豊かな植物の上に住んでいるイモムシやケムシにはカラフルなのが多いです。

P4230966 (440x293).jpg
【クモガタウミウシ】【クロシタナシウミウシ】【アオウミウシ】
P4230936 (440x293).jpg

踏んだり触ったりすると、紫色液体を噴出し忍者さながらに煙幕を張るアメフラシは地味です。 「雨降らし」の名前は、身を守る為の紫色のモヤモヤガ雨雲に見えるから、梅雨時に産卵の為に岩の浅瀬に集まる(集まってくると雨が降る)からなどと言われています。
P4230969 (440x293).jpg
【アメフラシ?】未だ子供のアメフラシ?

P4230965 (210x140).jpgP4230948 (210x140).jpg
【ヤマトウミウシ?/イソアワモチ?】  【ナマコの仲間?】

P4230946 (440x293).jpg
【ナマコの仲間?】

P4230947 (440x293).jpg

P4230951 (440x293).jpg

P4230953 (440x293).jpg

P4230960 (210x140).jpgP4230962 (210x140).jpg

P4230983 (207x310).jpgP4230984 (210x140).jpg

P4230985 (440x293).jpg
【生×釜揚げしらす丼】う〜ん、私は「生」よりやはり「釜揚げ」シラスの方が好きかな〜 



人気ブログランキング 久しぶりに2017年9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ関連ページ等にも遡っても貼ってます。) 《クリック》応援、ありがとうございます
posted by 山桜 at 00:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 海・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月25日

二俣尾の森(8月)

 子供のディキャンプ下見で初めて青梅市二俣尾の森へやってきました。 個人所有の森を市で借り受けているので、手入れはされていても荒らされていない魅力的な森です。

タマゴタケが沢山出ているということでしたが、乾燥続きできのこの発生はかなり少なめでした。 それでもきのこ目の効く面々があちこちから探し出して来てくれました。

私はまだまだ きのこ修行中。 図鑑と首っ引きで調べたものの自信は持てず「?」だらけです。 段々と「?」が取れるよう、更に観察を続けたいです。

P8256231 (207x310).jpgP8256229 (207x310).jpg
【シロオニタケ/白鬼茸】 幼菌         成菌
P8256230 (207x310).jpgP8256232 (207x310).jpg
【シロオニタケ】 傘の様子   【コオニテングタケ/小鬼天狗茸?】

P8256233 (207x310).jpgP8256234 (207x310).jpg
【コンイロイッポンシメジ/紺色一本占地?】【オニイグチモドキ/鬼猪口擬?】

P8256238 (207x310).jpgP8256240 (207x310).jpg
【ビョウタケ/鋲茸?】           【アイカワタケ?】

P8256241 (207x310).jpgP8256243 (207x310).jpg
【フサタケ/房茸?】

P8256284 (207x310).jpgP8256286 (207x310).jpg
【アカイボタケ/赤疣茸?】        【   】

P8256251 (207x310).jpgP8256228 (207x310).jpg
【シロアンズタケ/白杏茸?】       【  】

P8256248 (207x310).jpgP8256250 (207x310).jpg
【イグチの仲間】触れたところが変色 

きのこだけでなく、今では希少になってしまった植物や昆虫の棲家でもあるようで、これからまた訪れる日々が楽しみになりました。

P8256255 (207x310).jpgP8256285 (207x310).jpg
【クモキリソウ/雲霧草】     【ミヤマクワガタ/深山鍬形】



人気ブログランキング 久しぶりに9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ遡っても貼ってます。「ポチ」応援、ありがとうございます
posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月19日

目の中に砂嵐と竜巻3つ

 キャンプ中、暗闇の中で炎を見た時だったか、ふいに視界に黒い靄が立ち込め、その背後に無数の黒い点が漂っているのが見えた。 

 黒い靄は左目にも三日月形のが住み着いてしまっているが、とうとう右目にもやって来たかと愕然とした。 それでも夜のうちは未だコンタクトをとって朝になれば消えているかも…という淡い期待を持っていたが、翌朝、明るくなった空を見上げると、はっきりとした全面的砂嵐と竜巻が3つ漂っているのが見えて、暗澹たる気持ちになった。

 「神様、どうか視力だけは持っていかないでください。」

 祈るような気持ちで家路を急ぎ、最寄の眼科へ向かったがお盆休み。 やはりこれは『かかり付けの眼科へ行った方が良いよ』という主人の導きかなと思った。

 翌19日は主人の月命日、守っていてくれていると感じながら電車に乗り、いつもの眼科で眼底検査と念の為、麻酔をかけレンズを嵌め込んでの眼球の前側の網膜の検査も受けた。 結果、網膜剥離には至らず、水晶体の老化(またか…)による飛蚊症とのことで、要経過観察となる。 一先ずはホッとした。

 眼には気を遣い、外歩きには紫外線防止サングラス、PC作業時にはブルーレイ防止グラスをかけているし、眼のヨガも続け、これまでにはブルーベリーを意識的にとり、1か月前からはルテインのサプリも始めたばかりだったのに…。 やはり去年からの身体的疲労・心労が溜まっていたのだろうか。

       *          *          * 

 という訳で、眼を休める為、しばらくパソコン作業から遠ざかっていましたが、ルテインが効いたのか何がどうしてなのか分かりませんが、段々と砂粒の数は減り竜巻も消えはしないものの小さくなって来たようでほっとしています。

 それでも大好きな本や新聞など活字を読むのに、モヤモヤが鬱陶しくて集中できないのが哀しいです。 慣れていくしかないのでしょうね。 <2017-08-30 記>



人気ブログランキング 久しぶりに9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ遡っても貼ってます。 《クリック》応援、ありがとうございます
ラベル:眼科 飛蚊症
posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月18日

パウロの森でキャンプ


 お盆休みから週末にかけてケロが長いお休みをとってずっと一緒に居てくれる予定だったのですが、迷走台風のせいで延期になった仕事が休暇予定日に入ることとなり、新盆の法要が終わると直ぐに大阪へ戻ることになってしまいました。 新盆の後にぽっかりと空いた寂しさを埋めたくて、まだ参加OKというキャンプに飛び入りさせて貰うことにしました。

 聖パウロの森で早速迎えてくれたのは、森の妖精きのこたち。

P8176164 (373x560).jpg
絵本の世界のように可愛いらしい【タマゴタケ】3兄弟 美味食茸

P8186208 (207x310).jpgP8176166 (207x310).jpg
【テングタケ】【ツルタケダマシ?タマゴテングタケモドキ?】どれも毒茸

テントを張って、さぁお昼は、 
P8176167 (207x310).jpgP8176171 (210x140).jpg
手作りの竹のお椀、竹で組んだ台で「そうめん流し」 
青ネギ、ミョウガ、シソ、生姜・・・薬味もいっぱい刻みました。

P8176172 (207x310).jpgP8176182 (207x310).jpg
丸太に縦に十文字を入れて切り口に炭を置いて燃やしていくスウェーデン式焚火 きれいに燃え尽きると4つ脚の椅子かテーブルが出来上がるそうですが、これはちょっと燃えすぎてしまったようです。

P8176174 (210x140).jpg ダッチオーブンで炊き上げたエビ・アサリ・イカ入り、サフランで仕上げた絶品のパエリヤ、鶏肉とコンニャクとカシューナッツのクワ焼き、森で皆が集めたタマゴタケ入りコンソメスープ、ネギたっぷり納豆卵焼き の 夕食献立。 食べ始める前のもっときれいな状態で写真を撮らず、シェフに申し訳ないです。



P8176179 (207x310).jpgP8176181 (207x310).jpg
P8176177 (207x310).jpgP8176176 (207x310).jpg
夕食の後は、日の入り前からムササビの巣穴と思われる3か所のポイントに分かれての張り込み。 私は森の斜面にある杉の木の洞の下でじっと目を凝らし続け(途中ちょっと寝てました…すみません)ましたが、ムササビの鳴き声も姿も気配も全く感じられず、残念。 それでも夕闇の森の中で佇むひと時はなかなか得難い経験でした。 私が今までムササビが飛ぶのを見た場所は、森の中の道路の上、広場の中など空が開けた所でした。 どうもムササビが気持ちよく滑空するには、この森は木々が茂りすぎている気がします。

P8176184 (210x140).jpgP8176188 (207x310).jpg
他の箇所のムササビ観察も不発に終わったようですが、来年は巣箱を掛けてみようなど意欲満々のうちに、いよいよ火を囲んでの宴が始まりました。 料理長手作りのベーコンと野菜のBBQの美味しかったこと!

 テントサイトはマサカの傾斜地で、それでもマシな場所を譲ってもらったものの重力には勝てず、知らず知らず滑り落ちては下側の先輩の陣地を脅かしていたようで、申し訳ありませんでした〜 

 翌朝は、昨日のタマゴタケ入りスープで作った雑炊にネギとオカカたっぷりのふんわり卵焼き、淹れたての薫り高いレギュラーコーヒー、ごちそうさまでした!  

 いよいよ全山踏破コース+ちょっと探検の始まりです。 
P8186191 (207x310).jpgP8186193 (207x310).jpg
【聖パウロの森からピークへ向かう】  【ベニバナボロギク】キク科

P8186194 (207x310).jpgP8186195 (207x310).jpg
左【ボタンヅル/牡丹蔓】キンポウゲ科センニンソウ属
右【マツカゼソウ/松風草】ミカン科

P8186200 イヌトウバナ(207x310).jpgP8186201イヌトウバナ (207x310).jpg
【イヌトウバナ/犬塔花】シソ科トウバナ属
 (近似種のヤマトウバナ、ミヤマトウバナとの判別点)茎の下部這い上部斜上し高さ20〜50p 葉裏に腺点多 頂部・葉腋に花序 花5〜6p白〜僅かに淡紫を帯びることも 萼に開出長毛密生

 だんだんと道が険しく…いや、ここは果たして道なのか?という岩に取り付きよじ登るようなコースを行くかと思えば、沢から先は隣の森という所へ行きついたり、ここは一度降りてみたかったやら、ここは行けそうな気がするとか…なかなかタフな歩きでした。  

P8186197 (207x310).jpgP8186198 (207x310).jpg
【ヘクソカズラ】アカネ科      【ダイコンソウ】バラ科

P8186206 (207x310).jpgP8186203 (207x310).jpg
【タマアジサイ】アジサイ科   【キンミズヒキ】バラ科

P8186202 (440x293).jpg
見晴らし台からの眺め

P8186205 (210x140).jpgP8186207 (210x140).jpg
【フクラスズメの幼虫(幼齢)】食草イラクサ科【オオカギバ】食草ウリノキ科

P8186212 (373x560).jpg
【アマランサス(ヒモケイトウ/紐鶏頭)】 と 【ミヤマアカネ】
 
P8186221 (373x560).jpg
【アメリカホド(イモ)】マメ科ホドイモ属 別名:インディアン・ポテト
 見たこともないエンジ色のマメ科の花に驚いて写真を撮り、帰宅して調べてアメリカホドイモと分かりました。 地中に連なった塊根(イモ)をたくさんつけるという。 牧野富太郎先生は「馬鈴薯」の正体をホドイモ(在来種)ではないかと考察されていたのを読んだことがありますが、これはアメリカ原産のホドイモの仲間で、より多くの大きなイモを付けるらしい。 こんなところでホドイモの仲間に会えるとは! 今年は何故こんなに牧野先生とのご縁がつながることが多いのだろうか。 
 
P8186222 (440x293).jpg
 とても大きなハナイカダの実(1pくらい)を更にアップにしたら、なんとこっちを見ているような…甘いと聞いてつまんで食べてみようかと思った私を威嚇しているようでした。

P8186224 (207x310).jpgP8186225 (207x310).jpg
【ミズタマソウ】アカバナ科 
 産毛に露をまとった種は、まさに名前そのままの姿でした。

 森の周りの明るく開けた場所には、森には見られない植物が生えていたり、畑にはブルーベリーありパッション・フルーツあり、いろいろな作物や植えられた花々を見ながらバス停へ向かう道も飽きることなく、森へ通う日々が一層楽しみになりました。 長い間お休みをいただき、定例作業などにも参加せずに、楽しい時ばかり参加してすみません。 もう少し落ち着いたら、また森に戻ってきますのでよろしくお願いいたします。 



人気ブログランキング 久しぶりに9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ遡っても貼ってます。 《クリック》で応援、ありがとうございます
posted by 山桜 at 00:00| Comment(4) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月15日

新盆

   P8156160 (207x310).jpg
 

 亡き人の思い出語り偲ぶ盆 貴方の笑う声に空見ゆ

 とめどなく葉月の雨の降り続く 愛しむ涙のかれぬが如く

 わが胸に住み共に生く われの喜び君に届けむ (山桜) 



人気ブログランキング 久しぶりに9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ遡っても貼ってます。 《クリック》で応援、ありがとうございます

 
posted by 山桜 at 00:00| Comment(2) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月11日

カマキリの脱皮

P8116156 (440x293).jpg
P8116158 (373x560).jpg

 先日、武蔵野自然塾でFさんよりカマキリの脱皮のお話を伺いながら、そう言えばカマキリが脱皮するところも脱いだ皮も見たことがないなぁ…と思っていたところ、家の庭のシモツケを刈り込んでいる時に脱ぎ立てのカマキリの皮をみつけました。 カマキリはてっきり自分で脱いだ皮も無駄なく食べてしまうのかと思っていましたが、こうして脱ぎ残していくのですね。 

 初めてカマキリの抜け殻を見、慌てて脱ぎ立てホヤホヤのカマキリを探したら、丁度お隣との境界の塀を伝って向こう側に逃げていく所。 タッチの差でシャッターを切り損ねました。 まだ柔らかい体は外敵に狙われやすいでしょうから、素早くその場から立ち去ったのでしょう。 

となると、やっぱり抜け殻は食べないのかな? 今まで見たことがなかったのは、セミの抜け殻と違って薄くて軽くて風に飛ばされやすいからかもしれません。 ふっと吹けば天にも昇る天女の羽衣のようでした。



人気ブログランキング 久しぶりに9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ遡っても貼ってます。 《クリック》で応援、ありがとうございます
posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月07日

2017m今年の山・雲取山へ登る(本番)

【コース】JR青梅線・奥多摩駅−<バス>−鴨沢(WC)〜お祭〜(後山林道)〜三条の湯(泊)〜水無尾根〜三条ダルミ〜雲取山(東京都最高峰2017.09m)〜避難小屋(WC)〜小雲取山(1937m)〜雲取奥多摩小屋〜五十人平ヘリポート〜ブナ板〜七ツ石山(1767m)〜七ツ石小屋〜堂所〜小袖〜鴨沢−<バス>−JR奥多摩駅

P8066066 (207x310).jpgP7185890 (207x310).jpg
【JR奥多摩駅舎】      【アカメガシワ】トウダイグサ科 実

 迷走台風5号の動きを気にしつつも、晴男・晴女のパワー強くカンカン夏日下の奥多摩駅集合となる。 バス車窓から見る奥多摩湖岸の露肌広く、いつもは見られぬ島も顔を出し湖面の照り返しがキラキラ眩しい。 トイレのある鴨沢バス停下車、炎天下の林道歩きを覚悟したが、意外や日差し遮る優しき雲たなびき爽やかな風も吹き出し大いに助けられた。 その風に乗って漂う、クズ、クサギ、ヤマユリの花などの香りの違いを楽しむ。 

 アカメガシワのサボテンのような実を見ている時、お客様から故郷福井ではこの葉で塩魚と麹と飯を包んで作る鮓(熟れ寿司)を(今は酢飯でも)作るというお話を伺え、「カシワ=炊き葉」の名を頂いている由縁に確証が得られ嬉しかった。 

P8066074 (207x310).jpg「お祭*(地名)」から後山林道を登る。 7月の大岳〜御岳では手の届かぬ所に数輪咲いていただけのイワタバコが、そこかしこに群生・満開。 小株〜大株の葉の大きさ、花付きや花色の濃淡での風情の違いなども堪能出来た。 沢山咲いていると「ああ、またか」とつい見過ごしてしまいがちだが、良く知るためのチャンスと捉え逃さず観察を楽しみたい。 それにしても足下の崖にピンクの滝のように咲き揃ったイワタバコは見事だった。 崖下に下りて仰ぎ見られたら最高なのだか未だ命は惜しい。

P8066073 (440x293).jpg
足元をこわごわ覗いて見下ろしたイワタバコ
P8066151 (440x293).jpg
他の場所で下から見上げたイワタバコ

 林道終点より山道に入る。 やや急登ながら、谷筋から吹き上がる冷気、滝から舞い上がる飛沫、緑陰から響くヒグラシの声、下界の暑さを忘れさせてくれる清涼さの中を行き、3時前には三条の湯へ到着。 幸運にも我等一行の貸切状態で、早速明るい内からつるつるの温泉にのんびりゆったりと浸かり今日の汗と疲れを流す。 
「ああ、いいお湯でした〜! さっぱりしたわ〜」
と、部屋に戻って来られた皆さんは、つやつやピカピカのたまご肌で10歳程も若返ったご様子!(自分にも効果があったかは鏡が怖くて未確認。)

 夕食には、三条の湯の社長さんが撃ち取った鹿肉ローストの赤ワインソース添えや自家農園の新鮮野菜(お澄ましの茗荷の辛さが最高)もたっぷり、各々赤白ワイン・ビール・冷酒などで盛り上がり、ずっと気になっていたフォークギターを弾いて欲しいとリクエスト。 忙しくて断られるかと思いきや、食器の片づけも手早く済ませ、早速番頭?ヤスさん、ご登場♪ 

 1曲目が何だったのか記憶にないのは、心の奥の琴線に触れ突然涙が溢れて止まらなくなってしまったから…。 その上の「涙そうそう」には降参、「皆で盛り上がる曲をお願いします!」と言うのに、真打登場の社長さんは輪をかけて哀しい歌(松山千春、ユーミン、小田和正…)好きで、困ったなぁ、もう。 それでも、ほぼ同年代の歌の輪は徐々に盛り上がり、前に出て「上を向いて歩こう」を歌って下さったお客様あり、リクエストあり手拍子ありコーラスあり、何やら懐かしい山小屋の歌の集い、青春時代に戻ったような熱き夕べとなった。
P8066079 (210x140).jpgP8066081 (210x140).jpg

 夕方〜夜の雨の後、深夜2時頃には満天の星空だったそうな。 泣き歌い疲れ、朝までぐっすりで見損ない、残念。

P8076083 (373x560).jpg
 谷間の朝の薄日の下で見送ってくれた山百合の花

 翌朝は素晴らしい晴天下5時半出発。 山頂で日の出を迎えたら最高だったに違いないが、今回我らは温泉の楽しみを優先したので、二兎は追えない。 三条の湯から暫くは急登が続くので歩きに専心、心肺と足慣らしの為ゆっくり確実に歩を進める。 安全担当みっきいさんが下見後に連絡してあった道崩れ箇所もきちんと補修されてあって有難い。

P8076085 (207x310).jpgP8076087 (210x140).jpg
【ホタルブクロ】キキョウ科      【ヒヨドリバナ】キク科 

P8076092 (440x293).jpg
P8076093 (440x293).jpg
尾根に出ると雲一つない青空!
P8076095 (210x140).jpgP8076111 (207x310).jpg
 展望の期待も高まり、水無尾根から亜高山樹林と笹原の急登をひたすら上る…

P8076120 (207x310).jpgP8076121 (207x310).jpg
 いよいよ念願の今年の山、雲取山2017.09m山頂に無事到達! 富士山は雲の中に隠れてしまっていたが、青い空の下、記念の年に登頂できた幸運に感謝したい。 集合写真の後、皆さんそれぞれに感動の面持ちで記念碑と記念写真を撮りあっていらした。 山頂の碑は記念年に新しい石造りのものに建て替えられている。 「二千十七年の記念碑」の方は今年限定とのこと。

 雲取山のお花畑は今やシカ避けネットの中だけの僅かな空間のみ。 ヤマハハコ、コオニユリ、シモツケ、シュロソウ、ギボウシの仲間などが咲いていた。
P8076132 (207x310).jpgCIMG2789s_シモツケ (210x158).jpg
P8076133 (373x560).jpg

  その外は、鹿不嗜好性植物、マルバダケブキ、イワオトギリ、ワラビ、イワニガナ(ジシバリ)ばかりが目についた(更に下の方ではフタリシズカが大繁殖)。 刈り込みで返り咲きする性質のシモツケが、恐らく鹿に食べられた後、ほんの小さい背丈で咲いてピンク色を添えてくれているのが健気だった。 人を見ても身じろぎもしない鹿、この日も悠然と尻尾を振りながら黙々と草を食んでいた。

P8076127 (207x310).jpgP8076122 (207x310).jpg
P8076123 (207x310).jpgP8076125 (207x310).jpg
P8076126 (440x293).jpg
【マルバダケブキ/丸葉岳蕗】キク科
 苞に包まれたつぼみの塊がだんだんほどけて花開いていく。

P8076112 (373x560).jpg
【イワオトギリ/岩弟切】オトギリソウ科

P8076135 (440x293).jpg
鹿が食べ残したマルバダケブキとワラビばかりが広がるかつてのお花畑山域。 三条の湯の社長さんは、元のお花畑を取り戻すために鹿射ちをされているとか。

P8076128 (207x310).jpgP8076130 (207x310).jpg
P8076142 (207x310).jpgP8076153 (207x310).jpg
P8076147 (440x293).jpg

 来し方雲取山を眺めることの出来る七ツ石山へ向かう途中から白いガスの勢いが増し、七ツ石山に登り着いたときには雲取山はみるみるとガスに呑み込まれつつあった。 

 急速に天候が変化していく兆しが見えたが、降雨予報は三条の湯での情報で3時過ぎから1o程とのこと、何とかバス停までは降らずに済んでほしいと祈りつつ、七ツ石山での休憩を短縮、七ツ石小屋広場で昼食。 隊長がコッヘルでどんどん湯を沸かしてくれ、カップ麺やカップご飯から食欲を刺激する香りが立ち上る。 何でも日清の「カレーメシ」は三種(ビーフ、シーフード、スパイシーチキン)とも絶品らしい。 待ち時間5分と長いので、その間に水汲みとトイレを済ませるのがよろし、とのこと。

P8076117 (207x310).jpgP8076148 (207x310).jpg
【岩弟切】   【ミゾホオズキ/溝酸漿】ハエドクソウ科(前ゴマノハグサ科)

P8076137 (440x293).jpg
【ノリウツギ/糊空木】アジサイ科

後発の我が隊はポツポツと水滴を感じ、早めに撤収。 念の為、ザックカバーと雨具の上着装着で出発。 この時点で暑くても面倒でも雨具の下も履いて頂くべきだったかと今更ながら思う。 降らなかった場合に脱ぐのは面倒なだけだが、濡れてしまってから履くのは手遅れだ。 しかしその時点で後の降雨時刻と降水量は私には予想できなかった。 

P8076086 (207x310).jpgP8076149 (207x310).jpg
【蛍袋】萼片と萼片の間が反返る     【山蛍袋】萼片と萼片の間が膨れ盛上る

途中、平将門公を祀る祠に手を合わせ、無事下山を祈念、下山途中に突然激しい降雨に見舞われつつも全員滑りも転びもせず、無事バス停に到達することが出来た。 元々の下山予定時間にたっぷりとした余裕が含まれていたのも心強かった。 

P8076150 (440x293).jpg

 予め連絡してあった鴨沢の「山の休憩所・かゑる」カフェのご夫婦(元山小屋勤め)は、ずぶ濡れの私達を気持ちよく迎えて下さり、着替えもさせて頂けて大変助けられた。 靴を脱ぐのが面倒でなければ、座敷も含めて20名は収容できるそうなので是非利用されたし。 ナッツ付缶ビールやお汁粉、楽しいグッズの販売もあり。

「記念の年に雲取山に登れて感激」
「三条の湯にゆったりと浸かれて最高」
「久し振りにギターと歌で楽しい夕べ」
「鹿を食べた翌日に鹿に会ってビックリ!」
「お花畑復活の為に鹿を撃ちに来たい(免許有)」
「2日目の上り下りが長くて心配だったが、無事に歩けて良かった」
「森の中の花や土やいろいろな香りに癒された」
「雨の中を歩ききり、そんな中でも転ばず歩けて自信がついた」
「ずぶ濡れもいずれ愉快な思い出話になる」
等々、嬉しい感想を沢山頂いた。

 今回の参加者の皆さまは、我々のハイクに参加され続ける内に、山好き・山登り嗜好となり、ご自分でも意欲的に山へ行かれるようになった常連の方々ばかりで、歩きも確実で頼もしく知識も智恵も豊富、楽しく生きていきたいという前向きで気持ちのいい方ばかり、却って励ましや教えを頂き感謝感謝の山行であった。

<主な観察の記録> 
【木本】
〔花〕合歓木(ネムノキ)、凌霄花(ノウゼンカズラ)、臭木(クサギ)、木萩、令部(リョウブ)、糊空木?、藤空木、駒繋(コマツナギ)
〔実〕鬼胡桃、赤芽槲(アカメガシワ)、熊四手/紙垂(クマシデ)、千鳥の木(山柴楓)、大葉麻殻(オオバアサガラ)、三葉木通(ミツバアケビ)、野葡萄、深山?榛木(ミヤマハンノキ)、大亀の木(虫狩)、深山桜、夏茱萸(ナツグミ)、七竈(ナナカマド)、檀(マユミ)、木五倍子(キブシ)、更紗満天星(サラサドウダン)  〔その他〕桂、橅、栃、樅、落葉/唐松(カラマツ)、白檜曽(シラビソ)、米栂(コメツガ)

【草本】 掃溜菊(ハキダメギク)、竹似/煮草(タケニグサ)、盗人萩(ヌスビトハギ)、河原撫子(カワラナデシコ)、仙人草、牡丹蔓(蕾)、山鍬形(ヤマクワガタ・実)、深山塔花、岩煙草、玉川杜鵑(タマガワホトトギス)、銀龍草(ギンリョウソウ・実)、山百合、蛍袋、山蛍袋、山葎(ヤマムグラ)、砧草(キヌタソウ)、深山谷蕎麦、深山谷蓼、丸葉岳蕗、蕨(ワラビ)、岩弟切(イワオトギリ)、沢弟切、山母子(ヤマハハコ)、車百合、下野(シモツケ)、棕櫚草(シュロソウ)、大葉擬宝珠(オオバギボウシ)、溝酸漿(鬼灯)(ミゾホオズキ)、糊空木(ノリウツギ)、二人静、丸実の山牛蒡、夏水仙、野萱草(ノカンゾウ)

【昆虫】キアゲハ、アオスジアゲハ、ルリタテハ、ミヤマカラスアゲハ、オオミドリシジミ、ウラギンシジミ、ヒラタクワガタ?♀、コクワガタ♂、ヒグラシ、ツクツクボウシ
【鳥】コゲラ、キビタキ、コマドリ、オオルリ、ゴジュウカラ(木マワリ)、ジョウビタキ(冬鳥の筈なのに)、カケス、ウグイス、ガビチョウ
【動物その他】ニホンジカ、ヒキガエル、ヤマアカガエル、トカゲ(カマドウマ捕食中)、クガビル

(例によって本番は本文、観察の記録に合う写真を撮れる機会少なく、ご容赦ください。)



人気ブログランキング 久しぶりに9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ遡っても貼ってます。 《クリック》で応援、ありがとうございます
posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月05日

ツクツクボウシ初鳴き

 夏の到来を告げるアブラゼミが鳴き出すのが随分遅いと思えば、夏の終わりを告げるツクツクボウシが早くも鳴き出してしまった。 

 気温が低く日照が少ない影響だろうか? 7月が暑かっただけに8月に入ってからの低温と雨続きは、まるで梅雨にもどってしまったかのようだ。



人気ブログランキング 久しぶりに2017年9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ関連ページ等にも遡って貼ってます。 《クリック》応援、ありがとうございます

posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月02日

アブラゼミ初鳴き

CIMG6118 (420x560).jpg

 梅雨明けしてからぐずついた天気が続き、真夏の太陽が照りつける日が少ないせいか、アブラゼミの鳴き声がなかなか聞こえてこなかったが、8月も2日になってようやく
 🎵ジワジワジワ・・・ジャワジャワジュワジュワ〜〜〜〜
と、夏らしいアブラゼミの鳴声を聞くことが出来た。

 子供の頃、小金井〜杉並に暮らしていたが、一番ありふれて身近に沢山見られたのはアブラゼミ。 ミンミンゼミは、祖母の住む秋葉原に行く途中、乗換の電車待ちの間、御茶ノ水の駅の辺りで鳴声を聞く位で、姿を見ることは滅多にない貴重なセミだった。 神田川沿いの茂みや聖徳太子廟や神田明神の杜など、余り人が踏み込まない土地がミンミンゼミを守っているのだと子供心に思っていた。

 そして今、森の近くに住んでいるので、貴重なミンミンゼミもいっぱいいるのだと思っていたら、今は都会はミンミンゼミの方が多く、アブラゼミは湿った森を好み乾燥に弱いので、ヒートアイランドの都会では数を減らしてしまっているのだという。 ありふれたアブラゼミが貴重になる時代が来るとは思わなかった。 これは、本当なのかな。 子供心にしみ込んだ記憶が邪魔して、もう一つ信じ切れていない。 

 アブラゼミについて、ホントなのかな? と、思うもう一つは、名前の由来。 今はネット情報優先時代なので、ウィキペディアに載っていることがあっという間に広まってしまう。

 アブラゼミの名前の由来は、「鳴声が油で揚げものをしている時の音に似ているから」と書いてある。 まぁ、確かにそう言われればそう聞こえないことも無いけれど、あの鳴声を聞いて揚げ物している時の油の音を連想するだろうか? 今も直ぐそこで鳴いているけど、全然天ぷらも唐揚げも思い浮かばない。

 では、ゴキブリのことを「アブラムシ」とも呼ぶのは何故? ゴキブリは鳴かないし、身体の色が(昔の)油の色だからでは? アブラゼミだってあの茶色い羽を見て「油」を想像したと考えるのが自然だと思うが、へそ曲がり? ごく素直な考えだと思うのだけど。

(写真: 羽化したばかりのアブラゼミ 2014-08-02)



人気ブログランキング 久しぶりに2017年9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ関連ページ等にも遡って貼ってます。 《クリック》応援、ありがとうございます

posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年08月01日

また八月が来た

 P8132219 (440x293).jpg

7月末に観察園の大掃除で色んなホコリを浴び、喉をやられたかも…と思っていたら案の定、朝から喉が痛くて体が怠い。 梅雨が明けたと言うのに、急に涼しくなってしまいエアコンを掛けるまでも無いと窓を開けて寝たのが良くなかったのか。 独り身で健康が勝れないということの不安を初めて感じた。

 昨日届いたばかりのお仏壇の扉を開け、過去帳の「一日」を開き、手を合わせる。 
 「どうか山へ行く日までに元気になれますように」

 八月と言えば、毎年主人の母の所へ行き、お墓詣りをして一緒に温泉などに行くのが結婚してからの恒例だった。 皆が元気な頃は、今年は何処へ行こうかと考える範囲も広かったが、ここ数年は主人も母も遠出がシンドイ状態で近場ばかりになっていた。 

 それでも家族そろって旅する楽しみで心躍る八月だった。 お正月、GW、8月と年三度の母を連れての旅行が、去年の八月で最後になってしまうとは、あの時はまるで考えもせず、主人が長い運転に耐えられるのだろうか、代わりに移動で疲れたケロが運転して大丈夫だろうか、自分が術後の身体で旅行が出来るだろうかという不安があるばかりだった。 

 去年の8月1日、私は胆嚢摘出手術を受けた。 主人は背中の痛みを堪えながら車を運転してお見舞いに通って来てくれていた。 やがて退院の日の会計を待つ間、
 「折角今、この辺で一番大きな病院に来ているのだから、背中の痛みを診て貰ったら?」
と勧めたのに、週明けにペインクリニックに行く予定の主人は、ちょっと考えてはいたけれど、遂にその気になってはくれなかった。

 外は焼けつくような日差し、森の中にある病院はお互いの声も聞こえないほどの蝉の声に包まれていた。 強い痛みを抱えつつも日々鍛えたしっかりとした身体で荷物を持ち、いつものように愛車に身体を滑り込ませる主人を頼もしく見ていたあの夏の日。 長い間、看病とお見舞いばかりだった私と主人の立場が反対になって、少しは私の気持ちも分かってくれたかなと嬉しいような気持もしていた。 まさか重い病が主人の身体を蝕んでいるとは思いもせずに。

 あの時、もっともっと強い気持ちで引きずってても診察を受けさせていたら、今も主人は元気で傍に居てくれただろうか? 今更考えてもどうにもならないことを、ついつい考えてしまう。 きっとこれからも、八月が来て蝉の声を聞くたびに。 

(写真)
 去年八月、最後に皆で詣でた時の夏の日差しに包まれた
 大洗磯前(いそさき)神社 本殿



人気ブログランキング 久しぶりに2017年9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ関連ページ等にも遡って貼ってます。 《クリック》応援、ありがとうございます

posted by 山桜 at 00:00| Comment(6) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月30日

コパルを磨き古代を覗く

P7306047 (207x310).jpgP7306048 (207x310).jpg
(左)【オルソセラスの化石】生きている化石オウムガイの仲間。直角石とも呼ばれる。古生代デボン紀(4億1000万 -- 3億6700万年前)
(右)【恐竜の背骨の化石】 種名はメモし忘れ、ごめんなさい。

 2日続けて武蔵野自然塾のイベント助手で「恐竜と昔のいきもの、コパルを磨いて古代をのぞいてみよう」に参加した。 タイトルを聞いただけでワクワクしてくる人気のイベントで抽選に当たった親子さんの中には、お父さんの方が前のめりな方も見られたほどだった。

 化石もコパル(完全な琥珀になる前の半化石)も「石」なので、兎に角重いのは間違いない。 講師の方には、周到な準備は勿論のこと、持込自体も大変なことと頭が下がる。

 宇宙の始まり、地球の始まり、生命の誕生、化石の出来方、恐竜とは? 等々、ちょっとレベルが高いかな?と思うような話も、そういう学術的な話を聞ける場に少し大人になった気持ちで昂揚した子供たちが聞き入っている様子がうれしい。

P7306050 (207x310).jpgP7306051 (207x310).jpg

 丁度テレビで「ジュラシック・パーク」をやっていたばかりなので、さぞや皆も見て今日のイベントを楽しみにしていたことと思ったら、一人も見ていなくて残念・・・最近の子供は映画も見ないのかなぁ その映画の中では、恐竜の血を吸ったまま琥珀の中に閉じ込めらた蚊の中から取り出された恐竜の遺伝子でクローンを生み出して大変なことになってしまったのだが、そんな話も聞いて子供たちのコパルを磨く手に俄然力入る。

 見事虫を磨き出した子あり、虫は居なくても綺麗な磨きコパルをお母さんのお土産(お母さんは虫ナシが嬉しいですよね)にした子あり、持ち帰ってまだまだ磨くゾ!の子あり、夏休みの楽しいイベントは終了した。

*琥珀もコパルも樹脂が化石かしたものだが、完全に化石化した琥珀になる為には3000万年以上、コパルになるのでも1000万年以上の経過が必要とのこと。



人気ブログランキング 久しぶりに2017年9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ関連ページ等にも遡って貼ってます。 《クリック》応援、ありがとうございます


ラベル:化石 恐竜
posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 青少年活動 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月27日

大岳山(1266.5M)真夏に涼

【コース】
JR青梅線・御嶽駅―<バス>−滝本駅―<ケーブルカー>−御岳山駅〜御嶽神社下〜長尾平分岐〜天狗の腰掛杉〜芥場峠〜(道標05-690)中沢の頭〜(山頂下)大嶽神社〜大岳山山頂〜(道標05-730)綾広の滝分岐〜ロックガーデン東屋〜天狗岩〜長尾平分岐〜御嶽神社下〜御岳山駅ー<ケーブルカー>−滝本駅ー<バス>−JR御嶽駅 

(今回も下見(20日)と本番(27日)を合わせての観察記録です。)

 梅雨明け宣言も出て、いよいよの真夏、涼を求めて奥多摩の大岳山(おおだけさん・おおたけさん)1266.5Mへ! ケーブルカーを降りると直ぐに谷から吹き上がる冷気がヒンヤリと心地よい。

P7205909 (440x293).jpg
ケーブルカー御岳山駅前広場「御岳平」からの展望(20日)

今年のレンゲショウマの一番花です。
P7205911 (440x293).jpg
P7205912 (373x560).jpg
他はぜ〜んぶ蕾でした。(20日富士峰園地外周ネット際にて)
P7276038 (373x560).jpg
あちこちで咲き始めました!(27日御嶽神社随身門下階段脇にて)
【レンゲショウマ/蓮華升麻】キンポウゲ科レンゲショウマ属 日本特産種 1属1種
 平開して花びらに見える部分は萼片で中央の先が紫色に色づいた筒状の部分が花弁です。 種名は花が蓮の花、葉が晒菜升麻に似ていることから。 御岳山は日本一の群生地として知られ、8月中頃が最盛期で「レンゲショウマ祭」も開かれ賑やかになります。

P7205913 (440x293).jpg
【ヤマユリ/山百合】ユリ科 
 芳香を放ち堂々と花開く山百合、「山の女王様」と平伏してしまう気高さです。
 
P7205952 (207x310).jpgP7205921 (207x310).jpg
左【ミヤマタニワタシ/深山谷渡】マメ科ソラマメ属
右【オカトラノオ/丘虎の尾】サクラソウ科オカトラノオ属

P7205928 (207x310).jpgP7205929 (207x310).jpg
【キヌタソウ/砧草】アカネ科ヤエムグラ属(共に20日)
 「砧」に似た実を付けるということですが、未だ確認したことがなく残念です。 しかしこの小さな花の実が目立つほど大きく実るとも思えず、本当に実の形が名前の由来なのか・・・。 私自身「砧打ち」の意味は知り、お茶道具の中の花入等で「砧」の形は見たことがありますが、実際に「砧」を見たことが無いので、何故この小さな植物にその名前が付いているのか、それ程身近な道具だったのか、色々想像が膨らんで楽しいマイブームの植物です。
 
P7205936 (210x140).jpgP7205937 (210x140).jpg
P7205932 (210x140).jpgP7205934 (210x140).jpg
【アカショウマ/赤升麻】ユキノシタ科チダケサシ属 (20日)
上段:白い花穂と拡大  下段:結実した果穂と拡大

P7205927 (210x140).jpgP7205922 (207x310).jpg
【産安社(うぶやすしゃ)】       【安産杉(夫婦杉)】

「富士峰園地」や「産安社」はコース外で、20日下見時と27日先着組の皆さんのみ歩きました。

P7205942 (207x310).jpgP7205944 (207x310).jpg
【モミジガサ/紅葉傘】キク科   【キクバドコロ/菊葉野老】ヤマノイモ科

P7205946 (207x310).jpgP7205949 (207x310).jpg
【マムシグサ/蝮草】サトイモ科の実 【ソバナ/岨菜、杣菜】キキョウ科の蕾

P7205947 (207x310).jpgP7205960 (207x310).jpg
【ミヤマトウバナ?/深山塔花】シソ科トウバナ属
 トウバナの仲間は同定が難しい・・・

P7205955 (373x560).jpg
【ムラサキニガナ/紫苦菜】キク科アキノノゲシ属

P7205957 (207x310).jpgP7205969 (207x310).jpg
【サワオトギリ/沢弟切】オトギリソウ科  【トチバニンジン?/栃葉人参】ウコギ科

P7205959 (210x140).jpgP7205958 (207x310).jpg
【カノツメソウ/鹿爪草】セリ科 別名ダケゼリ 上部の三出複葉が特徴

P7276012 (207x310).jpgP7276011 (207x310).jpg
P7276014 (207x310).jpg 【クマヤナギ/熊柳?】
クロウメモドキ科クマヤナギ属 落葉つる性木本

 小型であったのでミヤマクマヤナギと迷ったが、左の写真のように花芽の無い伸びあがった別の枝先に「ツル性」が見られたことから一応クマヤナギと同定。 

クマヤナギには小型のものもあるとの記載もあり、この個体はそれに該当するのかもしれない。 

葉脈は7‐8本と数えられる。



P7276015 (440x293).jpg
【静寂の雲霧の中を歩く】

P7276045 (440x293).jpg
【タマアジサイ/玉紫陽花】アジサイ科アジサイ属(27日)
 蕾が真ん丸のゴルフボールのような形で苞に包まれていることが名前の由来です。 このように開いてしまうと、もう何故タマアジサイなのか分かりませんね。

P7205972 (207x310).jpgP7205973 (207x310).jpg
P7205978 (440x293).jpg
【ギンバイソウ/銀梅草】アジサイ科ギンバイソウ属 多年草 (20日)
 真ん中の両性花の方が派手で中性花(アジサイ科のいわゆる装飾花)が目立ちません。 先が2つに割れた足袋のような形の葉が珍しい。 花粉好きのヨツスジハナカミキリのデートスポットになっています。

P7205982 (207x310).jpgP7276020 (207x310).jpg
【ヤマアジサイ/山紫陽花】アジサイ科アジサイ属 落葉低木(20日)
【クサアジサイ/草紫陽花】アジサイ科クサアジサイ属 多年草(27日)

P7276004 (207x310).jpgP7276005 (210x140).jpg
左【タニタデ/谷蓼】アカバナ科ミズタマソウ属(27日)
 タデとつくがタデ科ではなくアカバナ科 丸い実の頃になればミズタマソウ属に納得がいく。
右【ヒナノウスツボ/雛の臼壷】ゴマノハグサ科ゴマノハグサ属
 臼壷の中にお雛様が座っているように見え・・・ますか? とても小さな花で風で揺れピンボケですみません。 昔の人は、本当にこんな小さな花の中まで良〜く見てお雛様の姿を見出していたのでしょうか。

P7205980 (207x310).jpgP7205981 (207x310).jpg
【ミヤマナミキ/深山浪来】シソ科タツナミソウ属(20日)
【サワギク/沢菊】キク科キオン属(20日) 細く切れ込んだ葉が涼しげな沢菊。 27日には全部羽毛のある種になっていました。

P7205996 (210x140).jpgP7276022 (207x310).jpg
P7276046 (440x293).jpg
【タマガワホトトギス/玉川杜鵑】ユリ科ホトトギス属(蕾20日、花27日)ロックガーデンにて
 沢沿いの湿った所を好む。「玉川」は京都木津川の支流で山吹の花の名所。 山吹色のホトトギスの意味で「玉川」の名を冠するという。

P7205997 (207x310).jpgP7276028 (207x310).jpg
【ウバユリ/姥百合】ユリ科 蕾(20日) 花(27日)
 花が咲くころ葉(歯)が落ちる=「姥」というが、必ずしも葉は落ちていない。 瑞々しくすくっとした立ち姿で良く目立つのに、この名前の所為でおどろおどろしいイメージがあるのが気の毒に感じる。

P7205998 (207x310).jpgP7205999 (207x310).jpg
【天狗岩】            【武蔵御嶽神社・奥の院】

P7276039 (440x293).jpg
【ヤマユリとガクアジサイ/山百合・額紫陽花】
 ケーブルカー駅前のアーチの手前、余りにも淡いブルーと白の色彩が美しかったので思わず足を止めましたたが、看板などを入れずに撮るのにちょっと苦労しました。

 大岳山は遠くからでも良く分かる形(キューピー山、デベソ山などとも呼ばれる)なので、一度登って見たかったというお客様も多く、岩場を慎重に一歩一歩クリアして見事山頂に到達できたことを、
「すごい達成感ありました!」
と、とても喜んでくださり、こちらこそ嬉しかったです。 

 晴天で眺望のあるハイキングも勿論素晴らしいですが、白い霧や雲の中、幽玄の静寂に実を置いて歩くのも山ならではの楽しみです。 またその霧や雲が立ち込めることで育つのが、レンゲショウマやタマガワホトトギスですから、欠かすことの出来ない大切な自然の気象です。 


何かお役に立てましたら、1クリック応援、よろしくお願いいたします 


posted by 山桜 at 00:00| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

御嶽と御岳

PC211659 (440x293).jpg
【武蔵御嶽(みたけ)神社 奥宮遥拝所】

JR青梅線「御嶽」駅で降り、「御岳山」に向かう多くの人が思う疑問のひとつ、

 『何故JRの駅は「御嶽」で、
  山の名前は「御岳」の漢字を使うのだろう?』

 『山の名前は「御岳山」なのに、
  神社は「御嶽神社」の漢字を使うのだろう?』

 思うに、先ず「御嶽山」と書いた場合は、木曽「御嶽山(おんたけさん)」を第一に指すので、全国に数多ある「おんたけさん」や「みたけさん」の最高峰(3,067M)で筆頭である「木曽の御嶽山」に崇敬の心を表し、こちらは謙り「御岳山」の漢字を用い「みたけさん」と呼んでいるのではないでしょうか。 

 またJRの駅名「御嶽」の方は、御岳山にある「武蔵御嶽(みたけ)神社」最寄りの駅であることから、「御嶽」の字を用いているとのことでした。 ケーブルカーの「御岳山」駅との混同を防ぐ意味もあるのかもしれません。 事実、先日JR御嶽駅で「ケーブルカーの乗り場はどこですか?」と聞かれました。 漢字を違えていても勘違いされる方は存在するということですから、意識的に区別しているのは正解だと思います。

 ところで「嶽」という漢字の成り立ちは、「山」と「獄」。
「獄」は「裁きを受ける場」、
 真ん中の「言」は神への言あげ、またはご神託?
 左右の「ケモノ偏」と「犬」は生贄。

「人の命運を握る程の霊力のある山」との意味と思われます。
「武蔵御嶽神社」の方には「嶽」の字が掲げられているのも「ご神威」の具現でしょうか。

 神社の形としては、

     (神)
   (人・神官)  
    
「山」の麓、「言」神託を得る神官(人)、両脇に眷属の「山犬」
ということも考えられます。(こんなことは武蔵御嶽神社の正式HPのどこにも記載はなく、私の勝手な想像ですので、誤解のありませんように。)

 そのHPでもご祭神の「櫛眞智命神(くしまちのみことのかみ)」
や、櫛眞智命神を祀る旧(明治まで)社名「大麻止乃豆乃天神社(おおまとのつのあまつかみのやしろ)」
について殆ど触れられていないことも不思議なのですが、調べてみるとどうやら、

「くしまち」=「奇しき=霊妙なる/まち=卜占(鹿卜・亀卜)を司る神」
「おおまとのつ」=「大きく丸い地の津(船着き場)」

とも思われ、これらは上記の「獄」の意味とも一致しそうです。

 「岳」は「嶽」の新字体とされていますが、成り立ちは「丘」と「山」。
「尖ったゴツゴツした山」と言う程の意味で、随分レベルが落ちる気がします。

 何故成り立ちの違う漢字を旧字体と新字体のように扱っているのかにも謎を感じます。

 山伏の修行の場でもある御嶽神社、大口真神として祀られている眷属が山犬(狼)で、日本武尊・倭建命(ヤマトタケルノミコト)を助けてここに祀られたという伝説もあり、愛犬を連れた参拝も許されています。

 「山伏」「嶽」どちらにも「犬」の字が入っているのも興味深いことです。

山伏= 山(神)・人・犬
 嶽= 山(神)・言(人)・犬」

と置き換えることも出来るのでは・・・?

 久し振りにまた、こちらの世界の考察に足を踏み入れてしまったようですが、不思議なことに考えを巡らせていると、あっという間に時が過ぎてくれるので、今の私は大いに救われます。



人気ブログランキング 久しぶりに2017年9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ関連ページ等にも遡って貼ってます。 《クリック》応援、ありがとうございます

posted by 山桜 at 00:00| Comment(2) | 気になること思考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月20日

父転ぶ

 大岳山のからの下山中、普段なら歩き途中でメールなど見ないのだが、受信音に胸騒ぎがして確認すると母からで、散歩に出た父が自宅すぐ横で転倒し大腿骨を骨折、救急車で運ばれ明日手術を受けると言う。 一瞬動揺したが、既に安全な病院に運ばれて頭も打っておらず意識もはっきりしているとのことで、焦っても仕方ない、予定通りの下見を続けて帰宅。 情報を得て、翌日の手術の時間前に病院へ行き、父に会うことが出来た。 病院への無料のシャトルバスが丁度ない時間帯で、地図を見ながら歩くと20分程だった。

 普段から毎日一時間は歩き、健康オタクを自認するほど食生活から運動まで健康管理に努めている父であるが、近道をしようとして段差を超えられず足を引っ掛けて転倒したようだ。 平地を歩いているだけだと、どうしても腿が思うように上がらなくなる。 良く歩いている人でも、躓き転倒は要注意だ。

 父が私に、
「お前に頼みたいことがある」
等と言うので、すわ遺言?何事か?と思いきや、
「お母さん一人だけになると野菜を食べないから、きちんと食べるようにしてね」
だって・・・。 こんな状況でも母の食生活を心配しているなんて、泣けてくる。

 傍に居た母に、
 「幸せだね、羨ましいよ」と言うと、
 「そうやっていい人ぶって、ズルいんだから」

 亡き主人とは違い、煩いくらいに母に声を掛け構う父なので、母にはこの幸せが分からないようだ。 無ければ無いで欲しくなり、有れば有ったでうっとおしい。 無い物ねだりは人の常なのだろう。



人気ブログランキング 久しぶりに2017年9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ関連ページ等にも遡って貼ってます。 《クリック》応援、ありがとうございます

ラベル:骨折
posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月19日

ちびトトロの木

P7185887 (440x293).jpg
 
 ケロが小さい頃、公園を一緒に散歩していると、

 「あ〜っ、木の上にちびトトロがいっぱい!!
 とってとって〜〜!」

と、主人にねだり、主人もまだ若くて元気でジャンプして手を伸ばしてみたり、(周りに危険を及ぼさないことを確認して)木の枝などで狙ってみたりしてみましたが、ちびトトロの実はしっかりと枝についていて、なかなか落とせるものではありませんでした。 

 何とかして丸のまんまのヒマラヤ杉ボックリを手に入れたいと、毎年の様に大騒ぎして挑んでいましたっけ・・・。 何年かして嵐の翌日だったか、労せずに丸ごとを拾えてしまった時は何だか興醒めでした。 なかなか手に入らない憧れの実であって欲しかったんですよね。

 その後主人が入院した病室の窓辺にもヒマラヤスギの木があり、まるでサツキとメイがお母さんの病室にトウロコモシを届けた後、木の枝に座っていた様子さながらにヒマラヤ杉ボックリが並んでいるのが見えたものです。 それもそのはず、この病院はその物語の一つのモデルとなった病院だったのです。

 ケロの手を主人と私でそれぞれに繋ぎ、真ん中にぶら下げて三人で歩いた道、ちびトトロの実をいっぱいにつけたヒマラヤスギを仰ぎ見ながら、今は一人、歩きます。 ケロが巣立ったら、二人手を繋いで歩きたかった道なのに。

 「あ、あそこであなたとケロが笑った気がする」
 「案外そうかもしれないよ・・・」
 優しく風がそう言って通り過ぎてゆきました。

 ケロが帰って来た新暦のお盆の連休中、一緒にお仏壇を見ていろいろなお道具も共に求めました。 一人ではなかなか決められないことも、ケロがいると頼りになって心強いです。 私の中には主人の心が宿っていてくれますが、ケロの身体の中には主人の遺伝子も宿っている、主人が生きた証なのだと思うと、命のバトンを繋いで生まれて来てくれたこと、共に人生を歩んでくれていること、本当に有難いことと思います。

【ヒマラヤスギの実】
 秋に茶色に熟すとバラバラになって落ちるのですが、天辺の部分だけはばらけずに落ち、その姿からシダーローズ(ヒマラヤ杉の薔薇)とも呼ばれています。
170731_152559_ed (440x330).jpg



人気ブログランキング 久しぶりに2017年9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ関連ページ等にも遡って貼ってます。 《クリック》応援、ありがとうございます

posted by 山桜 at 00:00| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月18日

豪雨が過ぎて

P7185894 (440x293).jpg

 郵便局で定期を解約しようとしたら、マニュアル通りなのでしょうけれど振り込め詐欺被害防止の為の質問を何か条も確認されました。

「冠婚葬祭の費用と言うように言われませんでしたか?」
「お孫さんの・・・お若くて、未だいらっしゃいませんよね。」

と、そこだけは良かったけど、何だか悪いことをしているような責められているような感じで、あんまり気分のいいものではないですね。 雨が降り出さない内に早く済まして銀行に回りたかったのに、そうこうしている内に空が暗くなり雷が鳴り出して土砂降りの雨・・・微妙な雰囲気の中で暫く雨宿り、明るくなって来たのを見計らって早々に退散。 歩き出すうちにもう光が差してきました。

 二駅先の銀行に向かう途中の橋からみた川の水位が短時間で随分上がっていてビックリでした。 上流はもっと降っていたのでしょう。

 「豪雨の後、川に近づいては行けません!」

 1時間も降っていない位でこうなのですから、本当に集中豪雨とは怖ろしいものです。



人気ブログランキング 久しぶりに2017年9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ関連ページ等にも遡って貼ってます。 《クリック》応援、ありがとうございます

ラベル:集中豪雨
posted by 山桜 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月14日

朝散歩

暑さと日差しに負けて宵散歩ばかりしてたので、今までなら朝食やら洗濯やらが優先されて出来なかった朝散歩、今はもう寂しさを感じながらも何をしようしまいと自由気まま、何もせずに早速出掛けてみました。

DVC00961 (210x158).jpgDVC00962 (210x280).jpg
湖を渡る風に吹かれて歩きます。 いい風をありがとう。

DVC00969 (440x330).jpg
堤防の下へ降りると早くも濃くなった夏色の空眩しく、大勢咲き並んだヒマワリの花達が何やら賑やかに話しかけて来ます。 そうね・・・

DVC00971 (420x560).jpg
お日さまに顔を向けて生きましょう、堂々とね!

<2017-07-18 追記>
 真夏のヒマワリを見ていたら、昨年の11月に東京でも雪が降り積もりビックリ! 自宅療養中だった主人と雪見障子を上げて眺めたこと、山梨ではヒマワリに雪が積ったというニュースがあったことを思い出しました。 暑さの中、あの雪景色をもう一度見たいと思い検索してみつけたのが、沢山の写真を掲載されているこちらのブログです。
「信州諏訪発気まぐれ親父のブログ」
気まぐれ親父様のご了承を得て、リンクを貼らせて戴きました。 涼しくなりますよ〜、暑くて参っている方々、是非ぜひ、ご覧くださいませ。


人気ブログランキング 久しぶりに2017年9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ関連ページ等にも遡って貼ってます。 《クリック》応援、ありがとうございます

ラベル:ヒマワリ 青空
posted by 山桜 at 00:00| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ミンミンゼミ初鳴き

 ミンミンゼミ も やっと初鳴き。
posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年07月13日

宵散歩

DVC00941 (440x330).jpg
 昼間の暑さに負け出そびれて、日が長いのを良いことに宵の散歩に出ました。 木々のシルエットが夕暮れ色の空に浮かび、影絵の世界です。

DVC00955 (440x330).jpg
ああ、富士山もいつの間にか黒い雲に飲み込まれて・・・

DVC00958 (440x330).jpg
 こちらでは森の闇が人の営みの光に侵食されて、不夜城が現れたようです。 右手の山の森は、ここに越して来た時は向こうの端まで続いていたのに、もう半分も残っていません。 いずれ家々の光に全て覆い尽くされてしまうのでしょうか。 

 どうか梟の棲家が残りますように。



人気ブログランキング 久しぶりに2017年9月2日からランキングのバナーを入れてみました。(少しずつ関連ページ等にも遡って貼ってます。 《クリック》応援、ありがとうございます
posted by 山桜 at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする