2017年06月06日

青梅丘陵ハイキング

 ハイキングとお蕎麦とお酒が好きな先輩方・仲間が、「蕎麦ハイキング」に誘って励ましてくださいました。 皆さん目が回るようにお忙しい中わざわざ一日空けて下さり、勿体ないことです。 ありがとうございました。

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【ヤマテリハノイバラ】      【ツクバネウツギ】花の落ちた後の萼片

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【サルトリイバラ】若い実      【オトコヨウゾメ】若い実

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【ヤブコウジ】蕾           【ヒメフウロ】

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【ウメガサソウ(梅笠草)】

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【リョウブ(令部)】 花とそのクローズアップ

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【アベマキ】クヌギに似てより優しい感じの葉  コルク質の樹皮

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【コバノタツナミ】

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【ヤブムラサキシキブ】

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十割(とわり)蕎麦「谷津」のつき出しと天蒸籠ランチセット
これに小どんぶりのご飯もついて、お蕎麦の量も普通のせいろと変わらずお得なセットです。

P6065243 (210x140).jpg 蒸かしたてほやほやの「へそまん」は写真に撮る前に戴いてしまって看板だけのご紹介です。 子供の頃からこの道を通る時「へそまん」は、父の好物でもあり欠かせませんでした。 主人も可笑しなことが好きな人だったので、ネーミングも柔らかなアンコとふかふかの皮も好きになってくれていました。 一昨年のキャンプの帰りのお土産が最後だったかなぁ また一緒に食べられて良かったです。

 「退院してもっと元気になるから、そしたら山にも一緒に行こうね」
そう言っていた主人の言葉も今は私の内から湧いてくるようになり、段々と本当に一心同体になって来たのかなぁと思います。 今日も一緒に山を歩き、大の蕎麦好きだったのに、喉越しを味合う食し方は出来なくなっていた主人が、私を介して美味しいお蕎麦やお酒を頂くことが出来、喜んでくれたと思います。 

 皆さま、ありがとうございます。 一歩ずつでも元気出して前に進みたいと思います。
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2017年06月05日

ギンリョウソウがモコモコ!

 膝痛改善の注射打ち3/5回目を終わり、今日はどの道を帰ろうかと迷いつつ、どこかにギンランの片鱗でも残ってはいまいかと、またしても地面を嘗め尽くすような怪しげな風体で歩いていると、何やら白いウズラの卵のようなものが大漁にモコモコと地面を持ち上げて・・・まさか、こんな所に?? 

 そのまさかの、ギンリョウソウでした! もうここに住んで20年以上経ちますがみつけたのは初めてです。 今年は、哀しいことも嬉しいことも、初めてのことがなんて多い年でしょう。

【ギンリョウソウ(銀龍草)】
 ツツジ科シャクジョウソウ亜科(旧イチヤクソウ科)
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未だ、頭を出したばかりなので、あの神秘的な青い瞳はわずかにしか覗けませんでした。 どういう訳か、キノコ類(ギンリョウソウはキノコでは無く半寄生植物です)を見れば蹴飛ばして歩く輩がいるので心配ですが、無事に育ったらさぞ見事でしょう。 観察に通う楽しみが増えました。 

 ギンリョウソウは葉緑素を持たず、ベニタケ属の菌類とモノトロポイド菌根を形成し、そこから栄養を得て生活しています。(ベニタケ属菌類に寄生ーベニタケ属菌類と共生する樹木が光合成により作り出す有機物を菌経由で得る)
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2017年06月03日

渋谷区ふれあい植物センター

 学校の土曜講座の下見で「渋谷区ふれあいセンター」に行ってきました。 ゴミの焼却炉で出る熱を利用しがプールや温泉施設はよくありますが、こちらではそれを温室の運営に利用しています。 熱帯雨林の動植物には興味があっても、高温多湿で虫やら何やらがいっぱいいるイメージの現地にはなかなか行く勇気が出ませんが、日本に居ながら観察できる環境は有難いです。

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【アフリカナガバノモウセンゴケ】モウセンゴケ科
(在来種ナガバノモウセンゴケは亜高山の湿地に生える絶滅危惧種)
【アシナガムシトリスミレ?】タヌキモ科 
(在来種ムシトリスミレは亜高山〜高山の湿った草地や岸壁に生える)

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【ウツボカズラ】ウツボカズラ科
「ウツボカズラ」は多数の種の代表名で、高温多湿を好む、高温乾燥を好む、冷涼多湿を好む など生えている場所により性質の異なる多数の種がある。 日本で栽培されているものは、冬越しが容易な冷涼多湿を好むグループの中の、ヒョウタンウツボカズラ(ネペンテス・アラータ)等が多い。

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【リュウケツジュ(竜血樹)】
 キジカクシ科スズラン亜科(旧リュウゼツラン科)ドラセナ属
 真っ赤な樹脂は薬(止血・鎮痛)染料として利用され「赤い金」と重用
 「竜血樹」も多くの種の代表名として使われる。
【アンスリウム・キュバンセ】サトイモ科
 水芭蕉やカラーやコンニャク等の仲間ですが、特徴的な仏炎苞がありません。

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【メディニア・マグニフィカ】ノボタン科 フィリピン原産
 和名:大葉宿(オオバヤドリ)野牡丹
【テイキンザクラ】トウダイグサ科 西インド諸島原産
 
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【ハオルシ(チ)ア・オブツーサ】
 ユリ科の多肉植物 南アフリカ・東ケープ州原産 近年人気爆発の多肉植物の仲間で、貴重種は高額で取引され、盗難事件まで起きています。 オブツーサは葉先の透明部分(窓と呼ばれる)がキラキラ輝き、ぷくぷくした容姿と相まって人気もの。 原産地では砂から出た葉先から光をとり込んでいるといるとのこと。
【三尺バナナ】バショウ科

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【セイロンベンケイ】ベンケイソウ科カランコエ属
 別名:ハカラメ(葉から芽)、マザーリーフ、ミラクルリーフ など
 ベンケイソウの仲間は、乾燥に強く日本でも「ミセバヤ」等と呼ばれ古くから栽培されています。 葉っぱ一枚落ちただけでもそこから芽吹いて育つほど強い性質ですが、このマザーリーフ(ハカラメ)は、より母性が強いのか母体となる大きな葉から直接小さな子供達が芽生え根も伸ばします。

 私が幼稚園の頃に父はインドネシアに赴任しており、現地の食べ物でお腹を壊すのが嫌で最初の頃はフルーツばかり食べていた為、帰国してからも現在に至るまで大の南国フルーツファンです。 
 「果物の王様はドリアン、女王様はマンゴスチン」
と言って、その頃未だ珍しかった、パパイヤ、マンゴー、マンゴスチン、パイナップル等を時折懐かしがって買って来てくれ、また井の頭公園の温室でそれらがなっている所を見せて説明してくれもしました。 流石にドリアンだけは、美味しいけれど物凄く酷いあの臭いがするという話だけでしたけど・・・。 今、日本で売ってるドリアンは匂いませんね。 未熟なのか、それとも品種改良が進んだのでしょうか?
 
 スカルノ大統領(今はデビ夫人の方が有名ですね)へのクーデターが勃発した時で、こめかみにライフルの銃口を当てられた時は、これで終わりだと思ったそうですが、一度そういう目にあうと長生きするもので、今も実家に行けば、メイドさん?に教わったと言うパイナップルのトゲトゲを綺麗に螺旋に取り除き丸く(缶詰状態)切り分ける技を、主にケロの喜ぶ顔を見る為にサービスしてくれます。 
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2017年06月02日

若い人からの励まし

 私が一人悲しみの中に居ることを心配して、同じNPOの仲間で娘のケロと殆ど同じ年頃の女の子から、ドライブ&ランチのお誘いを頂きました。 なんと家まで車で迎えに来て、遠くのレストランまで連れて行ってご馳走してくれるというのです。 なんて優しい子なのでしょう・・・また涙ポロポロです。

 そんな信じられないほど嬉しい幸せなことが、このような時に我が身に訪れようとは夢にも思いもしませんでした。 まるでデートに誘われて彼氏の車を待つ少女ような、何十年ぶりかのドキドキ感を味わいましたよ、私(笑)。 こんな気持ちになるなんて、ビックリです。 

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 お友達の結婚式の引出物のカタログにこのレストランのお食事券の選択肢があったのだそうです。 大体何も欲しいものが無いまま忘れて注文もしないままになってしまうこともあるギフト・カタログですが、最近はそういう選択もあるのですね。 お蔭様で、私までこのような幸せのお裾分けを頂くことができました。

 ありがとう、ありがとう! お食事の後、一緒に歩いた広〜いハーブ・ガーデンも素敵でした。 いつも山ほど写真を撮る私が、一枚もそこで撮っていなかったことに今気が付いて、どれだけ夢見心地だったのかと可笑しくなりました。

 そして、そこで、なんと以前、調べても分からなくて悩んでいた日中友好の木の名前が、

【ギンドロ(銀泥)】別名:ウラジロハコヤナギ ヤナギ科ヤマナラシ属
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ということが、分かりました。 どこでどう解決するか分からないものですね〜
人生って面白い! まだまだ頑張って生きて、この先どんなことが起きるのか、ちょっと楽しみになってきました。 若い人の優しい気持ちと行動が、きっと私に生きる力と幸運を分けてくれたのでしょう。
 
 ありがとうございます。 こんな勿体ない優しいお気持ちに応えて、しっかり元気出しますね! 
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2017年05月30日

三ツ峠ハイキング(下見)

 11月よりお休みを戴いていたハイキング・グループの9月のハイキング・コース設定の為の下下見に、飛び入りで復帰参加させて頂きました。 高尾で乗り換えの電車を間違え(反対側にとまっていた電車の行先が「大月」行きだったので、何の疑いも無く乗っていたら、予定時刻が近づいても発車の気配なくおかしいと思って見なおしたら行先が変わっていて、発車時刻も違っていました! ああ、復帰初日からやってしまいました。 次の電車でも何とかバスには間に合うものの、早めに行く積りが全く恥ずかしいことに・・・。 

 暫し一人旅。 
 富士急「ふじさん」駅で停車すると、目の前にいきなり大きな富士山! 

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 ささっとホームに降りて写真を撮っていたら、周りの外人さんたちまで降りてきてたちまち撮影会に。 いやいや、そんなに長いことは停まってないないだろうと、私はいち早く席に戻りましたが、のんびり撮影していた人は発車ベルで慌てて飛び込みつつ未だカメラを構え、ついにドアに望遠レンズを挟まれてました。 まぁ、乗り遅れた人はいなくて良かったです。

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 向かい側のホームに入って来た赤と白の外国っぽい車両には、スイスのマッターホルンの鉄道会社と富士急のマークがついていました。 友好関係か提携関係か、何かあるんでしょう。

 河口湖駅で降り、バスに乗って登山口へ。 流石に標高が高いので涼しく、また咲いている花々も東京近郊に比べると3〜4週間遅いようです。 今年の春は、あまりにも色々あり過ぎて見逃していた花々に、まさかこうして出会うことが出来るとは思いませんでした。 天国からのプレゼント、ありがとう。

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【ナナカマド(七竈)】バラ科        【クマイチゴ?】バラ科

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【ヒロハコンロンソウ(広葉崑崙草)】アブラナ科タネツケバナ科 の花と葉

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【ミツバウツギ(三葉空木)】ミツバウツギ科

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【シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺)】バラ科オランダイチゴ属
【ウコンウツギ(鬱金空木)】レンプクソウ科(旧スイカズラ科)タニウツギ属

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【キブシ(木附子)】キブシ科
【  ? ヤナギ 】の綿毛のついた種

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【クルマバツクバネソウ(車葉衝羽根草)】ユリ科ツクバネソウ属
【ツクバネソウ(衝羽根草)】ユリ科ツクバネソウ属)

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【ハナイカダ(花筏)】 ミズキ科 雄花
【ヤブウツギ(藪空木)?】レンプクソウ科(旧スイカズラ科)タニウツギ属

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【ヤグルマソウ(矢車草)】ユキノシタ科 赤味のある葉  緑の葉と蕾

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【ハルゼミ?エゾハルゼミ?の抜け殻】
【ミミガタテンナンショウ(耳形天南星)】

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【マイヅルソウ(舞鶴草)】ユリ科
 
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【ミヤマカラマツソウ(深山落葉松草)?】
【カラマツ(落葉松)】マツ科

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【ワチガイソウ(輪違草)】ナデシコ科
【ヒゲネワチガイソウ(髭根輪違草)】ナデシコ科

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【タチツボスミレ(立坪菫)】スミレ科
【クサボケ(草木瓜)】バラ科

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【イノデ(猪手)?】

富士山は、朝は見えいても段々と気温が上がって見えなくなってしまうことも多いのに、この日は裾野や麓の家々まではっきりと見えました。 主人が最初の大手術の5年後、職場の方々と登った富士山頂から送ってくれた写真を思いだし、山頂から手を振って私の復帰を祝ってくれているようで涙がこぼれそうになり天を仰ぎました。

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富士山と【トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)】
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富士山にツツジの花の彩りまで添えてくれて見せてくれて、ありがとう

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【ツルキンバイ(蔓金梅)】バラ科

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【ミツバツチグリ(三葉土栗)】バラ科

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【クリンユキフデ(九輪雪筆)】タデ科
【シロバナフウリンツツジ(白花風鈴躑躅)】別名:白風鈴躑躅・白花更紗ドウダン ツツジ科
 赤い更紗満天星(ドウダン)の白花というややこしい名前ですね。

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「三ツ峠」からの富士山

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超えてきた尾根が眼下に見えました。

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【トウゴクミツバツツジ(東国三葉躑躅)】 蕾 と 花
 雄蕊が10本あるかなぁ?

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【ホソバノアマナ(細葉甘菜)】ユリ科

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【フデリンドウ(筆竜胆)】リンドウ科

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【トネアザミ 】の 根生葉
【フジアザミ】 の 根生葉

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お見合い中のマムシグサ

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【チゴユリ(稚児百合)】ユリ科
【ナツトウダイ(夏燈台)】トウダイグサ科

P5305154 (207x310).jpgP5305095 (207x310).jpg【オトギリソウ(弟切草)?】オトギリソウ科

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【オニシバリ(鬼縛)】 青い実
【テンナンショウの仲間】の芽生え

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河口湖 と その奥の 西湖 ? 方角どっちだったかな?

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【イカリソウ(碇草)】

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P5305155 (207x310).jpgP5305172 (207x310).jpg 【クサタチバナ(草橘)】キョウチクトウ科(旧ガガイモ科) 花 と 蕾

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【ササバギンラン(笹葉銀蘭)】ラン科
【マルバスミレ(丸葉菫?】スミレ科

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P5305174 (207x310).jpg【コバノガマズミ(小葉莢蒾)】レンプクソウ科(旧スイカズラ科)

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ケーブルカー駅から見下ろす河口湖

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田圃に写る逆さ富士を撮ろうとしたら、水不足で・・・う〜ん残念!



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ワチガイソウ/ヒゲネワチガイソウ

 先日の「伊勢寺」で輪違紋意匠の窓を見た時に思い出したワチガイソウについて、ブログに書いていた積りが、未だどこにも書いていなかったようで、慌ててこちらに写真を引っ張り出してきました。

【ワチガイソウ(輪違草)】ナデシコ科ワチガイソウ属
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2017-05-30 三ツ峠 下下見

【ヒゲネワチガイソウ(髭根輪違草)】ナデシコ科ワチガイソウ属
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2016-04-17 奈良倉山 下見
 
 一週間後の本番の時には、同じ株の花なのですが、チャームポイントだった黒紫色の雄蕊の葯が無くなっていて、少しさびしい印象になっていました。

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2017-04-22 奈良倉山 本番

 何故、ワチガイソウ と呼ばれるのかは諸説あるようですが、ある記載では、
「山から集めて栽培していた家の家紋が輪違紋で、その家紋が植木鉢についていた為」
という余り例のないような由来でした。

 去年、先に見たのがヒゲネワチガイソウで、花や草姿からは「輪違い」と思われるような片鱗がみられないので、この説が本当なのかなと思いましたが、先日、ワチガイソウの方をみつけた時には、二枚の葉がくっついて生えている様子が「輪違紋」に見えないことも無いなと思いました。 さて、真相は・・・?

参考サイト: 家紋の由来「輪違い紋」
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2017年05月29日

夢が一つ叶ったけれど

 子供の頃の夢の一つ、

「バースディ・ケーキを丸ごと一つ、全部一人で食べてみたい!」

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 それが叶ったけれど、美味しかったけれど、
 そんなに嬉しいものではありませんでした。

 バースディケーキは、みんなで賑やかに切り分けて、
 一緒に食べるからあんなに嬉しいものなのですね。
 
  
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2017年05月28日

蛍火

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 ぬばたまの闇に仄かに蛍火の縋りて舞ひつ儚き逢瀬(山桜)
ラベル:ホタル 短歌
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2017年05月26日

誕生日

お誕生日、おめでとう!
いつも薔薇が盛りで他のお花もいっぱい咲いてる素敵な日、幸せね。

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迷ったけれど、今年もケーキを焼いてお祝いしました。
これからも一緒に年を重ねて行きましょう。
ずっと先を行っていた貴方の年を超えたくはないから。
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2017年05月19日

あれから2か月

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時が止まり、現実感のまるでない異空間に漂い出たあの日から、2か月が経ってしまいました。

 これから何度この日を迎え歳を重ねていくのでしょう。 

 どんなに懐かしくても過去に戻ることは出来ません。

 人生で一番長く、親より長く共に歩んできたわたしたち。

 これまでずっと傍に居てくれたからこそ今の私が存在します。

 それが疑いも無く今も共に生きているということです。

 しあわせな人生を ありがとう。 
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2017年05月18日

大阪の串カツ

 早めに帰宅してくれたケロと串カツを食べに行きました。 同じようなものかと思っていましたが、東京で言う「串揚げ」と大阪の「串カツ」は別物なのだそうです。 大阪の居酒屋さん的雰囲気に飲み込まれ、写真を撮ることも忘れてました。

 「ソースの2度漬け禁止」というのは聞いたことあり、先ず最初にソース壷に興味津々で覗きこむと、全く油の浮いていない綺麗なソースでした。 最初のお客さんの時は、新しいソースなのでしょうか? なんとなく、鰻のたれ的に濾して手入れして使い続けているイメージがあったので意外でした。 使い続けるにしても、今は衛生上の問題厳しく、火入れ手入れを頻繁にされているのでしょうね。

 あつあつでソースに漬ければジュッというような揚げたての串カツを口に運ぶのは、猫舌の私には、お好み焼きを金属のヘラで口に運ぶのと同じ恐怖感を伴う冒険です。 かと言って余り長く浸していれば台無しでしょうし、怒られそうでドキドキしつつ・・・美味しい! ソースは、思い込んでいた濃くてどっぷりしたイメージでは全然なくて、サラッとしたウースターソースのようで、たくさん頂いても喉が渇くこともありませんでした。 キャベツも油の消化を助けてくれるのでしょうね。

 串カツは気を付けていたのに、エビの揚げたの、殻の下に油が・・・上あごを焼きました。 でも、ビールで冷やしたから大丈夫。 というか、冷やすためにビールを呑みすぎてクラクラしてきたかも。 後はもう、周りの賑やかさにも負けて、何を頂いたかあまり覚えていません。 でも、お会計が安くてビックリでした。 串カツはお品書きを見て、それなりの値段と思っていましたが、お酒が格安のようです。 庶民の味方と言うのは本当でした。 ケロ、また今度は別のお店にも連れて行ってね。 今度は余裕を持って、もっと味わいながら頂きたいです。

(東京の串揚げは大体コースになっていて、色々な食材をそれぞれに工夫した組合せや味付けがされたものが順に供され、こちらでお愛想を言うまで異なる食材の串揚げが運ばれて来ます。 勿論、お好みで注文も可能です。 ソースは自分で小皿に注いでから用います。)
ラベル:串カツ 大阪
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高槻D「日吉神社」「伊勢寺」

道案内の看板も見て、さあ「伊勢寺」への道は大丈夫と思ったのに、またまた浄土真宗のお寺が並ぶ道に迷い込んだ後、どういう訳か日吉神社に辿り着きました。 

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 神社参拝は未だ控えようと思っているのに、高槻の神様は招いてくださっていらっしゃるのでしょうか。 それならばと畏れながら鳥居を潜り階段を上って行きました。 高い所へ登って方角を掴みなさいとの仰せかもしれない・・・と振り返って来し方を眺めました。

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 お招きに感謝しつつ、やはり拝殿本殿から離れた所から手を合わせ頭を垂れました。

 ここ古曽部の日吉神社は、戦国時代の武将・荒木村重が芥川城を陥落した功績で摂津守に任じられた時、近江滋賀郡の日吉神社から勧請し創建したとのことです。

DVC00880 (210x280).jpg境内からは大きな欅の木越しに高槻の町が見渡せました。 そもそも、森林インストラクター的思考をすれば、「高槻」の「槻」という字は、「欅(ケヤキ)」のことなので、大きな槻の木が聳えている町という意味もあるのかな?

 そう思って、帰宅後に高槻市の歴史を見てみると、

「高槻はいにしえの神社の地にして、その神すなわち月弓神(つきゆみのかみ)と素盞鳴神なり。 ふるくは天月弓社(あまのつきゆみのやしろ)と称し、また高月読社(たかのつきよみのやしろ)と称す。」(原本無く引用のみ残る) 

との記録がありましたこのように元々は「高月」の字を用いていたものを、後に、神社(月弓神=月読神、また素戔嗚神を祀るとありましたので、恐らくは高槻@で尋ねた「野見神社」のこと?)のご神木として高く聳える「欅=槻」から一字を頂いたものとの由来が高槻市のHPに載っていました。

 日吉神社の境内に上がって見渡したので、何となく方角が分かった気がして歩き出し、また道々出会った方々に教えて頂きながら、伊勢さんが宇多天皇御崩御の後、隠棲して草庵を結んでいたとされる所であり、祀られている「伊勢廟堂」のある「伊勢寺(いせじ)」へようやく到着しました。

【伊勢寺】曹洞宗金剛山象王窟伊勢寺 ご本尊 聖観音菩薩
 
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 伊勢姫といえば、百人一首のこの歌が有名です。

 難波潟 みじかき芦の ふしの間も
            逢はでこの世を 過ぐしてよとや 

階段を上ると山門には「窟王象(しょうおうくつ)」の文字

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本堂正面の入口は閉鎖中   可愛らしい石灯籠

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一見恐ろしげな鬼さんのお出迎えにも、お口の中から紅葉の実生が覗いていてホッとします。

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続く階段の手前のお池にはアヤメの花   歩いてきた大阪医科大等の眺め

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「伊勢廟堂」
元は古墳塚であった地に廟堂と顕彰碑等を建ててお祀りしたとのこと。 廟の中には、伊勢姫のお姿を偲ばせるような自然石が祀られていました。 慶安四(1651)年、この亀の背に乗る珍しい顕彰碑を建てたのは、能因法師さんと同じ城主永井直清、顕彰文は儒学者林羅山です。 廟堂は1993年の阪神淡路大震災で損傷を受け、1995年に再建されたとのことでした。

辺りには山桜の木が・・・この地で桜をみて読まれたとされる歌

 見る人も なき山里の さくら花
             ほかの散りなん 後に咲かまし


寺宝として、伊勢姫遺愛の古鏡、古硯、蜀江錦一片を伝えているのだそうですが、公開はされていないようでした。 重要文化財の登録もないのでしょうか。 秘するが花・・・ですね。

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 お参りの帰り、本堂へと続く脇の入口が開いていました。 飛び石と苔むす庭、優しく若葉にそよぐ風に木漏れ日が揺れていました。 日本人に生まれて良かった・・・と思える安らぎのひとときです。

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 飛び石の合間にはコスミレが実を結んでいました。 花の頃もまた可愛らしいことでしょう。 先ほどの閉じられている正面入口から真っ直ぐの本堂への道です。

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「伊勢寺」の扁額の両側に掲げられている言葉に惹きつけられました。 きっと今の私に必要なことを教えてくれているのだと思います。 これを見せる為にこちらへと誘われたのかもしれません。

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 脇入口に戻り、塀の外から目に留まった建物の窓の意匠が「輪違い」になっていて素敵でした。 ここで、「ワチガイソウ」を思い出す自分が我ながら可笑しかったです。

 さて、上宮天満宮や昼神車古墳の方を経由して駅に戻る積りで歩き出すも、やはり優しげな方に出会えば道を確認したくなります。 するとまたしても、
 「いつもの散歩のコースだから、一緒にいってあげるわ」
との有難いお申し出。 こちらへ来てから、何度こうして優しい方々に助けて戴いたことでしょう。 歴史のある町にお住いの方々の心のゆとり、温かさに触れられて嬉しいことでした。 ずっとお話しながら歩いて来たので、お別れの時には、
 「わたしにとっては、神様仏様の化身でした。 
  ありがとうございます〜」
と、思わず拝んで抱き着いてしまいました。
 「なんもなんも、お互い様やもの」
と、穏やかに微笑まれ、有難くてまたも拝みつつお見送り致しました。

 (東京だって、本当は元々住んでいる土地の人は人情に篤く優しいんですよ。 ただ、余りにも他所から来て住んでいる人が多く、道もそう知らないでしょうし時間に追われていることも多いので、冷たいとかよそよそしいとか無関心とか言われてしまうのが悔しいです。)

 初夏の日差しにやられ飲み水も底をつき、もう、天満宮も古墳もナシで駅への近道というのをお願い致しました。 お蔭様で、迷っていたら熱射病になりそうなところを至近ルートで駅に辿り着くことが出来ました。 喉がカラカラ、エネルギーも切れかかっていて、思わず駅の自動販売機でいつもなら絶対に買わない「メロンカルピス」なんて買ってしまい一気に飲み干しました。 美味しかった〜!

 息を吹き返し、JR高槻駅から阪急高槻市駅まで商店街(センター街)をぶらぶら歩いて、山盛りの真竹?の筍が安くて「うわ〜」と思いましたが、まさか担いで帰る訳にも行かず・・・・筍好きな一家だったのに、今年はとうとう筍を茹でることなく春が終わってしまいました。

 頬くずし よろこぶ人の ゆきあとは
             竹の子湯気も 見ずにゆく春
 (山桜)

 伊勢さんと能因さんを慕って歩いた一日に拙い歌で恥ずかしいです。 お目漱ぎに伊勢姫の歌をもう一首

 身の憂きを いはばはしたに 
              なりぬべし 思へば胸の くだけのみする


 伊勢姫の歌は、今頃、十分大人と言える年齢を重ね、恋しい人との哀しい別れを知り、ようやく心に沁みるようになりました。 能因さんが思慕する気持ちが痛い程分かります。 
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高槻C「文塚」「不老水」

 能因法師の吟稿を埋めた塚とされる「文塚」も、

「ええっ、こんな所に? こんな状態で??」

と、思わず絶句して立ち竦み、天を仰ぐようなありようでしたが、落ち着いて考えてみれば、このような状態で放置?されていても、誰も危害を加えもせず荒されもせず、そのままの状態が保存されていることは奇跡的とも思えます。 土地の方々の愛故なのか、はたまた無関心なのか?? 

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 それにしても、いつしか倒れ草に埋もれしていても、なんとも可愛らしいなぁ 旅に遊んだ能因さんが草枕でのんびりお昼寝しているようにも見えてきます。 小さな五輪塔?は、まるでとんがり帽子の小人のようです。

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 そう、遺跡を傷めないように草が刈られていますし、きちんと保全されているのです。 これらの遺跡のありようは、高槻の子供たちに歴史を学ばせ、大切に守る心を育てることが主であり、私のような余所者観光客向けの遺跡ではないのかもしれません。 

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こちらは、能因さんが晩年、主に煎茶に用いたという「不老水」です。 今も枯れることなく・・・とありましたが、この日、清らかな水の気配は残念ながら感じられず、代りに木漏れ日が揺れていました。 出来れば「不老水」飲んで見たかったし、生きていたら飲ませてあげたかったなぁ

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この後、伊勢さん由縁のお寺に向かう途中もまた迷い道の連続で、そうとは知らずに能因さんの旧居「正林庵」跡地にある「少林窟道場」にも迷い込んだのは、能因さんのお引き合わせなのでしょうか。 ありがたいことでした。
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高槻B「古曽部焼窯跡」

散々歩き回った後、この看板に出会いました。 ああ、この地図さえ持っていれば・・・でも、簡単過ぎてこれもあまり役に立たなそう。 

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やはりロクに下調べせずに出掛けるのは無謀だったかなと思いつつ、それだからこそ、見知らぬ人に助けて戴き、道々お話出来る楽しみも生じるのだと自分を励まし、素敵なお屋敷から出ていらした紳士に次の目的地、古曽部焼の窯跡をお尋ねすると、

「古曽部焼の窯跡? 今はもう止めちゃって何もないよ」

とのお答えにガッカリ。 それでも道を教えて頂き、そろそろという所ですれ違った学生さんにも伺うと、

 「さぁ、聞いたことないです」

ぺこりと頭を下げたその場所の植込みの中にめり込んだ石碑がありました。

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登り窯のあった五十嵐家の跡地のようですが、残念ながら紳士のお言葉通り、何も残ってはいないようでした。 古曽部焼きのそもそもの始まりも、先の能因法師の手びねりの焼き物からだったという伝えもあるそうです。 近年、廃業を惜しんむ人々が「新古曽部焼」として高槻市内の別の所で復興しているそうです。

「古曽部焼のこころ」 高槻市HP内 
古曽部焼 高槻市HP内
「くらわんか」の皿 高槻市HP内

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高槻A「伝能因法師墳」

八丁松原の先、JRの陸橋からの眺めを楽しんで、ここでいいのか怪しげな?階段を下り、さぁこれからが暑く長い迷子の道程でした。 大体最初の広い府道沿いに立っていた白くて目立つ道標と同じ形の道標が行く先々にも立っていると思いますよね? それが違うのですよ・・・。 加えて新興住宅が多く、道行く人も他所から引っ越してきた人が多いようで、この人なら絶対知ってるだろうと思った新聞配達の方さえも、

「のういん何?? 聞いたこと無いなぁ」とのお答え。 

 小倉百人一首の中の、

  あらし吹く み室の山の もみぢばは 竜田の川の 錦なりけり

でも有名ですし、土地の人なら誰でも知ってらっしゃると思ったのが甘かったようです。
 
 能因法師は、中古三十六歌仙の一人。 平安中期に生まれ若くして作歌を始め、当時の歌壇の第一人者 藤原長能の元で学び(初めて師について歌を学んだ、師伝相承の始まりとされる)つつ、女流歌人・伊勢の作風を慕い、伊勢の住んでいたこの地に居を定めただなんて、26ー7歳で出家した僧侶でありながら何となくトキメキを感じてしまいます。 その上ちょっと変人だったらしく、実際に東国や西国の遠地へ放浪の旅にも出掛けていたのに、

  都をば霞とともに立ちしかど秋風ぞ吹く白河の関

 という歌を都で詠んだのは面白くないと、わざわざ暫く人に会わずにいて顔を黒く日焼けさせてから、東北へ修行の旅に出た時に詠んだ歌として披露したと言う逸話が「古今著聞集」に残っています。 

 放浪の旅に出て歌を詠んだの僧侶の始祖であり、西行も芭蕉も能因に憧れて旅に出たとか。

 さて私も、同じような所をぐるぐると放浪ならぬ彷徨っていると、これは迷っているのでは?と気付かれた仏様のような方が近づいて来てくださり、やっと見逃していた道しるべを教えて頂けました。 足元の小さな石の道標が指さす、まさかこんな細い道を入っていくとは・・・

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おそるおそる細道を抜けると車も通れる道に出て、その道を横切りその先のまた一段と狭い道を進むと・・・(道の反対側に設置の道標は見逃しやすく、この細道の入口に道標が無いからダメなんです。 高槻市の方、再考ねがいます。)

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 急に目の前がパッと開けて田圃の中にこんもりとした木に覆われた塚が現れました!

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 土地の人の呼ぶ「能因塚」は、正式には「伝 能因法師 墳」で、あくまでも「能因法師のお墓」と伝えられている盛塚、ということのようです。 但し、「今昔物語」の中で能因法師は「古曽部入道」と呼ばれていることから、この地(高槻市古曽部)に居を構えていたことは確かとのことです。

 塚の前には、後の高槻城主 永井直清が慶安3年(1650)に建立した顕彰碑(碑文は儒学者の林羅山による)や、能因さんのお名前付きの供物台も設けられています。 道端で摘んだ花を手向けて手を合わせ、ここまで引き寄せて下さったご縁に感謝し、暫し能因法師さんとお話をしました。 

「人を慕う、好きになるって幸せなことですよね。」
「そして放浪の旅に出ては、また懐かしい人の居る地へ戻ることも・・・。」

 顕彰碑の表側は傷みが酷くて殆ど読めない状態でしたので、裏側を撮っておきました。

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 ここで、今年初めて蚊に刺されました。 私の血を吸った蚊の子らがこの地で増えるのもまた一興です。

 それにしても暑い、朝お茶を入れて持ってきたペットボトルの残量が心許なくなってきましたよ。
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高槻@「高山右近」「野見神社」「城跡公園」他

 大阪のガイドブックから、余り人が行かなそうで(失礼!)面白い所はないかと探し、百人一首でお馴染みの「伊勢」と「能因法師」のご縁の地とのことにも惹かれ、高槻市に行ってみることにしました。  未知の土地を歩くのは、やってみたかった「ぶらり途中下車の旅」みたいでドキドキします。

 高槻といえば先ずは高山右近、恥ずかしながらそれしか知らなかったので、右近さんに会いに「カトリック高槻教会」へ。 教会内には人のお姿が見えましたので、邪魔をせぬよう教会の外から真っ赤な薔薇越しに右近さんの像を後姿から拝みました。 膝を曲げて祈られている姿でしょうか。

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 続いて「野見神社」へ。 忌明け(神道では服忌は50日)はしましたが、心情的に本殿近くでの参拝は遠慮いたしました。 忌明け後の神社参拝は差支えないとのことですが、それぞれの心持に素直に従えば良いのではと思います。

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9世紀の宇多天皇の御代、社殿を設け牛頭天王=スサノオノミコトをお祀した所、悪疫がたちまち終息。 後10世紀末に高槻城築城の際、高槻城城内守護社となる。 明治始めに野見宿禰命(天皇家の祭祀を司る土師氏の粗。お相撲の神様としても有名)を合祀、名を野見神社と改名。 現在は高槻の鎮守様として崇拝を集める。

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永井神社 藩祖永井直清の霊神をお祀り。 
瓦屋根の隙間から草が生えているのも荒れた感じはせず、どこか親しみやすい雰囲気を感じました。

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永井鉄線(テッセン、センニンソウ/クレマチス属の原種の一つ)は、徳川家光より永井家だけに許された家紋とのこと。 鉄線大好きな私は、その意匠があちこちに見られてにこにこ。

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この一文字三ツ星が正式家紋、桃は厄除けの為?

高槻市立しろあと歴史館 に立ち寄り、なんと今年が「高槻城築城四百年」という記念の年に当たることを知り、何かに導かれて来たようで驚きました。 

 この町の歴史を一通り学び頭を多少使ったので、お腹が空き(お腹が空くと言うことは素晴らしいことです。 あれからずっと食欲もなく食べても砂を噛むように味のしない日々が続いていたことを考えると、私の心も回復の兆しです。)優しく微笑む受付の女性に、
「この近くでお昼を頂けるお薦めのお店はありますか?」
と尋ねると、直ぐ斜め向かい辺りにある商工会議所の中のレストランを紹介してくださいました。 その他にも行きたい場所近くの地図をコピーして下さり、重ね重ねのご親切、ありがとうございました。  

P5184954 (210x140).jpg カフェハウス Jause のHP

Aランチ(パンのメニュー)は売り切れで、Bランチ(ご飯のメニュー)をお願いしました。 ご覧の通りのヘルシーなランチセット、デザートの手作りケーキも美味しかったです。 頭に浮かんでいた商工会議所の食堂のイメージとは違って、大きなガラス窓越しに緑がゆれるお洒落なカフェでした。

 カフェの方に「城跡公園」への道順を尋ねた所、今は工事中で余りお勧めしないとのことでしたが、折角ここまで来たので、初夏の日差しにも負けず行ってみることにしました。

 こちらへきて多く見かけるアキニレの木が大きく枝を広げて強い日差しを遮ってくれ、ありがたく暫し休息。
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DVC00832 (210x280).jpg 城跡公園にも右近さんの像       

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「歴史民俗資料館」         欄間に束ね熨斗模様

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 室内               中庭

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床の間 落掛の木目が美しい     竹材使用

城跡公園を抜けて、次はお寺を幾つかお参りし「八丁松原」へ向かう積りで、方角の検討を付け進むうち、お散歩途中の奥様に出会ったので、
「この道は城跡公園の向こう側の八幡(はちまん)様の道に出られますか?」
と伺うと、
「ああ、私らは「やはたさん」と呼んでるけど、出られますよ」
それで安心して、途中の日陰でメールの返事を打っていたら、先程の奥様がわざわざ戻って来られて、
「迷われてませんか? 私もそちらへ帰りますからご一緒しますよ」
とご親切に仰ってくださり、道々お話しながら歩けて嬉しかったです。 そして八幡様の所に出たら、

「あらら、はちまんって書いてありますわ〜 
間違っとったわ〜 御免なさいね〜」

「いえいえ、どちらも有りだと思います。
 そんな気にしないでください〜
 わざわざ追いかけてご一緒してくださって
本当にありがとうございます。」

二人して握手してぺこぺこ頭下げて可笑しかったです。 こういう人との触れ合いが何よりの旅の思い出になります。 二度と会うことはないかもしれませんが、きっといつの世かにご縁があった方なのでしょうね。 どこか懐かしい気持ちがしましたから・・・

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住宅街に残る古そうな道標を読む・・・傾きを直さない所が好き

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 民俗資料館で気が付いて伺ったのですが、屋根の勾配がふっくらと丸みを帯びていて「むくり屋根」というのだそうです。 何か意味があるのかと尋ねたところ『特別なものではなく、こちらでは普通ですよ』というお返事。 そう言われて気を付けて見ると、町の昔ながらの家々は皆この屋根の形でした。 ちょっとカマクラ見たいですが暖地ですから雪対策ではないでしょうし、雨の水捌けは良さそうですね。 優しい温かな佇まいに感じます。

 幾つかの名のあるお寺を巡る積りでしたが、住宅街には日影が無く流石に初夏の日差しに負けました。 何と言っても今日のメインは能因法師塚と伊勢廟なので、先を急ぎます。 もう少しで八丁松原という交差点の角で素敵な建物をみつけました。 これは絶対名のある人の設計・・・やはりそうでした。

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大阪医科大学別館(資料館) ヴォ―リズ設計 
イスラム様式のアーチやアラベスク装飾などを用いた個性的な意匠と地域の歴史的建築。 平成15年7月1日に高槻市内初の国の有形文化財に登録されています。

塀の隙間から写真を撮っている余所者を怪訝そうに見て通り過ぎる人々の視線に負けず、暫し細やかな装飾など見惚れておりました。 

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八丁松原

 こういうものは大体現代風の民家が迫っていて写真で見る程昔の風情が残っていないものですが、まずまずの面影は偲ばれ、下の解説にあるような風景を想像しながら、そぞろ歩きました。 それにしても暑い・・・。

【八丁松原】高槻市教育委員会設置の看板より 
八丁松原は、高槻城下の京口から西国街道に至る八丁(約900m)の間に続いた松並木で、江戸時代初期の慶安2年(1649)、高槻城主永井直清によって整備されました。 正式には「山崎通(やまざきみち)」と呼ばれた西国街道は、京都と西国を結ぶ重要な交通路であり、八丁松原は京坂間の要衝高槻城とを結ぶ最短の道筋でした。 最盛期には数百本の松が連なり、「小天橋(しょうてんきょう)の如し」と称えられた八丁松原も、明治時代以降は東海道線や新京阪(現・阪急電鉄)の開通、道路の拡幅等によって、松並木の片側を残すだけとなりました。 そして今では、松原公園の僅かな老松が往時の面影を留めているに過ぎません。

(後編へつづく)
 
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2017年05月17日

京都府立植物園

深泥池から北山駅前まで戻って来て、ももりさんが良く足を運ばれている京都府立植物園に向かいました。

「日本一おもしろい、心やすらぐ植物園」

 これが基本コンセプトだそうです。 いいですね!

 広〜い園内を隈なく見るのは諦めて、園芸植物の花壇はパス…と思ったものの、あまりにも珍しい植物はやっぱり見過ごせず引き寄せられてしまいました。 この背丈もこえるようなとんがり帽子は一体ナニ?

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【エキウム・ウィルドブリッティ】ムラサキ科 
 スペイン・カナリア諸島固有種

原産地では草丈3mにも達するそうで、シルバーの葉が光を受けると輝きを増し赤い花を引き立てて「ジュエリー・タワー(宝石の塔)」の別名にも頷けます。 カナリヤ諸島はスペイン領でアフリカの東肩辺りにある9つの島で固有種の宝庫、いつか行ってみたい所の一つです。

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左【シナノキ(科、級、「木へんに品」など】苞・蕾・花 
右【シマモミ(島樅)】別名:ユサン、台湾油杉

菩提樹の花は葉っぱの真ん中から花柄が突き出ているような変わった花です。 やがて丸い実がなると、この苞葉がプロベラになってくるくる舞い落ちます。

シマモミは、見慣れない球果に目を惹きつけられました。 今までそれ程じっくり見て来なかったけれど、針葉樹も面白いなぁ 

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左【テーダ松】マツ科マツ属  北米原産 
右【ドイツトウヒ?】マツ科トウヒ属 欧州原産

日本の松はクロマツ、アカマツが二本(二針葉)、ヒメコマツ(ゴヨウマツ・五葉松)が名前の通り五本一束(五針葉)ですが、このテーダ松は3本一束(三針葉)です。 葉が長く噴水のように生えて垂れ下がるダイオウマツ/ダイオウショウ(大王松)同科同属 欧州原産 も三針葉です。

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【キササゲ(木大角豆)の仲間】ノウゼンカズラ科

手帳には【トキワキササゲ】とメモしてありましたが、帰宅後図鑑などで該当種を確認出来ませんでした。もしかすると【トウキササゲ】の書き間違い?

皇太子さまのお印「梓」がミズメかキササゲであるか、キササゲの中国漢字が「梓」であることから、しばしば論争の種になりますが、このこのとについては日を改めて書きたいと思います。

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左【クロソヨゴ】モチノキ科 花
右【ツクバネガキ(衝羽根柿)】カキノキ科
  別名:ロウア(ヤ)ガキ・ロウア(ヤ)シ(老鴉柿)
     
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左【ヤマシャクヤク】ボタン科
右【タチテンノウメ(立ち天の梅)】バラ科 小笠原諸島固有種
 
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左【オキナグサ(翁草)】キンポウゲ科 実
右【チュウキレン(地湧蓮)】バショウ科

オキナグサの実には、翁=おじいさんの髪、もしくは髭のように真っ白な毛があります。 同じように白い毛のある種をつける植物で女性版の方は「キジョラン(鬼女蘭)」といのは、ちょっと酷くないですか? 白髪を振り乱している感じは同じなのに…。

チュウキレンはバショウ科つまりバナナの仲間です。 よく見ると花のように見える部分は苞で、その隙間に小さいバナナのような花が見えます。 葉は芭蕉そのもの、この花も柄を付けて引っくり返せば芭蕉やバナナ(実芭蕉)にソックリです。

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【白花クサナギオゴケ】キョウチクトウ科(旧ガガイモ科)カモメヅル属

メモをし忘れました・・・『さて、何だったか・・・クサナギがついていたような??』という微かな記憶から検索して種名に辿り着きホッとしました。
見過ごしてしまいそうな小さな花に儚げな草姿ですけれど、つい立ち止まって話しかけたくなるのは何故でしょう。 

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【シライトソウ(白糸草)】ユリ科

ほの暗い樹下で真っ白な長い穂が目立ちます。 花弁6枚の内4枚が細長く2本は極短いのが見えますでしょうか? 同じユリ科で白い穂状の花をつけるマイヅルソウが草丈10cm程と可憐なのに対し、こちらは30p以上にもなります。

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【ハクウンボク(白雲木)】エゴノキ科

足元に落ちている花だけ見ると、エゴノキとそっくりなのですが、ハクウンボクは花の付き方が穂状になっていて空に浮かぶ白雲のよう。 葉がエゴノキより大きく丸みがあり葉裏が白いのが特徴です。

                 
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左【アズマシャクナゲ(東石楠花)】ツツジ科
右【ハナミョウガ(花茗荷)】ショウガ科 

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左【ミヤマヨメナ(深山嫁菜)】キク科
右【クサタチバナ(草橘)】キョウチクトウ科(旧ガガイモ科)

ミヤマヨメナから作出された園芸種がミヤコワスレ(都忘れ) 

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左【ツクバネ】ビャクダン科 め花
右【チョウジソウ(丁子草)】キョウチクトウ科

植物の名前には、昔の人の関心の高いものの名前が隠れていて興味深いです。 例えば「ツクバネ」の付く名前はとても多くて、きっととても心躍る楽しい遊びであり神事(厄払い)でもあったのかなぁと想像します。 衝羽根=追羽根の形は、何と言ってもカワイイですしね。

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【ヒメウツギ(姫空木)】ユキノシタ科

ウツギよりやや花期が早い。 葉の表面はザラつかない。 雄蕊に角状突起がある。

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【マルバウツギ(丸葉空木)】ユキノシタ科

名前の通り葉が丸みを帯びる。 

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左【マンリョウ(万両)】ヤブコウジ科
右【バクチノキ】バラ科バクチノキ属

マンリョウは園芸種(葉が傘状に上の方にまとまっていて、その下に実をぶら下げている)を見慣れていますが、原種はこのような素朴な風情です。 以前千葉で実がなっているのを教えて頂いた時は見知った万両と違うので驚きました。

バクチノキの幹は剥げ落ちて不思議な模様が出来ていますが、この様子から博打で摺って「身ぐるみ剥がれた」姿を想像したようです。 そう思って見ると赤膚色が生々しいですね。
  
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左【サワオグルマ(沢小車)】キク科キオン属
右【カラコギカエデ(鹿子木楓】ムクロジ科(旧カエデ科) 

カラコギカエデの幹は年月を経ると鹿の子模様になることから、「カノコギ」⇒「カラコギ」に転訛した。 
紅葉が一際美しい。 目薬、草木染などにも用いられる有用樹
(色合いは白と緑褐色と異なるが同様な鹿の子模様の樹肌になる「カノコギ」⇒「カゴノキ」はクスノキ科)

 膝が痛まなければ温室も見たかったけれど欲張りは禁物。 今日は、深泥池が主役で植物園は脇だったのですから、感動が分散しないように体力も温存して帰ることにしました。 昼間は未だそれ程混んでいませんでしたが、夕方の烏丸線・御堂筋線は東京と同じ喧噪が迫りつつありました。 早めに帰途について正解でした。 
 
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深泥(みぞろが)池 周遊

 大阪から京都が思っていたよりずっと近く電車に30分も乗れば行けると知り、京都在住ももりさんのブログで拝見して俄然行ってみたくなった「深泥池(みぞろがいけ)」まで足をのばしてみました。(深泥ヶ池、御菩薩池 とも書き、京都の人は「みぞろがいけ」と呼んでいるそうですが、地図など公式なものには「みどろがいけ」と記されているものが多い。 歴史的にも双方が混在し、また由来もそれぞれにあるので面白い。)

 朝、ケロの所のお鍋で炊いたご飯(買った炊飯器で炊くと美味しくないというので)で作った「おむすび」2個を持ち、飲み物は地下鉄烏丸線北山駅を出た所のコンビニでお茶を購入。 その時コンビニの方に、頭に入れてきた深泥池への道順を確認したところ、わざわざお店の外まで出て指さしながら行き方を教えて下さいました。 こちらへ来てから優しい方に巡り合うことが多くて嬉しいです。

 駅から10分程の住宅地から出て、ポッと開けた空間が深泥池前でした。

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こちらは白いカキツバタでも有名です。  普通の青紫色のカキツバタ

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シッポの先に綺麗な空色の日本線のある【クロイトトンボ】

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複雑な形の浮き草

道標のある入口から入った所に草地の公園とベンチがあって、お昼を広げている親子さんがいました。 「こんにちは」を言いつつも邪魔しないように後ろを通って池に右側から周遊路に入りました。

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池の周りには柵も何もないので、得意のよそ見をしてよろけたらボッチャン!です。 狭い通路で足元に気を付けながら、余り綺麗だったので振り向いて木漏れ日をパチリ。

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池を囲む森も豊かで特に立入禁止などにもなっておらず、行こうと思えば登っていけそうです。 この日は未だ膝も痛むし無理してはまたケロに怒られるので大人しく道を進みます。

【モチツツジ(餅躑躅)】
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桜色のツツジがあちらこちらで満開でした。 水面にも写って桜かと見紛う程大きくなっている株もありました。 後日調べ「モチツツジ」と分かりました。 触るとペタペタと粘つきましたので、それが命名の由来ではないでしょうか。

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シダ

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コケ

湿地と池の水面に移る青空と白い雲、のどかな風景が続きます。 心霊スポットなどとも言われているそうですが、この日はそんな気配は感じませんでした。

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水面からニョキニョキ突き出ていたのは、よく見てみれば、黄色いヒメコウホネの花。
【ヒメコウホネ(河骨)】スイレン科コウホネ属
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ヒメコウホネの葉は円心形で浮葉(水に浮く)
コウホネの葉は長い心形で気中葉(空中に出る)

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虫こぶ

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【キイトトンボ?】 お尻が曲がってしまったのかな?

【ミツガシワ(三槲)】リンドウ科ミツガシワ属
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尾瀬などでは未だこれからの夏の花のイメージでしたが、南方で低地の京都では白い花は既に終わっており、青い実が付いていました。

恐らくこの辺りが一番奥まった所のように思えます。 水源が近いのか池畔が湿地状態で余り池に近づくとずぶずぶと脚が沈みそうです。 池周りには深い森が続いています。
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池の水源の一つと思しき沢があったので遡ってみようと森へ入り込んだ途端、シャカシャカっと何か落葉を払いのけているような音がします。 音の方に目を凝らしてみると・・・
細長い地面を這う生き物が苦手な方は、次の写真は飛ばして下さい。

【シマヘビ】
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1.5m(大げさかな)もあるかと思える程長〜い蛇が、シッポの先をまるでガラガラヘビのようにシャカシャカ振ってこちらを見て、恐らくは威嚇しながら私の前を横切って行きました。 
「これはこれは…この先立ち入るべからず、ということですね。
 承知いたしました。 退散します。」
やはり、何者かおわしまするようですので、みだりに立ち入るのは遠慮することにしました。

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最深部の薄暗い森を抜けると明るい日が射して来て、池畔の土も乾いて来ました。 新緑に白い小花たちが生えて美しい森です。

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この辺りが一番広い湿地帯のようです。 貴重な古代からの植物が残っているのでしょう。 
湿地帯と思っていたのは、後から調べた所、広大な「浮島」と分かりました。 池の周りの散策は自由ですが、浮島へは立入禁止です。 一番下に京都市情報館の「深泥池」またその浮き島についての記載を引用しておきます。

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【ウマノアシガタ】
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光を反射して輝く花 と 馬の脚型に見える?葉

【深泥池(みぞろがいけ)】 京都市情報館の記載より
京都盆地の北にある周囲1.5km,面積9haの小さな池です。
この池には,西日本の平坦地では珍しい浮島があります。
また氷河期以来の動植物が今も生き続けるとともに多くの水生植物、昆虫、魚類、野鳥等がいます。
この池の水生植物群落を保護するため、昭和2年に国の天然記念物に指定されました。
昭和63年には生物群集全体が対象になりました。

深泥池の不思議の一つに浮島があります。池の中央に広がり,池全体の1/3の面積を占めています。この浮島の下には水の層があって浮いていることが確認されています。浮島は水温や水質の関係で,有機物の分解が遅く,植物の遺体が分解されずに堆積し,その上にミズゴケや種々の植物が生育しています。浮島は季節により上下に変動しています。夏には浮かび上り,冬は沈んで冠水します。冬に冠水する平坦部分(シュレンケ)にはミツガシワをはじめカキツバタ等が生育し,冬に冠水を受けないやや高い部分(ビュルテ)にはアカマツ・ネジキ等の樹木が成育しています。池内の植物の大部分がこの浮島上で生育し,多くの小動物もここで育っています。

京都府レッドデータ2015 より抜粋
深泥池は周囲1,540m、面積9.2haの池沼で、浮島や貴重な動植物が生息することで知られている。周囲を丹波層群のチャートを主とする定高性の山で囲まれ、南西端のみが開けて低地に面している。その形態から、東から西へ流下する開析谷の出口が賀茂川の扇状地堆積物によって塞き止められて形成されたと考えられる。

池中にはハリミズゴケやオオミズゴケからなる浮島があり、ホロムイソウやミツガシワの寒冷植物、ヌマガヤ、イヌノハナゴケ、モウセンゴケなど高層湿原の構成種が見られる。 特に、北方系のホロムイソウ、アカヤバネゴケ、ミズグモ、ハナダカマガリモンヒメハナアブなどは、最終氷期からの生き残り(レリック)種として学術的に重要である。

4月にはミツガシワの白い花、5月に白や青のカキツバタや赤色のトキソウ、9月にはサワギキョウの青色の花が咲き競い、年中楽しませてくれる。

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2017年05月16日

中之島公園・バラ園

 「適塾」のある北浜から栴檀木橋を渡ると向こうに見える瀟洒な建物は、大阪中央公民館(国指定重要文化財)。 

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栴檀木橋の袂にはちゃんと大きなセンダンの木が生えていて、花が咲き始めていたのを眺めていると、
「あら〜、これがセンダンの木? 花が咲いてるの?」
と声を掛けられて、
「あ、そうです。 
あの、お〜うち散〜ると歌われている、楝のセンダンです。」
「あ〜、やっぱり〜! ありがとね〜」
見ず知らずの私でも気軽に声を掛けてくれて嬉しいな。 
ちょっと、元気出て来ました。

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栴檀木橋の袂のセンダンの木     澪標(みおつくし)マークが素敵

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 橋の上からの眺めも外国っぽくて素敵だなぁ と思っていたら、
「ほら、パリのセーヌ川の雰囲気にそっくりやろ〜」
ですって。 ハッキリ朗々とした声で、また話しかけられたのかと思ってドギマギ

 意図して来た訳では無かったのですが、丁度中の島のバラ園では沢山のバラが次々と咲きだしていて、これ以上ない位の最高の開花状況でした。 バラ好きの私の為に、天国からのプレゼントかな? ありがと、ありがと

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バラの名前は、知ってるのもうろ覚えのも知らないのもあるので、後でゆっくり埋めていきますね。
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クスノキの花              

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イングリッド・バーグマン       ジーナ・ロロブリジーダ

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ピエール・ドゥ・ロンサール     アンジェラ(右の濃いピンク)

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コンフィダンス            ホワイト・クリスマス

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スイート・ブライヤー         スイート・ドリーム

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大好きな セプタード・アイル      アンリ・マティス

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シャポー・ド・ナポレオン 蕾の萼がナポレオンの帽子に見えますか?

こちらに来てから川辺でよく見かける木の一つ、木の葉としてはとても小さく樹肌の模様も特徴的です。

【アキニレ(秋楡)】
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ソラナム・ラントネッティー(ナス科 木本)南米原産   芝生広場
 
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                   ラ・フランス

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ブルー・バュー          

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マリリン・モンロー

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アパッチ・ティアーズ        メアリー・ローズ

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エブリン              シャルダン・ドゥ・フランス

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つるシュネビッチェン(アイスバーグ)  ブラッシュ・ランブラー

 水から上がったばかりのずぶ濡れのアオサギを見ていたら、
「あら〜、あんなとこにサギ? あれサギちゃうの?」
って、また声を掛けられました。
「今、水に潜って餌とって上がってきたところのアオサギだと思います。」
「へぇ〜、珍しいもん見たわ〜 ありがとね〜」
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 東京では浅瀬にいる姿しか見たことが無くて、あんなにビショビショになるほど潜るとは思わなかったので、も一度潜らないかな〜と思って暫く見てたけど、羽を乾かして動かなくなってしまいました。
 
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何橋?                   トベラの花

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もうどれが何橋かわからなくなってしまいました。 渡った先の古い建物は何かな?

 全然知らずに歩いて来て、後でケロに今日は淀屋橋で降りて中之島界隈を歩いてきたよというと、
「ええっ、私もすぐ傍に居たよ!」
ですって、ちっとも知らずに歩いてました。 地名も知らず土地勘も無く歩いていて、一体自分が大阪のどこらへんにいるのかもよく分かっていなかったのに、まぁ、なんとかなるもんです。 お蔭様で、だんだんと土地勘がついて来たので、次は行動範囲が広がりそうです。
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緒方洪庵私塾「適塾」

 大阪で次は何処へ行こうかとガイドブックを見ていたら、「適塾」の文字に目が留まって…ああ、そういえば主人は、
「幕末に生まれたかった」
「医者になりたかった」
などと言ってました。 どうやら「連れてけ」と言ってるようなので行ってみますか。

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緒方洪庵(1810−1863 54歳)
蘭学者・医学者・教育者 

「医の世に生活するは人の為なり
 おのれがためにあらず」
(扶氏医戒之略1857 翻訳)

天然痘予防の牛痘苗種痘事業開始
適塾を開き、橋本佐内、大村益次郎
福沢諭吉、長與専斎、大島圭介、
高橋凌雲、佐野常民ら多くの人物を
輩出





 淀屋橋・北浜界隈のオフィス街の真中に、タイムスリップしたような江戸時代そのままの 建物が残っていました。 商業都市大阪に残る最古級の町屋建築(店舗兼住宅)だそうで、大塩平八郎の乱(1837)、大阪大空襲(1945)からも奇跡的に被害を免れました。

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「適塾」国重要文化財 表通りから

ビルの谷間ではありますが、両側に公園緑地ができていて明るく静かな佇まいです。

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東側面から 
屋根の僅かな丸み、黒塀と漆喰の白、竹の緑が美しいです。

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中庭                  灯り

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書斎                  庭

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(2階)塾生大部屋

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大部屋中央の柱(刀傷?)    急な階段・丁髷はぶつからない?

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2階の小窓から 西側の公園には洪庵先生の像が…頭だけ拝めました。

展示物、資料などの撮影は禁止でしたのでご紹介出来ませんが、蘭書の解読に必須の貴重なヅーフ辞書は適塾にも一冊しかなく、塾生はヅーフ部屋に詰めかけ奪い合って勉強したとのこと。 福沢諭吉は、

「凡そ勉強ということについては、
 このうえもしようも無いほど勉強した」

と述懐したという。 この時代の人の勉強への渇望・熱意・密度、そして使命感は想像を超えるし、そういう時代が羨ましくもある。 主人がこの時代に生まれてみたかったという気持ちは、この点とは違うのかな? 激動の時代を生きて見たかったと言ってたけれど、この辺りも聞いて見たかったなぁ

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【ダイミョウダケ(大名竹)】適塾 東側の公園に植えられていたもの
 見た目の美しさ、そして筍の美味しさがピカイチらしいですが、こんな狭い植栽では美味しい筍は無理ですね。 勿体ない!
 「適塾の最後の感想がそれか?」 主人の声がしたような…
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2017年05月15日

見知らぬ道を帰る

 「さて、ここはどの辺りなんだろう?」

 淀川自然観察をしながら鉄橋も潜って随分歩いて来てしまった。 元の道を戻るのはロスが多いし面白くない。 適当に堤防の上を歩いて道に出られそうな階段を下りると、何だか懐かしい風景に出会った。 隅田川沿いの下町の風情にそっくりだ。 路地からひょっこり江戸弁を喋る元気なおばあさんでも顔を出しそうで、誰か出てこないかなと期待したが、ひっそりと静まり猫一匹出会えず残念。

 どこかでトンネルを潜って向こう側に行かねばならぬので高下線路沿いに歩いていると、今度は神田のガード下を思い出す。 知らない土地での不安の中で、見知った場所を思い浮かべると何処か心が安堵するようだ。 神田やお茶の水辺りもあちこち線路が交差していて賑やかだが、ここはそれ以上にややこしく騒々しい。

 ケロが、
「シジュウカラもメジロの声もしないよ。 
 居るのはカラスとスズメくらい。」
「チュン(スズメのこと)も、なんかここのは汚い気がする」
「電車の音と飛行機の音が煩くて、遮断機の警報音もリズムが早くて慣れるまで落ち着かなかった。」
と、言っていたが、里山の自然の音の中で暮らしていたケロにはこの騒音は辛かったろうと思う。

 「淀川の河川敷には自然がいっぱいだよ」
と教えてあげたけれど、オバサンでなく若い娘が1人で歩くのはやはり危なそうで勧められない。 今度来た時には一緒に歩いてくれるかな? 

 幸い近くのランドマークを覚えていたので、迷わず部屋へ戻ることが出来たが、それよりマンションのセキュリティロックを解除する方が緊張した。 どこもかしこも監視カメラで撮られていて、スムースに操作できないと挙動不審で呼び止められはせぬかとドキドキ。 それだけ安全ということで、親としては安堵したことだった。
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淀川河川敷探訪

 ケロの部屋から見える川は何だろう?と地図を見たら淀川らしい。 折角大阪に来たのだからと、先ずは淀川べりの自然観察に、関西のしかも河原の植生はきっと見慣れない植物がみられるのではないかと期待に胸を膨らませて繰り出しました。

 散歩やジョギングしている人のいる堤防の向こうがきっと淀川なのに、目の前の道路を渡れる場所が無くて延々と歩き続け、やっと橋の袂の交差点を渡って河川敷に降りられる階段をみつけました。 直ぐに目に入ったのは何やら黄色い花の群れ、近づいてみると菜の花ではなくて、見慣れない花…これは一体何でしょう?
(未だ名前の分からず調べていないものが何点かあります)

【セイヨウヒキヨモギ(西洋引蓬)】 ハマウツボ科(旧ゴマノハグサ科)
 西ヨーロッパ原産 半寄生植物 腺毛が密集し粘る 
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そしてビックリしたのは、関東では寺社等に植えられているのを見るくらいの栴檀がそこらじゅうにはえていること。 沢山の実をつけますから河原ならそれは増えますよね。 「夏は来ぬ」の中に出てくる

🎶 楝(おうち)散る 川辺の宿の
  門(かど)遠く 水鶏(くいな)声して
  夕月涼しき 夏は来ぬ

の「おうち」が栴檀のことなのですが、子供の頃には全く見たことが無くピンときませんでした。 関西では、これだけ身近に普通に生えていると知り、初夏の代表として歌に出ているのも納得でした。

【センダン(栴檀)】センダン科
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【ハマクマツヅラ(浜熊葛)?】クマツヅラ科クマツヅラ属 北米原産 茎に4つの稜有り
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ヤナギハナガサかアレチハナガサかと思いましたが、どうやら帰化植物のハマクマツヅラのように思えます。 ご存知の方がいらしたら、是非ご教示お願いします。

【テリハノイバラ(照葉野茨)】バラ科 別名:這い野茨
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何処か川の見える所に出られないかな? と降りていくと浅瀬で白鷺(遠くて何鷺か分からず)が魚を狙っていました。 浅瀬に描かれるさざ波の文様が美しくて暫し見惚れておりました。

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海が近いのでしょう。 川からの風には何となく磯の匂いが混じっています。

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【シロバナマンテマ】 ナデシコ科
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花の色は個体差なのかと思っていたら、「咲き始めはピンクがかっていて段々と白く抜けていく」という記述がありました。 残念ながら再訪しなかったので確かめることは出来ず、残念です。
 
【マメカミツレ】キク科 オーストラリア原産 カミツレ=カモミール
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【クサフジ(草藤)】マメ科
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淀川では分布が限られるとの記載があり、この辺りでは結構珍しいようなのですが、辺り一面に咲いていてちょっとゴージャスな雰囲気ですらありました。

【ネズミムギ】イネ科 イタリアン・ライグラス
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後から聞いた話では、鉄橋より向こうの河川敷公園はバーベキューが盛んな地域だそうですが、その下流地域は余り整備されていない原野のような河原が広がっていて、俄然探検心が湧き上がって来ました。 下の最初の写真のように地面がしっかりとしている林の中にはお住まいになっている方がいて、そっと踵を返して戻って来ました。 湿地のような明るい河原の方へ入っていくと、忽ち背丈を超える草木に囲まれちょっと不安に…

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開けた水辺に出ると、鳥見の方が三脚にカメラを構えていらっしゃったので、そぉ〜っと
「何が見られますか?」
と伺うと、
「待っているのはオオバンですが、今鳴いているのはケリですよ」

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そして、
「こんな所まで入って来ては危ない、早く道に戻った方がいいですよ。 野犬なんかもいるから。」 
「それに今は干潮だけど、満ち潮になればここも水が来るから」
と伺い、流石に野犬には会いたくないなと急ぎ足で元の道に戻ってまた道端の草などを見ていると、さっきの方が迷っていないかと心配されたのか自転車で追いかけて来てくれて、ちゃんと道に戻れたのを見届けて、
「気い付けて、大阪を楽しんでください」
と、帰って行かれました。 第一大阪の人、優しい方でした。 

【ヒメコバンソウ(姫小判草)】イネ科
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【コバンソウ(小判草)】イネ科     【ヤワラスゲ】カヤツリグサ科
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【   ?   】キク科?      【ツルマンネングサ】ベンケイソウ科
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【ノイバラ(野茨)】バラ科 上の照葉野茨と比べると葉に艶がない
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【キキョウソウ(桔梗草)】キキョウ科 北アメリカ原産
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堤防の上をキキョウソウを撮りながら進むと鉄橋にぶつかり、俄か撮り鉄に挑戦しましたがなかなか難しい・・・ 顔のすぐそばを電車が轟音を挙げて通り抜けて行き、すごい迫力でした。
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その鉄橋の下を潜り抜けて・・・

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広い芝生公園と運動場のあるエリアに出ると、足元の芝生の中に青い星型の花が点々と見えました。

【ヒナギキョウ(雛桔梗)】キキョウ科 関東以西
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日が陰って来て花が閉じかけてしまいましたが、開いている時はキキョウソウに良く似ていて、同じ植物かと思った程ですが、よく見れば、花の付き方が全く違っていて、キキョウソウが茎に段々になって花が付くのに対し、雛ギキョウは茎の先に一つだけ花を付けます。 刮ハもキキョウに良く似ています。 葉はスミレのように地際に生えていて芝生の中ではちょっと見づらいです。 

 汗ばむほどの陽気だったのが日が陰ると急に肌寒くなって来て、知らない土地で暗くなってはマズイことになると、今日の河川敷散策はこれで打ち切り、さて、無事にケロの部屋へ帰れるか・・・
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2017年05月14日

嵐山 虚空蔵法輪寺

 お昼と書のお話をご馳走になり、京都でお薦めの場所を伺うと、今からだったら「法輪寺さんやね」「直ぐに行き」とのことで早速、路面電車の駅まで帰る方向が同じと仰る若くて素敵なお弟子さんに送って戴き、可愛らしい懐かしの路面電車に揺られて嵐山へ向かいました。

 嵐山の駅を出ると、溢れんばかりの人の波と暑さでくらくら…いつも殆ど人の居ない東京の田舎町に住んでいるので人ごみは苦手…それでも渡月橋を渡り向こう岸へ辿り着く頃には人影も疎らになって、静けさにホッと一息つきました。 

 何やら急な階段の下に「法輪寺」の道しるべがありましたが、手持ちの地図ではもっと先の筈だし膝痛があるので急な長〜い階段は敬遠して先に進み、あと数歩先という所で我慢できず道を尋ねてしまい、余りに直ぐそこ過ぎて恥ずかしかったです。

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しかも左手のこの階段を上ってしまったら帰り道はこちらとの看板が・・・行きと帰りとで道が決まってるの? 右の写真は、「電電塔」で 電機関係の方の供養塔。 電気の功労者代表として ヘルツ(左)とエジソン(右)のレリーフが嵌め込まれています。 京都の竹がエジソンのフィラメントに使われたのと何か関係があるのかな? 

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山門をくぐり
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ああ、やっぱりどうしても長い長い階段を上るんですね・・・出迎えてくれたのは狛犬さん・・・ではなくて、あれれこれは??

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猫耳で阿と吠えているのは「虎」?  吽の方は「牛」ですね。
ということは「丑寅」 若しかして丑寅の方角で都の鬼門封じ? 
(帰宅後調べた所、虚空蔵菩薩は丑寅生まれの守り本尊とのことでした。)

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そして何故か「羊」さんも? 
(同じく調べた所「羊」は虚空蔵さんの化身またはお使いとされているそうです。)
ずっと私達を見ていたトカゲさんは若しかして?? 

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境内から張り出した舞台からは渡月橋や京都の町が一望できます。

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舞台への入口横には大きな桂の木  光がさして緑が一層鮮やかに

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青紅葉からの木漏れ日が階段に揺れて・・・うっとり見惚れておりました。

 本殿にも多宝塔にもカメラを向けていなかったことに、帰宅後初めて気が付きました。
何故だかそういう気持ちにならなかった、ということなのでしょう。 

【法輪寺】
和銅六(713)年
 元明天皇の勅願により、行基菩薩が木上山葛井寺を創建
天長六(829)年
 弘法大師の弟子 道昌僧都(どうしょうそうず)が中興、
 ご本尊に虚空蔵菩薩を安置
 道昌は、大堰川の修築や法輪寺橋(現在の渡月橋)の設置、
 船筏(ふないかだ)の便の開港等に尽力
貞観十六(874)年
 伽藍が整備され「法輪寺」と寺号を改める

吉田兼好の『徒然草』 清少納言の『枕草子』の中に登場 
応仁の乱や幕末の禁門の変(蛤御門の変)など、度重なる兵火に会うもその都度再興

「嵯峨の虚空蔵さん」と親しまれ、十三参りで有名。
十三参りの帰り道に振り返ると授かった知恵を落とすとの言い伝えあり。
虚空蔵さんは十三番目に誕生したとされる智慧と福徳の仏様。
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ももりさんとお友達との素敵な日

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 ヒレ・ステーキみたいにおっきなお肉の塊りがじんわり柔らかで、お肉本来の味が凝縮されていて、プルーンまで溶け込んだお野菜たっぷりのシチューと相まって、憧れのももりさん特製ビーフシチューは想像以上に素晴らしい美味しさでした〜 魚の形のお皿も、ももりさんのお手製です。 

 オイルサーディンは窓の大きなお台所で昔のお弁当箱に下拵えされていて、床の木の感触も匂いも神田の祖母の家にどこか似ていて、お習字教室の机等も何だか小学生の頃を思い出し、いろいろ懐かしくなってふわっとタイムスリップしたようでした。

 この他にも素敵なお手製の器に色とりどりの美しいサラダやら和え物やら苺やら、ご馳走さんがいっぱいだったのにもう戴くのに夢中で写真も撮らずにいて、記憶スケッチもこんないい加減で本当の素晴らしさがお伝え出来ず申し訳ないです。 

 ハート形の母の日仕様の桜餅、抹茶味の水無月の優しい味も忘れられません。 お友達に戴いたリンゴとシナモンのジャムも美味しくて、ケロの所に居る内に既に一瓶食べあげてしまいました。 

 貴重な資料を見せて戴きながらの書のお話、古文書のお話、流石に皆さんの目の色が変わってました! 遺された書を通して遥か昔の人の姿や性格まで浮かび上がって来て、対面対話できてしまうのですから、やはり書の世界は深いです。 端っこにしがみついて続けて行きたいです。

 取りに戻って持って来てくださった素敵な帯留の絵は、問題が生じてもいけないの載せませんでした。 須佐神社へもお参りしたいです。 ジャムもご馳走様でしたと、どうぞよろしくお伝えください。

 凛々しい少年隊(初夏の暑さでへばってましたけど)のお祭りの行列の予行演習も垣間見られ、
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ヨーコさんに嵐電の駅まで送って戴き、お蔭様で嵐山もいい風に吹かれてブラブラすることが出来ました。

 美味しいものと興味あるものに囲まれ、素晴らしいお友達と引き合わせていただき、久方ぶりに悲しみを忘れて幸せなひと時を過ごすことが出来ました。 こんな私の為に温かいお心遣い、ありがとうございました。 このお気持ちに応え、しっかり自分の道を生きて行かねばと思いを新たに致しました。
ラベル:京都
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2017年05月12日

「永遠の別れ−悲しみを癒す智恵の書」

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 「人は死なない」を読み返した後、何かきっと今の私を、この耐え難い苦しみから救いだしてくれるような本があるのではないかと探し求め、レビューの評価の中で大切な人を失った深い悲しみの中から救ってくれたとの声の多かった、

精神科医 エリザベル・キューブラー・ロス
死と悲嘆に関する分野の第一人者 デーヴィッド・ケスラー 共著の

「永遠の別れ−悲しみを癒す智恵の書」
 Finding the Meaninig of Grief
Through the Five Stages of Loss

を、4月13日(丁度主人の容態が急変して1ケ月目の夜)から読み始め、涙で文字が追えなくなるので毎日少しずつ読み進め、昨晩感動の内に読み終えました。

 『ああ、私の今の状況は正にこれだ』と思える記述が次々と示されていて、やっと分かってくれる人に出会え嬉しくて。 自分の気持ちを的確に言葉にして説明して貰える、今の状況を肯定して貰えることが、こんなにも安堵を与えてくれるものとは思いませんでした。 本書の内容は、どんな媒体にも引用が許可されていないので詳しく書くことは出来ませんが、

 エリザベスはホスピス運動の提唱者の一人で、「死ぬ瞬間」という書の中で、

「悲嘆の五段階」
 否認⇒怒り⇒取引⇒抑うつ⇒受容  について論じた人です。

 これを読み、自分が今どのような段階にいて、それは多くの人が経験する正常な心の動きであることなどが分かり、ホッとしました。 私は今、ようやく抑うつから受容へ移れるかどうかの辺りに来られたのかなと思いますが、そう思ったそばからまた前の段階に戻ったり進めたり、そういうこともまた、深い「悲嘆」の中にいる者には自然なことなのだそうです。 

 そしてまた「悲嘆」とその過程には、「秘められた素晴らしい治癒力がある」ということも教えられました。

 「悲しみ抜くことそのものに大きな癒す力がある」

 「悲しみ抜くことを自分に許さなかった人は、いつまでたっても悲しみから抜け出すことが出来ず、社会へも上手く適応していけない。」

 「愛する人の喪失を受容し、喪失と共に生きることを学べば、心の傷は自然に癒え、愛する人の死という辛く苦い経験をもった新しい自分に成長し、再び歩き出すことが出来る」

 私は今一人ですので、誰に遠慮することもなく、感情の高ぶるままに泣いたり、見えない主人と声を出して話し笑ったりもしています。 散歩に出る時は、ふいに涙が出てきて止まらなくなっても大丈夫なように、帽子・サングラス・マスクをしています。

 主人とは、退院したらまた手を繋いで散歩してくれる約束でした。 
 「手を繋いでスキップもすると、
  自律神経の調和がとれて、免疫力が上がるんだって!」
というと、
 「よ〜し、やるか!」
と冗談めかして笑っていました。 すっかり子供っぽくなっていたので、案外本当にスキップもしてくれたかもしれません。 ですので散歩に出ると右手はいつも主人が握っていてくれて、耳元で声が聞こえてきて、嬉し涙が出て来てしまうのです。 傍から見たら変な人ですよね。 以前は独り言を言って歩いている人を訝しく思っていましたが、今は親近感が持てています。 

 他の人には見えない人が見え、その人と話せる人もいるのです。

【エリザベス・キューブラー=ロス】
(スイス生まれ 独:Elisabeth Kübler-Ross 1926年7月8日〜2004年8月24日)
『死ぬ瞬間』(1969年)の著者として知られる精神科医。 今日では「死の受容のプロセス」と呼ばれている「キューブラー=ロスモデル」「喪失の五段階」を提唱。 まさに死の間際にある患者とのかかわりや悲哀(Grief)の考察や悲哀を癒す仕事(Grief work)についての先駆的な業績で知られている。

      


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2017年05月06日

忌明け

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 緑いっぱいの森の中で
 真っ白な朴の木の花がほころびました
 若葉の季節の風にのって 
 あの人がふいに笑ってくれたようで嬉しくて
 慌てて拙い絵を描きました

 皆さまのお蔭で、何とか忌明けを迎えることが出来ました。

 山桜 合掌
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2017年05月04日

ニガナ(苦菜)

明るい林床でそこかしこに黄色いニガナの花がいっぱい咲いていた。
苦菜の名の通り、葉や茎をちぎると白い苦みの強い乳液を出す。

【ニガナ(苦菜)】 キク科ニガナ属
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細い茎の上部が枝分かれし、1cm程の五弁花(時に6弁以上も)を多数つける。
株元の葉は葉柄があり細長く、上部の葉は葉柄は無く枝を抱いて短めになる。

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大株 と 小株 の 花の付き具合の比較

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ジシバリ/オオジシバリ

【ジシバリ(地縛り)】キク科ニガナ属 別名イワニガナ ハイジシバリ
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・全体に小柄でナヨナヨした感じ
・乾いた所に多く、石垣や岩の隙間などにも生える
・地面を這うように広がり、葉は余り立ちあがらない
・葉は細い柄を持ち1〜2p程の丸〜団扇で薄く柔らかい
・花茎は5〜15cm程、花は2cmほど、花期は4〜6月
・充実した花茎は上部で分かれ頭花を2〜3個つける
・ニガナ同様、ちぎると白い乳液を出す


【オオジシバリ(大地縛り)】キク科ニガナ属 別名ツルニガナ
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・全体にジシバリより大きくシッカリとした感じ
・やや湿り気のある所に多い
・地面を這うように広がり、葉は成長に従い立ち上がる
・葉はヘラ形で下部が切れ込むこともある
・花茎は10〜30p程、花径は2.5〜3pほど、花期は4〜5月
・充実した花茎は上部で分かれ頭花を2〜3個つける
・ニガナ同様ちぎると白い乳液を出す
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2017年05月03日

羨ましかった涙

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 私はずっと甲子園球児やオリンピック選手などが勝って流す嬉し涙、負けて流す悔し涙、どちらも『何て羨ましいのだろう・・・』と思って見ていました。 

 それは本当に一生懸命、己に負けず人にも負けずに一意専心、長いこと頑張って来たからこそ、流せる涙に違いないからです。 自分はそんな風に情熱を込めて生きていない、もう一生そういう涙も流せないのだろうと人生も半ば過ぎの諦めの境地でした。

 今は違います。 一生懸命、全身全霊を込めて愛したから、彼の為に生きて尽くしたから、喜びも悲しみも分け合って夢を持って共に歩んできたから、恋しくて懐かしくて悔しくて悲しくて寂しくて、声が聞こえたり気配を感じたりして嬉しくて・・・こんなにも涙が後から後から流れ落ちるのだと思います。

 これは情けない涙なんかじゃない、
 あの「羨ましかった涙」のように、
 懸命に生きたからこその誇らしい涙です。 

 ごめんなさい、あなたの嫌いな自慢話、かな。
 叱られる、かな。
posted by 山桜 at 15:58| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月02日

ギンランがいっぱい!

私の散歩コースのあちこちでキンランが増えてきているのは感じていたが、ギンランも無いかと探していたら、公園の外れの芝生の中にポツンと一株、びっくり! まさか、こんな所に・・・散歩帰りの夕暮れ時で見間違いかと思ったが、近づいてよくよく見れば、やはりギンラン・・・いやいやこの花序より長い苞葉は、ササバギンラン? 

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翌朝、もう一度明るい光の中で確認。 やはりササバギンラン(笹葉銀蘭)だった。
花序のすぐ下、一番上の2枚の葉に見える苞葉が花序より長く伸びていて、葉の形が笹の葉のように細長い。
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遠くまで見に行かなくても、地元にもちゃんと咲いているんだなぁ たった一株だったけれど、みつけられたのは、またまた主人のお助けかと嬉しくなった。

数日後、ひと山越えて郵便局に切手を買いに行った帰り道、下の道と上の道どちらか迷ったけれど、『行きと違う道にしたら?』との主人の囁き声に従って下の道をゆくと・・・うわ、あれあれ、今度はギンラン!?

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日影の道で、か細いながら蕾をたくさん付けてちょっと傾きながら健気に立っていた。 やはりササバギンランに比べると、小さくて柔らかな雰囲気がする。 葉の形もやや丸みを帯びていて細長くはない。 

周りの地面も踏みつけたりしないようにそっと気を付けながら写真を撮っていたら、あれれ、すぐそこにもまたギンラン、えっ? あれ? うわ! その向こうもその奥もギンラン?? よくよく見れば、そこら中道沿いがギンランだらけだった・・・。 もう、びっくりビックリ!!

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写真は全部違う個体。 何株あるか数えたかったけれど、切手を貼って回収時間までに投函せねばならなかったので、時間がなくて断念。 写真も慌てて取ったので、ピントが甘くてああ残念。

下草刈りの時期がちょうどギンランの芽生え前で、刈られることもなく伸び行く時も他の草に邪魔されることなく、伸び伸びと育つことができたようだ。 奥多摩で目を皿のようにしてやっと一株みつけて大喜びしていたのに、こんなに身近に数えきれないほど咲いているとは、今まで気づかないでいたことが情けなかった。

これからも身近なフィールドをもっともっと見直さねば。

追記: 薄暗い中でよく確認せずに急いで撮ったままだったが、よくよく写真を見直すとササバギンランが混じっているような・・・? 有毛か無毛かで判断しようと見に行った時には、もう一株も残っていなくて残念! 刈り取られてしまったのだとしたら来年花が見られるか分からないが、また見ることが出来たらきちんと同定し直します。
posted by 山桜 at 23:03| Comment(5) | TrackBack(0) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする