2018年01月21日

色んなお餅

 むさしの自然観察園での自然塾のお餅つき、一昨年初めて参加したきり、去年も今年も私事あり残念ながら参加できませんでしたが、今年はその後の話し合いや研修には何とか間に合い、みんなで力を合わせて搗き来園者の方々にお配りした残りのお餅を頂いて参りました。 働かないで頂くばかりで・・・恐縮です。

 この写真では、色合いが分かりにくいですが、白い普通のお餅の他のものは、

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 どんぐり、栃の実、きび、あわ、などの粉を搗き合せたお餅です。 神様、仏様にお供えした後、最初は何も味をつけずに頂き、古の人々の気持ち、特に今年は戌年なのできび餅は桃太郎のお供の犬の気分で、
 「一つくださいお供します、ワン!」
さて、今年はひとつ鬼退治に出かけますか。


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月20日

ユーカリの花

 夢の島の橋の上で見慣れない花を見つけ、急いでいたのでとりあえず写真を撮っておきました。 

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 どんどん歩いていくと表皮の剥けた青白い木立が、おっと、これは見たことが・・・

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 「ああ、ユーカリ!」
 そういえば、橋の名前って「ゆうかり橋」?? ひらがなだったので全然頭にユーカリが浮かんできてなかったのが我ながら可笑しかったです。

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 こちらの細い葉っぱに蕾がいっぱいのもユーカリの仲間ですね。 花が咲くのが楽しみです。

【ユーカリ】フトモモ科ユーカリ属 はコアラの食べ物として有名ですが、なんと500種ほどもあるそうです。
 「フトモモ」は沖縄ではフートーと呼ばれるバラの香りのする果実を付ける植物で、かつては栽培されていたものの現在では廃れて野生化しているそうです。 中国名「蒲桃(プートゥ)」から由来の名前で、艶めかしい?太ももとは関係ありません。

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 そうそう、こういう丸い葉っぱのユーカリもありましたっけ。 観葉植物としても可愛いですよね。
まだ、それぞれの品種名まで分からなくてすみません。 分かり次第追記します。

 今まで山寄りの植物に偏っていたので、これから海浜・南洋・熱帯の植物の勉強をしようと思っています。


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2018年01月19日

知らなかった

  知らなかった

生きたまま半身引き裂かれ
鋸でひかれるが如き痛みを

君去りし病室の窓見上げ
おろし金でえぐられるが如き痛みを

梅、桜、海棠、桃 花それぞれの思い出に
しくしくと染み込む如き痛みを

連れ立ち歩くご夫婦と すれ違い
細い細い針で刺しぬかれし如き痛みを

君休みしベンチ正視できず
異空間の捻じれに引き込まれんが如き痛みを

君の好物に手を伸ばし やめ
開いた穴に風吹き込むが如き痛みを

話しかけ応え無き部屋の
キリリと凍るが如き痛みを

紅葉下 物思う君の後姿無き道で
赤き涙はらはらと吹き出し痛みを

われ知らぬ君が世界ありき知り
チリチリと火に炙られるが如き痛みを

君が苦しみの深さ気付かず過ごし日々悔い
心臓を押しつぶされるが如き痛みを

この世にこんなにもたくさんの痛みがあることを
知らずに過ごしてきたのは
みんな貴方のお蔭だったのに

そんなことも 知らなかった


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posted by 山桜 at 23:59| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月17日

いつも忙しいエナガちゃん

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【エナガ(柄長)】エナガ科 
 メジロよりやや小さめ、胴体は(特に寒い時)丸みを帯び、尾が長い。

 コンパクト・デジカメでは高い木の梢を飛び交う可愛いエナガたちを捕えるのは至難の技、それでもこの可愛い小鳥を見かけたら撮りたくなるのですよね〜 この日は、里帰りしていたケロと湖畔を散歩していてエナガの群れに遭遇! そこら中にいっぱいいるのに、一羽としてじっとしていてはくれなくて、やっとどうにか姿を収められたのがこの一枚。 チョコマカ羽ばたいて実に忙しそうでした。

 鳥見をするなら望遠付きカメラですよね・・・重たくてもうず〜っとしまいっ放しです。 時間も出来てきたことだし、引っ張り出してみようかなぁ

 因みに「エガちゃん」ではなくて「エナガ(柄長)」ちゃんですから、お間違いなく。

 長い尻尾を柄杓の柄に例えた名前です。 その証拠に「エナガビシャク」「エビシャク」という異名も持っています。 長い尻尾でバランスをとって枝につかまっている様子は、正に茶釜に口をかけた柄杓のようです。


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梅も咲き出しましたね^^
ちょっと風邪気味、1クリック頂けたら元気回復?
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posted by 山桜 at 20:02| Comment(2) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月16日

ちょっとだけご褒美

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 字が小っちゃくて、難しい用語だらけで、ものすごいページ数があって、必要書類を集めるのに一件一件につき何週間もかかって、何度もやろうとしては先延ばしにしていた申告書作成をやっと終えて提出してきました。 もっと早く余裕をもって始めればいいものを・・・と毎度思うのですが、それが出来ない性格って治りませんね。 締切が近づいて切羽詰まらないとダメで情けないです。 先延ばしにすればするほどストレス溜まって精神上も良くないって分かっていますのにね。

 その後にこれも先延ばしだった持病の経過観察の為に病院へ行き、異常なしでホッと一息。 

 自分にしては頑張ったご褒美にケーキを二つ買って帰りました。 主人は褒めてくれるかな。 一緒に(私のお腹に二つ入りますが^^;)いただきま〜す! 


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posted by 山桜 at 19:47| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月15日

井の頭池・かいぼり29

 新年観察会の開催日は一年前から決まっていました。 その頃の予定では、かいぼりは終わっている筈でした。 ところが何がどうしてこうなったのか(若しかして昨今の「池の水ぜんぶ抜きました」ブームの影響あり? いや、これは全く勝手な想像です)同じ日が「かいぼり祭」となって、それを知ってからの私たちの気苦労といったら・・・何とか無事に終わって、ホッとしております。 先ずは観察会とは別に、かいぼりの様子のお知らせです。

 「かいぼり」については、都立狭山公園の「たっちゃん池のかいぼり」の記事をご覧ください。

「たっちゃん池」は今も昏々と水がわき出ている為、カラカラに乾かすまではいかないのですが、井の頭池(お茶の水池・弁天池・ボート池・瓢箪池を併せた名称)の湧水は既に殆ど涸れてポンプで汲み上げている状態なので、そちらを止めれば徐々に干上がっていくのでしょう。 それでも弁天池周辺は未だどこからか水が湧いているような気が・・・だとしたら嬉しいことです。

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 既に大人のヒザ程の水深になっており、水底に沈んでいるものも見えていましたが、初回の時のようなヘドロの中から自転車やオートバイなどの投棄物の山(千と千尋の神隠しのオクサレサマのようでした)とはならず、そういう意味でも「かいぼり」の良い影響が表れていますね。

 今回、変わったとこでは、入れ歯や携帯などが出て来たそうな。 入歯を見つけた人はギョッとしたでしょうね・・・嫌だなぁ、絶対に拾いたくない。 でも、水に映った肉を咥えた自分に向かって吠えて肉を落とした犬の話みたいなシーンが浮かんでちょっと笑えます。 いや、落とした人は哀しかったでしょうね、笑ってすみません。 そして携帯にはどんな人間模様が・・・データ復元するのでしょうか??

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 沢山の方々が寒空の下、水に浸かっての作業をされていました。

 「かいぼり」によって、最初のかいぼり2014年では井の頭池の生息数の殆どを占めていたオオクチバス(ブラックバス)、ブルーギル、ソウギョ、コイなどの外来種が駆除され減少し、それらによって捕食されて減少していたこのような可愛らしい在来種が、なんと全体の8割を超えるほどに驚異的復活を遂げていたそうです!

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 ウキゴリ?(ハゼ科) 正面      横

PB268926 (210x158).jpgPB268927ナマズ (218x290).jpg
 スジエビ(テナガエビ科)     ナマズ(ナマズ科)
 
 小型の在来種のお魚が増えると、それを餌とするカイツブリも増えて、拙ブログの古くからのお友達でもあり、井の頭池の「かいぼり」の発起人でもある、カイツブリとカラスウリを愛する観察人Tさんもどんなにか喜ばれていることでしょう。

 水底に光が届くようになって、弁天池の埋土種子から発芽、復活したのが、こちら

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 イノカシラフラスコモ(シャジクモ科)

 綺麗な湧水の流れ中でこのような藻が木漏れ日を浴びて揺れ、その中を小魚たちが泳ぎ、水鳥たちがそれを追って潜水する姿、有志の皆様のご努力により、きっと見られる日が来ることでしょう。

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2018年01月12日

−7℃のハイキング

 新年御岳山〜奥多摩ハイキングの本番は、御嶽の駅前で−5℃、ケーブルで上がったら更に下がって−7℃、頭の芯までキ〜ンとしびれるような冷え込みでした。 

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奥多摩駅へ向かう帰路で複雑な模様を描いて凍りついた川魚の養殖池

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御岳山ケーブル山上駅前広場から初めて男体山などの日光連山まで見えました!

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ガマガエルの山容を見せる双耳峰の筑波山と関東平野

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大鳥居前の手水からこぼれた水もたちまち氷柱に

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狼さんはきりりとしまった空気の青空にすくっと雄々しく神々しく

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 下山後は奥多摩駅傍の蕎麦店「おく」でお客さま方と一緒に新年会。 常連の方々も新しく参加された方々も打ち解けて、零下の気温下から暖かい店内でくつろいで、乾杯前から鼻もほっぺも真っ赤になりながら、今までの思い出やこれからのハイキングへの話でも盛り上がり楽しいひと時でした。 
 お蕎麦の方は、先日の下見時は田舎せいろを頂いたので、今日は天せいろ、海老天なしでお手頃値段が良いですね。 田舎は蕎麦皮の黒味ありコシが合ってそばの香り豊か、噛めば噛むほどそば粉の美味しさが味わえます。 せいろの方はやや色白でツルリとしたのど越しが天ぷらと一緒に頂くのに向いていると思いました。
いつも美味しいお蕎麦と優しい笑顔、ご馳走様です。


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ラベル:御岳山 奥多摩
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2018年01月11日

あすなろキジバト

 カワウの漁を見ている間、どうも気になったのがこの子です。

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 よ〜く見ても、どう見ても、キジバト、です。
 陽だまりだから多少暖かいのでしょうけど、なんでまたこんなベトベトの水辺(というか水に浸ってます)にうずくまっているのでしょう? 時々水の中に入ってパタパタっと水浴びしては、またここに戻って蹲っていました。

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 どうやら、じ〜っとこのカルガモやカワウなどの水鳥たちの様子を眺めているように見えました。 若しかしたら、水面に浮かぶ鳥たちに憧れてしまったのかも? いつも公園に来て居て大きなスワンボートたちも見ているでしょうし、あんな風にスイスイと水面を気持ちよさそうに移動出来たら・・・と、いつしか憧れてしまっても不思議はないです。 

 そうか、さっきのパタパタは水浴びではなくて、池の水が浅くなったチャンスを逃さず、水に浮いてみようと挑戦したのかも!

 「明日はヒノキになろう」
とヒノキにあこがれ続けたアスナロの木のように、
 「明日は水鳥になろう」
と願うあすなろキジバトの夢が叶う日がいつか来たら、ビッグニュースになりますね・・・応援しつつ、見守っていきたいと思います。 (すごい勝手な思い込み?)

 なんて、観察会の下見なのに、どうしてこう直ぐにぼんやりと道草ばっかり食ってるんでしょう。 もう一度最初から時間を計り直さなければいけないようです。 ヤレヤレ


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posted by 山桜 at 15:15| Comment(9) | 山川・自然観察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月10日

カワウさん、食べ過ぎじゃ…?

 井の頭恩賜公園の池の「かいぼり」の為の水抜きが進み、池畔に浅瀬が出来ていました。 カワウがこっちを気にしながらも悠々と泳いできたかと思うと・・・

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 やおら水中に消え

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 あら、尻尾が出てる! そっかぁ、浅いんですね。

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 お魚、ゲットオォッッ!!

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 その後も、もはや入れ食い状態、潜っては呑みこみ、潜っては呑みこみ・・・

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 何故か、潜るときは画面の右から左に向かって消え、お魚を取って上がってくるときは左向きで出てきます。 捕まえたら、水中でグイッと向きを変えて逃がさないのがテクなのかな?

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 あれっ、澄まして泳ぎ去ろうとしていますけど、ちゃんとくちばしの中にお魚くわえてますよ。 連続で飲み込むの、疲れちゃったのかなぁ。 流石にちょっと一息つかないとね。 見てるこっちも疲れました。 でも、そんなことでは鵜飼のお勤めは厳しそうね。 あ、そうか、鵜飼の鵜はウミウだったかな? 確か日立の海の岸壁で鵜飼用の鵜を捕まえる番組を見たことがありました。

 その名も「鵜の岬」でした! こちら⇒「観光いばらき+」でご覧いただけます。

 そもそも、このこは本当にカワウなのかな? ウミウがここまで来ることだってあるかもしれない。 ウミウとカワウの見分け方は、くちばしの付けの黄色い部分が口角中心に>と尖っているのがウミウ、(下の部分が)」のように鈍角なのがカワウ、とあるが、私のこんな写真では全然わかりませんね。 今度見かけたら、よ〜く観察してきます。

*撮ってきた写真の中から分かりそうな顔を拡大してみた所、やはりカワウでした!(ホッ)
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2018年01月09日

赤雲丹で一献

 長いこと生きていると、思わぬ幸運に出会うことがある。 
 神様からのご褒美かな。 贈り主は仏の化身かな。
 なんともはや、ありがたや、ありがたや・・・

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 産地以外には殆ど出回らない食通垂涎の的の「幻の雲丹・赤雲丹」が、巡り巡って私たち母娘の年初の口福に・・・
 海の恵みを凝縮したこっくりとした色合い、そして口の中で容易に溶けない濃厚な甘旨味、ゆっくりとほぐれて磯の香が口中を満たした頃合いで、スモモ釉の杯で神亀を一献・・・こうして書いていても岩場の波濤の如く鮮烈に蘇るあの美味しさ、この一年「赤雲丹思い出し酒」で楽しめそうな・・・こくり。 
 
 嗚呼、心よりありがとうございます。 
 真にまことにご馳走様でした。 


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posted by 山桜 at 00:00| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月08日

晴れの日のあなたへ

 なんということか・・・暫くは言葉も出ないまま茫然と立ち尽くした。
 「はれのひ」という名前を掲げながら、この日の晴れ姿を楽しみに待っていた新成人の、そのご家族の心を踏みにじって逃げるとは、どんな心根の者等なのか。 詫びて裁きを受けよ。 このまま雲隠れして生きようと、天は断じて許さじ。

 哀しい思いをした若人よ。 冷たい雨の後に暖かい日が差すように、どん底と思われるような境遇でも自ら前を向いて進めば、道はみつかる。 みつからなければ自ら拓け。 懸命に衣装を揃え着付けをして送り出してくれた人が居たように、思いもかけない災難に遭っても救いの手を差し伸べてくれる人も居る。 救われたならその分誰かを救おう。 君たちは門出にたくさんの教訓を得た。 幸せは自分の心が生み出すもの。 自ら可哀想な自分になるべからず。 周りの人をも幸せにする大人となれかしと心より祈りを捧ぐ。


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皆に明るい春よ来い!
ラベル:成人式
posted by 山桜 at 23:31| Comment(2) | 時事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月07日

門松の雌雄(赤松・黒松)

 今日で松の内も終わりですが、門松は本来、
左(向かって右)黒松=雄松  右(向かって左)赤松=雌松
を用いて作られていたものだそうです。 陰陽で一対ということでしょうか。

 松は祀るにも通じ歳神様の依代として相応しいとされますが、一方で、東京の府中の大國魂神社の境内には一本の松もなく例え植えても枯れ、氏子さん方は門松に松を用いません。 これは大國様と八幡様が散歩をしていて日が暮れ、八幡様が宿を探しに行ってくると言ったまま戻って来られず(今の八幡町・武蔵国府八幡宮=府中八幡に先に鎮まられた為)、待ちぼうけとなってしまった大國様が、
 「待つ(松)は嫌いじゃ」
 「まつは憂いもの、つらいもの」
等と仰ったことからなのだそうです。 先に葉のついた長い竹だけが門に立てられている風景はなかなか清々しくて良いものです。 

 すみません、話がそれました。

 雌松・雄松といっても、アカマツ・クロマツは同じ種の雌雄ではなく別の種なのですが、見た目が優しいアカマツを雌松(めまつ)、雄々しいクロマツを雄松(おまつ)と呼び慣わして来たものです。 なかなか並べて見比べないとその違いが分かりにくいと思いますが、たまたま幼木が並んで生えていたので見比べてみました。

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PC209603 (207x310)クロマツ.jpgPC209604 (207x310)アカマツ.jpg

【クロマツ】         【アカマツ】
 葉が太く先が尖って痛い    葉が細く先は痛くない
 冬芽は白っぽく鱗片は     冬芽は赤く鱗片の
 殆ど反り返らない       反り返りが目立つ
 成木の樹皮は黒っぽい     成木の樹皮は赤い
                (特に上部の剥けた部分)

 幼木で樹肌で見比べることはできませんが、丈が低く葉と冬芽を近くで見て触れられたので違いが良く分かりました。 クロマツの葉は太く固いのでピンピンと針の如く張った感じ、赤松の葉は細く華奢で捩れがあり風にもそよぐ感じがしました。 何より、冬芽の色と鱗片の様子が全く違うので、区別しやすいですね。

 もし、未だ明日の朝、残っている門松があったら、赤松か黒松か観察してみてください。


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2018年01月06日

お犬さま

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 武蔵御嶽神社拝殿前の狛犬さんは、山犬とも呼ばれる狼(オオカミ)の姿です。 白い山犬で、白鹿の姿をした邪神に行く手を阻まれた日本武尊を救い、この地に祀られたとの伝えです。 「もののけ姫」のモロの一族、シシガミ様、アシタカのモデルのようにも思えます。 
 戌年の今年に備えてか、長い間工事中だった本殿などの修復も完了し色鮮やかに蘇っていました。

PC229645 (207x310).jpgPC229653御嶽神社 奥の院 (207x310).jpg
蘇った拝殿で鈴もキラキラ      奥宮の遥拝所

 武蔵御嶽神社では、「太占(ふとまに)」という、牡鹿の肩甲骨の裏に溝を掘って火で炙り、生じたひび割れで今年の実りなどを占う行事が今も続けられています(1月3日非公開)。 

P4274395ウワミズザクラ (207x310).jpg その炙る火を熾す薪に使われていたのが、ウワミズザクラ。

「占溝桜」「裏溝桜」から転じた名前です。

 古事記にも記されている古名は「波波迦(ハハカ)」。 とても固い材です。

 桜らしからぬ白い穂状の花を咲かせ余り気付かれませんが、武蔵野の里山にも普通に生えており、赤い実が散る頃には少しだけ「何の実?」と話題になります。 
 
武蔵御嶽神社については、以前の記事も合わせてご覧いただければ幸いです。
2016年1月12日
「氷華シモバシラと御嶽神社初詣(下見・本番)」
2017年7月27日
「御嶽と御岳」


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2018年01月05日

葉っぱに書初め?

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 これは、ハイキング中の小学生が見つけてくれた自然の匠の技、大人もその見事さに歓声を上げて驚きました!
 マユミという木の葉が枝先で重なって垂れ下がっていた状態で紅葉し、日の当たった部分は表面のクロロフィル(緑の色素)が分解されアントシアニン色素の赤に、当たらなかった部分は未だクロロフィルが回収されずに残っておりくすんだ緑、ジカキムシ(字書き虫、絵描き虫とも=ハモグリバエ/葉潜り蝿の幼虫)が表面の色素の部分を食べ進んだお蔭で、赤側は下層のカロチノイドの黄色が、くすんだ緑側はクロロフィルの緑が出ているという仕組みなのかなと思いますが、そんなことは考えず、ただただその不思議さにうっとりするのが一興ですね。
 
PC269713マユミ (213x320).jpgPC269712 (213x320).jpg

 こちらは持ち帰って押し葉にしたもう一枚の葉です。 文字というより縁取りですね。 そして裏側にはジカキムシくんの足跡が見えていません。 この薄い葉の中でそれだけの細胞の層の重なりがあるということ。 この世には、目に見えているようで見えていない世界があるということ。

 「見えぬものでもあるんだよ」(金子みすず)


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2018年01月04日

朝な富士・夕な富士

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 多那都物百之木草母天照須日乃大神之米具美延弖許曾
 たなつものもののきぐさもあまてらす
            ひのおおかみのめぐみえてこそ  

 朝與比尓物喰毎尓豊受氣能神乃米具美袁思閇世之人
 あさよひにものくふごとにとようけの
            かみのめぐみをおもへよのひと

      本居宣長(もとおりのりがな)食前食後の歌

朝な夕なに富士山を拝み、健やかに食事を頂ける幸せに感謝いたします。

 それにしても言葉と文字とは、面白いものです。
 
 人が以心伝心が出来た頃には言葉さえ要らなかったものが、段々と人が増え人と人の間に隔たりが出来ると誰にでも同じように伝えることが出来る言葉が必要になり、やがて約束の証拠を残す為に文字まで必要になった、とすれば、長い間文字を持たずに仲良く暮らしていられた私たちのご先祖様は何と幸せだったことか。

 しかしまた、一旦、文字を手に入れたご先祖様たちは、面白い道具を得たように自由自在に活用を始めた訳で。 漢字の意味や音を巧みに使い分けて自分たちの言葉を書き表す遊びは、大層面白かったのでしょうね。 自分の智慧と教養の見せどころでもあったことでしょう。 

 それをまた「書」として書き表す楽しみまで得てしまうと、遂には「仮名」や「カタカナ」まで生み出し、それらを書き易い美しく滑らかな和紙を漉き、果ては重ね継ぎまで施した料紙に独自の散らし書きの美まで到達してしまうとは、まぁ、つくづく遊び好きな民族だなと嬉しくなってしまいます。

 私も随分とその血を受け継いでいるようで、
 「遊びをせんとや生まれけん」
興味が湧いてくる限り、楽しみをみつけながら生きていけそうです。

 とうとう哀しみの底にまで興味が湧いて、潜りに潜って底の石を拾って浮き上がって参りました。 どん底の石でもお日様の光に当てればポカポカと温まり、お月様の光に当てればすうっと清らかになります。

 こんな私でもまだまだ「天地に遊ぶ」人で居ることができるようです。 


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2017年12月31日

「哀」より「愛」

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      光ふる窓辺にまどろむ君ありて 
        ねいきたしかむ日々ぞ恋しき  山桜

 拙い絵に今の思いを添えて、年末年始欠礼のご挨拶をお送りしましたところ、勿体無くも身に余る優しいお気持ちのこめられた歌やお便りなどをたくさん頂戴いたしました。 このように歌に歌で応えてくださる「相聞歌」での心のやりとりも嬉しく、ここに残しておきたく存じます。 お名前を伏せましたが、お断りなき掲載をお許しください。 
 
 逝きてなお想い重ねてある貴女の
           日々のいとなみ笑顔うれしき
 
 病む夫の寝顔に安らぐ君もまた
      美しき秋の絵画のごとし(逍遥・Mさま)

 ぬくもりを抱きて山路をゆく君の
      御身にやさしき木漏れ日そそぐ(逍遥・Mさま)

 思いつつ寝ればや人の見えつらむ
           夢と知りせば覚めざらましを

 また、或る方は、石蕗(ツワブキ)と杜鵑(ホトトギス)の花言葉を教えて下さり、
 「知っていて描かれたのですか?」
 「そうでないとすれば、神懸り的なものを感じます。」 
 とまでの仰せで、ちっとも知らずに描いた私も驚いてしまいました。

 ツワブキの花言葉:
 「愛よ甦れ」  「困難に負けない」 「先を見通す力」
 「いつも笑顔」 「謙遜」 「謙譲」

 ホトトギスの花言葉:
 「永遠にあなたのもの」 「秘めた恋」 「秘めた意志」
 「恥ずかしがり屋」 「永遠の若さ」

 どれもこれも、主人からのメッセージ、また、私から主人へのメッセージのように思え、一つ一つの言葉が何度読んでも胸に沁みて参ります。 

 最後の最後に「心からの愛」を伝えてくれて、ありがとう。
 花言葉での伝言もしっかりと受け止めましたよ。
 私の気持ちも受け止めてくれていますよね。

 「恥ずかしがり屋」の あなた、
 口下手だけれど、秘めた意志はとても強い、あなた
  ボブ・ディランの "Forever Young" が好きな あなた
 今も変わらず傍に居てくれて、ありがとう。


 多くの方々より沢山の温かい励ましをいただき、何とかここまでやってこられました。 心より御礼申し上げます。 またしても友達に会いに出かけたケロが帰ってきたら、沢山お喋りし好物を並べて盃を傾けながら、お蔭様で無事に歳が越せそうです。 

 皆さま、どうぞ健やかに佳き歳をお迎えくださいませ。   

                     山桜 拝


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ねこ・さる・とり

 干支の話になると、不機嫌になるのが、こちら、

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 ねずみに騙されて神様の招集に間に合わなかったとか。
 塀の上からこちらを見下ろす目がキラリ✨

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 猿は、とうにお呼びでないとばかりに駆け去り、

PC279753キジバト (210x140).jpgPC279785 (210x140).jpg

 キジバトのご夫婦は、
 「酉年もそろそろ終わるわねぇ」
と、眠たそうに日向ぼっこ。

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 ダイサギさんも、そろりそろりと、
 「さぁて、お次がよろしいようで・・・」
と後姿をみせて去っていこうとしています。

 戌年は、どんな歳になるのでしょう。 
 精一杯、見守ってくれている人に恥ずかしくない生き方をして行こうと思います。


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2017年12月30日

サワガニの哀願

 山からの帰り道、よろよろとサワガニが足元に現れ、なんと頭を下げるじゃありませんか・・・

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 「た・す・け・て・・・」
 「ええっ??」
 思わず掌を延ばすと攀じ登って来て、この切ない表情でじっと見詰められ、

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 「もう、寒くって、動けないんです」

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 「お願い、沢に戻して・・・」

 手の届くところの水場でそっとはなしてやりましたが、果たしてこの急にやって来た寒さの中で生き残れたでしょうか。 ああ、ホント、みんな一生懸命生きているのね。 
 私も、メゲズニイキマショウ。 ありがとう。


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江の島 from 高尾山

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 シモバシラの氷華結晶が見られたこの日、高尾山から江の島がくっきりと見えました。 真ん中辺りには「シーキャンドル」とも呼ばれる独特な形の展望灯台も見えますね。 この写真はかなり拡大したもので、実際は下の写真のように見えます。 

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 高尾山は標高599mの低山ながらをに遮る高い山の無い広大な関東平野の端っこにあるので、空気の澄んだ日には、このように海まで見渡せます。 それでも江の島がこれほどくっきり見えたのは、私にとっては初めての経験で感激でした。


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2017年12月26日

「木蘭の涙」by Stardust Revue

 私が哀しみの中に居ることに思いを寄せて、何人かの方より、スターダスト・レビューの「木蘭(もくれん)の涙」について、
「この曲を知っていますか?」
「今の貴女と重なって・・・」
とお便りをいただきました。

 以前から知っていた曲でしたが、今、この境遇になって耳を傾けると、その歌詞が痛い程に胸に響き、思いが堰を切って溢れ出します。

「木蘭の涙」Stardust Revue official Youtube channelより
https://www.youtube.com/watch?v=PXiDYEhsuS0

 この世の中には何と多くの心打つ歌があったのだろうと、こんなにも人の心を震わせるとはなんという才能なのだろうかと、このような身になって初めて気が付きました。 人は哀しみに会って初めて人の哀しみを知るって本当のことですね。 優しいお気持ちを寄せて下さり、本当にありがとうございます。


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2017年12月24日

氷華シモバシラ/富士山(扇山・百蔵山)

 今宵はクリスマス・イブ、自然が生み出した美しい造形をお楽しみください。 12月12日の扇山・百蔵山でのシモバシラ達と秀麗富士山のお姿です。 5日の下見の際に、シモバシラ(シソ科)の群落があちこちにあるのは確認していましたが、まさか1週間後にこれ程みごとな氷の華を結晶してみせてくれるとは思いもしませんでした。 神様、仏様、ご先祖様、そしていつも傍で助けてくれる大切な我が君に感謝です。

<2017-12-12>
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練りに練られた飴のような光沢・・・

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一つとして同じ形はなくついつい魅入って・・・

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起こり始めの竜巻のような・・・

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ふわふわの綿菓子のような・・・

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マリー・アントワネットの巻き髪のような・・・

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扇山への途中、ベンチからの富士山です。

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ドレスのドレープのような・・・

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踊り子のスカートのような・・・

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これは、プロペラ??←ダヴィンチのヘリコプターのイメージです

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もう何と形容してよいやら語彙が貧困で・・・

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なんだかもう、そこらじゅうに無数に有り過ぎて、何が何やらどうしてよいのか分からない状態の私でしたが・・・

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ああ、この神宿るやうな気品、圧倒されました。  

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【大月市秀麗富嶽十二景の6番 扇山山頂からの富士山】

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【大月市秀麗富嶽十二景の7番 百蔵山からの富士山】

氷の華・シモバシラとは
 主にシソ科の宿根草(多年草)である、シモバシラやカメバヒキオコシなどの地上部に枯れ残った茎から発生する氷の結晶。 地下でまだ活動を休止していない生きた根から吸い上げたれた水分が、枯れた地上部の茎を毛細現象で上り、茎のひび割れから少しずつ染み出して凍っていったもの。 特にシソ科は茎に4本の稜があり(断面は四角)その4辺から染み出して丸く結晶すると4枚の花びらになり氷の華と呼ばれる姿となる。 水分量、気温、風向きなどにより様々な形に結晶するといわれる。


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2017年12月21日

ぶらり江戸散歩「月の松」清水観音堂

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国立国会図書館「錦絵で楽しむ江戸の名所」より

 上の写真の「月の松」は、2012年に150年ぶりに江戸時代の安藤廣重の錦絵にも描かれた、松の枝で満月を表した姿を復元したものです。 山桜も当時訪れて写真も撮ったのですが、探してもブログのどこにも残っておらず、どうやら例のごとく記事にし損ねていたようです。

 看板が邪魔な位置にあるわ(勝手な物言いですが)大勢の人で賑わっているわで、なかなか錦絵通りの構図にはなりませんでした。 松の枝振りも向こうの風景も随分違いますけれど、なかなか面白い試みであり、このような姿に松を育てられたのは大変なご努力の賜物と思います。 江戸っ子の心意気、今も生きるです。

 因みに「月の松」のある清水観音堂は京都の清水寺をを見立てたお堂で、この写真を撮りましたのも小さいながらも「清水の舞台」からです。

 二代将軍徳川秀忠公から上野の山を寄進された天海大僧正が、平安京と比叡山の関係に倣い「東叡山寛永寺」を開き、比叡山が京都御所の鬼門(艮=東北)を守るように、江戸城の鬼門の守りとし、上野の山に比叡山や京都の有名寺院になぞらえた堂舎を次々と建立された中の一つということですね。


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2017年12月20日

ぶらり江戸散歩「妻恋神社」

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 神田の家「井政」の風情に遠き日を懐かしんだ後、道なりに上野方面へ向かいますと「妻恋神社」がありました。 

 伝えによれば、関東制圧中のヤマトタケルノミコト(倭建命『古事記』/日本武尊『日本書紀』と表記)一行の東京湾を三浦半島から房総半島へ渡る船が荒波に翻弄される中、荒ぶる海神を鎮める為、妻のオトタチバナヒメノミコト(弟橘姫命)が海に身を投じ波に飲み込まれてゆきました。 無事渡り終えたヤマトタケルノミコトは、妻の消えた海に向かい妻恋しと、

「吾妻(あづま)はや・・・、吾妻はや・・・、吾妻はや・・・」

と三度呼びかけられました。 
これが関東を「あずま」と呼ぶ由来とされています。
また妻を恋するあまり滞在地から離れられず、

 君さらず 袖しが浦に立つ波の その面影をみるぞ悲しき

の歌を詠まれたとされるのが今の「木更津」で「君去らず」が名前の由来とされています。
また姫の袖が流れ着いたとされる所は「袖ヶ浦」と呼ばれています。 片袖がそれぞれ、袖ヶ浦市と習志野市の袖ヶ浦に漂着したというのも、なんだか信憑性がありそうですね。

 妻を恋するヤマトタケルノミコトの思いを、東征の途中に一行が立ち寄られたされるこの郷の衆が鎮め祀り給うたのがここ「妻恋神社」ということです。

 稲荷神社も合祀したことにより、江戸時代には「妻恋稲荷」と呼ばれ、「王子の稲荷」と並び人気を集めたものと言われます。

 ヤマトタケルノミコトについては、古事記と日本書紀とではかなりそのご性格や物語に違いがありますし、源義経にも通じる「判官贔屓」の心情でその頃の英雄伝説が融合統合されて膨らみ美化された部分もあるようですが、概ね、がっしりとした体躯、女性に好まれる風貌(妻の数の多いこと!)、勇猛果敢、関東征伐に向かって成果を遂げたものの、父(第十二代景行天皇)にはその力ゆえに恐れられ疎まれてしまった「悲劇の英雄」ではあるように思います。

 社殿は残念ながらコンクリート造、気付けば鳥居からの風景しか撮っておりませんでした。 こういう神社は大勢でではなく、改めて一人でしみじみとお参りしたいものと思います。


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2017年12月19日

「RED LUCKY TRAIN」

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 駅に見慣れないちょっとレトロな塗装の電車が止まっていて、撮り鉄と思しき人々が三脚まで立て、しきりにシャッターを切っていたので、何が貴重なのかも分からず、ツイツイつられて撮って来ました。 電車から降りた時も、思わぬフラッシュを浴びたので何事かと驚きましたが、どうやら西武鉄道でも一編成しか走っていない「RED LUCKY TRAIN」というもので、見られたら幸せになれるのだとか

 この日は井の頭公園のスワンボートの中の眉毛のハンサム・スワンにも2週続けて一目で出会えたし、何かいいことあるのかなぁ 


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2017年12月18日

氷華シモバシラ(高尾山)

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<2017-12-18 高尾山>

 今年は氷の華「シモバシラ」の結晶の当たり年で、先日の扇山・百蔵山に続き、東京ではシモバシラの山として有名な高尾山でも、もう勿体無い程、さまざまな形の結晶を見ることが出来ました。 

 この日朝8:00の気温は0℃(ケーブル高尾山駅温度計)

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 稲荷山コース入口階段を上って直ぐ右手の斜面 カシワバハグマの茎にできたシモバシラは、細く長く上の方まで登って結晶していました。 (シモバシラやシソ科の植物だけにできる訳ではなく、この季節に未だ根が生きて水を吸い上げている日影の植物で条件が合えば、このような結晶が出来ます。)

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 シモバシラが結晶するには零度以下の気温が必要で、探して歩くルートは日影で湿度のある冷え冷えとした場所ばかり。 万全の防寒装備が必要です。

 他にはどの辺りにできるかは、秘するが花ということで・・・。 撮影の為に柵の奥に踏み込んだり足元の植生を踏みつけたりせず、マナーを守っての観察・撮影をお願いします。

 今回は「〇〇のような・・・」キャプションはやめておきます。 
 見ているうちにだんだんと「氷の女王」に魅入られて身も凍って来そうになりますので、是非、暖かいお部屋でご覧ください。

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 氷の華「シモバシラ」堪能していただけたでしょうか? 
寒くなってしまった方は、暖かいココアや甘酒でも召し上がってくださいね。


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2017年12月17日

ホシゴイその後

 ゴイサギの子のホシゴイも少し大きくなって何処に行ったかなぁと探してみると、木の上に上がって首をうずめて寝ているようでした。

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 でも、よく見ると、首の向きを変えたり、

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 体の向きも変えたり、少しずつ動いているのが分かります。  
 木の所為か、背中に哀愁を帯びてます? 寂しいのかな?

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 お父さんやお母さんらしきゴイサギは少し離れた木の上に居ました。 巣立ちした子には干渉しない主義なのかしらん。 

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 こちらは橋から見える明るい場所で、得意げに羽を広げたり胸を張ったりして人々の目やカメラを集めていたカワウです。 カメラ目線を決めたり、ポーズを決めたり、夜行性のゴイサギに比べると、サービス精神旺盛で何だか陽気な性格に見え可笑しかったです。


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ぶらり江戸散歩「遠藤家・井政」将門公復権の要

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 母方の氏神様である神田明神のすぐ左の宮本公園(茶道江戸千家発祥の地)に、関東大震災後に建てられ戦火にも焼かれずに残った「遠藤家」の木造建築が2008年に移築されています。 今はビルになってしまった神田の祖母の家の平屋の木造の匂いまで思い出し懐かしさが込み上げてきました。

 神奈川県鎌倉の材木座でご公儀御用達の材木仲買商だった遠藤家(材木商としての屋号は「井政」で当代で17代目)は、江戸城築城の為の木材の集荷を命じられ神田へ移り住みました。 この時鎌倉の材木職人も一緒に移り住んだことから、その周辺は神田鎌倉町(現 内神田1丁目)と呼ばれていたそうです。

 神田鎌倉町は氏子中で最も「将門塚」に近く、遠藤家は代々「将門塚」をお守りし、「将門塚保存会会長」「神田明神氏子総代」などを歴任、明治期に神田明神のご祭神から外されてしまっていた将門公の復権に力を注ぎ、昭和59(1984)年、遂に将門公のご祭神復帰を成し遂げてくださいました。 

 普段は非公開ですが、お雛祭りなどの行事の期間は見学することが出来ます。

 詳しくはこちらのHPをご覧ください。
「井政」

【千代田区指定有形文化財】 
 この建物は、江戸時代より神田鎌倉町で材木商を営んできた遠藤家が、関東大震災後、昭和初期に建てた店舗併用住宅です。伝統技術を受け継いだ職人たちが、腕によりをかけ、銘木や良材をふんだんに用いて建てています。幸いに戦災で焼失することもなく、都心部の木造住宅としては貴重な存在として残りました。

当初は平屋建てでしたが、昭和29年に一階の一部と二階を増築しました。また、昭和47年に神田から府中市に移築する際に、状態の良い部分を残し、さらに増築を行なっています。

 2008年、府中市から神田宮本公園へ再移築するにあたり、府中時代は店として利用せず畳敷きにしていた部屋などを、かつての姿に復元しています。

 神田明神の氏子総代であり、生粋の江戸っ子だった遠藤家の亡き先代の意志を受け継ぎ、「都心の子供たちが日本文化に触れる場所にしたい」と、江戸文化・伝統行事の紹介や講座、貸室などに使われています。


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「直虎」終わったよ

 一緒に見始めた「直虎」が
 今日、終わったよ。
 鶴が可哀想過ぎて
 もう見るのやめようかな
 なんて言ってたけど
 とうとう最後まで見続けて
 結婚もせず子もなさず
 人々の為に生き
 志を次世代に伝えた直虎に
 何度も励まされて来たよ。
 
 あなたが楽しみに見ていた
「ごちそうさん」も
「名探偵ポワロ」も
 退院したら一緒に見ようと
 録画しておいたまま。

 「ひよっこ」も一緒に見て
 笑ったり泣いたりしたかったなぁ
 
 あなたが知らないドラマが
 増えていかないように
 話しかけるから
 時々はそっと応えてね
 
ラベル:大河ドラマ
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2017年12月16日

ぶらり江戸散歩「湯島聖堂・楷の木」

 うっかり屋根ばかり見上げていて書き損なっていましたが、湯島聖堂には森林インストラクターとしては書いておきたい特別な「樹木」がありました。 

 山東省曲阜にある孔子の墓所「孔林」に弟子の子貢が植え、学問の木とも呼ばれる「楷の木(カイノキ)」のことです。 カイノキはここ湯島聖堂はもとより、各地の孔子廟に植え継がれており、牧野富太郎先生は「孔子の木」と命名されています。

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 悠然と枝を伸ばした姿が素晴らしいのですが、残念ながらお手入れがされて枝が大分切り詰められており分かりづらいかもしれませんが、

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 羽状複葉(頂小葉が無いのも特徴)の小葉が対生で整然と並んでいる様子、枝振りが直線的直角的にきっちりとしている様子が、書道の「楷書」という言葉の元になったと、湯島聖堂の「楷樹の由来」には書かれていました。 

 先に「楷書」の言葉があり、その書体に因んで「楷の木」とされたと書かれているものも多いですが、どちらが先なのでしょう。 私としては、自然の風に学んだということで「楷の木」が先であって欲しいという気持ちです。 下に湯島聖堂にある由来書を掲げておきます。(一部緑字 山桜加筆)

楷樹の由来

【楷 かい】 トネリバハゼノキ ウルシ科
 (別名:爛心木/ランシンボク、楷樹/カイジュ、南蛮櫨/ナンバンハゼ、孔子の木/クシノキなど) 
 学名 PISTACIA CHINENSIS. BUNGE
    (ピスタチオ・ナッツと同属近縁です)

 楷は曲阜にある孔子の墓所に植えられている名木で初め子貢が植えたと伝えられ、今日まで植えつがれてきている。 枝や葉が整然としているので、書道でいう楷書の語源ともなったといわれている。
 
 わが国に渡来したのは、大正四年 林学博士 白澤保美氏が曲阜から種子を持ち帰り、東京目黒の農商務省林業試験場で苗に仕立てたのが最初である。 これらの苗は当聖廟をはじめ儒学に関係深い所に頒ち植えられた。 その後も数氏が持ち帰って苗を作ったが性来雌雄異株であるうえ 花が咲くまでに三十年位もかかるため、わが国で種子を得ることはできなかったが、幸いにして数年前から二三個所で結実を見るに至ったので 今後は次第に孫苗がふえてゆくと思われる。

 中国では殆んど全土に生育し、黄連木、黄連茶、その他の別名も多く秋の黄葉が美しいという台湾では爛心木(ランシンボク)と呼ばれている。 牧野富太郎博士はこれに孔子木と命名された。

 孔子と楷とは離すことができないものとなっているが、特に当廟にあるものは曲阜の樹の正子に当る聖木であることをここに記して世に伝える。

 昭和四十四年己酉秋日  矢野一郎 文


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【湯島聖堂の周りの「築地塀」】
 江戸の錦絵などにも描かれている横縞が特徴的なこの築地塀は、土と瓦が交互に積まれた上に屋根が葺いてあります。 時代劇の舞台としても昌平坂、昌平坂学問所(昌平=孔子の生地魯の国の昌平郷に因む)として度々登場し、江戸の世にタイムスリップした気分に浸れて好きな場所です。
 塀の基礎の隙間から生えていたのは【イタビカズラ】クワ科イチジク属  イタビ=イヌビワのことです。 昔の人は、実の形が似ているビワ(バラ科)とイチジクを混同していたのかもしれません。 イチジクの仲間なので傷つけると白い乳液が出ます。 


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2017年12月15日

ぶらり江戸散歩「湯島聖堂・シャチホコ」

 さて、駿河台の方を散歩した後、聖橋を渡って湯島台に入るとすぐ右手が、恥ずかしながら不肖 山桜が最初に七五三詣をいたしました「湯島聖堂」です。

 『なぜ湯島聖堂で七五三?』 実は氏神様の神田明神へ詣でるつもりが父が駐車場を間違え、こちらに先に来てしまったというのが真相です。 お陰様で孔子さまのお導きか、成果はともかくとして勉強するのだけは好きになったようです。

 何度も訪れているのに、この日は妙に大成殿(孔子廟正殿)の屋根の上のシャチホコ?が金色に光っていて気になりました。 綺麗に磨かれたらこんなに光るんですね。 よくよく見ると、なんだか豪快に水を噴き上げてるじゃありませんか!

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大成殿を裏から見た時のお姿です。

 調べてみると、鯱(シャチホコ)の一種ではありますが、

「鬼(ケモノ篇に犬)頭」=キギントウ という聖獣で、

龍頭魚尾・二脚双角、頭上より潮吹きという姿。
その噴水力でもって火除けを担っているのだそうです。

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引いて仰ぐとこんな風です。 屋根の両端に頭を外側にして鎮座しています。

「湯島聖堂」についてのもっと詳しくはこちらへどうぞ
史跡「湯島聖堂」HP

*孔子廟のカテゴリーは「神社・仏閣」ではないのですが、お目こぼしください。 「宗教・哲学」とすればよいでしょうか・・・。 他にもカテゴリーに当て嵌めるのが、難しい時がままあります。


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