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2024.10.13 埼玉県高坂
♪知〜らな〜い町を〜歩いて見〜た〜い
「カビ・きのこ・粘菌研修」の後、美味しいお蕎麦を頂き気分良くバスに乗って高坂駅へ・・・の予定でしたが、折角全く知らない町へ来たのだし、余りにも良いお天気だし、
『歩けない距離じゃないな〜♪』
と、スマホの地図を頼りに歩き出すと、秋の空は青く高く風爽やか・・・最近短くなってしまった秋を一人ぶらりと満喫しました。

のどかな景色・・・こんなに広いのに誰にも会わない。と思いきや、大好きな植物に出会えました!
イシミカワ 石実皮/石見川/石膠 タデ科イヌタデ属

紫・青・ピンク・白緑・・・この美しい色の変化と調和は、ノブドウの果実と双璧ですよね。
この色づいている部分は萼片が多肉化したもので、中に黒い種子が包まれています。

果序(花序)の下には、お皿のように丸い苞がついていているのもカワイイ

色づき方は様々で、下からとも上からとも限らないようです。陽当たり具合にも依るのかな?

とまっている緑の平たいカメムシみないなのはナンダロウ?

鏃のような三角の葉。葉柄は蓮の葉のように葉の裏面から伸びています。葉柄にも茎にも蔓を引っかけて這い上がっていくための下向きの棘がびっしりついています。生えて欲しくない所に生えた場合、非常に厄介者でしょうね。

花序の下の苞葉も葉の下の托葉も茎が真ん中を突き抜けているのも面白い。独特な個性が光り、一度見たら忘れられない植物。
名前の由来は諸説あり、はっきりしないそうです。
・石の用に固い実が皮に包まれている。
・かつて大阪の石見川で採れたものが薬効が高いとされた。
・南方熊楠が柳田国男にあてた手紙に、
「この草を用い薬とし、威神膏とか一心膏とか名づけたるより、イシンコウ、イシミカワと転訛したるかと察し申し候」とあった。
・東北地方の骨折の民間薬で膠のように骨に貼ったから。(他の植物と誤認されたとも)


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