2026年01月16日

藍染「抜染」 枝垂れ桜 のれん

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2026.01.16 FIT 草木染め

12月に藍で濃く染めた暖簾(切って縫って作成して下さったのは、勿体なくも有り難きO講師)に、約一ヶ月間、あれこれ思いを巡らせあたためてきた図案がいよいよ形になる時がやって来ました。

切り抜いた型を置き、抜染糊を塗って白く抜いていきます。
(O講師作例 撫子)
PC090069 藍染 抜染m.JPG

構図(型の置き方)下描き     部分下描き
260115123307199 藍染 抜染 のれん下書きs.JPG 260114210640217  藍染 抜染s.JPG
一枝分の型を4回使い、内一枝は反転して使おうという算段。
暖簾はくぐってナンボですから、枝垂れ桜にしてその下をひょいっとくぐろうかと・・・。 

さて、どこを白くするか、青く残すか・・・どこを切り抜き、どこを残すか・・・切り落としてしまわないように、ところどころ橋渡し部分をどこに掛けて残すか、う〜ん・・・ 

慣れている版画の切り(彫り)方とは逆になるので考えている内に頭が混乱!もう最後は間違って切り落とさないように「トル」、「ノコス」、とパーツ毎に書き出し、切り出しナイフを持って型紙を回しながら取っ組み合う内に、もう細かい所が見えないのでかぶりつきの棟方志功のようになってました。疲れた〜

無事に切り抜いた型      紗をカシュー塗料で貼る
260115131357853  藍染 抜染 のれんs.JPG 260120134813645  抜染 型 紗がけs.JPG
やっとの思いで切り抜いた型の細かい部分が取れたりめくれたりしないように、紗を貼り付けます。カシュー塗料(ウルシの仲間のカシューナッツの殻から抽出したカルダノールが原料)をシンナーで希釈したもので貼り付けるのですが、これが猛烈に臭くて頭がクラクラ・・・。

刷毛が足りなかったので、プラのスプーンで塗っていたら、そのスプーンが溶けてきてゾゾゾとしました。シンナー恐るべし。私達は外出作業しましたが、乾燥時に部屋で吊す際にも換気必須です!

切り抜き終えた型紙
260115160133702 抜染 のれんm.JPG

藍で染めたのれんの下地      紗を貼った型紙を乾かす
260114223825626  抜染 のれんs.JPG P1160696 藍染 抜染s.JPG

型を置いて抜染糊(ブルーベリージャム色)を塗り、型を取ったところ
P1160694 藍染 抜染m.JPG
肝心の抜染糊を塗っているところは、均等に抜けるように急いで型を4回置き直し、4回目の前には抜染糊を洗い流して反転させて置かねばならなかったので、とても写真を撮る余裕はありませんでした・・・。 

真ん中の分かれ目の上の花が途切れないように、ピチリと生地を寄せ気を配って塗りました。

こちらも手が離せな刈ったので写真ナシですが、糊を水で洗い流します。糊が落ちても未だ赤茶色ですが、ソーピング剤に浸すと真っ白に抜けていきます。

練習時のソーピング 
P1160698 藍染 抜染 ソーピングs.JPG
練習の時は、アルミネット枠を使い厚塗りし長く置いた為か、滲んで柄がぼやけてしまいました。この失敗を生かし、本番は薄めで手早く作業。

綺麗に白く抜けました〜! やった〜!!
P1160703 藍染 抜染ml.JPG
花びらが舞っている部分は、糊を零した部分のごまかしです。
糊を零しながら、以前、ブログ仲間で書のご指導も賜っていた桃里先生に「糊こぼし」という椿の和菓子を送って頂いたことを思い出しました。赤い椿の花びらに白い部分が混じっている意匠でした。銘も洒落ていて、とても美味しかったなぁ
2011.03.03 春を呼ぶ「糊こぼし」
 もう15年も前の記事なのですね。この頃は本当にコメント欄も賑やかで楽しかったなぁ 皆さん、お元気でしょうか? 鎌倉とんぼさんは空の上で雷様とご一緒かしら。春雷が待ち遠しいです。

他の皆さんの作品もそれぞれの個性が出ていて素敵です♪
260116144229654  抜染 のれんml.JPG

260116144209757  抜染 のれんml.JPG

アイロンかけて、我が家に吊しました♪
P1190705  抜染 のれんam.JPG
久し振りに草木染め研修に参加させて頂き、お陰様で10年越しの卒業制作を仕上げることが出来ました。

藍染には様々な手法があり、なかなか思い通りに行かなかったり、予想外の思ってもみない柄が出たり、それはもうそれでとても楽しいのですけれど、卒業制作は思い描いたとおりに仕上げたいと願っていたので、自分なりにそれが叶い、何とも言えない達成感を久々に味わう事が出来ました。

大きな心で受入れてくださった講師の皆さん、気持ちよく仲間に入れて下さった現役生の皆さん、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。

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2025年12月09日

藍染「雪花絞り」

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 10年前、FIT1年生で受講した「草木染め講座」の卒業製作「藍染の抜染」の日、大雪で交通マヒ、講座はキャンセルに・・・。以降、機会を逃し続けていましたが、この度漸く参加が叶いました!

 講師の優しいご配慮で現受講生との顔合わせと藍のれんの下染めも兼ね、一回前の「雪花絞り」講座にも参加させていただきました。

2025.12.09 FIT草木染め講座「雪花絞り」

布を蛇腹に正三角形に折りたたんで正三角形の型で挟んで、頂点や底辺を部分的に染めていくので、開いた形が「雪花」=「雪の結晶」模様になります。正三角形以外にも、四角や二等辺三角形なども用いるバリエーションもあります。

やり方はまたの機会に・・・今回は作品だけですみません(。。;)

10年前に雪の結晶模様は作ったので、今回は少し違う模様に挑戦してみました。
251209114012628 雪花絞りm.JPG
偶然が織りなす模様の面白さも勿論楽しいのですが、思った通りの模様に染めあげる技も身につけたいのです。

こちらは現役受講生の皆さんの作品
PC090067 雪花絞りm.JPG
風の強い日で煽られてしまいました〜

藍で濃く下染めした暖簾
PC090070 藍染 のれんm.JPG
おむつとジーンズが干してあるみたいですね。いや、この模様が「おむつ」に見える世代は、私達がぎりぎり最後でしょう。

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ラベル:藍染め 雪花絞り
posted by 山桜 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 草木染 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年01月17日

四季の草木染教室



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 久しぶりに「四季の草木染教室」のお手伝いに参加して来ました。 厨房での染液の煮出しで植物エキス蒸気浴をしたり、参加者の皆さんの作品をアイロンがけしながら鑑賞させて頂いたり、山登りとは違う楽しいひと時でした。

 同じ植物の染液を用いて、2種の媒染剤(鉄、明礬)によって色を染め分けています。
後ろの灰色の染は、シャリンバイの鉄媒染だったかな・・・既に記憶が曖昧でごめんなさい。

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茶系はカシワの葉(暗色が鉄媒染、明色が明礬媒染)

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赤系は西洋アカネ(暗色が鉄媒染、明色が明礬媒染)

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東袋に縫う為にアイロンで乾かして三つ折りにしたところ

短い時間でも、皆さんそれぞれの個性が光る素敵な作品が揃いました。
posted by 山桜 at 21:00| Comment(0) | 草木染 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月23日

「染の小道」落合・中井

「森の草木染教室」の研修で、新宿区落合(西武新宿線/大江戸線・中井駅周辺)の「染の小道」見学へ行ってまいりました。 協賛している商店街の店先を「のれん」で飾る「道のギャラリー」と、妙正寺川に「反物」を架ける「川のギャラリー」で中井駅周辺は職人さんたちの染物作品で彩られていました。

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「二葉苑」の工房では、型染め見学
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いろいろな型枠、道具類

あちこちの店先を飾る「のれん」には、お店への思いが込められているようでした。

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お寿司屋さんの暖簾

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「藍染」の暖簾たち

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赤塚不二夫先生お気に入りの洋食屋さんの暖簾、折角素敵な柄なのにエアコンの風に煽られてしっかり見られず残念でした。 

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キャベツ畑・・・よく見るとモンシロチョウやアオムシくんも

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大海原からジャンプするシロナガスクジラの身体は大勢の海の仲間から形作られていました。 オリーブオイルとオリーブの木

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学生さんの優秀作品の素敵な色合いに誘われて・・・よ〜く柄を見てみたら、ウーパールーパーたちでした! 型にはまらない若い新しい発想っていいですね。 トウキョウサンショウウオの保護活動をされている先輩もいっしょでしたので、その可愛さに共感し盛上りました!


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posted by 山桜 at 22:06| Comment(4) | 草木染 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月25日

森で藍染め体験

 パウロの森の畑で育て収穫して干して保存してあった藍を使って、草木染体験のイベントがありました。 今年は収穫の時期が遅れ花が付いてしまったので、花や茎が混じらないように葉だけを取るのがなかなか大変でした。 なにせ霜が降りるような寒さの中でしたので手もかじかんで・・・

 それでもこうしてズラリと並んで干された作品を見ると、裏方仕事のことも吹き飛びます。

 竃で温められた染液に布と手を浸すと、ホッとぬくもりが・・・ 隣の竃では、お昼の豚汁の準備もされています。 薪の燃える音、匂い、暖かさ・・・いいですよね〜 こうして火を焚いて活動できる森はなかなかありませんので、私たちはとても恵まれた環境にいることを感謝して、大切に森の手入れを続けています。

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 色々な手法の絞り染め、板締め染め、村雲染め、段染めの中から好きな染め方を選んでやっていただきました。

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 村雲染めと段染めには収穫した藍を煮出した染液を、絞り染めと板締めにはインド藍を使いました。 染める布地の種類(素材、織り方など)や染液への漬け方などで色合いもさまざまに変わります。

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熱々の豚汁(当日は撮れず、他日の写真ですが・・・)

 なかなか一度では、思い描いた通りにはいかないもの、参加された方々の心の中には既に次回への構想が膨らんでいるようでした。

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作業小屋の軒に干された藍と唐辛子(10月)


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ラベル: パウロの森
posted by 山桜 at 00:00| Comment(2) | 草木染 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年06月12日

桃の幼果で草木染

ケロが家に帰って来ていた時に、しげしげと私の顔を見て、
「ちょっと重いんじゃない?」
と言っていたので思い切って髪の毛を切ったら、何だか身が軽くなってメンドクサイと感じて延び延びにしていたことに手を出しました。

この冬、とても庭まで手が回らず剪定もせず放置した為、枝垂れ桃の木が傾く程、伸び放題の枝に実がなり過ぎてしまいました。 このままでは危ないので頑張ってハシゴと鋸を持って主幹を半分ほどまで切り倒し、枝を降ろして始末。

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その時に大量の青い桃の実が落ち、捨てるのも忍びなく拾い集めたのですが、ネットで調べてもそう美味しいものではなさそう。 
「桃の実はやがて赤くなるのだから、色素を持っているのでは?」
「これだけの量があれば草木染に使えるかも?」
ついつい、やってみる気になってしまいました。

それからが大変・・・そのまま煮出しても色は出そうにないので、一つ一つワインの瓶で叩き潰し・・・その様子はきっと傍から見たら鬼婆の形相だったかも・・・筋肉痛になりましたけれど、結構なストレス発散にもなりました。 それを煮出した染液はこんな濁った色でしたが、
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シルクとレーヨンで織られたスカーフ、等間隔に紐で縛りを入れてみた帯揚げの白生地を漬けてみました。 染液からあげて何度も水洗いをしていると濁った黄色味が抜けて、桃の精のような仄かなピンク色だけが浮き上がって来て、嬉しくなりました。
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その時、このピンク色は、実では無くて種の部分の色では? と気づき、今度は種だけを取り出して、更に種を砕いてもう一度煮出した染液に漬け、媒染剤は、最初はミョウバン液、次はもっと赤味を出したいので桃と同じバラ科のリンゴ酢に漬けてみました。 それを何度か繰り返して・・・
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濁りが出なくなるまで綺麗に洗い上げると、シルクの部分が桃色に染まり、レーヨンは薄くしか染まらないのでチェックの柄が浮き上がって素敵です。 帯揚げの縛った部分も白く残って
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「桃の種染め」スカーフと帯揚げ、一日立ちっ放しで食事も忘れて頑張った甲斐のある出来上がりでした。
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 主人は、これを身につけた私を見たらなんと言ってくれたかな・・・全く何をやっているのかと呆れながらも面白がって見てくれてますね、きっと。
ラベル: 草木染
posted by 山桜 at 00:00| Comment(4) | TrackBack(0) | 草木染 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする